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2018年06月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
7月7日号 花菖蒲で生誕地を飾る、十日町市大池  
 「生まれ育った地であり開祖様の地。きれいな場所にしていきたい」―。立正佼成会の庭野日敬開祖の生誕地•菅沼に隣接の大池脇に花菖蒲を植えて40年余りになる大池出身の根津良一さん(67、新座)。今年も植栽に汗を流し、青や白、紫など色とりどりのきれいな花が咲き始めた。近くにはやはり出身者の高橋清作さん(81、稲荷町)が根津さんから株分けしてもらって植えた花菖蒲を15年ほど前から育てており、合わせて千株ほどにもなる。ふたりとも「花菖蒲で大池を守っていきたい。立正佼成会の皆さんも喜んでくれるはず」と話している。花菖蒲はこれから本格的な開花時期を迎え、今月下旬まで楽しめる。
 高橋さんが花菖蒲と出会ったのが40年ほど前の弟の結婚式。たまたま同席の中に、当時の日本花菖蒲協会の会長がおり、分けてもらった株を植え始めたのが始まり。同協会の会員になると、毎月、種類の違う花菖蒲の株が2株ずつ届き、自分でも株分けしながら徐々に増やしていった。「吉野山」や「安濃乙女」「桃山の宴」など、種類は百種以上にもなり、特に、県内でも他にないだろうといわれる黄色の「愛知の輝」「愛知の光明」もある。
 大池地区は、昭和30年代に30軒ほどあったが、過疎の波に洗われて年々減少。現在、定住者はいない。「草取りなど大変だが、楽しんでやっている。人が見て喜んでくれると、やりがいがあるよ」とふたり。今後もさらに株分けして増やしていく予定で、「大池を花菖蒲で有名にしたいものだなあ」と胸を膨らませている。

7月7日号 魅せるぞ、雪国魂パンチ、大翔ジムの選手がデビュー  
いよいよ夢のゴングが鳴る。雪国から世界に挑むボクシング•大翔ジム(松下晴久オーナー、十日町市伊達)に所属するウェルター級(63•5〜66•6`)の小林秀己選手(28)が8月17日、東京•後楽園ホールで開かれるデビュー戦に登場する。松下オーナーは「ジムを開設して半年、早くも試合に挑むことができる。世界に向かっての一歩になる」と期待している。
 小林選手は新潟市在住、3年前にプロのライセンスを取得。本格的なボクシングジム•大翔ジムのオープンとともに所属を移した。練習では同ジム会長で元日本ライトフライ級王者•嶋田雄大氏の指導を受け、猛練習に取り組んでいる。身長183aの長身から繰り出すパンチは魅力的だ。「相手の懐に飛び込んだり、離れたりするタイミングを取るのが得意。絶対勝ちたい」と意欲。嶋田会長も「バランスがすごくいい。苦しい展開になっても精神面でカバーしてほしい。強気で挑んでほしい」とエールを送る。対戦相手は世界王者3人、日本王者8人を輩出している名門•横浜光ジムの新人選手が予定されている。
 小林選手は、少年時代からサッカーに取り組んでいたが日大卒後、「熱くなれるのに取り組みたい」とボクシングの道を選んだ。現在、新潟市のフィットネスクラブでトレーナーを務めているが、自主練のほか土日を中心に同ジムに通い練習に取り組んでいる。
 松下オーナーは「デビュー戦には北越銀行など県内の6社がスポンサーに付いてくれた。試合が楽しみ。東京五輪までに世界チャンピオンを生み出したい」と話している。
    ▽▼▽
 大翔ジムは食品運送•天翔を5年前から経営する松下オーナーが今年1月、雪室の自社倉庫2階に開設。県内初となる日本ボクシング協会に加盟、世界チャンピオン誕生をめざしている。

号外 6月25日発行 本社出口調査、緊迫状況をピタリ、わずか2・9%差
 妻有新聞社は投票当日、町内帳票所10ヵ所で出口調査を行った。サンプル数は350.うち有効サンプル334の結果が、実際の開票結果をほぼ同じ状況だった。
 本社の全体集計の得票率は「桑原悠39・22%」(実際の得票率40・28%)、「半戸哲郎36・83%」(同37・32%)、「高橋真二21・26%」(同22・40%)だった。
 地域別の出口調査では、大票田の役場投票所(有権者数2241人)での得票率は「桑原悠40%」「半戸哲郎35%」{高橋真二23%}、無効2%で、桑原氏は優位に得票していた。このほか桑原氏は外丸・三箇地区で半戸氏に20%上回る優勢状況を見せた。さらに中央部で人口が唯一増えている正面地域は、桑原氏の地元・貝坂地域が入るが、こばと保育園投票所では桑原氏が半戸氏を7ポイント上回り、町中央部での桑原氏の優勢が町全体での勝利に結びついている形となった。
 一方、半戸氏は地元上郷で優位に得票した。上郷小学校投票所での得票率は「半戸哲郎48%」「桑原悠31%」「高橋真二17%」、無効4%と半戸氏が優勢に得票。農業地域の上段の城原集落センター投票所では半戸氏が桑原氏の倍以上のサンプル数で、農業地域での半戸氏の浸透がうかがえる。
 同数エリアが2地区で見られた。中津小学校投票所と芦ヶ崎小学校投票所だ。桑原氏と半戸氏は同数の得票率だった。

号外 6月25日発行 「かあちゃん、がんばるからね」、桑原悠氏、初当選   
 任期満了に伴う津南町長選は24日投開票し、元議会副議長の桑原悠氏(31)が2614票を獲得し、三度目の挑戦となった半戸哲郎氏(67)に192票差で初当選した。高橋真二氏(57)は善戦したが及ばなかった。桑原氏の31歳町長当選は、全国町村で最年少となり、来月9日の町長就任で全国最年少女性町長が誕生する。選挙戦は共に無所属の3人が前哨戦から熱戦を展開し、町内ほぼすべての集落で3人が集落懇談会を開き、告示後は激戦を反映し、エネルギッシュな街宣が展開された。わずか192票の僅差の勝利となり、津南町の有権者が若きリーダーに「期待と不安」を抱き、今回の町長選に臨んだことがうかがえる。


