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2016年06月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
キラリ看板娘「阿部祥子さん・協和建設」  7月1日号
 ○…鉄骨耐雪はもちろん、木造でも雪国ならではの住宅づくりに取り組む建設会社の「受付嬢」。現在、中条地区に『女性目線』をコンセプトにした木造2階建てのモデルハウスを建築中で、「会社でクロスの色はどんなのがいいかななど話しています。住む人の笑い声が聞こえるような家、来月中旬に完成する予定で今から楽しみです。1級建築士の資格を持った女性もいるんですよ」。

 ○…3年ほど前から、休日にはおにぎりを持って山登りに出掛けている。「ほとんど一人ですね。どんな山でも良さはあります。さわやかな空気、そして眺望、とってもいいですよ」。そして冬はスノーボード。「四季を通じて楽しんでいます」。近いうちにはパートナーを見つけ、一緒に山に登りたいと思っている。そして、ふたりで住む雪国の家を持つことも夢だ。(協和建設)

ジャーンプ、迫力満点のモトクロス  7月1日号
 ○…バゴーン、バリバリバリと轟音を響かせ、豪快なジャンプのたびに会場に駆けつけたモトクロスファンは歓声をあげた―。ダートコースを疾走する関東モトクロス選手権大会・エンジョイモトクロス大会が26日、川西モトクロス場で開かれ、「レディース」や「チャイルド」を含むモトクロスの「つわもの」たち150人余りがクラス別のレースに挑み、爆走した。

 ○…関東選手権も開かれる県内唯一の川西モトクロス場。標高差41メートル、1周1・8`のコースは大ジャンプやテーブルトップ、30度傾斜など起伏に富み人気が高く、昭和47年オープンから44年の歴史を刻んでいる。市内から唯一出場しエンジョイ・ライツクラスで優勝した保坂豊さん(53)は「小さな子どもたちも参加しています。大会の日は多くの方からこの迫力を楽しんでほしいです」と話している。

10代のまなざし「小野塚優月さん・津南中学1年、目標は全国」  7月1日号
 朝練のため6時45分には家を出る。学校まで20分ほど。「これもトレーニングです」。いま生活の多くを占める陸上の練習と目標への思い。5月の連休には菅平合宿。毎週のように記録会。1年女子部員4人は良き仲間であり良きライバル。2年生部員がいないため先輩は3年生の7人。あこがれの先輩の背中を追いかけている日々だ。
 「中学3年間のうちに、通信陸上の出場標準記録を突破したいです」。距離は長い方が好きという。短距離のスピード、長距離の持久力が求められる1500bに挑んでいる。標準記録は5分10秒。今春からの記録会で自己ベストを更新しており、あと20秒ちょっとまできている。

 練習で街中を走る。「ときどき声を掛けてくれる方がいます。とても嬉しいです」。陸上部のウェアが街中を元気に走る姿に、地域の人たちは元気づけられている。さらに目標がある。駅伝で全国出場すること。津案中学は男女とも全中駅伝出場の伝統校でもある。「先輩に続きたいです。チームで力を合わせ、全国をめざしたいです」。
 持久力は、小学時代の登山がベースにある。3年生の頃、両親と兄の4人で北アルプス・蝶ヶ岳から常念岳を2泊3日で縦走した。テント持参の本格的な山行。「あまり覚えていませんが…、きつかったです」。その後も家族で山へ行き、苗場山には二度登った。冬場のクロカンスキーも小学から取り組み、夏・冬ともに全国をめざす。「走ることが好きです」。自分と向き合っている。
                (恩田昌美)

未確認の生物か、秋山郷屋敷で騒動に  7月1日号
「畑に鉄パイプを引っ張ったような跡があった」、「うなった田んぼに、棒を引きずったような跡と拳(こぶし)の大きさの足跡があった」…。いま栄村の秋山郷地域で「未確認の生き物」騒ぎが起こっている。目撃者もいるようだが、「尻尾がシマ模様でノシノシとはっていた」、「体長は80aほど」などなど。関係者談によると大型のトカゲのようだが、いまだ正体は分かっていない。

