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2017年01月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
雪国今昔物語@ 「雪積み、職人技」  1月14日号
 雪国らしくない、と思っていたら11日から本格的な雪になっている妻有地方。「これからだぜ」、古老が曇天の空を見上げる。冬はこれからが本番。『雪国今昔物語』では、昭和期の雪国の生活風県を記録した写真から、当時の冬の生活を想い、雪国に暮らす人たちのつぶやきをリポートする。

 「あれは、職人技だ。俺たちがやっても、あんなふうには積めない」。あれとは、写真の『雪積み』。昭和38年の冬の記録写真だ。右上の看板には『カネス瀬戸物店』の看板が見える。現在の本町三丁目、国道117号と駅通りが交わるセンタークロスの角にあった商店だ。
 家の高さを超える雪積み。隣の本町二丁目の昭和4年創業、山内新聞店は本町通りでも老舗。三代目の山内利男さん(79)は、本町通りの雪積みの光景を覚えている。
 「あんなに垂直には積めない。どうしても先細りして、とんがった山になってしまう。あれはプロでなければできない雪積みだ。職人の技だな」。
 本町通りは家並みは混み合い、屋根雪のやり場がない。結果、店の前などに積み上げる。平たいシャベル一本で積んでいく作業は、見た目以上に大変。雪山が高くなればなるほど垂直に積まないと積める量が限られ、雪積みの意味がなくなる。

 「今のように流雪溝がないから本町通りは雪の始末ができず、雪を積み上げることが雪処理だった」。昭和30年代は雪が積もるに任せ、道は積雪と共に高くなり2階の高さを歩くようになる。
 「道路向かいに行くには積もった雪に穴を開けてトンネルを作り、」行き来した」。思い出も多い。真冬の2月だった。道路向かいに市役所があった。いまは県信用金庫だが、その市役所が火災に遭った。だが「窓を開けても雪の壁で火事が分からなかったが、雪が壁になって延焼を免れた。子どもの頃で、火事で広くなった焼け跡を駆けずり回った記憶があるなぁ」。それほどの雪だった。
 雪積み職人。「毎年同じ、職人にお願いしていたんだろうが、どこから来ていたのかは分からない。それにしても、すごい職人技だったね」。

 消えてしまった雪国の光景だが、昭和の「56豪雪」「59豪雪」さらに「平成18年豪雪」では、本町通りの一部に「雪積み」が復活したが、すぐに除雪・排雪で姿を消した。
 もう写真でしか見られない雪国の風物詩の一つだった。

写真・昭和38年、十日町市本町通り、山内景行氏所蔵

初の行政代執行、特定空き家解体へ、他に6頭も、十日町市   1月14日号
 屋根雪処理をしない、倒壊の恐れがあるなど地域に悪影響が生じる危険性がある空き家・特定空家を行政が処分できる「空家対策特別措置法」に基づく行政代執行が11日、十日町市松之山で行い、部分倒壊している空き家は今春4月までに解体されることになった。処分費用は所有者に行政が請求することになっている。

 妻有エリアでは初の行政代執行となった空き家は、松之山支所脇の民家で、昭和44年建築で20年以上に渡り空き家状態だった。平成25年までは屋根雪処理は行われていたが、26年の大雪で2階の一部が倒壊、以降、雪処理は行われていない。

 一昨年に民家の所有者は死去し、昨年には相続人船員が相続放棄したため、財産管理人に対し行政指導では一番重い戒告を昨年通知し、新年5日までの解体処分を求めたが行わないため、11日、市職員が現場で行政代執行宣言を読み上げ、法律に基づき解体を行う。費用は約260万円を見込み、所有者に請求する。
 市内には特定空家は他に6棟あり、うち4棟に解体や修繕を求める勧告を行っている。

