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2015年02月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
明日へ「カボチャがキャラクターに」 桑原チイ子さん 2月27日号
 愛らしい福ちゃんと愛ちゃんが評判に―。一見、ヒョウタンのような「バターナッツかぼちゃ」に顔を描き、知人や特養老人施設、飲食店などに贈って喜ばれている。製作しているのは市内川治下町の桑原チイ子さん(65)。「十日町の人気キャラクターになれば嬉しい」と胸を膨らませている。

 桑原さんが取り組むようになったのは4年ほど前。きっかけは同級生からバターナッツを譲り受けたことから。ヒョウタンほどくびれはないが、面白い形に「顔を描いてみたらどんなだろう」とピンときたという。それ以降、マジックなどで顔を描き、男は「福ちゃん」として鉢巻を、女は「愛ちゃん」と命名し花飾りを付け、近所や友だち、寄った先の飲食店などでプレゼント。評判はじわじわと広がり、中には「ぜひほしいです」と連絡してくる人もある。
 バターナッツはスープやクッキーなどの食材として人気で、小千谷市では新たな特産品開発として取り組んでいる。桑原さん宅でもキャラクター用として今では畑で栽培、実が成ると傷み防止策としてポリ板を敷くなど念の入れようだ。「大小さまざまな形になるので、そこがまたいいですね。年に2百個以上作ったこともあります」と話す。 

これからも「どんどん作り続けたい」という桑原さん。好きなカラオケの仲間も応援し、地元で音楽指導に携わる小杉軍平さんと池田靖啓さんは「カボチャ音頭」と題して歌を作るなど輪が広がっている。

弓矢で祈願、夜の十二講、津南町割野  2月27日号
○…冬夜に松焼き(ドウロクジン)と伝統行事「十二講」を行う、津南町割野地区(177世帯)。今年も12日夜、集落の鎮守・熊野三社境内に住民70人余が集い、五穀豊穣と家内安全を燃え盛る火に祈った。
 ○…山の神に感謝を捧げ、藁筒に入れた米粉で作ったカラコを作り、弓矢を奉納したのち、東の山に向かい区長が矢を放つ同地区の十二講。地元の15組余の夫婦がメンバーの割野友野会(大平清会長)主催で行い、弓弾き神事は8年前に復活させ継続。同会は「十二講も松焼きも大事な伝統行事。続けたい」としている。

清津川分水問題、東京電力に不信感増す、取水口変更申請で  2月20日号
 『清津川に頼らない魚野川の水資源確保を検証する』。5年前の2010年11月10日。新潟県庁で泉田知事の仲介により「清津川の分水問題」に関わる十日町市・関口市長、南魚沼市・井口市長は『三者合意』した。その「清津川に頼らない」、清津川の自然流況の状態が、いま実現している。これは、先月10日発生の東京電力・湯沢発電所の屋根崩落事故により、同発電所がストップ、上流の清津川発電所の発電は続いているが、三俣取水口での分水が行われず、上流から流れる全量が、自然流況の状態で清津川に流れている。だが、この状態に待ったをかけたのが東京電力だ。今月6日、湯沢発電所の下流で発電する石打発電所の流水占用(取水口変更)申請を国に申請。これにより、清津川の水は、ストップしている湯沢発電所を迂回し、石打発電所で取水されることになり、国の認可が出た場合、「清津川に頼らない魚野川の水資源確保の検証」が難しくなる。「自然流況により、魚野川にどんな影響が出るか検証する絶好の好機」(関口市長)の実現ができなくなる。三者合意から5年。検証の好機と見られた今年だが、東京電力の「新たな一手」で、分水問題は、変更申請に伴い国は県知事に意見照会し、知事は地元十日町市に意見照会したが、十日町市がどう回答し、その回答を知事がどう受けとめ、国に回答するかが最大の焦点になっている。

 県知事からの意見照会は今月10日付文書で、十日町市と南魚沼市の両市に届いている。
 十日町市の関口市長は、知事からの意見照会に対し、「十日町市として意見する」と回答準備を始めている。取材に対し関口市長は、東京電力の取水口変更申請に対し、「市民として簡単に納得できる話ではない。県には魚野川の自然流況での調査をしっかりやってほしいと伝えたい。東京電力には、湯沢発電所が復旧するまでは、魚野川からの取水だけで石打発電所の発電を行いなさい、と伝えたい」と、東京電力の『新たな一手』に不快感を示す。三者合意を仲介した県知事には『清津川に頼らない魚野川の検証』の実施を強く求める意向だ。

