お問い合わせへジャンプ!
広告掲載のご案内へジャンプ!
購読のご案内へジャンプ!
トップページへジャンプ! 今週の津南新聞へジャンプ! テーマ別掲示板へジャンプ! なんでも掲示板へジャンプ! 妻有に生きるへジャンプ! ねっとわーくへジャンプ! リンク集へジャンプ!
home > 今週の津南新聞トピックス

2018年09月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
シルク産業で50億企業に、きものブレイン  9月22日号
 新たな絹産業の創出に取り組み、化粧品やサプリメント分野の新商品開発を打ち出し、きもの産業のすそ野を広げている十日町市の「きものブレイン」は14日、業績発表会を開くと共に恒例の納涼パーティーをラポート十日町で開き、取引先や従業員など2百人余が集い、懇親や交流を深めた。挨拶に立った岡元松男社長は「みどり繭の商品が実現し、化粧品やサプリメントなど新たな絹商品分野に進出している。将来的には50億円企業をめざす」と同社の将来像を掲げ、業績アップをアピールした。
 きものブレインは障がい者雇用でも先進的な企業で、雇用率13・04%と県内企業のトップクラス。さらに今春には新たに「絹生活研究所」ブランドを立ち上げ、自社特許の飼育環境で産出される絹を活用し、化粧品やサプリメント分野の新商品を開発、全国販売するなど意欲的な営業を展開している。
 岡元社長は「1983年に業界初のきもののアフターケア分野を立ち上げたが当時、きもの業界は売れなくなっては困ると言われたが、きもの産業を伸ばすためにはきものアフターケアは必要と取り組み、皆様のご支援で32期を迎えている」と感謝。さらに「きもの文化村構想の実現に取り組む。若い人材が育っており、十日町がシルク産業文化都市となるようにチャレンジし、50億円企業をめざす」と目標を掲げた。2018年7月期で26億7千万円の売上実績で、妻有地域のリーディングカンパニーに成長している。納涼交流会のライブ演奏ではジャズバンド・ゴールデンエールズが今年4月死去した岡元真弓副社長に想いを馳せる「セプテンバー」を演奏し参加者で偲んだ。

大地の芸術祭・総合プロデューサー・北川フラム氏語る  9月22日号
大地の芸術祭の創設者、
総合ディレクター・北川フラム氏は閉会式後、取材に応じた。
 ――前回以上に外国からの来訪者が増えた。
「外国からを含め来られている人も、作品の見方も、受け入れ側も、もちろん作品も、厚くなってきている。それにより妻有にいろいろな可能性がもたらされている印象を受けている。特に外国からの人たち、アジア圏が急増し、これはすごい。それは大地の芸術祭が、アジアの農村再生などいろいろな意味でのモデルになっている証し。中国では各地で芸術祭的な取り組みが始まっており、視察も相当来ている。
――大地の芸術祭が山間地などの再生モデルになっているが課題は。
「芸術祭が外国でも地域再生のモデルになっているので、いろいろな分野で、レベルを高くやらないといけなくなっているのが課題。作品は地域に合ってきており、それはいいが、ツアーなど受入れ側の課題、サポーターの確保など、いろいろな分野でレベルを上げていかないといけない。この暑い夏、気候変動でも前回並みの人が来ていることは、これまでの蓄積の成果。その積み重ねが妻有の財産である」
――2020東京五輪との関係はどうか。
「関係ない。大地の芸術祭は地域づくりである。地域づくりは長い取り組みであり、東京五輪とは別で、意識しないでやっている。この芸術祭が出会いの場になっている。前半のサポーターなどは圧倒的に外国の人たちが多かった。作家も来る人たちも、ここでの出会いを求めてきている。その傾向が回を重ねるごとに強くなっているように感じる。越後妻有に行けば、面白い作品と出会いがある、それが世界的に広まっている証しではないか。
つまり『プラットホーム』になってきている。日本を含め外国の要人たちが多数見に来ている」  恩田昌美

前回上回る入込か、大地の芸術祭閉幕  9月22日号
◎…前回を上回る外国からの来訪者が増えた第7回大地の芸術祭は51日間の会期を17日終了し、来週には入場数が発表されるが、前回の51万人を上回る見込みだ。フィナーレ会場となったまつだい農舞台で午後6時半からの閉会式は妻有エリアの各地区や拠点施設、さらにサポーターなど8百人が参集。実行委員長の関口市長は「今回の7回展はいままでと全く違う大地の芸術祭だった。国際化が進み、子どもたちの参加も増えた。すべての皆さんに感謝し、8回展に向けて明日から頑張っていくことを共に誓いたい」と次回展への決意を語り、多くな拍手を受けた。
◎…妻有アリアの拠点作品担当や地域グループなど2百人がステージに次々に登場して7回展を振り返り、上郷クローズ座の女性グループは「3500食を提供しました」などとエプロン姿で報告。地区やグループがステージに登場のたびに大歓声と拍手が飛んだ。閉会式で桑原悠町長は「この51日間、大地を支える気候変動を大きく感じた期間だった。大地の芸術祭を歴史の一コマとして未来へとつなげ、妻有人としてこの文化をつないでいこうではないか」と呼びかけ、次回展への言葉をつないだ。

10代のまなざし「石田蒼生くん・津南小学校4年」  9月22日号
 高さ90a余り。その堂々とした造形が、ひときわ目を引く。その名は「火えんがたわら器」。国宝にもなっている火焔型土器をモデルに、わらで作った。青々としたわらは、祖母の知り合いからいただいた。「縄文」の名、そのままの逸品だ。
 近所の土器のかけらが出る所がある。「お母さんが子どもの頃、拾ったと言っていました。僕も行ってみたら、見つかり、時々行っています」。自分の手の平より少し大きいくらいの土器片もある。そこには縄目がくっきりついている。「縄文土器のかけらです」。土器片拾いから、縄文への関心が高まっている。
 この「火えんがたわら器」。なんと、わらを綯うところから始めた。8月3日、わらが手に入り、祖父からなわ綯いを学ぶ。「最初はぜんぜんできなかったけど、だんだんうまくできるようになりました」。この作品、まず針金で形を作り、その針金に縄を巻きつけていき、形を作り上げた。縄は長いもので10bを越え、「お盆も綯わないでした」。完成は夏休み最終日の8月26日。「やったー、でした。達成感がありました」。小学4年生から「達成感」の言葉が出た。
 十日町市・津南町小学・中学模型展で優秀賞を受賞。「戻ってきたら、家に飾っておきます」。夏休みの力作だ。

花角知事と初連携、火焔型土器を聖火台へ運動  9月22日号
 「火焔型土器が聖火台となれば、新潟と言う名が大きく発信できる」。花角英世知事は力を込めて語った。火焔型土器が多く出土する県内6市町で構成する「信濃川火焔街道連携協議会」と花角知事は13日、文部科学省を訪ね、林正文大臣と面会。2020年。東京オリンピック・パラリンピックの聖火台デザインに「縄文文化の象徴である火焔型土器を」と要望。これまでは同協議会、十日町市始め縄文国宝を持つ自治体と縄文サポーターズが文科大臣や五輪組織委員会に要望を続けていたが、県トップである知事と連携した要望は初めて。東京オリパラ開催まで2年を切り、期限が迫っているなか、知事が先頭に立つ縄文スクラムでの聖火台実現に関心が集まっている。