栄村振興公社へ5千万円、村議会が否決、月内に裁定案   1月14日号
 経営難で運営資金が枯渇し、このままでは年度内で破たんする可能性が出ている栄村振興公社。12日に栄村臨時議会が開かれ、公社への拠出金5千万円を含む7263万円の補正予算を村が提案。だが挙手採決で賛成5(上倉和美、上倉敏夫、赤津安正、石澤正、桑原一富の各氏)、反対6(山本千津子、鈴木敏彦、石沢一男、松尾眞、樋口武夫、阿部伸治の各氏)で否決された。村は今月中に臨時議会で再提案する方針だ。

 開会30分前。傍聴席はほぼ満席。開会の午前10時からも多くの住民が訪れ、高橋規夫理事長始め公社理事の姿も。傍聴席の追加、さらに別室で議会音声中継も急きょ行った。参集の住民は30人余。公社をどうするのか、そして議会が公社への5千万円村出資をどう判断するのか。議会へ、村民の目が集まった。
 開会から5分後、森川村長が提出議案を説明。続いて福原洋一商工観光課長が補足説明で「今年度の営業見込みはマイナス3300万円。運転元金が全くなくなる。今回の出捐金5千万円のうち2100万円は当面の運転資金、残りの2900万円は積立金にし手を付けず、金融機関から借入を行う担保として貰いたい」。この日、公社側が今後5年間の経営目標数値を議員に提出。今回の出捐金拠出後も当面は赤字が続くが、村指定管理料の1850万円(現行1060万円)の増額を受け、平成33年に黒字化をめざす数値だった。

 10時45分過ぎ。公社への村支出に関する議論が本格化。「12月の全協の説明だと赤字額は1700万円だった。それが全体で5千万円の数字に変わった。最初は赤字分の補填だけと言う話であり、積立金については議論していない」(阿部伸治氏)。「あまりにも企業努力が足りず、再建の形が見えない。ただお金が欲しい、という姿勢を感じる。何よりもいつも公社は責任の所在が明確でなく、過去誰も責任を取っていない」(石沢一男氏)。「2100万円は倒産しないように出すもの。2900万円は積立金。二つは別物として考えるべき。5年間の目標値が出されたが、こうしたら人が来ますと言う案も出ていないのに、これから5年間で黒字になります、と言うのは納得がいかない」(松尾眞氏)。「今のやり方では当然黒字にはならない。2900万円の積立金でやっていけるか不安もある」(桑原一富氏)。次々と公社の経営改善のビジョンが見えないと指摘する声が相次ぐ。

 開会から1時間余の午前11時15分頃。森川村長が壇上で公社支援の必要性を述べる。「村施設を公社以外に受ける団体はない。16人の雇用もあり生活を守らねばならない。理事のトップは変わったばかり。これまでの負の財産がいま出ている。ここで一度ゼロにし、再スタートを切って貰いた。そして「私の任期中、これ以上の公社への出捐金は絶対出さない。公社の最後の財産としての5千万円だ」と言い切った。

 議論は正午のチャイムが鳴っても継続。12時8分、福原和人議長が挙手採決を促す。上がった手は5人。動かなかったのは6人。栄村の今年初の議会で、議案否決が確定した。否決を受け森川村長は改めて累積赤字は過去からの負の遺産と強調し「否決はあり得るとも感じていたが、実際にそうなるとは思わなかった。議員が十分議論したいのはわかる。だが公社の経営上、急がなければならない案件。今月中に再提出したい」とした。

箱根駅伝区間賞の服部弾馬選手、「五輪めざす」  1月14日号
 箱根駅伝で東洋大の総合準優勝に貢献した中里出身の服部弾馬選手(4年)が8日、十日町市役所に関口芳史市長を訪ね、優勝を報告した。市役所玄関には母校の中里中や十日町中、十日町高らの陸上部選手や子どもたちが出迎えて歓迎。一緒に記念撮影をするなど、中高生選手たちは「あこがれの先輩。励みになります」と喜んでいた。
大会で弾馬選手は、エースが揃う往路1区で終始トップ争いを演じ、最後のラストスパートで区間賞をマークする快走を見せるなど活躍。関口市長は「市民に元気を与えてくれた。東京五輪をめざして頑張ってほしい」と激励。弾馬選手は「頑張ります。先ずは来年の世界選手権をめざしたい」と思いを語った。
 将来の目標について聞かれた弾馬選手は「まずは陸上5千bで来年のロンドン世界選手権に出場し、東京五輪をめざしたい」と夢を語った。