 今回の取水口変変更申請は、屋根崩落で発電ストップしている湯沢発電所の下流にある石打発電所を本格稼動するため、湯沢発電所を迂回する取水口の変更を求めている。変更箇所はすべて既存の導水管のため施設の新設を必要としない。申請期間は『湯沢発電所が復旧するまでの暫定措置』とする。湯沢発電所の被害状況の詳細は明らかではないが、水車発電機4基は崩落ガレキの下で損傷程度が不明。東京電力では「数年かかる見込み」とする。

 一方、東京電力は今回の変更申請に合わせ、分水問題の要所である『三俣取水口』を、湯沢発電所復旧まで閉鎖する措置を取る。東京電力は今回の変更申請について「石打発電所は設備に被害はなく、魚野川からの取水だけでは最大出力が出せず、発電を最大限に確保するために23条申請(河川法)をした」とする。

 一方、観光名所の清津峡住民や下流域で作る『ふるさと清津川を守る会』の藤ノ木信子事務局長は「東京電力の管理怠慢で起こした事故で、それにより清津川と魚野川のあり方を根本から考える好機となったにも関わらず、それをできなくした東京電力には大きな怒りを感じる」と、今回の東京電力の取水口変更申請に不信感を募らせる。関口市長が泉田知事に対し、どんな意見書を送るか関心が高まる。回答期限はないが、来月末までには回答するものと見られ、これを受け泉田知事が国にどう回答するか、大いに注目される。                 (恩田昌美)

写真・2010年の三者合意で方向性が出たが、東京電力の姿勢に大きな疑問が出ている

医師退職問題、松之山で住民説明会  2月20日号
 医師の契約満了で4月以降、常勤医師が不在となる国保・松之山診療所の今後について、十日町市は17日夜、松之山休養村センターで住民説明会を開き、地区役員など70人余が出席。市民福祉部の高橋徳一部長は「混乱を招いたこと、説明が遅れたことをお詫びします」と話し、4月からの松之山診療所は、月曜から金曜まで半日診療を行い、国保・川西診療所と県立松代病院(十日町病院含む)からの医師派遣で対応する方針を明らかにした。

 市の説明では、週5日の半日診療の詳細は、年度末の医師異動期と重なり、午前か午後かなど具体化はこれからで、複数の医師による当番制になる見込みだ。さらに往診は、県立松代病院(十日町病院医師含む)が訪問看護で担当する。一方で高橋部長は「全国自治体病院協議会やドクターバンクなど、あらゆる手立てで医師確保をはかり、常勤医師を早急に見つけたい」と話している。

 説明会に参加した60代の女性は、「週5日の半日診療と聞きましたが、急患はどうするのでしょうか。救急車になるのですか。お年寄りは遠くの病院に行くだけで具合が悪くなります。急患対応をお願いしたい」と不安感を話す。さらに、「登坂先生にはお世話になりました。近くにいるだけで安心感がありました。市はぜひ早急に安心できる松之山診療所にしてほしいです」と話している。

 説明会終了後、同会に参加した登坂尚志医師が挨拶した。「週に1日か2日、半日ならお手伝いできると市に話したが、メドがついたと言われた。もう私からお手伝いしますとは言えない。皆さん、半日診療が1日でも欠けたら、登坂を呼べと、市に要請してください。14年間お世話になりました」と話し、参加者は拍手で感謝を表した。

あわや犠牲、雪で民家全壊、住人自力で這い出す  2月20日号
 津南町赤沢地区で18日午前10時、独り暮らしの高齢者が住む民家が屋根の雪の重みで倒壊。屋根の中心部から潰れる形で家屋は全壊。だが偶然にも79歳男性が居た壁際にあった寝室は完全に倒壊せず持ちこたえ、約1時間半後、奇跡的に無傷で救助された。

 町総務課、石田剛主査(38)は17日午前10時頃、同僚と2人で赤沢公民館近くにある、雪の重みで14日倒壊した空家の現場調査をしていた。すると、後ろからメキメキという大きい音が聞こえた。振り返ると黒い煙を噴き上げ、民家が潰れていく様子が見えた。石田主査は赤沢在住。家の住人、清水幸作さん(79)が独りで自宅にいることを知っていた。すぐに通報し、スコップを持ち潰れた家に走った。「声をかけたが最初返事がない。家の裏手に周り『大丈夫ですか』と声をかけると、『おお』と言ううめき声が聞こえ、続けて『暗くて何も見えない』と返事があり無事とわかった」。
 午前10時半頃に消防、警察、消防団ら20人余が駆け付け、救出作業は急ピッチで進む。清水さんの声が聞こえる、倒壊を免れた家屋西側の雪を1b余掘り下げ、壁を空け50a余の隙間を作り、午前11時32分、外に這い出てきた清水さんを救出。すぐに津南病院に搬送、奇跡的にケガはなかった。「家屋全体が潰れており、最初ダメかと思った。こうして命が助かったのは何より」と石田主査は安堵する。