 午後7時の開票開始から、わずか55分で当選の一報が入るスピード開票だった。開票待ち会場となった桑原悠候補の地元、貝坂公民館には午後7時過ぎから選対関係者や地元民らが詰めかけ、約60人余が開票結果を待った。
 午後7時55分、開票所に詰める選対関係者から村山文雄選対本部長に一報が入ると、立ち上がり、しばらくの沈黙の後、「ガッツポーズです」と勝利宣言すると、「おーっ」とどよめきと共に「やったー」とハイタッチで喜びの大合唱。抱き合う人、涙する人など激戦の厳しい選挙戦を物語っていた。桑原候補は当選が決まるとすぐに3歳の長女を抱え、夫が1歳の長男を連れ会場に現れると、
さらに大きな拍手と声援はわき起こり、桑原家族は満面の笑みで応えた。
 国会議員や県議、大手民間などからの勝利為書きが並ぶなか、後援会の風巻忠義会長は「皆さんのおかげです。悠は今日からが出発です。新しい風を起すと、決意を新たにしているはずです。今日の思い、今日の喜びは悠の励みになるはずです。悠への支援を引き続きお願いします」と感謝を述べた。町議選時代から常に一緒に活動した同級生の女性から花束を贈られ、しっかりと抱き合い、勝利を実感していた。
 初当選した桑原悠氏は参集者の拍手を受け、、「覚悟を持って挑戦し、覚悟を以て町長就任の日を迎えたい。新しいまちづくり、時代が動き出してきたと、皆さんが実感するまちづくりを、皆さんと一緒に作らせてほしい」と初当選の挨拶。さらに取材に答え、192票差について「町民の皆さんの率直な判断であり、半戸さんを支持された方々、高橋さんを支持された方々、すべて1万人町民一緒に町を作る決意である」と述べ、今回の僅差について、上村町長支持表明を「町民の方々は、何も変わらないのではと受けとめた方もいるだろうが、その意味でも町民の皆さんのまっとうな判断だと思っている」と開票結果を受けとめている。
 さらに31歳という全国最年少町長に就任することは「多くの方々からの支えで生み出して頂いた結果であり、風通しの良い、明るい、楽しい津南町を作っていきたい」と抱負を話す。
 2児のママさん町長が誕生する。桑原氏は当選が決まった時、『かあちゃん、これから頑張るからね』と子どもたちに話したことを明し、「津南の子どもたちに未来ある明るい津南町を引き継ぎたい」と子どもたちを抱きしめた。
 7月9日、就任だ。「まず、役場内の雰囲気を明るく、働きやすい環境づくりに努める。町長就任後、すぐに東京慈恵会医大を訪れたい。常勤医師の話しを前に進めたい」と人を介してすでに面会の予定を入れているという。選挙戦でも訴えた『トップセースル町長になる』意気込みだ。さらに行政方針として改めて、「津南町に暮らす人たちの勇気と挑戦を後押しできるまちづくりをする」と掲げる。

津南町長選、19日告示、新人3人激戦、本市主催・公開討論会で熱弁  6月16日号
 任期満了(7月8日)伴う津南町長選は19日告示、24日投票で行う。2期目の現職・上村憲司町長(69)は今期限りでの退任を決めている。これまでに新人3人が出馬を決めており、元塩沢信用組合・監査室長の高橋真二氏(57)、元町職員、元町議の半戸哲郎氏(67)、元副議長の桑原悠氏(31)は、後援会活動に取り組み、連日集落懇談会や企業訪問などに取り組む。無所属3人の選挙戦が濃厚のため、既存の政党組織や団体、グループなどは等距離で臨んでおり、混戦模様になっている。15日には妻有新聞主催の公開討論会が開かれ、3人が一堂に会し、政策を述べ相互質問などで意見を交し、本番に向け意気込みを見せている。
 
 連日、集落懇談会や企業訪問など行う3陣営。高橋後援会は計画した町内38ヵ所の集落懇談会を終え、現在は企業やグループ懇談を進めている。懇談会の参加数は約450人余りで、告示までに企業訪問などをこなす。
 後援会の中澤義文副会長は、高橋氏の34年間の民間経験がいまの津南町政には必要と強調する。「行政にも民間センスが必要。それは長年の経験値があるから実践できること。高橋にはそれがある。特に人の上に立つ経験、人を使う経験が行政トップには必要。高橋はその経験を充分に積んでいる。人とのチームワーク、チームプレーもできる人間。組織を動かす能力は高い」。さらに集落懇談を通じて、「政策への取り組み、その内容に説得力が出てきている。政策的には大きな違いがないかもしれないが、その中で自分の考え、取り組みをはっきり言えるかどうか、そこが最後には問われるのではないか」と見ている。
 3度目の挑戦となる半戸哲郎氏。8年前からの後援会がそのまま活動し、これまでに57ヵ所の懇談会を開き、650人余の参加数となっている。12日には町文化センターホールで総決起集会を開き、280人余が三度目の半戸氏の決意に声援を送った。
 集会には、半戸氏が掲げる『住民自治』を実践した長野・阿智村の元村長・岡庭一雄氏を招き、めざす住民自治を先進例を参加者と共に共有し、津南町の今後の方向性を示した。講演で岡庭氏は「阿智村は星の郷として年間180万人が来訪するが、これをどう定住に結びつけるか。すべての分野でむらづくり委員会を立ち上げた。住民自らが村を考える取り組みを通じ、自分たちのむらに自信を持つ、それが住民自治につながり、人口減少が止まった」と実践活動を述べ、半戸氏が進める住民自治を後押しした。
 8年前からの後援会を継続する半戸氏。前回から会長を務める涌井益夫会長は「過去2回、涙を飲んだ。あきらめたら夢は終る。止めたら事は成らない。自律を選んだ津南町がしっかりした津南を作るための選挙」と厳しく臨む。「一つひとつの問題に対し、現実的な方法論があり、そこに実現性があるのかだ。半戸の政策はすべて具体性があり実現できる」と自信を見せる。
 一方、議会副議長の議員辞職し出馬を決めた桑原悠氏(31)。告示まで38ヵ所の集落懇談会を計画し、これまでに450人余の参加者と膝詰めで意見を交している。津南町では最年少の町長選候補であり、注目度は高いが、懇談会では「若さ」ゆえの課題も表出している。だが、子育てや若者政策、さらに地域医療の課題など政策を練り上げている。
 手作り感がある後援会の風巻忠義会長は「当初は皆さんからの反応は期待と不安だったが、政策の実現性が伝わり、津南町の空気を変えてくれるという期待の声が多く寄せられている」と桑原氏の活動を評価。「いまの津南町は課題が多すぎ、政策が総花的になり、違いがないと言われるが、これだけ多くの課題があると、そうならざるを得ない要素もある」と候補予定3氏の政策面を話す。一方で「圧倒的な違いは若さ。若いからこそできることがあり、行動力とフットワーク、さらに人のネットワークは相当多い。この町に暮らす方々が、人材を育て、津南町の可能性を求めることが、津南町の将来につながるはず」と若き人材を育てる視点こそ、いまの津南町に必要と力説する。

知事選、花角氏初当選だが・・・原発30キロ圏では1万票差つけられる  6月16日号
 米山知事の突然の辞任による知事選は10日投開票し、自民公明が支援した前海上保安庁次長・花角英世氏(60)が野党連合の統一候補・池田千賀子氏(57)を3万〇千票差で初当選した。原発問題が大きな争点となり、共に原発再稼働には慎重な姿勢ながら、再稼働推進の自公が推す花角氏、脱原発を明確にする野党連合の池田氏の差があるなか、柏崎刈羽原発から30`圏の10市町村では、脱原発が明確な池田氏が半分の5自治体で勝利し、原発選挙となった今回の知事選を物語っている。30`圏の得票は池田氏が1万表余、花角氏を上回っている。さらにマスコミ各社の調査では「原発反対」が65%〜70%を占める結果も出ており、新潟県における「脱原発」は選挙のたびに強まっている。この県政環境のなか、官僚出身の花角氏が自公路線に影響されない県政をどこまでできるか、県民は注視している。
 