 今月15日、同地の屋敷、山田由信さん(83)は畑に変な跡を見つけた。「鉄パイプを引きずったような跡だった」。その1週間後の22日、同じ屋敷の山田輝一さん(83)はうなった田で見た。「稲は植えなかったが、うなっただけの田で、鉄管を引きずったような跡で、その両側にゲンコツ大の足跡があった。猟師をしていたが、あんな足跡は初めて見た」。足跡はその後の雨で跡がなくなったが、他にも数人が足跡を見ているという。

 目撃談によると、尻尾が縞模様で体長は80aほど、人によって「大型のトカゲのようだった」「あるまじろみたいだった」などであり、「木の枝をミシミシと折りながら何かが動いている音を聞いた」などさまざま。この生き物の全身を見た人はまだいない。地域の樹民は「ペットで飼っていたトカゲを誰かが秋山に放していったのではないか」との声も聞かれる。
 屋敷には栄小学校秋山分校があり、地域では注意を呼びかけている。

写真・未確認の生き物を見たという現場。左斜面で這う音と後姿を見たという

ドイツの設計家・ベンクスさん、改修50軒達成   7月1日号
 ○…骨組みを生かした独特の建築・色合いが人気の、十日町市に在住する建築デザイナー・カールベンクスさん(73)が手がける古民家再生が50軒を達成。25日、松代・カールベンクスハウスで祝賀会を開き、カールベンクスさんは「竹所に移住して21年。貴重な財産を後世に伝えることができてうれしい。さらに取り組んでいきたい」と感謝と抱負を語った。

 ○…古民家再生を通して田舎の魅力を伝え、移住のきっかけをつくるなどカールベンクスさんの活動は「竹所のキセキ」といわれている。古民家再生は全国で手がけているが、50軒のうち大半は妻有地域。祝賀会で、竹所区長で古民家再生に携わる五十嵐富夫さんは「カールベンクスさんが竹所に来て若い人が増え、子どもたちの声も聞えるようになった。とってもうれしい」とバラの花束を贈り、関口市長は「雪がきれいで大雪も気にならないと竹所に移住し価値観を変えて頂いた方。さらに活躍を」と祝った。

冬季五輪合宿に最適、東京五輪聖火台も、IOC名誉委員・猪谷千春氏が津南町に  6月24日号
 IOC国際オリンピック委員会副会長の要職を務め、現在IOC名誉委員であり日本オリンピック委員会理事、五輪メダリスト組織・日本オリンピアンズ協会副会長などに在職し、冬季コルチナ五輪銀メダリストで東京都スキー連盟会長の猪谷千春氏(85)が18、19日、津南町のニュー・グリーンピア津南を訪問。2020東京五輪の聖火台に「火焔型土器」を採用する運動に理解を示し、国重要文化財の津南町の遺跡出土・火焔型土器を手に猪谷氏は「素晴らしい造形美ですね」と感嘆した。同津南を視察した日本障害者スキー連盟会長でもある猪谷氏は「2018年韓国・平昌、2022年北京の冬季五輪の合宿地に使えるのでは」と述べ、地元は期待感を膨らませている。

 今回の来町は同津南・松崎和秋会長の橋渡しで実現。猪谷氏、松崎会長とも北海道出身などの交友で「ぜひ津南町に」と来町を要請。18日、同津南全エリアを視察した猪谷氏。標高1400bの小松原湿原入口まで行き、津南の自然環境や冬季の状況の説明を受けた。
 視察には東京都スキー連盟役員が同行し、新潟県スキー連盟会長・尾身孝昭県会議長ら県連盟役員も猪谷氏と懇談。東京都スキー連盟に関係するスキー関連者は約1万5千人、北海道に次ぐ多さ。登録指導者・選手だけで6千人余と東京都は全国屈指のスキー王国だ。 