 十日町署によると、清水さん方は木造一部2階建て住宅で面積約165平方b。清水さんは倒壊時、1階奥の6畳間寝室に居た。現場付近の積雪は約260a、屋根の積雪は2百a余。昨年末以来、一度も屋根除雪していなかった。近所の63歳男性は「ずっと屋根の除雪をせず雪庇が出たりと、町道沿いの家なので皆不安がっていた。空き家を含め、特に道路沿いの家が除雪しない場合、緊急時は行政が除雪し後ほど代金を請求できるような条例が必要なのでは。住民の安全を守ってほしい」と話した。

雪害相次ぐ、温泉旅館に雪崩直撃、けが人なし  2月20日号
 16日午前1時頃、津南町辰ノ口の辰ノ口温泉・渓泉荘(小巻沢雅支配人)の裏手北東側斜面で雪崩が発生。1階の厨房(約39平方b)まで雪崩が流れ込んだ。渓泉荘は木造二階建て、発生時は小巻沢雅さん(83)と妻・久さん(80)、長男の誠さん(44)と神奈川からの宿泊客の50代夫婦がいたが、けが人はなかった。同旅館は船繋川沿いにある、急斜面に囲まれた一軒宿。大量降雨時や豪雪時、町から避難勧告が出た経緯はあるが、雪崩が建物まで押し寄せたのは初めて。雅さんは「まさか雪崩が押し寄せてくるとは」と言葉を失った。

 十日町署によると、雪崩は同荘の北東側斜面の上部約50b、幅約15bの規模で発生。今冬、県内で雪崩による民家被害は初めて。厨房わきの部屋で就寝しようとしていた誠さんは発生時の状況を話す。「雪がドドドッと落ちる衝撃を感じた。外に出て厨房を見ると、雪で埋もれ、中に入れず、大変なことになったと思った」。雪崩が押し寄せた箇所にはガスボンベがあり、一時匂いがしたため電気製品を使うのを避け、懐中電灯を使い就寝中だった両親、宿泊者の無事を確認。すぐ逃げ、近隣の鹿渡館に避難。「3回も大きな地震を経験し、常に枕元に懐中電灯を置いていた。けが人が出なかったのは良かった」。同荘は昭和31年に開業、建物まで届く雪崩発生は初めてという。

 県や町担当者が同日に現場を確認。斜面の危険な雪庇を落とす作業を始めたが、現場は重機が入りにくい急斜面のため、除雪作業に2週間余かかる見込み。小巻沢さん家族は、町内の避難住宅に移る予定だ。

10代のまなざし「鈴木裕也さん・十日町定時制・18歳」 感じる仲間との絆 2月20日号
 十日町雪まつりコミュニティ会場の十日町高グラウンド。そのステージ脇の雪像は同校定時制生徒の作品だ。「3日間で全員参加で作ります。毎年、干支を作っていますが、今年は未(ひつじ)。あのモコモコの表現をどうするか、皆で話し合いました」。出来栄えは、ぜひ会場で。現在、その全校をまとめる生徒会長だ。
 生徒会活動は年間通じて忙しい。授業が終わる午後9時から生徒会メンバーが集まり、遅い時は10時頃まで活動。「僕は1年の時から生徒会に入っていたのですが、年間通じて本当にいろいろな活動があります」。後輩として参加した生徒会、今は後輩を引っ張る立場。「歴代の生徒会が築いてきた伝統をしっかり後輩に引き継ぐ、それが僕の役割と思っています」。 

 3年になってアルバイトを始めた。地元商業施設のレジ担当。「働きながらの勉強の大変さを感じていますが、人との出会いもあり、大変さ以上に充実感を感じています」。中学時代は不登校だった。だが「小学時代、中学時代、そして高校と、とても良い仲間がいて、特に高校で出会った仲間は生涯の友だちになると思います」。いま、仲間たちとの『絆』を、さらに強く感じている。
 定時制。「過去の様々な事を抱えている人が多いと思いますが、普通にできない人は、どの世界にも必ずいます。そういう人のためにも、昼間に馴染めない人のためにも、この学校は必要です。成長の中では、必ず何かのつまずきがあります。そのつまずきを支える場が必要です」。         (恩田昌美)

除雪女子、高齢者世帯支援、横浜国大学生  2月20日号
「除雪って大変」―。11〜14日の4日間、横浜国立大の大学生・大学院生らが津南町に来訪。三箇校舎に宿泊しながら豪雪地の暮らしを体験。13日は除雪ボランティアとして、町内辰ノ口で独り暮らしの福崎トミエさん(91)方に来訪。自宅2階まで届きそうな高さ5b余まで溜まった積雪を除く作業をスノーダンプで行い、2時間余汗を流した。福崎さんは「普段、除雪は業者さんにお願いしているけど、こうして都会の若い人がやってくれて嬉しいね」と感謝していた。