 林文科相との面会には、花角知事、同協議会長・磯田達伸長岡市長、同副会長の関口芳文十日町市長、桑原悠津南町長らが出席。面会時間は15分余だった。終了後に記者会見。林文科相は熱心に耳を傾けたが、『基本的にはデザインの採用は五輪組織委員会の役割』と伝えたという。花角知事は「縄文は、日本文化の源流と言うものにふさわしい。日本文化を世界に知って貰うひとつのきっかけになると思う。火焔と言うのは炎。聖火台にも非常によく合うと考えている」と見解を語った。
 今夏、十日町市出土の国宝も出品された東京国立博物館「特別展 縄文」は37万人余が来場。都市部での縄文文化への関心が増している。翌14日は磯田長岡市長は縄文文化発信サポーターズ代表幹事、関口十日町市長は縄文国宝所有自治体として、昨年に続き五輪組織委副会長・遠藤利明代議士と面会し、改めて要望。この中で遠藤氏は新国立競技場での聖火台設置場所が未決定な点に触れ『競技場に聖火台はおけず、開会式の点火後、外に移動するとか、同じものを二つ作り対応する』などと現段階での構想を伝えたという。
県知事と初連携の要望。同協議会副会長の関口市長は「県知事が我々と一緒に動いてくれるようになったことに意義がある。聖火台要望は知事を先頭に一点に絞った展開ができるようになったのが大事」とする。一方、五輪聖火台要望活動初参加の桑原町長は「林大臣も上野の国立博物館の縄文展の反響を感じていた。戦闘せず、共生してきた日本人のDNAを引き継ぐ、日本人の心を世界に向け発信したい」と話した。
 2年前から続く、火焔型土器聖火台への要望活動。開閉会式は演出統括に狂言師の野村萬斎氏が就き、五輪開閉会式は映画監督・山崎貴氏(映画『三丁目の夕日』シリーズなど)、パラリンピックはクリエイティブディレクター・佐々木宏氏(ソフトバンク『白戸家』シリーズなど)が担当。聖火台のデザインも3人が中心となり考えるという。開催まで2年を切り磯田会長は「演出検討は形になっている可能性があり、最終段階で知事と一緒に要望書を渡したのは大きな力になる。決して新潟、長岡を含めた地域自慢の話ではない。五輪はスポーツと文化の祭典。日本のためにも決まって欲しい」と話す。
さらに20日にも花角知事、同協議会から磯田長岡市長、関口十日町市長、國貞勇人三条市長が共に、鈴木俊一東京五輪担当大臣への要望活動を行った。

作家とのふれあいが魅力、越後妻有クラフトフエア  9月22日号
 〇…「この世で一つだけ」の逸品が集う第11回越後妻有クラフトフェアは8、9日にニュー・グリーンピア津南で開催。両日とも雨模様で靄が降ると気象に恵まれなかったが、2日間で1万2千人(昨年1万7千人)が来訪。北は青森、南は熊本の27都府県から手作り職人120人が参集。陶芸、木工、ガラスから版画手ぬぐいや食品サンプルなど多彩な商品がズラリ。中には二日間通って買う物を決める愛好者の姿もあり、今年も人気だった。
 〇…秋の風が心地よい津南高原で、職人との直接触れ合えるのが魅力な同フェア。全国の出展者からも「雰囲気がよい」と好評。本州西端の山口県から車で一日がかりで来る『手吹くガラス工房透きや』の徳永隆治さん(44)は、初期から出展を続けている。「今年は雨が降ったのは残念ですが、津南のフェアは気持ちよい空間が広がる雰囲気が好きです。来るたびに常連さんが声をかけてくれる、再会も楽しいですね」と魅力を話す。
 〇…「質の高いフェアに」と実行委員会で出展者を選別。今回も2百展以上の応募から年120展に絞り、あえて数を増やさない方針を取る。11年目を迎え、30〜40台の若手スタッフを中心にSNSでの発信を強化するなど、新たな一歩を踏み出している。今期から実行委員長を務める山田和雄さん(65、モリクラフト)は「作り手とお客が共に楽しんで貰えるフェアにしようと始め10年が過ぎた。続けて行くことに意義がある。地域の若い方の力を借りながら進めたい」と話している。

ロッククライミングに挑戦、関口淳さん  9月22日号
県境のクアハウス津南にボルダリングボードが設置されて10年。愛好者の輪が広がるなか、自然岩に挑むロッククライミングへの挑戦者も現れている。クライミング歴6年の関口淳さん(37、卯之木)。昨年末から長野・川上村の小川山にある岩、『水晶スラブ下ボルダー』への挑戦を続けている。先月、この岩の課題9コースの中で、国内でも最高難易度クラス「3〜4段」のコースをクリア。関口さんは「ずっと挑んできたが登れなかったコース。達成した時、泣きました。まだまだ挑戦しますよ」と笑顔を見せる。
 『スラブ』とは、傾斜の緩いツルっとした岩を意味する用語。小川山の同岩は、通称『不可能スラブ』。あまりの難しさにそう呼ばれる。国内トップクラス選手始め、世界大会で活躍する外国人選手も挑戦している岩だ。津南町からは車で3時間半ほどかかるが、関口さんは毎週のように通った。「ロッククライミングは米粒みたいな突起に指をかけたりして進みます。全身と頭を使いながら登る。登頂した時の達成感が病みつきになるんですよ」と魅力を話す。関口さんが次に挑んでいるのは、不可能スラブの最難関課題。もしこれを登頂できれば国際レベルの実力と認められる。「登りたいですね。不可能スラブの全9課題をクリアするのが夢です」。
クライミングは東京五輪正式種目となり、取り組む愛好者は増加中。関口さんが毎日のように通う、クアハウス津南の壁にも10〜50代までの男女、親子連れらが登っている。関口さんは「県境の田舎でクライミングをしている人間でも、いろんな挑戦ができるというのを見せたいですね」。秋からがロッククライミングの本格シーズン。不可能スラブに挑む日々はまだまだ続きそうだ。

連続全国出場めざす、津南中駅伝  9月22日号
全国めざす中学校駅伝競走大会がいよいよ開幕する。男子(6区間)は、前年県優勝の津南が連続の全国出場をめざすが、今年は実力が伯仲。その中でも下条、川西、妙高高原の前評判が高い。一方、女子(5区間)は昨年、もう一歩で県優勝を逃したメンバーが揃う十日町南が有力。それに小千谷、佐渡•佐和田、吉田、津南、十日町、妙高高原が追う展開が予想される。中越大会での県出場枠は男女とも17チーム。昨年の県大会で上位に入ったチームを中心に、今年の妻有勢を展望する。

 津南中
 『男子』全国大会に出場し活躍した昨年メンバーの滝沢育矢主将(3年)を中心に、連続の全国出場をめざす。今年は1、2年生が主体で総合力は昨年に比べやや劣ると見られるが、「若いメンバーだけに伸び盛りがある。調子に乗ることができれば期待を持てる」(瀧澤慶太監督)と上位を見据える。飛び抜けた選手はいないが滝沢主将は県通信陸上3000bで4位の実力。2年の井之川純平も上位に食い込む力がある。「練習量は他チームに負けない。昨年に続き2年、3年と全国出場できるよう、今年はそのステップにしたい」(滝沢主将)と意欲を見せる。今後、最後の調整合宿を行って中越大会に挑むが、見る先はもちろん県大会だ。
 『女子』昨年の県大会で目標の8位入賞をつかんだメンバーがそっくり残る。それだけに、今大会は昨年以上の順位をめざし自信を持って臨む。「目標はもちろん県優勝です。強いチームも多いけど、トップ勢に食らいついていき、最後に抜いてトップに立つ」(山岸芽生主将)とレース戦術を描く。県レベルの中島ひな子(2年)の走りがカギになるが、総合力で挑む。ただケガ人が多く「あくまでも県大会に照準を合わせたい」と瀧澤監督。先輩が築いてきた「駅伝の津南」、再びそのフレーズを響かせるつもりだ。
 《メンバー》
 『男子』▼3年=滝沢育矢、柳澤丞▼2年=半戸琉哉、井之川純平、津端一徹、藤ノ木剛、桑原彩人▼1年=保坂航平、磯部恭市、鈴木珠愛、中澤拓斗、山岸颯太、滝澤娃斗
 『女子』▼3年=福島有紗、山岸芽生、藤原千奈、宮澤花衣▼2年=滝沢来実、田中千智、滝沢夏海、中島ひな子、宮ア蕗子▼1年=滝沢栞奈、鈴木未羽、中島杏
    ▽▼▽
 ◎第28回中越地区中学校駅伝競走大会=10月3日、小千谷市白山運動公演陸上競技場
 ◎第28回新潟県中学校駅伝競走大会=11月2日、長岡・国営越後丘陵公園特設コース