 18日の懇談会で猪谷氏は今後のスキー大会、スキー業界の方向性を示している。「東京都は北海道に次ぐスキー人口を抱える。雪なし地域ではあるが、我々東京都が主催し、雪あり地域で大会を開くことができる。大会開催費用は本社が多く集まる東京なら協賛も多い。今後はこうした全日本規模、あるいは世界規模の大会開催ができる」と話す。来年2月にはスノーボード全日本大会を東京都連盟が主催し、南魚・上越国際スキー場で来年2月開催が決まっている。

 8月5日開幕のリオ五輪にIOC名誉委員の猪谷氏は、来月早々にリオへ行く。「2020東京五輪から従来の28種目に地元希望種目の開催ができる。リオ五輪前のIOC総会で決まる」と話し、冬季五輪にも言及。「2018年は韓国平昌、2022年北京、その次の2026年に札幌が手を上げ、新潟県も名乗り出ている。続けてアジア開催は難しいが、諦めずに立候補し続けることが大切」、さらに「オリンピックと共にパラリンピックの事前合宿に、ここは適地だ」と話した。

 一方で日本トライアスロン連合名誉会長であり、国際トライアスロン連合殿堂入りを果たした猪谷氏は「ウインター・トライアスロン競技をスタートする。この地は豊富な雪と自然の地形など素晴らしい条件を持つ。日本からウインター・トライアスロンを世界に発信したい」と話し、『ここが持つポテンシャル(可能性)を生かしてほしい。微力だが相談に預からせていただく』と話し、大きな期待感を抱かせる言葉を残した。

写真・ニューグリーンピア津南などを視察した猪谷千春氏(中央)

ほくほく線、新ビジネス模索、『サイクルトレイン」「沿線スポーツ施設で首都圏誘客」「データセンターを」  6月24日号
「ドル箱」の特急はくたか廃止で運輸収入が10分の1に落ち込んでいる北越急行・ほくほく線で、新たな収入源確保や魅力づくりが始まっている。全国的に人気が広がるサイクル(自転車)活動と鉄路が連携した『サイクルトレイン』、さらに沿線に世界規格のスキー施設「モンスターパイプ」建設による誘客など、沿線からも同線利用増への取り組みが動き出している。
 「ほくほく線沿線地域振興連絡協議会」(会長・関口十日町市長)は20日、六日町で新年度総会を開き、同会の交通政策部会が「サイクルトレイン」の調査研究に取り組む方針を決めた。同トレインは列車内に自転車を持ち込みでき、あるいは各駅にレンタル自転車を設置し、駅前駐車場を確保し「パークアンドライド」により、鉄路を使って自転車の旅ができ、外国では大きな人気を呼び国内でも取り組む鉄路が増えている。
調査活動は、先進事例で平成15年4月からサイクルトレインに取り組む3セク「上毛電鉄」を視察し、実現の可能性を探る。全国で14鉄路が取り組み、上毛電鉄が全国トップの年間2万5千台の自転車持ち込み数(平成19年度実績)で、最近さらに増加傾向という。
 一方、南魚・石打丸山スキー場に、ワールドカップ開催できる国際規格『モンスターパイプ』を南魚沼市は今年建設し来冬開業。計画では石打丸山スキー場チロルゲレンデに長さ170b、高さ6・5aのハーフパイプコース。事業費約1・3億円。W杯開催できる国際規格コースとなる。
 ほくほく線協議会委員の南魚沼市観光協会・小野塚昭治会長は、最寄駅・上越線石打駅へのほくほく線停車を求める。「世界規格のパイプコースは大きな誘客要素だ。新幹線湯沢駅から石打まで複数の鉄路ルートができれば利用増に結びつくはず」と誘客効果を強調する。同地はフリースタイルスキーW杯で2季連続総合優勝した小野塚彩那選手の出身地であり練習の拠点でもある。石打駅周辺にはスポーツ施設もあり、五輪事前合宿などの誘致も視野に入れている。