 三箇地区は、同大学付属の鎌倉小と縁が生まれ5年目。地元の「三箇地区と都会との交流を進める会」(恩田稔会長)が交流事業を進め、上部組織の同大大学生が夏に合宿に訪れるなど関係は深まっている。今回は同大教育人間科学部講座「冬のスポーツボランティア」で来訪。理工学部の女性12人はじめ14人が除雪作業に挑戦。祖母が村上市在住の佐久間香織さん(19)は「除雪って面白そうだなと思い単位に選びました。ただ津南は村上市以上に雪が多く、同じ新潟でも違いますね」とビックリ。宮城仁美さん(19)は建築専攻。「雪国の家は1階が駐車場で興味深く、普通の家より頑丈そう。この雪深い地にずっと住んでいると思うと凄いと感じます」と感嘆していた。

 引率の同大・海老原修教授は毎夏、三箇校舎で学生を連れて宿泊するが、冬の体験合宿は初企画。「都会から離れ、合宿では非日常の体験をすることが学生にも好影響がある。豪雪体験はまた企画したい」と話している。

熱き10代の主張、十日町雪まつりでライブ  2月13日号
 10代のライブが再び雪まつりを熱くする。第66回十日町雪まつりは20〜22日に開催。21日午後6時、十日町高グラウンドの「コミュニティひろば」では地元10代がステージに立つ生ライブ「HIGH TEEN‘S JOINT GIG限界突破」を行なう。10代ロックバンドの生ライブ企画は昨年に続き継続。地元の十日町、津南始め魚沼や上越エリア在住の15〜19歳の高校生と社会人で構成する5バンド23人が雪まつりを熱唱でさらに盛り上げる。

 同ひろばを運営する十日町青年会議所(大島博理事長)企画。各バンドが中島美嘉、ゴールデンボンバー、SEKAI NO OWARIなど各3曲ずつ披露する。地元高校生4人組ロックバンド「かみむとゆかいな仲間たち」は十日町総合高2年の尾身彩香さん(ボーカル)と上村梨紗さん(キーボード)を中心に結成。この日がデビュー戦となる。尾身さんは「昨年の10代ライブを見てぜひ出てみたいと思ったんです。歌う方も聞く方も元気が出るよう演奏します」。バンド名の基となった上村さんは音楽をするためアルバイトでキーボードを購入。「県外からもいろんな人が来る雪まつり。緊張もしていますが、楽しいステージにしたい」と笑顔を見せた。

出演者は次の通り。
 ▼「Implict Trust」=樋口旭、大島和斗、市川正亜、池田智一、水落修平▼「Venus」=藤ノ木勇太、水野春菜、早河太樹、大島和斗▼「NODO SIGNAL」=小林郁美、上村紗耶佳、上垣ひかり、小杉真奈、小宮山裕理、武田遥佳▼「かみむとゆかいな仲間たち」=上村梨紗、尾身彩香、中澤信一、福原祐樹 ▼「Infinity」=佐藤凱、広井智泰、福原祐樹、市川隼哉、橋龍也

10代のまなざし「桑原宇舞さん・津南小6年」 中学でも走る  2月13日号
 タッタッタッと走る。汗が流れる。息が苦しくなってくる。相手が迫っくる、不安もよぎる。
 「県大会で優勝できたし、全国大会にも出場できたし、とってもよい経験になりました」
 津南ではただひとり、十日町アスレチッククラブの選手として昨年12月14日、大阪で開かれた全国小学生クロスカントリー研修大会に出場してきた。50人が参加した個人種目に出場、19位だった。
 「人数が多かったので緊張しました。10番以内に入りたかったので、結果はちょっと悔しかったです。でも、気持ちよく走れました」

 その全国出場を決めるための県大会ではアンカーだった。
 「前の仲間が1分くらいの差をつけてくれたので、安心して走ることができました。監督から、ゴールするときは両手を挙げようと言われていたけど、忘れてそのままゴールしてしまいました」
 にぎやかな弟と違い、物静か。しかしスポーツ好きで、保育園の時からサッカーに触れ、小学校ではスポーツ少年団で取り組んできた。走ることは得意だ。
 「いろんな学校から集まっている十日町アスレチックの仲間とも友だちになれました。サッカーでも友だちがいっぱいいます」

 4月には中学生。新たな目標に胸が膨らむ。
 「中学では陸上部の長距離に入り、いい結果を残したいです。そして地域のサッカークラブ、アルティスタでも走って頑張りたいです」
                  (村山栄一)