 「久しぶりのバンザイだ」。支持者ら40人余りが集まった花角英世氏を支援する尾身孝昭県議事務所は喜び以上に安堵した雰囲気だった。前回の知事選に続き接戦が予想され、「また敗れるのではないか」、開票当初からそうした不安感が会場に漂っていた。
 当確は午後10時20分のNHKの速報で知った。まだ都市部の開票が始まったばかりとあって「早過ぎるぞ。本当に当確か」「逆転されるんじゃないだろうな」と疑心暗鬼の声が飛んだ。しかし、テレビで何度も「当確」が流れると、「よし、決まった」とようやくバンザイをして喜びを表した。
 選対本部長の丸山秀二・十日町商議所会頭は「これまでの数年間、新潟はどうなるんだろうと心配していた。花角さんの経歴は立派だがエリートを感じさせない人間味、こういう方が知事になっていただければギクシャクしたのを修正できるのではないか」と期待感を話し、尾身県議は「新潟生まれで副知事を務め、観光庁で設立の時から頑張って国とのパイプもあり、もう少し楽な選挙になるかなと思っていたが、安部政権の問題、原発に対する不安が大きいなという思いを感じた。花角候補も原発には慎重に対応しているので、議会としても公約を与党として支えていかなければならないと思っている」と語った。

 
 一方、池田事務所では野党連合の各党関係者20人が集まり、インターネット中継やTVを見守った。午後10時20分、NHKが「花角当確」を打ち出すと「えーっ、ほんとか」と驚きの声が上がり会場は沈黙。民放各局も当確を出すと、会場はさらに沈黙。11時前、十日町選対の本間侃・自由党代表は「残念な結果だが、この結果を分析し、次につなげたい」と敗北宣言。会場は早々に片付けられ、関係者は足早に帰宅した。
一昨年の参院選、知事選、今回の知事選も十日町選対事務局を務めた富井のぶ子局長は「原発問題が大きな争点だった。途中、新潟の本部に、もっと原発を前面に出すべきだ、と連絡したが結局、争点ぼかしにやられた形」。だが2年前から準備した街宣を実現した。「政党党首クラスは新潟市や長岡市までで十日町市に来ない。新潟は長岡やに新潟市だけじゃないよと今回、各政党本部に要請し、党首クラスの十ぁ、日町入りが実現した。この雪深い地に政党代表が入ることは、地域の実情を知ってもらう好機。選挙結果は残念だったが、党首クラスが揃って入り、十日町を知ってもらった。それは成功したといえる」と話す。
 十日町地域の野党連合は、参院選、知事選と選挙のたびに結束を強め、今回の知事選は県会でも有数の充実した活動を展開。その結果が前回知事選との比較で分かる。今回、十日町で459票差、津南でも357票差という僅差にまで詰めた。関係者のひとりは話す。「この借りは来春の県議選で晴らす。多選の現職を変えたい」と、早くも次なる照準を合わせている。

森を知り、森を守る、越後杉使い橋作成、桑原亮代表   6月16日号
 「子どもたちがこの箸を使うことで森林資源に関心を持つきっかけになれば」と、町内全小学生と園児分の650膳を寄贈した。地域在住の素材、デザイナー、障がい者施設などを繋ぎ、新たな地域循環ビジネスに取り組んでいる「R4 Yours」(桑原亮代表)。その第一弾商品「越後杉箸」を昨年7月から製作・販売を実施。国内外での販路拡大をめざすなか、今月8日に津南町に越後杉箸を寄贈。桑原正教育長に手渡した。
 越後杉箸は津南産杉など雪国で育った杉を使用。冬の豪雪に耐えたため強度・耐久性が強く、自然の抗菌力が備わる杉を素材とし、デザイン・包装・生地など町内外11社が関わり作る。現在は浮世絵や県鳥のトキなどが描かれた箸袋は全20種類。結婚式の贈答品、津南のお土産品などとして関心を集めている。これまで約3500膳を販売。利益のうち2割を地域還元に充てようと考え、今回の箸寄贈となった。桑原代表(40、松海寿司)は「地元産材を、地元の人材を繋げ新たな商品を作り、それぞれ少しでもいいから地域が実益を得る地域循環型ビジネスが少子化が進む地域にとって大事になる」と製作への想いを話し、「すべての地域資源の根源は水と森林。子どもたちが越後杉箸を使うことで、町にある森林の大切さと価値を感じて貰えれば」とする。
 越後杉箸はしなの荘、ニュー・グリーンピア津南、苗場酒造、津南観光物産館、十日町市観光協会などで販売中。問合せはR4 Yours(松海寿司内)рO25‐765‐4371。

「みまもり隊こころ」、町立津南病院・案内ボラ発足  6月16日号
 町立津南病院で見守りボランティアがスタートする。家族が病院に認知症患者など連れていく時、駐車で一時患者から目を離す時間が生まれるケースがあることから、ボランティアがその間に患者を見守ろうと、「津南病院みまもり隊こころ」が発足。現在14人がメンバーとなり、今月25日から活動を開始する。
 同隊発足の契機は、本紙4月7日号で掲載された投稿。病院利用者である認知症患者を家族がいったん玄関で下ろし、車を置きに行く間に目を離す時間が生まれ困っている様子が書かれ『こんな時少しの間だけ手を貸して下さる人、見守って下さる人がいたらどんなに助かるでしょう』と綴られている。これを受け4月から町民有志が「町民のより所である病院のために何かできないか」と動き出し仲間を募り、見守りボラを病院側に申し入れ。実現に向け協議を重ねて来た。
 同隊はのぼり旗も作成。そこには『安心しらっしゃい』と描かれている。メンバーはボラとわかりやすいようにオレンジ色のビブスを着て、玄関付近に待機。来院・離院時に、車を取りに行くなどで家族がいったん患者から離れる際、代わりに見守るサポートを行う。当面は診療科が多い月・水・金曜日の午前9時〜11時半まで、2人のボラが見守り活動する予定だ。会長を務める繻エ洋子さん(米原)は「認知症の方の中には家族の姿が見えなくなるとつい動いてしまう人もいます。職員さんだけでは手が回らない部分であり、家族の安心や病院の支援のため、少しでもお手伝いできたらと思います」と話す。メンバーが増員できれば、見守り活動日を追加する予定だ。
 ボラ協力者は随時募集中。申込は同隊事務局長の板場勇司さんрO90‐8856‐9374。

