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2010年09月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
「今は必要性を感じない」、津南・上村町長が副町長人事で  9月3日号
 就任から2ヵ月を迎える津南町の上村憲司町長(61)。関心が集まる副町長人事は、依然として「音なしの構え」だ。先月24日開いた上村後援会役員会納涼会で、この副町長に触れた。上村町長は「今のところ、(副町長不在で)不自由も不都合もない。私のトレーニングとしてすべての問題を私の所に持ってきてくれと職員には言っている。今すぐに副町長を決めなければならない状態にはない」。9月議会にも提案しない方針だ。副町長設置の是非が住民間にも出ている。
 

 「置く必要がないなら、それだけ町予算が軽減される。だが、本当に町長1人で公務をこなせるのか。それを職員がカバーできるのか。その辺がポイントだ」。先の町長選で上村氏を支持した50代男性は話す。その町職員と上村町長との関係で、新たな取り組みが始まっている。8月初めから課長会議を毎月2回、班長会議を毎月1回開いている。両会議とも上村町長も出席する。これまでの小林町政では、課長会議は議会定例会前や懸案事項が生じた場合、随時開いていた。
 

 特に重視しているのが班長会議。「現場の実務を直接担当するのが班長クラス。この職員の意見が津南町政の原動力になる。どんどん意見を出してほしい」と上村町長は期待感を寄せる。
 一方で、早急な副町長設置を求める声もある。「町を代表する町長が不在の場合、代わって決済権限を持つ人がいないというのは、行政執行上、好ましくない。公式行事などで町長代理が課長職ではしょうがない。副町長人事は、その時のトップの行政姿勢の一つでもある」と町行政に詳しい60代男性は話している。
 

 上村町長は、県議20年の経験を持つ。議会人と行政のトップでは、その立場は全く逆。就任後、課長会議、班長会議を月例活動として開いているなか、「課長会議では、多用なテーマで意見を交わしたいという意欲的な意見も出ている。職員のやる気の表れと見たい。今は副町長を置く必要性を感じていないが、同時に今は私自身のトレーニング期間を考え、すべての問題を私の所に持ってきてほしいを職員には話している」と副町長人事への基本的な取り組み姿勢を見せている。なお、教育長人事も同様に9月議会には提案しない。ただ今後、統合問題が再熱する情勢で、教育長人事の必要性が高まっている。

写真・先月24日の上村後援会役員会で。ニュー・GP津南

クロス10、キネーレを大改修、芸術祭拠点に、誘客効果ねらい  9月3日号
 大地の芸術祭作品でもある越後妻有交流館キナーレと十日町地域地場産業振興センター・クロス10の大幅改修する計画を先月31日、関口市長は議会全協で発表した。キナーレは大地の芸術祭ミュージアムなどへ全面改修し、誘客要素が高い芸術祭の拠点にする方針。クロス10は、特産販売面性を拡充し、食堂部門に力を入れ、スペースを拡大。さらに和装工芸館をキナーレから移す。各所で人気の野菜直売コーナーも常設する考えだ。9日からの9月市議会に補正予算を提案する。
 

 キナーレは3年前に改革検討委員会を設け、今年3月まで協議してきた。同検討委の提言を元に全面改修の方向を出した。
 それによると、施設イメージを大地の芸術祭に統一し、同施設そのものが芸術祭作品としての本来の機能を明確にし、これまでの芸術作品の設置など芸術祭ミュージアムを同2階回廊に設ける。
 一方、隣接の温泉施設「明石の湯」は芸術祭ミュージアムと連動させ、温泉で長時間滞在できる施設要素を新設し、収益アップをはかる。現代アート作品の露店風呂も作り、仮眠室、フリールームなども設ける。
 

 一方、クロス10は、特産販売を従来の約2倍、9百平方bに拡充し、キナーレ2階の和装工芸館を移設。食堂部門に特色を持たせ、従来の倍の80席に広げ、個性ある食堂にする。一方で実演試食販売コーナーと共に野菜直売も常設するなど、大幅な改修を計画し、集客効果を高める意向だ。