妻有リポート 積雪5bの松之山、すっぽり埋まる民家  2月13日号
 ◎…「秋の長期予報では、今年の冬の雪は少なめと言ったがなぁ」。十日町市松之山の佐藤徳三郎さん(81)は、炬燵に足を入れながら話した。10日、十日町市は2年ぶりに豪雪対策本部を設置。松之山ではこの日、支所観測点で427aの積雪。佐藤さんが暮らす天水越はさらに60aほど多い。「あれよあれよという間に積もってしまった。いつもは正月までに1回、屋根を掘ればいいが、この冬は4回も下ろした。大雪になったなぁ」。4年前から股関節を患うため、屋根除雪は人に頼んでいる。その手術を今月、受けることになった。「ちゃんと歩けるようになればいいが」。

 ◎…日本三大薬湯・松之山温泉街から約1`、松之山スキー場がある天水越地区。スキー場からさらに1`ほどにある佐藤さん方。昭和35年の結婚を機に新築した我が家は、すっぽり雪に埋まっている。県道に面しているが、玄関前は5b近いの雪壁。家裏が山斜面のため、屋根雪を下ろすと屋根につかえる。10年前に購入した投雪機が頼みだ。妻・ヨシさん(81)と一緒に除雪する。「1月は降りっぱなしだったな。それでも2月になり、陽が少しずつ長くなってきた」。囲炉裏では赤々と火が燃える。「これが一番だな。家中が暖かくなる」。

 ◎…週2回、十日町農協の移動販売車が来る。「いまのところ不自由はないが、今年の冬は寒い。だから雪がなかなか消えない。だが、雪の断面を見るとザラメがあり、暖かくなれば、消えが早いかもしれないな」。テレビで『津南では…』『十日町では…』と大雪ニュースが出ると、千葉の娘から連絡が入る。孫たちが小さい頃は、よく雪遊びに来た。「もう高校生になって、なかなか来られない。小さい頃は、本当によく雪で遊んだなぁ」。生活の大変さはあるが、生まれ育った地への愛着は強い。「でも、やっぱり心配は身体の事だな。体のことは医者じゃないと診られないからな」。松之山診療所の登坂医師の退職を不安視している。「そういえばこの間は立春だった。陽が出ると、ちょっとだが、春を感じるようになった。この大雪も、ゼンマイが出る頃になると、雪の苦労を忘れるんだよ。それでいいんだろうな」。囲炉裏で温めた『あまさけ』が、身体を温めてくれた。  (恩田昌美)

からす踊りに集う、東京津南郷会新年総会、新たな会員増強策も  2月13日号
 ◎…津南町誕生後、すぐに創立し、ふるさと会では老舗の「東京津南郷会」。7日、東京のホテル・グランドヒル市ヶ谷で新年総会懇親会を開き、会員40人はじめ津南町から上村町長、高橋商工会長、草津議会総文委員長、町社協・大口会長らが出席し、近隣の東京栄村海・上辻会長、東京十日町会・春日会長、東京松之山会・高橋会長らが臨席。東京での同新年会に初出席の上村町長は「今年は津南町誕生60年の節目の年を迎える。津南は確かな新しい時代を迎えつつあることを確信している」と、新たな町事業の一端を話し、『津南町応援団』の東京津南郷会の活動への期待感を述べた。

 ◎…新潟県関係の首都圏のふるさと会は旧市町村112とほぼ同数あるというなか、創立60年近いのふるさと会は稀で、東京津南郷会はその伝統を刻んでいる。ふるさと会の多くが「会員の高齢化と拡充」が課題。東京津南郷会も同様な課題を抱えるなか、「事業部」「会計部」が会員増強に取り組み、昨年度は新会員6人を向かえ、7日の新年会で新たしいメンバーを迎えた。野村英夫会長は「現在会員70人余でなんとか増やしたい。今年3月14日、北陸新幹線の長野以北が開業し、その記念イベントも計画している」と、同会と東京松之山会、東京栄村会の合同企画で、春5月に山菜交流会を栄村で開く計画だ。さらに8月第一日曜には「からす踊りの集い」を3会合同で開き、今回は十日町・水沢会も参加する。

 ◎…東京での新年会に初参加した上村町長は町の状況を話した。「大雪と言われるが、過去5年間の平均は280a。今日7日現在は270a。その意味では平年並み。この雪を『天からの恵み』にできるか、これが大きな課題だ」と話す。津南の雪の全国報道で「ファミリーマートの『津南の天然水』の売れ行きが好調。ジオパーク認定は津南の新たなスタートになる」と津南小6年生が自作した歌の歌詞を披露。『津南はただの田舎じゃないさ/僕らが津南の未来を作る』。「この子たちが誇りに持てる津南を作り上げていく」と挨拶し、大きな拍手を受けた。なお東京津南郷会の入会は自由。連絡先03‐3881‐2552(野村会長)047‐364‐1354(藤ノ木幹事長)。さらに20代・30代・40代の「東京津南郷会サポーターズ」も求めている。問い合わせは妻有新聞まで。
 