中条第2病院・老健きたはら存続要望、JA十日町総代会では決議せず   6月16日号
 署名を重く受け止め、存続に向け検討していきたい―。JA十日町(柄澤和久経営管理委員会会長)の通常総代会は9日、クロス10で開き、「地域医療を守る住民の会」(代表世話人・大嶋育未、柳義夫、佐藤和人、顧問・小林照一)から要請を受けていた中条第二病院と老健きたはらの存続について、柄沢会長は「3万6千もの署名は重いものがある。その思いを大切に十日町市や津南町などと共に存続に向け検討していきたい」と意向を語った。ただ出席者から要望が出た総代決議には「要請書には規定でできないことも盛り込まれている」と決議に応えられない認識を示した。
 同住民の会は、この日に合わせ、500人余りの総代に存続の要望書を郵送。会合の中で出席者から「存続に反対する理由はない」などと意見が出、別の出席者から「総代としてこの場で存続の決議を」と要望すると一部出席者から拍手が起き、さらに老健を利用する女性出席者が「施設がなくなってはどこで看てもらえばいいのか。大変なことになる」と訴えた。ただ一方で「経営者側と理事会側で真摯に取り組むということだから、決議という提案は必要ない」と意見が出ると、これに対しても会場の一部から拍手が起きた。
 柄沢会長は「要請内容にはJA十日町が建物を建てて厚生連に貸し出すなど、規定でできないことも盛り込まれている。老健きたはらは、リハビリにより自宅に帰って暮らしてもらうのが目的の施設で長期入院の施設ではない。また県、厚生連では、病院全体の収支でプラスであれば赤字の病院も補填して一緒に運営していくというもの。黒字でないから残さないというのではない」と説明。「どういう形で残せるのか、そこを考えている。地元要望は強く訴えていく」と強調、総代に理解を求めた。
    ▽▼▽
 中条第二病院と老健きたはらの存続問題は、十日町市議会6月定例会でも一般質問が出た。
 安保寿隆氏は「存続が危い状況だと聞いている。まさに緊急事態。魚沼圏域地域医療構想調整会議でも存続を求めるべき」と要望。関口市長はこれまでの取り組みを説明しながら「制度が変わって(中条第二病院への)補助金が大幅に減り、それは大変だと十日町市と津南町でサポートを決めた。中条第二病院も老健きたはらも厚生連の経営上の判断。できる限りの支援をしていきたい」と話した。また樋口利明氏も存続への「オール十日町行動」など要望。これに対し関口市長は「パフォーマンスを含め必要な事はやっていかねばならないが、水面下の交渉もある。しっかりやっていきたい」と答えた。
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 十日町市議会(庭野政義議長)は14日、「地域医療を守る住民の会」から先月29日に請願されていた「『中条第二病院・老健きたはら』の存続を求める請願書」について全会一致で採択した。

地道な採種活動を評価、津南たばこ採種組合が特別表彰   6月16日号
 葉タバコ栽培の要となる「種子」を育て、中部・東北エリアの栽培農家に提供する「津南たばこ採種組合」(中島孝雄組合)は先月22日、新潟・石川エリアの北越たばこ耕作組合から特別表彰を受け、9日には管轄するJT中日本本部から関係部長を招き、関係者で受賞祝賀会を開いた。
 葉タバコ採種は、JTとの契約栽培で、気象条件や耕作者の技術などが求められ、葉タバコ栽培57年の歴史を持つ津南町が適地と18年前から取り組み、採種組合は8人で構成。種子は極めて小さく、1円玉1枚の1cで10e分の種子の量。津南採種組合では8人で約2`の種子を生産する。この種子が東北から中部エリアの栽培地域に供給されるだけに、きわめて重要な栽培活動になる。
 祝賀会でJT中日本原料本部・草刈正寿部長は「この種子栽培はひときわ手がかかる作業。全国の葉タバコ栽培は140f規模で、その70%を津南たばこ採種組合が担っている。皆さんの協力なくして生産事業は成り立たない」と活動を高く評価。表彰した北越たばこ耕作組合の桐沢芳典副組合長は「皆さんの活動が葉タバコ栽培、生産を支えている」と感謝の言葉を贈った。特別表彰を受けた中島孝雄組合長は「津南での葉タバコ栽培は最盛期は250人余も耕作し、契約栽培で町の中核的な作物になっていたが、それは今も変わらない。さらに良質な種子づくりに取り組む」と表彰に感謝していた。

 

輝く石垣田、「けっとのほかげ」  6月16日号
  〇…先人たちが築いた石垣田を、約2千個のキャンドルで彩った。日本農村景観百選の秋山郷結東・石垣田で9日夜、「けっとのほかげ」が開催。126年前の明治25年頃から苗場山の溶岩などを利用し築田した、約7f・2百枚以上ある石垣田を仄かな光で照らした。
 〇…「津南の名勝であり先人の想いが詰まった水田を知る契機に」と、石垣田保存会けっと(田中ふみ子会長)と結東集落が連携し行い7年目。年々来訪者が増えており、今回は外国人の姿も。近隣のかたくりの宿の渡邊泰成管理人は「日本在住のフランス人など4家族15人が来訪しました。昨年初めて見た方がおり、感動し今年は友人を連れて来てくれたようです。世界に通じる場所ですね」。当日は地元の秋山太鼓演奏や火を囲んでのからす踊りも行い、秋山情緒を250人余が堪能した。

写真・小林幸一さん撮影

県境の道路改良、津南町と栄村トップが直訴、十日町振興局に  6月16日号
狭隘な道路の拡幅改良が長年の地域の願いとなっている、津南町上郷逆巻の旧宝山荘付近の県道。栄村東部地区の玄関口だが、交差点を入り旧宝山荘までの約60b区間の道幅は5bに満たず、すれ違いが困難な道路。通勤時は渋滞も発生している。栄村と津南町は十日町地域振興局地域整備部を6日訪ね、改良要望書を提出。旧宝山荘付近の道路拡幅を求めた。
 栄村と津南町が連携した道路改良要望は2年前から継続。今回は森川栄村長や上村津南町長、福原和人議長と東部地区選出議員、さらに14集落450人余が住む東部地区区長会・斉藤健一会長らが参加。森川村長は「道路改良が進み、この道が両町村の架け橋となったなと言えるようになってほしい」。上村町長は「随分前からの懸案事項。2年前に町が宝山荘を取得しており、拡幅用地はいつでも用意できる」と語った。
 要望を受けた地域整備部・本田誠一部長は「厳しい財政状況だが、交差点の取付け状況など、段階的な整備が少しずつでも進むようにしていく。地域の皆さんの要望に応えるべく取り組む」と話した。

アイガモ栽培、コモ交流で園児がカモ放鳥   6月16日号
イタリア・コモ市との交流の一環にと、市内南鐙坂の上村農園(上村一昭代表)の「コモの田っぽ」で7日、鐙島保育園の園児たちが「かーわいい」などと言いながら、アイガモを1羽ずつ田んぼに放した。
 合鴨農法は、除草に役立ちフンは肥料となることから、同農園では20年以上続け、食味も全国食味鑑評会で金賞を受賞するなど高い評価を受けている。昨年度からコモの田っぽと名付けて実践。十日町・コモ姉妹都市交流協会では、米の代金でコモ市デザイナー案の看板設置や、収穫した米で同市で行われる食交流、コモ留学生へのお土産などの利用を計画している。同協会事務局では「市民側からの発案はありがたいこと。今後は田植え、収穫などを通じ、交流の意識を高めたい」と話している。