雪国の伝統「チンコロ市」  1月14日号
 ◎…3百年の伝統を継ぐ十日町市の冬の風物詩・節季市が、ことしも10日から諏訪町通りで始まった。名物のチンコロには朝9時の開店前から行列ができ、お目当てのチンコロを見つけると「きれい。これがいい」と買い求めていた。

 ◎…チンコロは、米の粉を練って作る縁起物。子犬のように愛らしい姿から名付けられ、市民に親しまれている。食紅などで色付けした干支にちなんだ鳥やイヌ、ネコなどが並んだ。ひび割れただけ幸せが訪れるというチンコロ、この日も願いをかけながら買い求める人で賑わっていた。節季市は15日、20日、25日にも開かれる。

新ライフスタイル「関澤睦美さん・栄村民になって3ヵ月」  1月14日号
「本当は、歴史とか民具に興味なくて断ったんです。でも『栄村は、にほんの里百選に選ばれた村だよ』と聞いて、自然が見てみたくて」。栄村で震災以降続けられている「地域史料保全有志の会」による文化財保全活動。2年前、その活動に参加。最初に泊まったのは紅葉の頃の秋山郷。「雪もすごいと聞いて、栄村の四季を見たいと思ったんです」。自然に引かれて保全活動に毎回参加することになった。

 二十歳で看護師になった。「その時に鹿児島を出ました。親が好きなようにさせてくれて。看護師ジプシーなんです」。大阪、神戸、埼玉など各地へ。在宅ホスピスで働き、生と死を見つめて多くの気づきがあった。「食べ物、生きる環境、考え方によって病気になったり病気が治おったりする」。その後、ヒーリングやエネルギーワークを学び、習っていたヨガの先生が開く自然農法のワークショップに参加。その時出会った人に、栄村での文化財保全活動を紹介された。保全活動に参加してみると、「まったく知らない世界のことが、楽しかったのかな」。そして、縁あって栄村の人と結婚。

 嫁いで早々、稲刈り、そば刈り、そばの脱穀などをやった。「あっという間に過ぎましたね」。義父は藁細工の名人。「受け継ぐだけではなく、紹介したり、教える場も作れればいいなって」。
昨年から続けていることがある。お寺の鐘のような静かな音で、音楽療法にも使われるシンギング・リン。「音色には人を癒す効果があります。面白いですよ」

高級食材「黄ニラ」、雪国栽培に飲食業界が関心  1月7日号
 中華料理や料亭、ホテルなどで使われる高級食材『黄ニラ』。岡山県が全国の生産の8割を占めるが、雪国・津南でも昨年から試験栽培が始まり、関心を集めている。試験栽培するのは半戸康弘さん(78、中子)。昨年から試験生産を始め、地元飲食店などに提供中だ。半戸さんは「冬の栽培作物として特産化できる可能性はあると思う。黄ニラを知る人はまだ少ない。まず食べて貰って、知る人が増えてくると嬉しい」と話す。