雪国の魅力、世界に発信、初の外国人観光モニター招く  2月13日号
 積雪が3b越える地ながら、約1万年前の縄文時代から人が住む豪雪地を世界発信をと、外国人誘致を進める動きが広がっている。十日町市や津南町、栄村など3県7市町村で広域観光連携を図る「雪国観光圏推進協議会」は5、6日に初の外国人モニターツアーを開き、ヨーロッパやアジア圏6ヵ国8人が参加。かまくらや酒蔵見学、集落散策など体験。調査結果は26日に小出郷文化会館ホールで開く「雪国未来会議」で発表される。

 今回は国内在住のアメリカ、オランダ、スウェーデン、ドイツ、イギリス、タイの8人が参加。松之山温泉宿泊、津南町では苗場酒造見学、しなの荘で行うスゲボウシやミノを被り集落内を巡る「ゆきんこ散歩」など体験。湯沢町のスキーインストラクターで来日2ヵ月のイギリス出身のショーン・ホッチンソンさん(23)は「イギリスと全く違う雪文化が日本にあると聞き来た。こちらの人と触れ合うと皆優しいね」と雪国伝来のミノを来て、地元住民に種楽巡りを案内され嬉しそう。現在東海大1年のタイ出身・シティラート・グルーワディットさん(21)は「タイには雪は無い。実際に見るとすごい。雪のない国にとっては異世界で魅力的だ」と身長をはるかに越える雪壁に興味深そうだった。

 同ツアーは豪雪地にしかない独自性を深めようと初企画。観光の専門家も同行。官公庁の観光圏認定に関わる、立教大学観光学部の豊田三佳准教授は「雪が降る地は他に北海道があり、今海外から観光客が多く入るがそれはリゾート。ここは違った、地元らしい魅力を発信する必要がある」と指摘。わら細工、地酒など暮らしに根付いた文化の発信が大事とし「海外観光客はスペシャルな、その地にしかないものを求める。地方を見たい外国人は増えており、マスマーケットでなく、少人数が対象のマーケットもありえる」と豪雪地観光の在り方の一端を示す。

休業温泉宿、津南町が1000万円で購入、今夏までに経営母体公募  2月13日号
 県境の地、津南町上郷の温泉宿「宝山荘」の土地、温泉、建物を津南町が購入し、今夏の第6回大地の芸術祭までに、新たな経営母体による温泉宿として生まれ変わる予定だ。
 新年度予算案に購入費1千万円を計上し、予算可決後、経営計画を公募し、新たな経営者を決める方針だ。町では同じ上郷地区で整備を進める旧上郷中校舎の「アーティスト・レジデンス(芸術家の創作・宿泊施設)」との連携や芸術祭来町者の利用などを視野に、新たな経営者のセンスある計画に期待している。

 宮野原温泉・宝山荘は、昭和30年代、町内有志が全町で温泉開発に取り組み、温泉湧出に成功した一つ。何度か経営者が変わり、現在の経営者が大幅に館内をリニューアルしたが、健康上の理由などで経営継続が困難になり2年前に休業。以降、売買情報に載るなどするなか、経営者から「町のために役立てくれないか」と売買を持ちかけ、町が購入することになった。不動産情報での売買価格を下回る1千万円での購入となっている。町では新年度予算案可決後、新たな経営母体を決める方針だ。

 宮野原温泉はアルカリ性単純泉、33・6度、毎分121gの湧出量。建物は木造2階延べ760平方b、土地は870平方b。信濃川河畔の宿で
ロケーションに恵まれている。町では「良質な温泉であり、新たな経営者による特色ある経営を期待したい」としている。

歴史を縁に交流、中条小と岡山・総社市小学校  2月13日号
 679年前、中条の大井田氏経勢が岡山県総社市山手の福山城で足利尊氏勢と戦った歴史を縁に、平成8年度から始まった十日町市立中条小(高橋しげ子校長、児童175人)と総社市立山手小の相互交流。毎年8月には中条小が山手に、2月には山手小が中条を訪れ、今年で19回を数える。

 山手小児童6年生45人は中条小に6日到着、歓迎式の行われる体育館では拍手に迎えられ入場。笹山縄文太鼓の演奏の後、中条小6年の根津梨々花さんと野上結羽さんは「皆さんとの再会が楽しみでした。冬の中条で忘れられない思い出作りをしましょう」と歓迎の言葉。今回は片岡聡一総社市長も訪問し「よい思い出になるよう皆さんと交流したい」と挨拶した。プレゼント交換では、中条小から手作り米とチンコロなどを、山手小からキビ団子と吉備彫りお盆を互いに渡しあった。その後ホームステイ先の家族と対面して分宿。翌日は、博物館見学、スキー、雪遊びなど2泊3日で雪国交流を満喫した。