写真・大改修を計画するクロス10(左奥)とキナーレ

15年余の外国駐在、ボリビアに本大使夫人・渡邉恵子さん(津南出身・60)に聞く  9月3日号
 2年10ヵ月駐在したブラジル・レシフェの領事館生活を終え先月27、28日、生家の津南町大割野、瀧澤家(瀧澤酒造)に帰った。一泊二日の我が家。ちょうど大割野祭り。久々に地元の祭り囃子を聞いた。
 夫・渡邉利夫さん(62)は今月下旬、ボリビア日本大使館の大使として赴任。ブラジル同様、夫婦で赴任する。ボリビアの首都・ラパスは標高3千bの高地にある。「2度目の赴任です。慣れていない人は飛行機から降りて、すぐに具合が悪くなるようです。海がすぐ近くで温暖のレシフェから、今度は一日の気温差がある高地です」。年末には、ボリビア政府関係者や各国大使など3百人余を招き、大使館公邸でナショナルデーパーティーを開く。「天ぷらとお寿司が人気です」。赴任先には日本料理シェフが同行し、日常の料理も作る。

 
 紹介された相手が南米担当の外交官・利夫さん。「スペインから帰ったばかりの頃でした。誰か相手がいないかと私の所に来たようです」。27歳で結婚。夫婦での初任地はペルー。ここで長男、次男が誕生。ボリビアで三男を妊娠し帰国後、津南で出産。それから家族での海外生活が始まった。
ワシントンが家族5人での初赴任地。「下の子は幼稚園、上2人は小学校。着いた翌日から小学校へ行きました。言葉も何も分からないままでしたが、子どもたちは自分で何とかしようとしましたね。最初はトイレにも行けず、我慢したようです」。子たちはすぐに言葉にも慣れ、友だちもできた。
ワシントンは1年。次は中南米コスタリカ。その後4年半、南米暮らし。「長男の中学入学を機に私と子どもたちは日本へ来ました。主人の単身赴任の始まりですね」。子たちが中学、高校、大学の間は、恵子さんもかつて就いていた特許庁関係の仕事をした。子たちが自立し、再び夫婦赴任となったのがブラジル。
サッカー処のブラジル。「今年のワールドカップ期間中、お店も銀行も学校もみんな休みでした。タクシーを呼んでも来ないし、病院のドクターも不在、交通事故があっても警察がなかなか来ないなど、本当にサッカー王国です」。そのブラジルが次回のW杯開催地。オリンピックも開かれる。


 各国を回るうちに、その国の言葉が身についた。スペイン、ポルトガル、フランス、そして英語。語学学校にも通ったが、生活と共に身についた。通算15年の外国生活。「そうですね、日本という国を見る機会になっていますね。日本の良さが分かるようになりました。最初の頃に比べ、外国の人たちの日本への理解度は格段に広く、深まっています。特に南米では日本が好きな人が増えたように感じます」。
 日本のアニメとコスプレは特に関心が高い。「若い人たちの関心がすごいです。アニメを通じて日本文化を知り、興味が深まっているようです。アニメの登場人物を真似るコスプレもすごい人気です。そのコスプレを使い、防犯や社会運動を広めたりしています。インターネットの普及で世界が近くなりましたね」。日本への憧れも多い。「ブラジルでは地球の裏側が日本。日本は遠い国、憧れの国。これは移住した日本の先人たちの苦労の賜物でしょう」。
 

 外国で役立ったのが4歳から習った日本舞踊。亡き島田初枝先生に習った。「日本文化を紹介する時、きもので踊ります。島田先生のおかげです」。南米の日本への関心はとても高い。
 だが、「日本は夜、女性が独りで歩いても安全です。それは日本という国だからで、外国では通用しません。やはり安全に暮せる日本がいいですね」。
 今月28日、ボリビアの首都・ラパス日本大使館に着任。「うち(瀧澤酒造)の苗場山で乾杯しようかしら」。標高3千bの大使公邸で、夫婦生活34年目がスタートする。