27年続く田植え交流、松之山湯山と東京松之山会  6月16日号
 ◎…自然豊かな棚田を貸し出す「グリーンリース」事業に27年前から取り組む松之山と出身者で作る東京松之山会(村山富雄会長)の恒例の田植えが9日、標高5百bの松之山・湯山の棚田で行い、首都圏などから30人余りが参加。毎年参加する家族連れなどは、手慣れた田植えを見せ、約5eの田んぼは早苗で埋まった。このグリーンリース事業は、新潟県内のふるさと会でも取り組むが、その先駆けが松之山事業。当時、事業化に尽力した東京松之山会・橋秀夫前会長は「自然豊かな棚田の活用として地元と協力して始めた。それをモデルに多くのふるさと会がはじめ、全県に広がった。これは十日町市にとっても大切な交流事業だ」と話す。
 ◎…湯山の山手、「当在久保(とうざいくぼ)」という地名の棚田。遠方に山並みを望む眺望が聞く場所。地元で管理する「ふるさと貸農園・グリーンリース管理組合」のい小野塚明組合長は「山からの水、汚れのない水で出来るコメで、うまいコメができる」と話す。今年で3年ごとの契約満了だが今後も交流事業は続ける方針。事業スタートから毎年参加する柏村孝さん(70)は福島・鮫川村から参加。横浜に居たが田舎暮らしを求め10年前に福島に移住。「もう27年。ここのコメはとにかく旨い。以前は子どもたちを家族で来ていたが、最近は私だけ。コメは家族みんなで食べているが、最高です」。秋には稲刈りに来る。

湖面に響くハーモニー、滋慶学園ゴスペル、ベルナテイオで  6月9日号
 〇…初夏の風にハーモニーが溶け込んだ。当間高原リゾート・ベルナティオの特別親善大使を務める「TSMゴスペルアンサンブル」のコンサートは2日にホテル館内ロビー、3日は湖面に浮かぶレイクサイドステージで実施。白い衣装に身を包んだ若きミュージシャン20人余が歌声を響かせていた。
 〇…同アンサンブルは、滋慶学園グループ「東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校 同渋谷校」でゴスペルを学ぶユニット。4年前からベルナティオでライブを行い好評。昨年は越後妻有文化ホール段十ろうのこけら落としにも出演。風になびく湖面、緑深まる樹々に囲まれたレイクサイドステージで演奏を聞いた関東からの70代男性は「とても素敵な歌声で、聞いていて本当に元気が出た。若い人から力を貰ったよ」と瞳を潤ませながら拍手を送っていた。

36212人の直訴、中条第2病院・老健きたらは存続求め、JA十日町に次ぎ近く県や厚生連本部へ  6月9日号
厚生連の中条第二病院と老健きたはらの存続を要望する「地域医療を守る住民の会」(代表世話人・大嶋育未、柳義夫、佐藤和人、顧問・小林照一)が1日、津南町の上村憲司町長とJA十日町の経営管理委員会・柄澤和久会長に、1月から5月末日までに集めた36212筆の署名を手渡し「圏域自治体と地元JAから、厚生連に強く働きかけてほしい」と訴えた。
 このうちJA十日町本店では、受け取った柄澤会長が「同病院のあり方については、前任の田口直人会長の時から検討を続けている。私どもと十日町市、津南町、運営主体の厚生連は、病院の廃止ありきで検討を重ねているわけではない」とし、「問題はどういう形で残せるかで、現在の病床数200をそっくり残せるか、少し縮小した形でいけるのか、非常に繊細な問題なので慎重に協議を重ねているところ」と言い「皆さんの署名は非常にありがたい。多くの声が集まると、私どもだけでは解決できないことの力になり、県の要請には非常に有効になる。署名は有効に使わせていただく」と述べた。
 同席した小林顧問は十日町農協の元組合長で「これは命の問題。厚生連や県が何と言おうとも、どうしても存続させるという意思をしっかり示すのが筋だ。力を合わせて同病院を発展させてほしい」と強調した。
 大嶋代表世話人は「6月市議会に向け請願を提出しました。これは、県と厚生連への署名提出に向け、十日町と津南、当会が一丸となっているという意思を表すための行動。さらに、地元農協が、意思があるかが大事なところ。是非、意思表示をしていただきたい」と要望。また「上村町長は一緒に頑張りたいと意思表示してくれ心強く思った。県知事選が終わってからだが、今月中に県と厚生連に署名を提出したい。署名は県内外から集まっており、今後も続けたい」と話した。

歌に込めた80年の人生、島田勝枝さん歌集発刊、難病にまけず  6月9日号  
 80年余の心情が一冊の本になった。津南町正面の滝沢勝枝さん(82)はこのほど歌集『われ超えてゆけ』を発刊。これまで65年余読み続けてきた短歌のうち250首を選び、さらに本紙新年号に投稿した詩などを収録。四人の子を持つ母として、30年余介護を続けた母との日々、パーキンソン病と闘う日常、そして支え続けている夫・菊三郎さん(82)への感謝など、想いが凝縮した一冊となっている。
 津南高4期生の滝沢さんは高校時代に作歌を始めた。現在は短歌会・砂丘と、津南短歌会に名を連ねる。これまで詠んだ句は2500首以上にもなる。「80歳を過ぎた時、自分が生きた証が欲しくなったんです。子は4人いますが、巣立っていくもの。せっかく読み続けて来た歌を本にしたいと」。本のタイトルは4人の子への想いを詠んだ『わが子でも一人の人なりいつの日かわれ超えてゆけ親は愛(かな)しき』から取った。
 詠んだ歌は、日々の生活の瞬間を率直に綴ったものばかり。気をてらう言葉はない。「昔から思ったまま、感じたまま作ります。だから60年以上続けてもあまりうまくなりません」と笑う。27年前に難病のパーキンソン病と診断された後は、病気と闘う心情も浮き出てくる。同じ病を患った友人が病気を苦に自死した時の悲しさを詠んだ『己が命立つ勇気あらば生きられると信じてわれは日々生きゆかん』は、生きることを諦めない姿が滲んでいる。
 「これからも、生きている限り短歌や詩を作り続けたい」と話す勝枝さん。もう一つ目標がある。夫・菊三郎さんと結婚60周年のダイヤモンド婚を迎えること。「あと2年です。それまでは生きないと」。瞳に力がこもった。
 歌集は1冊2千円(税込)で販売。問合せは滝沢さんрO25‐765‐1635。

大規模なめこ工場、国内シェアアップ、中里養魚場跡に、松之山きのこが  6月9日号
 全国の「なめこ」市場の生産・販売シェアで妻有エリアがさらに高まる計画が打ち出された。十日町市は民間資本導入で新たな事業化をめざす「旧中里養魚場」跡地活用で、「ゆきぐに森林組合」と同じ松之山に本社を持つ「有限会社松之山きのこ」が土地購入を決め、2期工事含め総事業費24億円で「なめこ」生産に乗り出す計画を打ち出し、ゆきぐに森林組合と合わせると新潟県トップと共に全国シェアの相当割合を占め、一大なめこ産地が誕生する。さらに隣接の津南町森林組合なめこ生産を含めると、さらに全国シェアは高まることになる。
 十日町市はプロポーザル公募したのは、旧中里養魚場。敷地1万9120平方b、建物256平方b(鉄骨2階)。募集の結果、1社しか応募はなく、市審査員会で同社に決まった。土地、建物(売却額ゼロ)を1870万6千円で売却が決まった。公募提案によると、有限会社松之山きのこ(高橋隆幸社長)は同地になめこ栽培施設を建設し、1期工事で2400平方bの栽培施設を建設し、年間400d生産予定。2期工事ではさらに3倍余の大規模施設を建設し、年間1100d生産を計画し、両栽培施設で年間1500d生産・出荷する予定だ。建設事業費は1期が約8億円、2期が16億円を予定している。