厚生連・中条第2病院、病棟廃止で診療所化、地元猛反発  9月15日号
 「暴論であり、到底受け入れられない」(関口十日町市長)、「地域唯一の精神科医療機関、なくてはならない」(桑原津南町長)。厚生連・中条第2病院の病床を廃止し、診療所化することが十日町市・津南町の9月議会で明らかになり、両市町トップは厚生連の運営方針を厳しく糾弾している。だが厚生連は11日夜、中条第2病院職員対象に開いた説明会では、「これは決定事項である」と説明している。両議会では、8月21日にJA十日町で開いた「あり方検討委員会」の内容が明らかになり、「2019年3月末に入院病棟(180ベッド)を閉鎖」「精神科外来は継続」「老健きたはらは2019年3月末で閉鎖」などの運営方針を示した。地域住民でつくる『地域医療を守る住民の会』(大嶋育未、柳義夫、佐藤和人代表世話人)は6日に厚生連経営管理委員会・今井長司会長に直接要望書を、11日には県精神障がい者家族会・3魚沼家族会で県知事あての要望書を福祉保健部に提出している。14日には花角知事と厚生連・菊池正緒理事長が懇談する予定で、中条第2病院問題は、県の意向が大きく影響する状況になっている。(市長・町長発言は十日町市議会3、4面、津南町議会5、6面の一般質問概要を)

 11日夜の中条第2病院職員対象の説明会は、新潟市の厚生連から担当者が来て説明した。非公開で行われたが、出席職員は、「厚生連労組ニュースの内容とほぼ同じだった。だた、これは決定事項である、と話したことには驚いた」としている。両市町議会でのあり方検討委員会の報告などでは、「機関決定はされてない」としている。だが、厚生連内部では、「決めた事」として組織が動いていることを、11日夜の職員説明会の言葉が物語る。
さらに同じ11日には、入院患者家族に文書が配布された。それは「中条第2病院病棟整理について」で、「諸般の事情で中条第2病院の全病棟を整理することになりました」と、須賀良一院長名となっている。さらに家族には来年3月末で病棟廃止を示す内容も伝えられているという。
 中条第2病院は妻有地域では唯一の精神科専門病院で、入院病棟180ベッドに150人余が入院中。同系列で運営する隣接の老健きたはらには43人が入所している。中条第2病院は9月から医師1人が産休に入り、これまで常勤医3人体制が2人となり、入院150人の夜勤医を2人で交代で当直勤務している。
 入院150人を来年3月末までに転院するのは、「物理的に不可能」(関口市長)であり、家族会の不安が広がっている。11日、3魚沼家族会代表が県庁に出向き、県福祉保健部・平松勝久課長との懇談で、不安を次々に述べた。「(転院になった場合)津南地域からは相当な時間がかかる。中条第2病院なら何とか通える。地域唯一の専門病院。入院病棟の廃止は家族にとって悲しく、辛いことだ」(桑原義明津南町会長)、「入院患者は環境の変化に弱い。転院すれば病状が確実に悪くなる。県の強い指導をお願いする」(井口正博魚沼市会長)、さらに「専門病院の入院病棟廃止、診療体制の縮小は、そのしわ寄せをすべて家族が背負うことになる。患者自身と共に家族にとって大きなダメージだ」(江口道夫県連合会長)などと切実な思いを訴えた。
知事代理で出席した県の平松課長は、「魚沼地域の精神科医療機関の中条第2病院は大変重要だ。県も存続を願い、現実的にどうすべきか、厚生連と話し合っている」と答えた。県は、病棟廃止の場合でも「期間を区切らないで入院患者、家族の意向に沿うような対応を」などと要望しているという。14日には花角知事と厚生連・菊池理事長が同問題で初めて懇談する予定だ。

「方丈記私記」、商店街に組み込みを、北川フラム氏  9月15日号
 人気を呼んでいる大地の芸術祭の企画展「方丈記私記〜建築家とアーティストによる四畳半の宇宙〜」について総合ディレクターの北川フラム氏が6日、キナーレで特別講演を行い、「芸術祭を通じ、サポーターとして観光客として、国内外から多くの人々が十日町に来ており、これまでの里山から市街地へと人の流れを導く」と今後の展望を語った。
 方丈記私記は、動乱の時代、鴨長明は四畳半(方丈)から世間を見つめたが、その方丈を活用して「中心市街地につける薬」にしようというもの。キナーレ企画展の各方丈は飲食店や美容室などで、一種の町を形作っている。
 北川氏は「出展の27作品のうち、一番人気は段ボールで作ったもの。お金をかける必要もなく、四畳半なら商店街のどこにでも組み込むことができる。これまでのネットワークとアプリ、インターネットも活用し、人々の流れと商店街を繋げる。15年間考えてきたがモデルは十日町。どう活かすか、十日町の人々の胸にふつふつと沸いてくるとよい」と話した。

花嫁は飯山線に乗って、ウエデイングトレイン  9月15日号
 日本文化に惹かれ、1年間のワーキングホリデー滞在中の台湾からのアイリーンさん(張雅鈞。チャン・ヤー・ジュイン)。7月24日から今月13日まで、津南町三箇の民家にホームスティしながら大地の芸術祭地元作品「トヤ沢」の受付担当しながら日本暮らしを体験。「若い人が少なく、子どもも少ない三箇ですが、皆さんが一生懸命に地域を盛り上げようとしている姿に感動しました」。14日、52日間滞在した恩田稔さん家族に送られ、飯山線に乗り、次の滞在地、四国に向かった。
 台湾の大学では文学専攻。日本への関心から日本語を学ぶ。三度目の来日で、今回は働きながら1年滞在できるワーキングホリデー制度を活用。 昨年12月から北海道・夕張などに滞在。牧場や映画館などで働き滞在中、今年2月に津南町三箇を訪れた台湾の友人を通じて三箇を知り、地元で交流事業に取り組む恩田稔さんとフェイスブック友達に。「三箇に来ないですか」の誘いを受け、大地の芸術祭開幕に合わせ三箇に来た。
 「仕事がないと行けないと言うと大地の芸術祭の仕事があると稔さんが教えてくれました」。稔さん方にホームスティ、7月24日から津南暮らしがスタート。「大地の芸術祭は知っていました。地元の皆さんと交代でインフォメーションセンターを担当しましたが、外国から多くの方々が来ました」。母国の台湾語、中国語、英語、そして日本語ができるため同センターでは通訳も務めた。
 日本への関心は「遍路」。四国の「お遍路さん」はよく知られるが、「日本の音楽や文化に関心があり、なかでも遍路に惹かれます。遍路は自分の心の平穏(PEACE)を求めるものです。とても日本的です」。里山・三箇の人たちの暮らしに通じる何かを感じ取った。
 でも、と言葉を続ける。「三箇は若い人や子どもが少ないですが、こうした田舎に暮らしたいという若い人は多いです。ただ田舎に来たいと言って来ても、住む家や仕事がないと住めません。空いている家や畑があります。ここの人たちが、地域の外からの人達を受け入れるなら、そういう情報を発信すべきです」。その先駆けで三箇に移住した女性、諸岡江美子さんとも知り合い、三箇地域の可能性を感じたという。
 「また来たいです。今年12月でワーホリ(ワーキングホリデー)期間が終わり、一度帰国しますが、三箇にはまた来たい。台湾と三箇との交流が始まっており、なにかお役に立てればと思っています。三箇がとっても好きになりました」。恩田稔さんが取り組み、鎌倉市や台湾を含む交流を進める『都市との交流を進める会』の活動にも関心深い。アイリーンさんは先週9日、地元秋祭りに参加、神輿に乗るなどすっかり三箇住人になっていた。14日、飯山線で四国に向かった。「家族同然に暮らせた稔さん家族に感謝します。三箇にはまた来ます」。