 山手小6年の友好訪問団長の新谷孝平君は「朝5時半に出発し昼頃に十日町に到着したが、雪景色に感動。一番の楽しみは民泊で中条のお父さんお母さんは本当に優しくしてくれた。そばを食べに行ったがとても美味しく、雪遊びは楽しかった」と満足そうだった。

世界のトップ10めざす、小林由貴選手、全日本で4連覇  2月6日号
 今月18日からスウェーデンで開幕のノルディック世界選手権出場が決まっている津南町出身ので岐阜日野自動車の小林由貴選手(27、津南中―十日町高―早稲田大)は31日、十日町市吉田クロカンコースで開催の全日本スキー選手権で、五輪種目でもあるスキーアスロン(クラシカル5`、フリー5`)で圧倒的な強さを見せ4連覇達成。小林選手は「世界選手権のスキーアスロンは7.5×7.5の15`で少し長いが、フリーが得意なので、狙っていこうと思う」とトップ10入りをめざす。世界選手権での活躍が期待される。

 昨年ソチ五輪で選考外となった後、小林選手は単身、ノルウェーに渡り、現地のクラブチームに入り10月まで修行トレーニングを積んだ。「ソチ五輪の後遺症があり、『何かを変えないと、何も変わらない』と思いノルウェー行きを決めました。自分自身のリセットにもなりました」。

 ノルウェーは2011年、世界選手権に初出場した地。会場は首都オスロ。「私の中で一番印象深く、コース沿いに多くの観衆がいて、ノルディックスキーに熱い街。街中をランニングしていても自然と「頑張れ」と声を掛けてくれます。これまでのスキー人生の中で、一度競技生活を送ってみたい街で、それが私の夢でした」。
その6ヵ月間は『自己改革』の場になった。現地クラブチームで基礎から取り組み、週30時間余のトレーニングをこなす。「スキー生活を送る中で、何かを変えなければ、私はもう本当に何も変わらないんじゃないか、何もやらずに終わるんじゃないか、というのがありました」。
 だが、この6ヵ月が大きな自信となった。「今日(31日)は勝てて良かったですが、勝つのが当たり前と思っていましたし、その自信がありました。自分に自信が出ていることを、競技を経るにつれ感じています」。国内女子では石田正子選手(?JR北海道)が第一人者だが、「少し差が縮まったかな」と感じている。

 世界選手権の出場種目はまだ未定だが、小林選手は10`フリー、15`スキーアスロン、30`クラシカルを希望する。特に長い距離が得意だ。世界選手権で公約通り『トップ10』入りを果たせば3年後の韓国・平昌(ピョンチャン)五輪でのメダルも夢ではない。津南の河岸段丘でトレーニングする小林選手。『夢の実現』に大きな一歩を踏み出している。

写真・全日本選手権でトップを行く小林選手(1番、先月31日、十日町吉田コースで)

 

ふるさと想い集う、東京松之山会に170人参加  2月6日号
 ◎…首都圏のふるさと会の中でも参加者多数で知られる「東京松之山会」(村山富雄会長)の創立25周年記念総会は1日、東京上野の精養軒で開き、会員はじめ松之山からバスチャーターで30人余が駆けつけ、県内ふるさと会代表など170人余が参加し、懐かしい「わが町、わが村」談義で盛り上がった。村山会長は「郷里との深い絆をさらに築き、課題の会員増強に取り組み、さらに歴史を重ねたい」と節目の挨拶をした。

 ◎…創立25周年祝賀会には十日町市から関口市長、尾身県議、蔵品教育長、旧松之山町長・佐藤利幸氏、さらに新潟県人会・平辰名誉会長、東京十日町会・春日寛会長、また創立当初から出席する元衆院議員・高鳥修氏も元気な姿を見せた。関口市長は「地方創生の風が吹いている。郷人会の活動は地方創生の大きな要素になる。市も国の交付金を活用したプログラムを作り、事業化を進める」と東京松之山会の活動への期待感を述べた。

 ◎…記念式では、前会長で永世会長に就いた高橋秀夫氏に感謝状と花束が贈られ、「25年も続くとは思っていなかった。これも松之山の皆さんのご支援のおかげ」といつもの笑顔で話した。記念式には隣接の東京津南郷会、東京栄村会代表も出席したほか、大地の芸術祭で作品展開する沖縄自由学校の川端美和子さん、十日町出身の落語家・桂歌助師匠も臨席し小噺を披露。フィナーレは全員で「ふるさと」を大合唱し、3時間の盛り上がった交流会を締めた。