 幻のニラとも言われる『黄ニラ』。通常の緑色と同じ品種だが、太陽光を遮断することで光合成を防ぎ、葉全体が黄色となる。通常のニラを上回る香り高さやシャキシャキ触感が人気で、特に中華料理では『黄色は金色に繋がる』として重宝される。ただ畑で株を育てるのに2年必要で、さらに何重にもシートを被せ光に当てず育てるため手間がかかり、全国の料理店も岡山から購入しているのが実態。生産量の少なさ、輸送費もかかるため、なかなか手が出ない高級食材なのが実情だ。
半戸さんは15年余前から山菜『うるい』を遮光栽培、『つなん雪肌うるい』ブランドで販売。そのノウハウを活かし『黄ニラを作ってほしい』と、地元中国料理店から依頼を受け、4年前に試験栽培をスタート。「最初は黄ニラとは何か知らなかった。うるいと同じく2年間株つくりをするのは同じだったが、黄ニラを独自に調べ栽培を始めた」。畑で株を2年間養成、栽培所にある一坪の栽培床に移し、試験生産を昨年開始。「去年は初めてだったせいもあり、できはいまいち。だが今年はまあまあ」と約20aに育った黄色いニラを見て笑う。新潟、長野両県で黄ニラ栽培を行っているのは半戸さんだけと言う。「この豪雪地でも栽培ができるのは証明できた。黄ニラが美味しい時期は冬。雪国の冬仕事として将来的な魅力はあるだろう」と可能性を感じている。
    ☆
 黄ニラ栽培を依頼したのは、栄村箕作に7年前に開業した『中国料理・棲蘭(ローラン)』の渡辺俊男店主(63。)移住前、東京・世田谷区で店舗を経営していた時、黄ニラとうるいを掛け合わせた炒め物を提供。「栄村に移住し、うるいを津南で栽培していると知り、こっちでもメニューとして出したいとずっと考えていた」。さらに「黄ニラを求めている料理人は多い。だが実際は岡山などから購入せざるを得ず、コストが高い。産地が新たにできればニーズは多い。半戸さんが栽培にチャレンジしてくれたのはありがたい」と料理人の視点から魅力を話す。自店では冬限定メニューとして『黄ニラと海鮮の塩味炒め』を出している。「黄ニラはほのかな甘みと旨味があり人気は高い。定期的な出荷ができれば一つの産業になる」と新たな雪国ブランドに成長することに期待している。

国宝火焔型土器の謎を探る、東京国立博物館と共同研究で  1月㏦号
 国宝・火焔型土器の内部構造など、謎に包まれていた造り方などが学術的に解明されることになった。世界的にその造形美が注目される火焔型土器を3次元計測し、その造形方法や内部構造などを解明するもので、最古の土器の系譜ともいわれる縄文土器の花形・火焔型土器の謎が解明されることになり、国内外の関心を集めると見られる。
 十日町市博物館に保管、展示される国宝・火焔型土器「ナンバー1」は、昨年11月、文化庁・前長官の青柳正規氏の協力で東京国立博物館と十日町市の共同研究の形で3次元計測や土器の断面連続画像(医療機器MRI的に映像化)など、克明な調査を昨年12月12日から16日まで、東京国立博物館で行った。土器に触れない3次元計測とX線CT計測により、土器の造成方法や土器内部の混合物、さらに特徴的な土器上部の鶏頭冠の造成方法などを調査した。
 特に今回の調査では、その造形美が世界的な関心を集める鶏頭冠の内部構造や造り方などの解明につながるものと見られ、考古関係者や造形分野から大きな関心が集まっている。同時に王冠型土器(ナンバー15)も同時に調査した。
 今回の調査に立ち会った市教育委員会文化財課の佐野誠市課長は「東京国立博物館でも火焔型土器の3次元調査を初めてで、貴重な調査データが得られると期待している。調査データは市と共有することになっており、新しくなる市福物館の大きな特色ある展示内容なるだろう」と調査結果に期待している。すでの3次元計測、X線CT計測はすべて終了しており、火焔型土器で17ギガ、王冠型土器で2ギガのデータ容量を得ており、今後の調査データの分析に関心が集まる。
 新博物館は現在地の東側、総合体育館と情報館前に建設予定で、東京五輪の年の平成32年(2020年)6月頃に開館の計画。総事業費は24億円を見込み、メインテーマは『国宝・火焔型土器のふるさとー雪と織物と信濃川―』。昨年末までに基本設計ができあがり、今年3月末までに実施設計を作り、今年9月に着工したい方針だ。