明日へ「台湾からのアイリーン、地域活動にみんなで頑張る姿、感動です」 9月15日号
 日本文化に惹かれ、1年間のワーキングホリデー滞在中の台湾からのアイリーンさん(張雅鈞。チャン・ヤー・ジュイン)。7月24日から今月13日まで、津南町三箇の民家にホームスティしながら大地の芸術祭地元作品「トヤ沢」の受付担当しながら日本暮らしを体験。「若い人が少なく、子どもも少ない三箇ですが、皆さんが一生懸命に地域を盛り上げようとしている姿に感動しました」。14日、52日間滞在した恩田稔さん家族に送られ、飯山線に乗り、次の滞在地、四国に向かった。
 台湾の大学では文学専攻。日本への関心から日本語を学ぶ。三度目の来日で、今回は働きながら1年滞在できるワーキングホリデー制度を活用。 昨年12月から北海道・夕張などに滞在。牧場や映画館などで働き滞在中、今年2月に津南町三箇を訪れた台湾の友人を通じて三箇を知り、地元で交流事業に取り組む恩田稔さんとフェイスブック友達に。「三箇に来ないですか」の誘いを受け、大地の芸術祭開幕に合わせ三箇に来た。
 「仕事がないと行けないと言うと大地の芸術祭の仕事があると稔さんが教えてくれました」。稔さん方にホームスティ、7月24日から津南暮らしがスタート。「大地の芸術祭は知っていました。地元の皆さんと交代でインフォメーションセンターを担当しましたが、外国から多くの方々が来ました」。母国の台湾語、中国語、英語、そして日本語ができるため同センターでは通訳も務めた。
 日本への関心は「遍路」。四国の「お遍路さん」はよく知られるが、「日本の音楽や文化に関心があり、なかでも遍路に惹かれます。遍路は自分の心の平穏(PEACE)を求めるものです。とても日本的です」。里山・三箇の人たちの暮らしに通じる何かを感じ取った。
 でも、と言葉を続ける。「三箇は若い人や子どもが少ないですが、こうした田舎に暮らしたいという若い人は多いです。ただ田舎に来たいと言って来ても、住む家や仕事がないと住めません。空いている家や畑があります。ここの人たちが、地域の外からの人達を受け入れるなら、そういう情報を発信すべきです」。その先駆けで三箇に移住した女性、諸岡江美子さんとも知り合い、三箇地域の可能性を感じたという。
 「また来たいです。今年12月でワーホリ(ワーキングホリデー)期間が終わり、一度帰国しますが、三箇にはまた来たい。台湾と三箇との交流が始まっており、なにかお役に立てればと思っています。三箇がとっても好きになりました」。恩田稔さんが取り組み、鎌倉市や台湾を含む交流を進める『都市との交流を進める会』の活動にも関心深い。アイリーンさんは先週9日、地元秋祭りに参加、神輿に乗るなどすっかり三箇住人になっていた。14日、飯山線で四国に向かった。「家族同然に暮らせた稔さん家族に感謝します。三箇にはまた来ます」。  恩田昌美

記者席「初の議長不信任、論議に見える今の十日町市議会」 9月15日号
 ◎…合併後の十日町市議会で初めて「議長不信任」が出された。賛成少数で否決されたが、いまの十日町市議会の「顔」がよく見えた。10日午後1時から、それは始まった。前年度決算の質疑で質問通告した6人のうち5人の質問が「取り決め」により脚下されたことに反発した議員らが、午後の開会冒頭、「議会日程に関する動議」を出し、質問脚下の真相究明を求めた。この「取り決め」は8月30日に議会運営委員会で決めた『予算審査・決算審査議会のあり方について』。その中には「…議長が適当と認めなかった時は、その判断に従う」とある。7日正午の質問締切まで6人が質問通告し、その後の議長・副議長・議運委員長の「3役会」で協議し、議長判断で5人の脚下を決めた。動議を出した安保寿隆氏は「議長判断には問題がある。質疑をする議会の場をどう考えているのか」と議運開催を求め、議会日程を含めた再協議を求めた。賛同議員が次々と発言し、「民主主義の大原則を分かっているのか」(樋口利明氏)など、議長判断を強く批判する意見が続出。一方、議運の小林弘樹委員長は「議長判断は8月30日の取り決めに添った決定でなんら問題はない。見解の相違だ」と突っぱねた。動議賛成の市議からレッドカードすれすれの厳しい言葉の批判も飛び出すなど異様な雰囲気のなか、午後3時25分、本会議で議運開催の無記名投票を行い、「12対11」で開催が決まり、休憩に入り議運が開かれた。
 ◎…十日町市議会は午後4時以降の本会議審議は4時前に「時間延長」を決めなくてはならないが、その決めもなく議運が続き、午後4時55分、本会議再開。冒頭、時間延長を決めたが、時すでに4時を大きく回っていた。小林議運委員長が「(8月30日の)取り決めの内容は後日、再検討する。決算審査は議長一任として議事を進行する」と報告。この直後、「議長不信任」が樋口利明氏から動議で出され、賛同者があり、議案としての取り上げが決まった。討論では「市民のために議論に議論を重ねるのが議会」(小野嶋哲雄氏)、「5人の市民代表の質問権を奪った議長には不信任だ」(鈴木和雄氏)など。一方、鈴木一郎副議長は「議運の決定事項であり、そのルールに従うのが議会人だ」と議長判断を支持。さらに「民主主義の原点の議会。質問させない議長、その見解と議会人としての信念を聞きたい」と樋口利明氏が迫ると、庭野政義議長は「決算審査は議運で決めたルールがある。会派長を通じて全議員に伝わったはずだ」と議運で決めたルールに従ったと突っぱねた。議長不信任案は起立採決の結果、賛成5で否決された。午後6時15分を過ぎていた。
 ◎…この「騒動」は翌日には別の展開が見られた。予定議案終了後、「懲罰委員会設置」の動議が出た。先日の樋口利明氏の議長、議会事務局長への「不規則発言」を取り上げた。動議は成立し、庭野議長により懲罰委員会の委員10人が指名され、最終日21日、委員会を開き審議することになった。何が語られたか、本会議録画をじっくり視聴してほしい。
◎…だが11日午後の5時間余は、十日町市議会の「いまの顔」だろう。議場の24人の市議。ひと言も発言の機会がなかった市長ら三役、部課長が揃うなかでの5時間余だった。だが、市議の発言は限られた。市民代表は『黙して語らず』は許されない。前列に並ぶ1期、2期の議員は誰も発言しなかったのが気になる。先輩議員のやり取りを聞いて感じたことだろう。「発言権とは、会派とは、議会とは、議員とは…」。その議会の基本部分の疑問を、なぜ、言葉にしないのか。「議長不信任」は、パフォーマンスではない。いまの十日町市議会を問う、そのものといっていい。これからの市議会を引っ張る人材たちだからこそ、「議会とは、議員とは」と向き合ってほしい。市民は、今回の「騒動」をネット中継で見て、録画でも見るだろう。議事録にも残る。議員は言葉、言葉を残す。『黙して語らず市議』は、市民は求めていない。    
(恩田昌美)