栄村の「囲碁」が熱い、大会に全国ら80人、石田本因坊をゲストに  9月3日号
 プロ中のプロと呼ばれる囲碁棋士が栄村に―。全国の愛好者が集う第4回栄村長杯囲碁大会は29日開いた。28日の交流会は囲碁界で「コンピュータ」の異名を持つ24世本因坊・石田秀芳氏と吉岡薫7段のプロ2人が参加。5面打ちで20人余と対局、国内トップレベルの打ち方を伝授。松本市から参加の加藤遼さん(63)は「囲碁の世界で知らない人はいない石田先生と対局できるとは思わなかった。もう感激です」と奥深い妙手を学ぼうと一挙一動を真剣に見入っていた。
 

 2人のプロを招いたのは同大会主催者の柳秀雄さん(75、青倉)。栄村移住6年目、囲碁で地域を元気にしたいと同大会をスタート。4年間で新潟や長野、大阪、神戸など全国から80人余が参加する大会に育てた。大会前日は交流会を開き、宿泊効果も生み出している。柳さんは石田氏の囲碁道場の門下生で10年余の親交があり今回の来村が実現。「石田先生も来てくれ、今年の参加者は過去最多。来年も先生を呼び、もっと栄村を全国にアピールできれば嬉しい。この大会、ずっと続けるよ」と柳さんは笑顔。囲碁がつなぐ栄村ファン、まだまだ増えそうだ。
 

 ◆大会結果《Aブロック・アマ6段以上》@関口亮(長岡市)A島村昌宏(大阪市)B浅江季高(同)《Bブロック・アマ5段以下》@堀行(十日町市)A松野和則(中野市)B斉藤幸英(埼玉県)

人間ドックの拠点に、上村病院ゆあーず、専門医資格も所得  9月3日号
 「質の高い人間ドックの提供を」と中里・上村病院(上村晃一理事長)では、上村理事長が今年1月、日本人間ドック学会から専門医の資格を取得したのをはじめ先月、北海道旭川市で開かれた第51回日本人間ドック学会学術大会で健康増寝室ゆあーずの職員2人が研究成果を発表するなど人間ドックへの取り組みを活発化している。今後、県内3カ所目となる「人間ドック機能評価認定施設」の認定を得て地域の予防医療の拠点にしていきたい考えだ。
 

 上村理事長が取得した「専門医」は同ドック学会が公認するもので、文字通り人間ドックを専門とする医師と認定するもの。県内では10人余りの医師が取得している程度。また上村斉院長も3年前に同ドック学会から人間ドック健診情報管理指導士(人間ドックアドバイザー)の資格を取得している。こうした医師の資格はじめ職員の資質向上をと先月26、27日には宮沢裕子健康管理室長と村山友木保健師の2人が北海道で開かれた同学会で研究成果を発表、高い評価を受けた。
 

 同ドック学会は、全国から3千人の医療関係者が参加するビッグ学会。研究発表は60余りの分科会で行ったもので、宮沢室長は「日常身体活動と骨粗鬆症」をテーマに「日常生活の中で身体活動を高めることで骨粗鬆症を予防することができる」と介護職員と一般職員の骨密度の違いをデータで示しながら発表。また村山保健師は、メタボ対策として対象者自らの目標設定と家族を巻き込んでの取り組みの大切さを強調した。
 
 上村理事長は「人間ドックというと病気発見のためといわれるが、ここでは予防医療として地域の健康づくりに役立てていきたい。さらに質の高い人間ドックを提供していきたい」と話している。

ロンドンから映画作りに、十日町市で学生らが  9月3日号
 ○…「十日町は思っていたイメージにぴったりですね」。ロンドンのフィルムスクールで映像を学ぶ英国人学生らが、卒業制作の短編映像を撮影するため先月30日から5日まで、十日町市小白倉に滞在。里山の集落やゴルフ練習場などで撮影。「日本の農村景色に感動です」などと話し、制作に汗を流している。
 

 ○…撮影チームは同スクール生4人に、新潟市の国際映像メディア専門学校の生徒5人が協力。短編映像は約15分で、東京で働いているブラジル人女性が恋人の足跡を追って十日町市を訪ねるという内容。スクール生のひとりで監督のクララ・クラフト・磯野さん(34)は夫が日本人で、ワークショップ参加で同市を訪れた経験もあり「山に囲まれた地形が独特で印象的」と話している。


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