水無月の表情・十日町  縄文パワー、優雅な野外パフオーマンス  6月9日号
 ○…縄文一色に―。第19回笹山じょうもん市(滝澤青葉実行委員長)が3日、市内中条の遺跡広場で開催。会場には「東京五輪聖火台デザインに火焔型土器を」と住民の熱意が込められた横断幕が掲げられていた。
 ○…ステージでは、中条小中学校の児童生徒の歌と演奏、笹山縄文太鼓や「風のこころ」の舞などを披露、盛り上がった。今回は初めて津南町と下条地区から代表を招き、なじょもん友の会の江村かおる副会長と下条地区振興会の村山薫会長は「共に連携していきたい」と話した。滝澤実行委員長は「聖火台への発信を行政と共に進めたい」と話した。

「おしんの世界」、小林綾子さんトーク、きものの集いの会記念事業で  6月9日号
着物通じ和文化振興に努める「きものの集いの会」(村山峰子会長)が設立33周年と例会390回を記念して3日、越後妻有文化ホールにNHK連続テレビ小説「おしん」(昭和58年)の少女時代を演じて世界で人気を得た女優の小林綾子さんを招きトークショーを開催。これは、小林さんの母が、市内川西地域出身だったことが縁で実現したもの。
 小林さんが十日町で新調した着物姿で登場すると女性客から「うわーきれい」と声が聞こえた。トークではおしん当時の逸話を紹介。小林さんは所属事務所に言われてオーディションを受ける。3次審査でようやく「おしん」だと知り、5次で1人だけだったので「ヒロインに決まったことを知った」という。母の協力で脚本を丸ごと覚えてしまい「母役の泉ピン子さんがセリフに詰まった時に教えてあげた」と笑いを誘う。おしんは世界80以上の国と地域で放送され、かつてインドネシアを訪れた際は「5万人も集まり会場は人で波打つよう。子どもたちの輝く瞳が印象的だった」と話す。女優の森光子さんと山岡久乃さんを師と仰ぎ「今の私の礎を作ってくれた」と語った。
 その後、小林さんは八箇地区振興会(斎木邦雄会長)が管理するあじさい公園を訪れた。公園では昭和58年に小林さんがあじさいを植樹しており、同60年には市民寄付で「妻有のおしん像」が建立されている。住民の歓迎を受けた小林さんは「公園は幸せのシンボル。多くの人に愛される公園になってほしい。花のきれいな時期にきてみたい」と挨拶した。
 一連の行事を終えた村山会長は「来春は朝ドラマ百回記念で綾子さんの出演が決まり、十日町凱旋にふさわしい時期でした。素晴らしい大女優になると確信しており、いつかまたお招きしたい」と話した。

水無月の表情  笹湯で安全祈願、秋山郷山開き   6月9日号
〇…日本百名山・苗場山(2145b)、日本二百名山・鳥甲山(2037b)と佐武流山(2192b)が1日、待望の山開き。小赤沢の苗場神社で同日に安全祈願祭を実施。玉串の代わりに苗場山にちなみ水稲の苗を捧げたあと、見玉不動尊の池田明順住職が熱湯に浸した笹湯を参集の80人余にふりかけ、今シーズンの安寧を願った。6年前から山開き日に登山をしている戸谷英利さん(60、長野市)は、日本現代写真家協会員。地元で行っている苗場山麓ジオパークフォトコンテスト審査員も務める。戸谷さんは「毎年写真を撮っているが、苗場山は本当に美しい山。いつ登っても別の表情を見せてくれる。飽きないよね」と魅力を話す。
 〇……山頂の苗場山自然体験センターは昨年、土日の天候不順が多くキャンセルが多発し宿泊者は2500人と減少。今期は巻き返しに期待し、入込目標は3千人。一方で先月25日には栄村で震度5強の地震が発生しており、風評被害の可能性も懸念されるなか、運営の苗場山観光・中沢茂社長(69)は「地震はあったが秋山郷は震度3、大きな被害はない。7年前も風評被害で利用者が減った経過がある。災害のない1年を祈ると共に、大自然を感じる苗場山をいろんな方に楽しんで欲しい」と話す。同センターは10月25日まで営業。宿泊予約は栄村役場秋山支所рO25‐767‐2202。

「津南時間」を満喫、農業体験11年目、埼玉から   6月9日号
 〇…都市部の子どもたちが町内家庭で民泊し里山の暮らしを知る、津南農村体験が始まった。第一陣である友好交流・狭山市の入間川中2年生93人は6、7日に津南滞在。下船渡本村での田植え体験後、町内28戸に泊まり交流。都市では味わえない時間を満喫した。
 〇…11年目を迎える津南農村体験。かつては6校6百人を超える受入れをしていたが、現在は受け入れ家庭の減少で年間1〜2校に留まる。今期は入間川中、江戸川区立清新第二中76人(7月24〜26日)の2校170人余が来町する。担当の町地域振興課・グリーンツーリズム室によると「以前受け入れてくれた方の高齢化、新規の受け入れ希望住民は少なく、民泊に対応できる家庭が減っている」とする。一方で都市部の学校では農村体験を求める傾向が続いており、事業継続には受け入れ家庭確保が大きな課題となっている。