新雪マラソン、全国から660人余、正月2日開催   1月7日号
v雪国の新年は走り初めでと、38回目となる十日町新雪ジョギングマラソン大会が2日、十日町中学校を発着点に開かれた。
暖冬少雪で道路には雪がなく、雪国の雰囲気にちょっと欠ける大会となったが、選手にとっては走りやすかったようだ。大会には地元はじめ沖縄・石垣島や青森・むつ市など1都1府21県の2歳から81歳の高齢者まで661人のマラソン愛好者らが参加。沿道からの声援を受けながら3`、5`、10`、ハーフの4クラスを駆け抜けた。
 出場選手の中には高校駅伝で活躍した中越・横山徹選手や十日町高女子メンバーらも参加。「新年早々、楽しく走ることができました。今年も頑張ります」と新たな決意を見せていた。また今回のゲスト選手はセカンドウインドACの嶋原清子選手と阿波嵜熙子選手で、参加者と一緒に軽快な走りを見せていた。なお、大会は新座地区の体協や振興会などが協力、会場設定やトン汁サービスなどの接待も行い、参加者から喜ばれていた。
 種目別優勝は次の通り。
 『男子』▼ハーフ・大塚勇輝▼10`▽一般・田村和基▽高校生・横山徹▼5`▽中高生・正野学人▽小学生・阿部青希▼3`▽中学生・阿部一希▽小学生・片桐貫太
 『女子』▼ハーフ・山田史絵▼10`▽一般・上明子▽高校・島田もも▼5`▽中高生・本間汐音▽小学生・水落彩奈▼3`▽中学生・柿倉悠杏▽小学生・小川麻姫

年賀状元日配達の出発式、大割野局でも   1月7日号
 ◎…新年の最初の業務である年賀状元日配達の出発式が各郵便局で行われ、大割野郵便局(高橋秀利局長)でも朝9時から行い、内勤を含め30人余の職員らが元日早々から賀状配達に取り組んだ。高橋局長は「今日は多くの方々が一番心待ちにしている日である。笑顔で無事故での配達を」と職員に話し、さらに「郵政民営化から10年が経過。今年は本局でも見守りサービスに取り組み、信託業務にも取り組む。地域なくてはならない郵便業務をさらに充実したい」と職務の自覚を促し、元日業務を労った。
 ◎…元日配達出発式には十日町郵便局の大平望局長などエリアの各郵便局長も参列し、関係者の拍手に送られ、賀状配達に出発した。同局の元日配達数は13万8294通(前年14万2774通)で前年同様に減少傾向にある。

服部兄弟活躍、箱根駅伝では弟・弾馬選手が   1月㏦号
 東京五輪をめざす中里出身の服部兄弟が健闘―。第61回全日本実業団対抗駅伝大会・ニューイヤー駅伝2017は元日に開かれ、服部兄弟の兄・勇馬選手(トヨタ自動車)は、4区に出場、区間5位と堅実な走りを見せた。また第93回箱根駅伝(2、3日)には弟・弾馬(東洋大4年)が1区に出場。区間賞をマークするなど力走した。勇馬選手はマラソンで、弾馬選手はトラック種目で東京五輪出場に向け、大きな一歩を歩みだした。
 勇馬選手は、2年連続優勝をめざすトヨタ自動車の4区22`に出場、区間5位の2時間40分12秒と堅実な走りを見せ、順位を3位から2位に押し上げるなど健闘した。今後、実業団で鍛えながら東京五輪をめざす。
 弾馬選手は、優勝奪還をめざす東洋大の往路1区21・3`に出場、終始トップ争いを演じ、タイム1時間3分56秒で区間賞をマーク。大学勢トップ選手としての貫禄を見せつけた。卒業後は名古屋市に本社を置く中部電力グループの総合設備企業・トーエネックを進路に選んだ弾馬選手、トラック1500bを主体に東京五輪出場をめざす。