10代のまなざし「佐藤 優奈さん」 9月15日号
 身長の倍ほどある紙が並ぶ。十日町高文化祭•南陵祭(8、9日)の人気イベント、書道パフォーマンスだ。インパクトのある太鼓の音楽が響く中、大きな筆にたっぷりと墨をつけ、えいっとばかり書いた。今年のテーマは『青春』。その言葉から、浮かんだ言葉を書に表した。大きな文字は3年生6人が担当。『勇猛』『挑』『瞬』『希望』。それぞれ1文字ずつ書いた。
 「すごく緊張しましたが、練習よりうまくいったと思います。3年生にとっては書道部最後のイベント、よい思い出になりました」
 入学当初、学校の階段に並べられた書道の作品を見て、『書いてみたいな』と思った。そして新入生歓迎会で見た書道パフォーマンス。『もうこれしかない』、そう思った。これまで書道とは縁がなかったが、書道部の門を叩いた。あれから3年。
 「もちろん、字は上達しましたよ。好きな字は生年月日にちなんだ十。大学に進んでからも書に触れたいな。今年は、岐阜女子大の書道コンテストで奨励賞を受賞しました。後輩には、続けることで必ず上達するので、頑張って続けて行ってほしいと思います」
 生き物が好きだからと、生物系の大学に進もうと考えている。
 「仕事は、生物と関係が深い農業になるのかな、と思っています。ただ、家族も十日町に帰って来いと言っているし、私もできるだけ十日町で仕事をしたいと思っています。都会はちょっと怖いと思います」

「敬語。ムズカシイ」、ニューグリーンピア津南で中国の学生研修  9月15日号
 「日本、ナレマシタ」。ニュー・グリーンピア津南では今夏7月から3ヵ月間、中国人大学生6人の研修生を受け入れ。20〜21歳の若き中国人たちは客室の掃除や片付けなどルームサービスを主に担当。日本語を学びながら今月末まで働く。
 研修生は中国東部の浙江省・浙江財経大学の日本語科の学生。全員が初海外体験。ホテルで働くなか、中国とは違う部分も多く見えた。2年生の呉俊豪さん(20)は日本のあいさつや礼儀に関心。「同僚に会う時『お疲れ様です』と言うのに驚きました。中国では同僚にはしないんです。日本語で一番難しい敬語もそうですが、いつも相手のことを考えている感じがします」。一方、アニメの『ワンピース』や『ドラゴンボール』を通し日本に関心を持ったという3年の馬玉琳さん(21)は「刺身とか、食べ物に最初はなれませんでした。でも普段からお米を食べるのは浙江省と一緒ですね」。空いた時間は地域を見学。大地の芸術祭作品や十日町市山崎の秋祭で花火も見た。「中国では花火を上げるのはお正月だけ。凄いですね」。日本文化を五感で感じている。
 今回の中国からの研修生受け入れは、繋がりがある国連交流支援機構の協力要請を受け初実施。同津南を運営する津南高原開発・樋口明社長は「夏の忙しい時期と研修期間がちょうど合った。みな真面目で一生懸命働いてくれ助かった。今後も受け入れ、日本や津南を知って貰うきっかけになれば」と話している。

宮中取水ダム、今期もサケ調査、トラップ設置  9月15日号
JR東日本はサケ捕獲調査のため10日、JR宮中ダム魚道に捕獲調査用トラップ(ウライ)を魚道上流側に設置した。大水で毎年のようにトラップが土砂に埋まったり、押し流されたりなどの被害を受けてきたことから、トラップの設置場所を変更し、上流側に設置した。JR東では「流木さえ入らないようにすれば、大きな被害は受けずに調査できるはず」としている。
 宮中取水ダム試験放流検証委員会は昨年度で終了したが、サケの遡上調査を含む同ダム下流の水環境のモニタリングは継続。さらにサケが西大滝ダムを遡上する数が極端に少ないことから、西大滝ダム下流水環境調査検討会の新たな設置も決めている。
 今回設置したトラップは、幅2•6b、奥行2•4b、高さ6•4bの大型魚道用2基と小型魚道用1基の合わせて3基。例年同様今月11日から11月10日まで捕獲調査を行う。昨年は大水の影響で調査期間を19日残し10月22日で終了、遡上数は602匹だった。全国的に豊漁だった27年は1514匹を記録したが、上流の西大滝ダムでは12匹が確認されただけだった。宮中魚道で実際に捕獲調査、採卵を行う中魚漁協では「千匹余り捕獲できれば。ふ化のための採卵は40万〜50万粒を確保したい」としている。

天空のヨガ、マンパク津南・川の展望台で  9月15日号
 ◎…苗場山麓の清冽な大気を体中に取り込んだ。NPO・Tapの初企画「大地のヨガ」は9日に開き、第一部は日本有数の河岸段丘が一望できる上野「川の展望台」、第2部は柱状節理がそびえる「見玉公園」で実施。各回定員10人を上回る申込みがあり、地元始め新潟市などからも参加者があり、注目を集めた。
 ◎…講師はインド政府公認ヨガインストラクターの亀倉桃野さん(YOGA SPACE8主宰)。川の展望台では深夜の降雨の影響もあり、白い靄が河岸段丘にかかる幻想的な風景を眺めながらヨガの基本となる『太陽礼拝』など実践。亀倉さんは「ヨガの特徴のひとつに、呼吸と動きを合わせるのがあります。普段の呼吸は意外と浅いんです。大地のエネルギーや空気を脚まで取り込んで」などとアドバイス。参加者からは「身体が軽くなった。津南のパワーを貰いました」と声が上がっていた。今後も計画していく方針だ。