小泉純一郎元首相、「原発のない社会、作ろう」、魚沼で講演   6月2日号
 「石油ショックの時、省エネの自動車を開発し世界で日本の自動車は売れた。ピンチをチャンスに変えて来たのが日本。ピンチな今だが、原発に頼らず、自然エネルギーで日本は発展できる。原発はどんなに安全と言っても安全ではない」。元自民党総裁で総理大臣を務めた小泉純一郎氏は、議員在職時と変わらず身振り手振りを交えながら熱っぽく原発ゼロを訴えた。
 小泉氏の講演会「日本の歩むべき道」(主催・柏崎刈羽原発を考える魚沼市民の会)は23日、小出郷文化会館で開催。会場の1200席がチケット販売開始後すぐ売り切れとなるなど関心を集めた。小泉氏は現在、細川護熙両元首相と共に、民間団体「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」の顧問。総理時代は原発推進派だったが東日本大震災後の福島第一原発事故後に学び直し「原発は安全、コストが安い、クリーンなエネルギーと言う、推進派の3大要素を信じていた。だが誤っていた」とする。原発反対論者となったのを「過ちを改めざる、これを過ちという、の言葉を思い出し、勉強するうちに日本では原発はダメだと確信を持った」と振り返る。7年前の福島原発事故で「3基がメルトダウンした。そして4基目が爆発したらどうなったか。半径250`圏内には東京も神奈川も入り、住んでいる国民は5千万人。もしの場合、どこに逃げればいいのか」と原発不要の一例をあげる。
 世界中、核廃棄物の最終処分場がまだない現状も強調。フィンランド・オンカロで地下450bに10万年貯蔵する施設が建設中だが「今は西暦2千年。10万年なんて想像もつかない。しかもオンカロは岩盤を削り2`四方の処分場だが、たった原発2基分しか入らない。フィンランドは4基の原発があり、もう2基の分は決まっていない」と指摘。さらに「もし日本なら4百bも掘ったら水も温泉も出てくる。地震や噴火、津波もある。最終処分場が世界に一つもないのに、なぜ原発を作ったのか」と矛盾を突く。「原発を再稼働すればまた核のゴミが増える。私より頭の良い人がどうしてわからないのか。憤慨している。憤慨すると、何かしなきゃと思うんだ」と原発ゼロ活動を進める動機を語った。
 一方で、与野党で行った国会の福島原発事故調査委員会での報告書を要約し「事故の根源的原因は規制する立場の経産省と、規制される側の原発会社の逆転にあるとしている」とし「経産省の連中は、規制される側に天下りしており、規制する側が規制される側の虜になった。原発会社の経営第一、収益第一と言う体制はまだ続いている」と言及。加えて東京電力は「保証金が払えません、除染代も出せません、廃炉も出せませんとし政府が払う。『原発はコストが安い』と言うが、こういうのは入っていない。廃炉も大変で、千年万年国民が払う。よくもぬけぬけとコストが安いと言える」と厳しく批判する。
 自然エネルギーの可能性にも触れた。13〜15年、国内54基の原発が未稼働だったが「電力が足りなくて停電したことは一度もない」と言及。地震前は自然エネは電力全体の2%だったのが「いまは15%。15年は太陽光だけで原発10基分を賄った。あと15年もすれば自然エネは30%までやっていける。政府が支援すればもっとやれる」。ドイツは日本の原発事故後、原発ゼロの方向に進んだが「日本はまだ再開させようとしている。原発反対は保守、革新は関係ない。一日も早く原発ゼロに舵を切るべき」と語った。

写真・講演する小泉純一郎元首相(5月23日、小出郷文化会館で)

激震直撃、県境で震度5強  6月2日号
 7年前の3月11日の東日本大震災の翌日に長野県と新潟県の県境、栄村と津南町で発生した激震を思わせる強い地震が先月25日夜、発生。栄村役場で震度5強、津南町役場で震度4を記録。県境の川、志久見川の両岸の栄村長瀬地区、津南町百ノ木地区に被害が集中している。両町村では被害を受けた家屋の罹災証明を発行し、水田など農地の被害普及に乗り出している。

 「7年前より揺れは激しかった」。今回の地震は県境の川・志久見川の両岸エリアに被害が見られる。津南町百ノ木の鳴海均さん(63)方は地震で玄関アルミ戸が歪み、家の壁面が部分的に崩れ、家の基礎部分が少し動き、揺れで冷蔵庫が開き中身が出た。「寝ていてドーンと突き上げる揺れで、起きようにも立てなかった。7年間の県境地震より揺れた」。すぐ近くの墓地では墓石が倒れ、近くの田に落ちた。同じ地区で民宿「もりあおがえる」経営の中島正博さん(68)は自作の土器など展示品が壊れ、壁にもヒビが入り、「7年前の傷跡がさらに被害を受け、土台にヒビが入った」。翌日に宿泊予約があったがキャンセルしてもらった。
 隣接の地区、加用も激しく揺れた。冨澤信さん(68)は漆喰の壁は部分的にはがれ落ち、200gの灯油タンクが30aほど動いた。「ドーンと突き上げる激しい揺れで、7年前より大きかった。その後の余震が不気味だった」。上郷地区は上流域で揺れが激しく、日出山では落石が道路を塞いだ。
 志久見川の対岸、栄村長瀬も激しく揺れた。川に近い建設会社・赤津組事務所は2階の大枠窓ガラスが割れ、事務所内の書庫が倒れ引戸が外れるなど室内は散乱状態になった。「7年前より激しい揺れで、ドーンと突き上げる地震で立っていられなかった。7年前以上の怖さを感じた」。同地の墓石も多数が倒れた。長瀬の段丘の上、原向地区も激しい揺れに襲われた。独り暮らしの阿部咲子さん。「おっかなかった。1階で寝ていたんで良かったが2階のタンスが倒れ戸が開かなくなった。とにかくおっかなかった。7年前より揺れた」。
    ◎
 津南町がまとめた今回の地震被害は学校など公共施設6件、福祉施設2件、温泉施設など観光施設4件。一般住宅は壁のひび割れなど5件、道路は落石や部分崩落など16ヵ所、田畑の農地4件などとなっている。田被害は軽度な畔被害で稲作への影響はない。町では罹災証明書発行を受付けている。

再び震度5強、県境を直撃、住宅・田畑・学校・観光施設などに被害  6月2日号
 「7年前より揺れは激しかった。余震も怖かった」。県境地域の住民は再び襲った震災に驚いている。被害は津南町で学校など公共施設6件、福祉施設2件、温泉施設など観光施設4件、一般住宅5件などの被害をまとめている。栄村は住宅18件、公共施設11件、農地21件など全体で90件余の被害を確認しており、東部地区では一時的に自主避難した住民もいた。

 震度6強の強震が起きた新潟長野県境地震から7年。再び栄村を強い地震を襲った。25日午後9時13分、震度5強の地震が発生。幸い人命は守られたが、水田の亀裂、住宅や観光施設の壁のひび割れなどの被害を多数確認。30日現在、農地・水路の被害報告は21件、住宅・物置18件、公共施設11件など計90件となっている。特に東部地区の被害が大きい。村営長瀬住宅の壁にひびが入り、坪野では住宅付近の石垣が倒壊。中尾の農道では約15bに渡り亀裂が入る農道被害。東部地区では地震発生後、長瀬公民館に33人、切欠公民館に23人が自主避難したが、翌朝までに全員が帰宅した。住民は「また大きな地震が来る前兆なのか」と不安視する声もある。

 田植え前の水田にも被害が出た。栄村長瀬集落の上にある中田地区の水田では長さ約10b、深さ50a余の亀裂が入り、張っていた水がすべて流れ出した。この田は12eほどで、コシヒカリを栽培。7年前の県境地震で亀裂が入り、2年間作付けができなった。耕作者の齋藤進さん(77、長瀬)は、今年の作付を断念。「ちょうどこの土日に田植えをしようと思っていた。夜に地震が起き外に出たら、水路の水が濁っていて上の田が抜けたなとわかった。またか、という感覚」。同所にある齋藤さんの畑も志見川側に向かい崩れ、土が波打つ被害も出ている。「地震はいつ起こるかわからないが、防ぎようがない。今年は作付けは諦めるが、せつない気持ちはある」と深い亀裂の入った田を見つめていた。