10代のまなざし「桑原加奈さん・津南中等校1学年」  1月7日号
 受験シーズン真っ只中。校内で6年生の先輩たちに会うが、「すごいです。なんだか大人に見えます」。学修に臨む姿勢、日頃の活動など、良き刺激になっている。その先輩、4学年が先月、修学旅行でニュージーランドに行ってきた。「海外研修がとっても楽しみです」。その準備に怠りはない。
 楽しく英語を学ぶように、保育園児の時代からキッズ英語教室に通う。「歌とかゲームとか、とにかく英語を楽しみました」。その体験が「もっと英語を」に通じて、「夢の実現を掲げる津南中等校に行こうと決めました。自分の夢を実現するためです」。小学6年で英検4級に合格し、今月中旬にある英検で3級にチャレンジする。「どこまで取れるか分かりませんが、英検は受け続けたいと思っています」。

 英語の自主練も欠かさない。それは音楽。好きなアーティストの英語の曲を聞き、耳を慣れさせる。好きな曲だけに、スッと耳に入る。授業ではお目にかからないフレーズなどとも出会い、表現エリアは広がる。「まだ具体的なものは決めていませんが、英語を活用し、国際的な分野で仕事ができるようになりたいです」。英語以外の外国語にも興味を抱いている。
 リフレッシュは小学4年から取組みフルート。吹奏楽部に入り、仲間たちとハーモニーを創り出している。時にはマイ・フルートを自宅で奏でる。「4月の入学からあっという間でした。いろいろな地域に友だちができ、それが学校での生活をとっても充実しています」。(恩田昌美)

2歳で父死去、苦労人国会議員、水落敏栄副大臣祝う   12月24日号
 2歳の時に戦争で父を亡くし苦学して国会議員に就き、全国遺族会長を務める文部科学省副大臣・内閣府副大臣の参院・水落敏栄氏(73)の副大臣就任祝いの18日、ラポ^ト十日町で開き、所属の宏池会会長・岸田文雄外務大臣や宏池会芽衣会長・古賀誠氏、さらに米山知事など関係者250人余が出席して開き、副大臣職務である東京五輪に関係し、五輪組織委員会メンバーの橋本聖子・自民参院議員会長は「水落さんを通じて縄文文化の火焔型土器を東京五輪の聖火台にという話は何度もお聞きしている」と前置きし、「東京五輪の選手村に火焔型土器のモニュメントを設置、展示できるようにする」と明言し、注目を集めた。火焔型土器の聖火台採用については、組織委員会と連携して進めたいと述べた。

 橋本氏は東京五輪に関係し、2018韓国平昌冬季五輪、2020東京語rン、2022中国北京冬季五輪が続き、「韓国と中国でも冬季五輪はここ新潟が近く、時差がない中での事前キャンプ地として有望」と立地の優位性を強調した。
 水落氏は十日町市下条生まれ。当時2歳。終戦間際の昭和20年8月に父・春治さんが戦死。以来、苦学して新潟商業高卒後、日本遺族会に就職。専務理事時代の平成15年7月の参院選比例代表で初当選。以来連続3期在職。昨年6月に日本遺族会長に就き、今年8月の内閣改造で副大臣就任。

 祝賀会で水落氏は、五輪担当副大臣として各国を歴訪する多忙の様子を述べ、「アンチドーピング機構のアジア代表理事も務め、関係国を回っている。議員13年目。地域のため国のために働くことを誓いたい」と述べ、姪から花束を妻・幸子さんと共に受けた。
 祝賀会には新潟県選出のすべての国会議員はじめ文科省副大臣とあって県内大学、高専の校長も参列し、妻有エリアの自民党支部、業界代表などが出席し、副大臣就任を祝った。

40年余の慈善活動、津南ロータリークラブ   12月24日号
 ◎…40年余に渡り歳末募金に協力する津南ロータリークラブ(島田繁会長・会員27人)は19日、津南町社会福祉協議会に今期も寄付した。同クラブ例会の席上、島田会長から「ロータリーメンバーの気持ちです」と町社協・大口定一郎会長に贈られた。大口会長は「貴重な浄財です。大切に使わせていただきます」と感謝していた。
 ◎…津南ロータリークラブは今期(来年6月末期)、創立40周年を迎えており、来年5月に記念式を予定し、地元地域に貢献する記念事業を計画している。


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