 
 収入の9割を占めた特急はくたか廃止で経営環境の厳しさが増す北越急行・ほくほく線の第32期(平成27年度)決算は、普通列車だけの運輸収入となったが、前年比22%増、23万人増の利用実績。だが収支状況は厳しく営業損益は約6・4億円となっている。21日に十日町市で決算発表した渡邊正幸社長は「特急廃止の影響は極めて大きい。新たな中期計画を策定したが、平成30年に運賃10%値上げを予定し、国や県の財政支援を受ける中で、向こう40年間はやっていける見通しだ」と、厳しい経営事情ながらも新潟県や沿線自治体の支援を期待しつつ、一方で新たな収益分野を模索する取り組みも始まり、廃止する変電所の「データセンター化」などを視野に入れている。

 『6億円の収入を上げるのに12億円の費用がかかっている』のが特急廃止後の北越急行の経営状況。費用軽減のためピーク時104人の従業員が今年3月末で76人に人員整理。さらに沿線3ヵ所(津池・大島・大潟)の変電所廃止を打ち出す。
なかでも注目は、十日町市・美佐島駅にある津池変電所。廃止後、その建物を活用し『データセンター』設置を構想する。ほくほく線には光ケーブルが敷設され、電力供給も可能で、建物冷房化もでき、需要が高まるデータセンター設置を視野に研究し、新たな収益源にしたい方針だ。

 さらに先月、運送大手・佐川急便と事業合意した「貨客混載」。同線の上下最終便を活用し、貨物運輸を担う計画。渡邊社長は「試験的に今秋から取り組み、事業化の見通しをつけたい。貨物輸送には国の助成が期待できる」と、さらに新たな事業展開する方針だ。

 27年度決算は、営業収益6億1843万円、営業費用12億5946万円と「6億円の収入を上げるのに12億円の費用がかかっている」現状で開業以来初の赤字決算。平成9年3月開業以来、26年度決算まで連続黒字による内部留保は3月末125億9500万円だったが、前期から取り崩しが続き、28年度も3億円余を取崩す計画で、来年3月末は122億円余の見込み。一方、普通車利用は平成21年度から100万人突破を維持、27年度128万6千人。中でも高校通学が2万人増。南魚エリアの津南中等校通学がバスからほくほく線利用に変わったため。直江津圏、十日町地域のビジネス利用14万人、芸術祭効果で7万人などで普通列車は前年比23万人増となっている。

写真・美佐島駅にある津池変電所を廃止し、データセンター設置を構想している

十日町市議会定数2人削減可決、来春の改選期から実施   6月24日号
 「定数24」に決定―。十日町市議会(定数26)は6月議会最終日の17日、現行2人減の定数改定する議員提案を行い、起立採決の結果、賛成多数で可決した。来春4月の市議選から適用する。
 議員提案は現状維持の三矢会(小嶋武夫会長、4人)と共産市議団(村山邦一団長、3人)を除く4会派長の連名で、近藤紀夫氏(政策クラブ・自由の風、6人)が代表し「特別委を設け検討を重ねてきた。8人の委員会が望ましく、定数は2人減の24人を提案する」と提案し理由を述べた。これに対し共産・村山邦一氏は「定数問題は市民的なものとなっていない。市民参加での協議が必要。周辺部の声が出にくくなり、他市との比較で論議してはならない」などと反対討論。一方、賛成討論では飯塚茂夫氏(不羈の会、4人)が「特別委、各会派で検討してきた結果。合併して11年が経過し人口は減少、普通交付税は減額されている。各委員会8人という意見が多数を占めた」と述べた。