再エネ発電事業、「空き容量ゼロ」の壁、系統接続できず   6月2日号
 再生可能エネルギー事業への取り組みが全国で進み、妻有地域でも十日町市が木質バイオマス発電やJR東・宮中取水ダムで「維持流量発電所」計画を打ち出し、津南町では森林組合が木質バイオマス発電を構想するなど、十日町市・津南町でも発電事業への取り組みが始まっている。だが、大きな課題の存在が明らかになった。再エネ発電の多くは、発電した電気を売る「売電事業」を目的する場合が多い。売電には既存の電力会社が持つ送電網への接続が必要。だが東北電力は『送電網の空き容量はゼロ』として、現状では接続できないのが実態。ただ発電事業者が費用負担し送電網を増強する方法もあるが、送電ルートにもよるが1`数億円の費用ともいわれ、売電事業が採算割れの事態を招く。再エネ事業に、思わぬ壁が立ちはだかっている。

 先月25日、市議会で木質バイオマス発電を旧川西・木落で計画する事業者が市議対象に計画説明会を開いた。事業者の株式会社エイシン(長部祐司社長)は、これまでの取り組みや構想するバイオマス発電施設について説明。「未利用木材使用の発電は国の買取制度(FIT)では売電価格は40円と高い。燃料材確保は広域から計画するが、最大の課題は東北電力への系統接続。これができないと事業申請できない」と話し、議会に協力を求めた。
 同社はすでに発電事業法人「一般社団法人・信濃川火焔発電所」を設立し、実現のための地元組織「信濃川火焔発電所協議会」(会長・田口直人元市長・元JA十日町会長)を立ち上げる方針だ。
電力会社の送電網への系統連系は、十日町市がJR宮中発電所に計画の「維持流量発電所」も同様の課題。すでに東北電力と協議を重ねる一方で、国の法的な整備への取り組みを注視し、計画実現に向け取り組んでいる。

 十日町市は、策定した維持流量発電所・基本計画の精査を進めると共に系統連系の利用拡大を求め、一昨年、昨年と2年連続、北信越市長会で要望書を提出し採択されている。今後、詳細設計を進め東北電力と系統連系で協議を進める方針だが、「国の方針に注視しつつ、発電後の系統連系の実現に取り組む。これはこの地域だけでなく、新潟県全体、さらに全国的な課題で、国も系統連系拡大の必要性を示しており、近く具体化するのでは」(環境エネルギー部・池田克也部長)と期待感を示している。

36000人、存続願い、厚生連・中条第2病院、老健きたはら、存続求めJAに提出  6月2日号
 厚生連の中条第二病院と老健きたはらの存続を求めている「地域医療を守る住民の会」(代表世話人・大嶋育未、柳義夫、佐藤和人)は1日、「JA十日町から厚生連に市民の願いを要請してほしい」と3万6千筆にのぼる存続署名簿をJA十日町の柄澤和久経営管理委員会会長と上村憲司津南町長に提出。『建物をJA十日町が建設し厚生連に貸し出す』『ふるさと納税を活用し、運営資金を補てんする』なども提案要請した。
 署名運動は、中条地区振興会はじめ市内の各種団体、市外にも輪が広がり、第一次集約した1万6648筆の署名簿を3月9日に関口市長に手渡した。その後も署名が広がり、今回はさらに2万筆余り増えたことから、「存続を厚生連に要請してほしい」とJA十日町と津南町長に提出した。
 同会では先月25日、緊急懇談会を市中央公民館で開き、これまでの経過と今後の方向性を探った。会には市議や両施設職員、利用者、医療関係者ら30人余りが参集。老健きたはらの医師が5月末で退職となり「閉鎖が早まるのではないか」と不安視する声が上がり、95歳の母が入所しているという利用者からは「閉鎖になっては困ります。何の報告もないが、何とか存続させてほしい」と訴えた。退職後の医師は当面、県内の厚生連の中で派遣していくといわれるが、医療関係者からは「とにかく医師の確保が課題。非常に難しい」と厳しい見通しを語った。
 同会では今後、市議会に請願することも検討していく方針だ。

続くグランロデオ効果、SNS発信や限定グッズに人気  6月2日号
 地域への新たな経済効果を生み出した先月19、20日の越後妻有文化ホールでの「GRANRODEO」(グランロデオ)十日町凱旋ライブ。公演後もオリジナルグッズの問合せやファンからの『十日町は最高』などSNS発信が続く。ライブ開催の実行委員会では当日大人気だったオリジナルカレー(レトルト)を通信販売し、他のグッズも販売を継続している。
 グランロデオは市内本町通り出身のe―ZUKA(飯塚昌明さん・51)と山口県宇部市出身のKISHOW(谷山紀章さん・43)。ライブ主催の十日町専門店会(飯塚隆行会長・加盟40店)が独自販売した地元限定グッズが人気で、チケット入場含め2千人余がe―ZUKAの故郷を巡り、「グランロデオの聖地・十日町」を賑わした。
 e―ZUKAはライブ後、取材に「専門店会と友だちなど多くの人たちの苦労で実現できた」と感謝し、「ファンのおかげで良いライブができて感謝、感謝です。全国のファンが『十日町の人は優しく、十日町は最高』とネット発信してくれ嬉しい。故郷に恩返しがしたいという夢が叶った。また十日町でライブをしたい」と感激していた。8月の出身地・宇部ライブに臨むKISHOWは「十日町凱旋が決まった時点で宇部凱旋も決まった。故郷での初ライブは不安もあるがe―ZUKAの誇らしく嬉しそうな姿を見て自信が出てきた」と話している。
 専門店会はライブで大人気となったe―ZUKAの母・栄子さん(80)レシピの限定品「チャーキカレー」をネット通販している。野澤昭夫実行委員長は「ライブ後にグランロデオの2人が十日町をネット上で発信してくれて、続々と注文が入っている」とグランロデオ効果を実感している。公式ロゴ入りグッズのカレー(十日町専門店会)、バンダナ(きはだや)、水(ムラオ)は各販売元で検索できる。

大厳寺高原、世界のスノーピーク公認キャンプ場に  6月2日号  前ページから続く
世界的なアウトドアメーカー「スノーピーク」が全面的に関わり、大幅なリニューアルに取り組む松之山「大厳寺高原キャンプ場」は5年計画で整備を進め、全面芝生化のキャンプ場など整備が部分的に完了し、今夏7月の大地の芸術祭前にプレオープン。同キャンプ場は「スノーピーク公認」キャンプ場として同社サイトや同系列PR活動に載ることになる。
 同キャンプ場の今後のあり方を調査委託した関係で同社が全面的に関わることになった。2016年から2020年までの5年間、総事業費約1・26億円で整備し、今夏7月のプレオープンでは、旧テニスコートを撤去し、全面芝生化したキャンプ場、炊事施設やトイレなど整備したサニタリーが完成し、従来の「希望館」をレストラン、多目的スペースなどに整備し、7月オープンで活用される。
 2020年までの整備は、現施設「ばーどがーでん」を宿泊施設(屋内キャンプ場)など整備し、同年に全面オープンする計画。最近人気の「手ぶらキャンプ」にも対応し、スノーピークのアウトドア用具一式をレンタルする対応も始まり、さらに幅広いアウトドア派の拠点になることを期待している。なお総事業費約1・26億円の財源は地方創生推進交付金で対応している。

写真・人気の雪上キャンプ。満天の星空が魅力(山田つとむ氏撮影、昨年4月29日)


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