厚生連・今井会長「4万1088署名は確かに受けた」、地元行政 住民の会と連携を  9月8日号
 厚生連・中条第2病院と老健きたはらの存続を求め住民署名運動に取り組む地域医療を守る住民の会(大嶋育未、柳義夫、佐藤和人代表世話人)は6月から申し入れているJA新潟厚生連・今井長司経営管理委員会長への署名提出が、6日ようやく実現し、住民の会代表世話人3人が新潟市の厚生連本部を訪問し、今井会長に直接、約4万人余の署名簿を手渡した。受けた今井会長は「確かに4万1088筆の署名を受け取ったこと、理事長にしっかり話す。(理事会で)結論を出したことを私が判断したい。ご家族の切実な思いは受けとめた」と話した。厚生連に出向いた大嶋代表世話人は「結論を出す前に家族会と厚生連と直接懇談する場を求めた。署名5万人になったら花角知事に直接手渡す」と話し、さらに全県への署名活動を広げ、地域医療と福祉の両面から中条第2病院と老健きたはらの存続運動を広げる意向だ。
 署名運動は今年3月から取組み、わずか1ヵ月余で1万を超える関心を見せ、いまも活動は続き、十日町市・津南町以外にも広がり、同会では全県に広げる方針。署名簿は地元十日町市、津南町はじめJA十日町、新潟県にも提出しており、当事者である厚生連への提出がようやく実現した。
 6日は新潟市のJA新潟ビル5階で行い、今井会長とJA新潟中央会・畑正義総務企画部長が同席。住民の会は大嶋育未世話人代表、佐藤順子世話人、島田恵理子事務局長らが出向き、分厚い署名簿を直接手渡した。面談はわずか10分間。同行した新潟県精神障がい者家族会連合会・江口道夫会長は「精神科の人たちは転院して病状が良くなった例はない。その病院での診療がいかに大事が分かるだろう。中条第2病院は地域になくてはならない医療機関だ」と語気を強めた。
 短時間ながら直接経営トップとの会見・懇談は次につながる。大嶋代表世話人は「厚生連は経営管理委員会と理事会を使い分けている感じだ。地元十日町市に再度集計した署名を提出し、共に連携するためにも住民の会と情報を共有してほしい。議会採択した十日町市と津南町の議会も共に運動する取り組みを求めたい。今回、今井会長は家族の切実な思いは受けとめてくれたと思う」と話し、今後も署名活動を広げ、平行して近隣市議会などに請願提出する方針だ。なお10日からの市議会一般質問で議員から同病院問題の質問が出ており、関口市長がどう答えるか関心が集まる。
中条第2病院は今月から医師1人が産休に入り、医師2人体制で病院運営している。外来対応はじめ入院150人余など、一日おきの当直医など極めて過酷な勤務状況になっている。

私の大地の芸術祭 トヤ沢「磯辺行久の提起」 9月8日号
 闇夜に浮かぶ巨大な筒状の構造物(砂防ダム)。そこから、流れ出たように広がる光のつながり。その静寂を分断するように走る長大な光るモニュメント。
 大地の芸術祭が始まる前、磯辺行久氏(1935年生れ)は越後妻有に環境調査に入っている。北川フラム氏の依頼だ。東京芸大の先輩でもある磯辺氏。油絵画家から転身、「エコロジカル・プランニング」を経て再び表現活動に取り組む磯辺氏の存在が、北川フラム氏が創り出した「大地の芸術祭」のベースにある。それが『人間は自然に内包される』。
著書『磯辺行久 川はどこへいった』で北川氏は「磯辺の提起は、美術史上の画期を示している」と記す。常設展示場SOKO「磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館」は、それを物語る。
 「サイフォン導水のモニュメント」。前回展で磯辺氏はここ「トヤ沢」で2011年3月12日発生の県境地震で起きた大土砂崩れの地で、「土石流のモニュメント」を作品展開。今回、その地で人間の思い通りには自然は動かない「自然の道理」をモニュメント化した。
 この場を地元は「トヤ沢」と呼ぶ。「昔からトヤとカタカナで書いた。あの沢にはいくつもの名前が付いた場所がある。俺の田んぼも流されたんだが、あの土砂崩れの場所がこうなるとは、考えられなかったなぁ」。トヤ沢で地元民が野菜や手づくり品を出店する市の店番を交代で担当する樋口重雄さん(76)は、沢の名前を次々に挙げた。「トヤ沢が、いまダムがある所。その上がイシャハラ(石原)、王又(オオマタ)、袖王又(ソデオウマタ)、ジュウニヤシキ(十二屋敷)、セリバ(芹場)、その隣りが…」、沢の呼び名が次々と出てくる。土石流前はその沢一つひとつに棚田が連なっていた。
 暗闇に浮き上がるサイフォンは、その地中に通る導水管。上流19`余の西大滝ダムでの取水が導水管を通り、この先約1`の信濃川発電所に行く。このトヤ沢、自然と人間、人間と開発、開発と自然、その在りようを、「磯辺の目」を通じて、我々に見せている。
 (恩田昌美)
 

東京五輪キャンプ地、年内に事前協定へ、クロアチア五輪委員会、初来市  9月8日号
 2020年東京オリンピック・パラリンピックでは国内自治体が出場国のホストタウンとなり、事前合宿などを受け入れる取り組みを全国で行っているが、16年前の日本・韓国サッカーワールドカップ大会時に、クロアチアチームが十日町市で事前キャンプして以来、クロアチアとの友好関係が続く十日町市は、東京五輪でもクロアチア選手団の事前キャンプ誘致の積極的に取り組み、実現に大きな感食を得ていることが明らかになった。3日の定例会見で関口芳史市長は「年内に事前協定を結び、来年には基本協定を締結したい」と、事実上の「キャンプ地内定」を明らかにした。今月19、20日にはクロアチア共和国オリンピック委員会が初めて十日町市を来訪し、市が誘致をめざす4種目の練習場などを視察する。

 19、20日来市するのは同国オリンピック委員会のダミール・シェゴタ副事務局長。3年前の2015年11月に関口市長がクロアチア訪問した時、シェゴタ副事務局長と懇談している。今回の訪問は、昨年10月に同国スポーツ庁・コステリッチ長官が来市し、これを受けた形で初めて同国オリンピック委員会が今回、十日町市を訪れる。
 市は、東京五輪では事前キャンプ地として4種目の誘致をめざす。このため視察先としてベルナテイオ・クロアチアピッチ(サッカー)、なかさとアリーナ(柔道)、市笹山陸上競技場(陸上)、市総合体育館(卓球)を予定し、市の伝統と歴史が分かる市博物館も見学する。20日夕には市長懇談と記者会見を設けている。
 関口市長は「昨年のクロアチアスポーツ庁・コステリッチ長官の視察後、十日町リポートがしっかりオリンピック委員会に上がってようだ。それを受け初めてオリンピック委員会が視察に来る」と今回の来市の重要性を話し、「年末までに(キャンプ地となる)事前協定を結び、来年に基本協定を締結したい」とキャンプ地の実現が濃厚であること示唆している。公式ではないがクロアチア五輪委員会との協議では、かなりの「熟度を増した話し」がなされているともいう。基本協定調印後は、クロアチア競技連盟を通じて各競技種目との交渉となり、十日町市はサッカー・陸上・柔道・野球の4種目を五輪委員会に上げているが、クロアチア側の希望にも応じたいとして、事前キャンプ誘致をめざす。

私の大地の芸術祭 「光の館」  9月8日号
 この夏、大地の芸術祭の取材で何度同じ事を聞かれただろうか。「光の館、いつも予約でいっぱいですね」、「なんとか泊まりたいんですよ、光の館」。 
恐縮して話すのは受付担当10年の岩田幸恵さん(37)。「申し訳ありません。来年1月ですと、平日ならご予約できます」。大地の芸術祭の象徴的な作品で、世界から宿泊予約が入る『光の館』。世界的なアーティスト「ジェームズ・タレル」の代表作になっている。
 「すごかったー」、「どうなっているの?」…。光の館を訪れた人の、見学後の第一声は、ほぼこの言葉だという。屋根が動き、正方形にくり抜かれた天井からは、空が見える。和室の畳に仰向けになり、その空を見ているだけなのだが、「えっ、えっ、えっ」の連続。室内ライトが色彩変化すると、仰向けで見える空間そのものが…。この先は、言葉では表現できない世界だ。さらに幻想的な浴室は、異界の雰囲気。
 大地の芸術祭が始まった2000年。地元に暮らしながらも、「なにか始まったようだ」的な感覚だった岩田さん。2009年の4回展から受付担当になり、世界から来訪する人たちと接するうちに「自分の中で、何かが膨らんできました。それが芸術祭。いまも膨らみ続けています」。
今期、大きな変化を感じている。「これまでも外国の方々が多く来られていましたが、今回はアジア系の方がとても多いです」。7回展を象徴する動きが、光の館でも見られる。南半球の南米ブラジルからの来訪者もいる。
 四季折々の風情を見せる光の館。「冬に来られる方は、リピーターの方が多いようです。芸術祭を通じて妻有の良さ、自然の良さを感じて下さる方が、増えていますね」。
この高台からは、『は・な・こ』が望める。はなこ…? 岩田さんに聞いて下さい。 (恩田昌美)