 起立採決では共産市議団や現状維持会派の一部が着席したままだったが、「20対4」の賛成多数で可決した。

キラリ看板娘「仲澤 ゆき乃さん 27歳・信州アウトドアプロジェクト)  6月24日号
 ○…「キャンプの企画から実施まで手掛けたくて。『ここなら出来そう』と思いました」。村内外の学校や企業などに野外教育プログラムを提供しているNPO法人の職員になり、昨年栄村に移住。昨年の冬には、栄村でスキーや雪遊びのキャンプの開催を担当した。「保護者の方からも好評でした。雪を活用したことがもっと出来そう」。今は夏のキャンプ開催に向けて準備中。また、田植え等に参加し、地域に入りこみながら栄村を勉強中。

 ○…「外で仕事している分、家の中で過ごすことが多いですかね」。雪国ならではの保存食にも注目。「ぜひ習ってみたいです」。植物を育てることも好きで、室内では観葉植物、ベランダにはバケツ稲。「毎日見ていると、新芽が出たり面白いですよ。稲は秋に収穫出来るかな?楽しみです」。(信州アウトドアプロジェクト)

ケチャップで減塩、津南町食生活推進協議会  6月24日号
 ◎…美味しく減塩―。県食生活改善推進委員協議会・十日町支部(村山秀子支部長)は6月の「食育月間」、さらに毎月の食育の日「19日」に合わせ、メルシーつなん、原信十日町店、リオンドールの3ヵ所で特製料理「トマトケチャップで減塩きんぴら」を18日試食提供。ケチャップを使いしょう油や砂糖を抑えた特製きんぴらを食べた36歳女性は「言われなきゃケチャップが入っているなんで気付かないですね。美味しい」とびっくり。3年目の今年も好評だった。

 ◎…津南町食推(根津昌子会長、99人)はメルシーつなんで50食を提供。使用ケチャップは津南産トマト使用のもの。根津会長は「きんぴらはつい砂糖やしょう油を多く使いがちですが、旨味の強いケチャップを使えば、半分くらいですみます。肉じゃがなどにもいいですよ」と減塩レシピを来訪者に配り、塩分取り過ぎを注意喚起した。

クマ増加、人的被害を懸念、自家用畑に出没多発  6月17日号
 クマ出没が相次いでいる。生態に詳しい専門家によると、昨秋は木の実などクマの食物が豊作で、出産数が増加したと見られ、今後のトウモロコシなど農産物収穫時期に向け、クマが里山に生息する可能性が指摘され、「今期は多数のクマが出没し、被害の増加が予想される。特に注意が必要」とする。13日には津南町で「鳥獣被害防止協議会」を開き、十日町地域家畜指導診療所獣医や猟友会、新潟県鳥獣保護員など関係者で情報交換と今期の対策などを協議した。

 農作物をクマ被害から防ぐ対策で効果を上げているのが「電気柵」。津南町は昨年10・12f、柵延長6140bを設置し、今期も新たに8・2f、同4840bに電気柵設置する計画。トウモロコシなど出荷作物畑に設置する。だが、ここにも課題が出ている。
 津南町猟友会・大口友一会長は指摘する。「出荷作物対策は電気柵で効果を上げているが、その一方で自家用の小面積畑などに被害が多発している。一昨年の役場近くの人家の間の畑被害などはその典型。今期はクマが増えているので、こうした被害が増えるのではないか」と懸念する。
 十日町や津南では今春以降、人家近くでクマ出没や目撃が相次いでおり、13日には国道117号を渡らないと行けない人家近くに出没している。

 十日町地域家畜指導診療所の山口明獣医は、電気柵のチェックの必要を話す。「電気柵は効果を上げているが、しっかり設置しないと柵破りのクマが必ず出る。そうなると学習し、次々と破られる」と指導の徹底を話す。さらに「これまでの調査で津南町の場合、クマの移動ルートがほぼ解明されている。そのデータをもとに農産物被害や人的な被害防止を早急に打つ必要がある。今期は確実にクマが増えており対策が急務だ」と専門の立場から注意を促している。