「ありがとう、助かります」、町立津南病院で「みまもり隊こころ」が活動  9月8日号
「ありがとう、助かります」 津南病院みまもり隊こころ、活動3ヵ月余
 「ありがとうね」。通院者や家族から、感謝の声が聞こえている。町立津南病院の玄関で今年6月から利用者の見守りを行うボランティアグループ「津南病院みまもり隊こころ」(繻エ洋子会長、15人)。足が不自由な高齢者がタクシーで来院する際や、家族が車で通院者を送る時に駐車で一時目を離す時間が生まれるケースがあるなか、「ボランティアで見守ろう」と発足。オレンジ色のビブスを着たボラが見守り活動を続けている。
 現在は診療科が多い月・水・金の週3日、午前9時〜11時半まで実施。活動日誌を付け、同病院に提出。車の乗り換え支援、車イス利用状況など、病院利用者の現状把握にも一役買っている。繻エ会長は「通所リハビリの方などは車の乗り降りも大変だと、見守りをはじめるなか改めて感じました。皆さんありがたがってくれて、こちらもやりがいがあります」と3ヵ月余の活動を経て、見守りの必要性を改めて実感している。
 病院駐車場は午前中は満車となる場合が多く、家族が車で送迎時は玄関で来院者をいったん下ろし、その後駐車スペースを探すため、どうしても目を離す時間ができてしまっていた。同隊は来院者への声かけ、車の乗り降り支援、車イス乗車介助など行っている。同病院の桑原次郎事務長は「見守り支援が来院者の安心感に繋がっている」と感謝する。
 同隊はボラが増員できれば、活動日を増やすことも視野に入れており、メンバーを募集中。問合せは事務局の板場勇司さんрO90‐8856‐9374。

外国メディア、妻有の文化・生活体験  9月8日号
 ○…囲炉裏やジビエ料理に「ワオー」―。訪日外国人向けの情報サイト最大手「gaiginPOT」や外国人向けに日本を紹介するサイト「BurnyTokyo」など運営するインフルエンサー(世間に与える影響力が大きい行動を行う人)7人を招いた、十日町市とジェトロ新潟の産業観光連携事業が4〜6日に行われ、大地の芸術祭や妻有の食文化など体験。早々に発信していた。
 ○…招いたインフルエンサーは、スペインやフランス、イタリアなど全員が外国人。会員数20万人の外国人向け旅行情報サイトの運営会社の人もいる。清津峡の旅館せとぐちでは、囲炉裏を囲んでイノシシやクマ、カモ肉などジビエ料理に舌鼓。囲炉裏やお膳に関心を示し、「トッテモイイデスネ」などと盛んにシャッターを切っていた。

障がい者への理解で共生へ、うおぬまフォーラム  9月8日号
「私たち生きづらさ抱えています」―。障がい者が共に暮らしやすいまちづくりを考える県地域生活支援ネットワーク巡回フォーラム「うおぬまフォーラム16」は1日、津南町文化センターで開催。シンポジウムで発達障がいの自助会「ricca」の斎木靖子代表は「発達障がいは見た目では分かりません。障がい者のことを理解、知ってもらうことが地域共生の第一歩」と強調した。
 同フォーラムは、障がい者や高齢者問題など毎回テーマを設け、地域を巡回しながら開き今回が16回目。シンポでは斎木さんの事例を中心に、ひきこもりの親の会•フォルトネットの関口美智江代表、NPOあんしんの久保田学事務局長、十日町市社会福祉協議会の水落久夫事務局長がそれぞれの体験や取り組みを紹介した。
 斎木さんは高卒後、東京で仕事に就くが、物事の優先順を理解できずケアレミスも多く、さらに何度も同じことをお客に聞くことから上司から「苦情が来ています」と言われ、診察でようやく自分が発達障がいだったことが分かったという。しかし、そのことで即日解雇されることもあるなど、4年間に7回も転職を余儀なくされた。斎木さんは「発達障がいだと知らされ、ああ、自分のせいじゃなかったんだと安心しました」というものの、「でもその先、どこに相談に行ったらいいか、どうしたらいいのか分からなかった」という。現在は発達障がいを理解してもらった上で仕事に就くことができたといい、「自分から動かないと何も始まらない。発達障がいを知ってもらうきっかけになればとriccaを立ち上げました。現在、自分の取扱説明書を作ろうと取り組んでいます」と話した。
 一方、関口さんは、「引きこもりだった息子が社会人になり『引きこもりも市民権を持ったよ』と言った時、ああ活動してきてよかったと思いました。自分たちが発信していくことが見える化につながるのかなと思います」と話し、久保田さんは「自分がやってもらいたいことをやってあげたい。その関係づくりが大事」と指摘。水落さんも「人間関係をよくしていくことが大事。相手の立場に立って考えるお客様の精神が重要です」と話した。

縄文が深める「縁」、富士宮市と津南、ルーツを探る  9月8日号
 縄文が深める津南縁―。約1万3千年前の縄文草創期の国指定史跡である、静岡・富士宮市の大鹿窪遺跡で10年余イベントを行っている「柚野の里まつり実行委員会」のメンバー11人が2、3日、津南町に視察研修に来訪。町なじょもんの取り組み、縄文の布・アンギン技術を現代に伝える津南・ならんごしの会によるアンギン編み体験、友の会(内山恭伴会長)と交流。翌3日は桑原悠町長を表敬訪問するなどし縄文交流。メンバーの中には、ニホンジカの皮で作った衣服を着た本物の縄文人に見える者もおり、注目を集めた。「せっかく繋がった縁。今後も交流を継続したい」と意欲を話す。

 実は今回の来町者11人のうち4人は、ルーツが津南にもある。津南町外丸出身で、富士宮市柚野地区に嫁いだ田中ギンさん(故人)の孫たちだ。祖父がトンネル工事技術者だったことで水力発電所の建設が盛んだった津南に滞在。その時、食事など賄いを務めていたのがギンさん。見染められ、柚野地区に嫁いだ。孫のひとり、鹿革の衣服に身を包み縄文アピールする後藤俊和さん(38)は「実は津南に来るのは初めてなんです。縄文、という繋がりがなければ津南に来る機会はなかったかもしれない。すごい縁です」。
 元々の来町のきっかけは、柚野地区の縄文イベントに昨年、町なじょもんの縄文親善大使であるチェロ奏者・斎藤孝太郎氏が出演したこと。大鹿窪遺跡を活用した史跡公園建設計画が出ているなか、縄文と農業体験を組み合わせ先進的な取り組みを続けている地として津南を紹介。柚野地区住民に津南の血を引くものがいるのに縁を感じ、今年3月に東京国立博物館で町教委が行い、國學院大名誉教授・小林達雄氏と明治大学野生の科学研究所・中沢新一氏が対談した縄文イベントに参加。ここで前町長・上村憲司氏から誘いを受け、今回の津南研修に至った。 
さらに柚野の里まつり実行委事務局長・片山康嗣さん(41)も、津南縁がある。本業は有機栽培農家でニンジンを栽培。そのニンジンを加工し、ジュース化しているのが津南高原農産。柚野地区は996世帯で、人口2600人余。「柚野も津南も縄文文化や自然が豊かな、小さな地域で同じ部分が多い。今回の研修も大きな縁を感じたから実現しました。まず民間レベルで縄文交流が続けられれば」と期待していた。