写真・2014年8月、津南町役場近くの民家脇畑に出没した

10代のまなざし「南雲美穂さん・十日町3年」  6月17日号
「今回のテーマは『そら』でした。青空、夕日、それぞれ思い浮かべる空があると思います。だれもが一度は聴いたことがある、空に関係した曲を集めてみました」
 第46回十日町高吹奏楽部の定期演奏会。12日、十日町市民会館で開いた。第1部は黒のステージ衣装で吹奏楽コンクール演奏曲など。第2部は演奏会用の青空色のTシャツで、胸には『音響伝心』の文字。背中にはポップな音符が踊っている。
 「とっても緊張しました。ミスもいっぱいしちゃって。でも楽しく演奏でき、聴きに来ていただいた人から喜んでもらえたようでよかったです」

 会場いっぱいの聴衆。拍手が鳴り止まず、アンコール。「上を向いて歩こう」など2曲を演奏し締めくくった。
 「温かいご支援を感じ、本当にうれしいです。部員のだれもが忘れられない思い出になったと思います。次回からも応援していただきたいです」
 定期演奏会は、8月のコンクールに向けた試金石の場。課題、自由曲は『マーチ・スカイブルー・ドリーム』と『楓葉の舞』の2曲。
 「目標は大きく持とうと、西関東大会で金賞をめざしています。そのためにも県大会でよい演奏を響かせたいです。簡単な道ではありませんが、心の音を響かせ、感謝の気持ちを忘れず頑張りたいです」   (村山栄一)

マイナス金利、影響穂ロがる、JA十日町・田口会長が懸念  6月17日号
 マイナス金利の影響が地域にも広がっている。JA十日町経営管理委員会の田口直人会長は4日の第18回通常総代会の挨拶で、「政府日銀のマイナス金利政策で14000億円を超える資金運用がピンチを迎えている」と従来の運用益が望めない状況を示唆し、組合員にさらなる資金調達の信用事業や共済事後湯など農協利用を呼びかけた。

 総代会資料の27年度決算によると、組合員が同農協に預ける貯金総額は約1404億6850万円。これを農協系統預金や国債、地方債、社債などの有価証券、系統外預金などで運用し、27年度の資金運用収益は約14億3840万円となっている。
 同年度では、政府日銀の「マイナス金利」の直接的な影響は見られないが、田口会長の指摘するように、今年度以降の資金運用にマイナス金利の影響が出てくるものと見なれる。ただ、JA十日町では新年度28年度事業計画では、ほぼ前年並みの約14億620万円を見込んでいる。

 田口会長は総代会で「いままでになかったことだが、マイナス金利政策で資金運用がピンチを迎えている。利潤の期待が読めなくなり、大事な収入源の片腕がもがれた形だ。経費節減に取り組むが、新陽と共済事業にさらに背局的に取り組む。金利が下がるのでお金の用立てや保険などはぜひ農協を利用してほしい」と組合員に呼びかけた。なお農協本体では27年度の事業総利益は24億8千5百万円(前年比2千3百万円減)、当期剰余金は2億5千3百万円(同4千7百万円増)となっている。

きらり看板娘 北原 美咲さん 大光銀行十日町店  6月17日号
 ○…「お客さまと触れ合う毎日。やはり笑顔が第一です」。大卒後、地元就職と金融系の会社に勤める先輩が多かったことから、自然に銀行員への道を選んだ。「今はマイナス金利の時だけに、お客さまには投資信託や保険関係をお勧めしています。ぜひ声を掛けてください。笑顔でお待ちしています」。

 ○…休日は、ダイエットと健康づくりを兼ね六日町の坂戸城に登る。「ちょくちょく登っています。今は40〜45分ほどで登ります。いい汗をかきます。でもその分、いっぱい食べるので痩せませんが」。系統的には肉食女子。「お肉が好きですね。ステーキや焼肉、何でも。お陰でお酒も飲むようになりました」。その分、仕事にもエネルギーを使う。「ファイナンシャルプランナーの資格を上げていくよう頑張ります」。
(大光銀行十日町支店)


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