川下り、最高、千曲川フェスでラフティング  9月8日号
 〇…地域に身近にある日本一の大河・千曲(信濃)川の観光活用をと、「栄村千曲川フェスティバル」は2日に開き、午前と午後の全2回、東大滝―横倉間のラフティング体験を実施。通常料金の半額で提供し。両回とも定員の30人余が村内外から参加する人気。切り立った岸壁、川面からしか見られない幻の滝など、大自然と五感で親しむ貴重な時間を過ごした。
 〇…栄村では川活用の一環として、ラフティング体験を10年余前から断続的に続けている。6年前には栄村親水協会(樋口武夫会長)を立ち上げ、観光活用の道を模索。今回のフェスは同協会と栄村秋山郷観光協会の共催で行い、村内外に広く参加を呼びかけ行った。樋口会長(67、小滝)は「近年、ラフティング人気はより高まっている。村にとっても川を使った遊びは観光面でプラスに繋がるはず。大自然を楽しむ機会として、継続しフェスを行いたい」と話している。

私の大地の芸術祭  絵本と木の実の美術館「マムシの思い」  9月8日号
 ◎…「ヒトが殺したマムシの数と、マムシが殺した人の数と…こわいのはどっち?」「ニンゲンの毒のあつかいかたはどうもズサンでこまります…マムシの毒はマムシのなかできちんとかんりします」。『マムシは、どんな気持ちで里山に暮らしてきたのだろうか』という問いに真っ正面から取り組んだ絵本と木の実の美術館で作品を展開する絵本作家•田島征三さん。そこにアメリカ出身の詩人、アーサー•ビナードさんの詩が並ぶ。そして同美術館の玄関口に出現したのがニンゲンを飲み込む巨大なマムシだ。「地元住民はじめ伐採専門業者、一般ボランティアなど多くの人の手で完成しました。感動しました」と開館当初からのスタッフで歌い手の天野季子さん(36)。
 ◎…制作した巨大なマムシは延長約60b。入館者はマムシの口から入り、体の中を通って入館する。車いす利用者も通れるように設計したら60bになったという。大地の芸術祭終了後も、11月の「冬眠」に入るまでどっしりと構える。「マムシの次は何だか分かりますか」と天野さん。「来年は開館10周年なんです。大地の芸術祭は終わりますが、この美術館は来年もにぎやかになりますよ」。開館当初に田島さんが描いた、小川が流れヤギがいる構想図。それが次々に実現。10年間の思いがぎっしり詰まっている。
     (村山栄一)

ジャズの響きを再び、妻有ビッグバンド結成  9月8日号
 妻有地域で活動するアマチュアジャズミュージシャンらが集まり、音楽に賭ける思いを一つしようと、16人編成の「妻有ビッグバンド」(TBB)を結成した。地域では13年ぶりの復活。メンバーらは「いずれは演奏会を開きたい」と胸を膨らませている。
 スウェーデンのボーヒュスレーン・ビッグバンド(BBB)が、10月の越後妻有文化ホールでの公演後、市内ミュージシャンにクリニックを開くことが決まったことから、5月に有志が声を掛け合い、週1回の練習に励んでいる。
 BBBメンバーの一人が日本人で以前、中条•円通寺(渡邊真人住職)本堂でジャズライブを開いたことで十日町とつながりができ、県外で活躍していたミュージシャン2人が市内に移住。また、円通寺の音楽スタジオ「音蔵」が練習拠点として使えることになり、総務担当の水落哉子さん(41・中条北原)は「様々な縁と偶然が重なってできた奇跡のバンドです」と笑顔を見せる。
 TBBはサックス5、トロンボーン4、トランペット4、リズムセクション(ドラム、ベース、ピアノ)というフル編成。慶応大ジャズクラブに所属し渋さ知らズのメンバーとして活躍し今回、バンドマスターを担当する木千歩さん(45・高田町)は「一流のプロの指導など、めったにない機会。先につながるアドバイスを受けられたら」と期待している。
 結成を応援し、平成17年まで市内ビッグバンドを率いた山田秀和さん(65・下条山際)は「人数が多いとバンド運営は大変だが、クリニックに留まらず、グループとして独立し続けてほしい」とエールを送っている。

すごいね、ねじり杉、小学生が郊外授業  9月8日号
 ○…「昔話の木に出会え、語りもしたよ」。生活の授業で「角間のねじり杉」など昔話を学んでいる馬場小2年生8人が4日、語りの舞台の中里•角間地区を校外学習で訪ね対面。「すごーい」と声を上げ、「この木が昔話の木だったんだね」と大喜びだった。
 ○…同ねじり杉は、県指定文化財・天然記念物根本周囲3b、樹高22b、推定樹齢 270年。根元から上に左回りの螺旋を描きながら伸び、そのねじれは枝の先にまで及んでいる。昔、旅の僧侶が自分に水を恵まない村民の行いを嘆き、1本の杉の木をねじって「このまま伸びよ」と言って立ち去った、という伝説がある。児童たちは大地の芸術祭で賑わう近くの清津倉庫美術館で来場者の前で「ねじり杉」はじめ「七ツ釜」「弘法清水」など4話の語りも行い、大きな拍手を受けていた。なお、同校では6日、全校で大地の芸術祭の作品巡りも行った。

JR東・宮中取水ダムに十日町市が新発電所計画、水利権取得が課題、「義務放流管理」最終責任はだれ? 9月1日号
 十日町市がJR東・宮中取水ダムに計画する「維持流量発電所」計画は、発電事業者の形態にもよるが新たな水利権取得が求められる事態にあり、十日町市が国に水利権申請をした場合、現在の国が定めている宮中ダムからの「毎秒40d以上の維持流量」の確保の最終責任が、誰にあるのかが大きな問題になる。現在はJR東に維持流量確保の責任があるが、その維持流量を使って新たに発電する場合、その新しい発電事業者に維持流量確保の最終責任があるのか、法律解釈を含め、微妙な段階にあるようだ。先週24日、市議会産建委員会への市側からの説明で明らかになった。
 河川に発電ダムを設置する場合、最大の課題が下流域への「維持流量の確保」。今回の十日町市の計画は、すでにJR東が宮中取水ダムを設置し発電を行っている、そのダムからの維持流量毎秒40d以上を活用し、新たな発電事業を行うもの。
 この場合、新たな発電を既存施設の発電事業者・JR東が行う場合は「従属発電」として新たな水利権取得は必要ない。さらに十日町市とJR東で新たな発電事業法人(公設民営含む)を作り、発電事業を行う場合は「法律的な判断が必要になる」としているが、十日町市が単独で行う発電事業に比べれば、その許認可は容易と見られる。
 新たな計画概要では、発電使用水量は毎秒38d(義務放流量40dから魚道放流毎秒2dを除いた流量)で、出力は2735KW(年間発電電力量約2190万KWh、一般家庭約5千戸分)。事業費は売電に伴う東北電力への系統連系などを除き発電施設建設だけで約65億円としている。
 一方、十日町市が同計画を進めるために新たに設置する「河川環境を検討する委員会」は、新たな発電事業者による維持流量確保など含めたJR東との協議が必要で、設置は先送り状態。現資源を活用する十日町市の挑戦は、国の法的な課題と共に、パートナーシップを掲げるJR東との連携の行方にかかっている。

写真正面の野球場山側に導水管を通す構造。JR宮中ダムで


COPYRIGHT (C)2004 TSUNANSHINBUN-ONLINE. ALL RIGHTS RESERVED
!-->