「二度と起こさない」、JR踏切事故から4年、冨田社長が現場で慰霊  2月6日号
 JR東日本の飯山線・津南町大根原踏切で同社社員の誤誘導で普通車と列車が衝突、小千谷市の男性(当時59歳)が死亡した事故から4年の1日、同社の冨田哲郎社長や関森多市郎新潟支社長ら幹部10人余が来町。事故発生の12時12分、黙とうを捧げ事故現場の踏切前で深々と頭を下げ冥福を祈り、「この事故を風化させない」と改めて再発防止を誓った。

 4年前の事故は故障で遮断機が下りたままの同踏切で発生。線路周りは高さ3b余の雪壁に囲まれ見通しが悪いなか、現場の同社社員が手動で遮断機を上げ、車を誘導していた。2社員は安全を確認しないまま男性のライトバンを通し、そこに列車が衝突。車は約75b引きずられ、脳内出血で男性は死亡。事故では職員2人業務上過失致死罪に問われ、3年前に新潟地裁で有罪判決が出た。JR東はこの事故を踏まえ、踏切故障時は手前の駅での列車停止確認をしてから車を通行させるルールを定め、再発防止策を取っている。

 事故現場にある記念碑「安全の誓い」に冨田社長は献花。取材陣に「4年立つが起こした事故の大きさ、我々の責任の重大さを痛感している」と改めてお詫び。さらに「事故を風化させず、ルールを完璧に守り、大事故を起こさない。そういう強い気持ちを今日も持った。私としては来年も継続し訪れたい」と話した。

写真・事故現場の津南町寺石・大根原踏切で頭を下げる冨田社長(手前から2人目、1日)

園児が初釜でおもてなし、下条学園  2月6日号
 ○…日本の伝統文化に親しみ、おもてなしの心を学ぼうと、十日町市の下条学園(むつみ幼稚園・保育園)では、先月29日に13回目となる初釜茶会を行った。当日使った茶碗50個は職員が持ち寄り、長年茶の湯の経験がある庭野克子学園長と保育士の宮内理英子さんが指導役。年少、年中児67人と職員が客で、年長児35人がお運びとしてもてなした。

 ○…庭野学園長が喫茶の作法を教え、宮内さんがお道具と茶の淹れ方見せ、年長児は緊張の面持ちで茶を運ぶ。茶を飲み終わると「おいしかった」「ちょっと苦かった」などの声が聞かれた。お運びを終えた年長の近藤ゆあさんは「昨日練習をしたので今日は上手にできました」とにっこり。庭野学園長は「伝統の大切さを子どもたちに伝えることが地域を大切にする心につながるだろう」と語った。

春夫呼ぶ節分会、立正佼成会十日町教会  2月6日号
 ◎…春を呼ぶ立正佼成会の「節分会」が3日、十日町協会(岩元良彰教会長)で行い、関口市長や村松・尾身両県議らが袴姿で威勢よく豆をまき、2百人余の参加者は福を呼ぶ豆を拾い集めた。会場には千鳥足の赤・青のオニも登場し、岩元教会長らの「オニはそとー」の掛け声に、いそいそと退散した。

 ◎…節分会の恒例の講和で、岩元教会長は「意識して『光る言葉』を話すこと。それは、ほめること。感謝のありがとうを言えば、ありがとうという事が起き、出会いもあります」と話した。立正佼成会の開祖の生誕の地で開く「生誕地まつり」は今年39回目。「来年は40回の記念の時。すでに準備が始まっています」と大きな節目の取り組みが進んでいる。

10代のまなざし「竹内茉弥さん・十日町3年」母のような看護師に  2月6日号
 身近な存在が、いつしか自分の目標になった。看護師の母。小さい頃から働く姿を感じていた。夜勤疲れも見せずに笑顔で話す母。「いまは看護師という仕事の大変さが実感として分かりますが、母はいつも笑顔です」。『お母さんみたいになりたい』と漠然と抱き始めたのは小学校の頃。

 目標が定まったのは小学6年の時。写真が趣味の祖父が61歳で他界。写真を撮りに行く時、連れて行ってもらった。森の中で木漏れ陽を顔に受ける保育園時代の自分が写る全紙の写真が居間に飾ってある。大好きな祖父の入院、そして別れ。看護師への思いが膨らんだ。新潟県内の看護師学校をめざす。「地元でしっかり勉強し基礎を学び、ゆくゆくは大きな病院で働きたいです」。

 あっという間の3年間の高校時代。写真部に在籍。祖父の形見でもある「ニコンの一眼レフ」で活動した。「人物を撮りました。特に笑顔です。祖母は撮ったことがありますが、両親はないですね」。身近な被写体にカメラを向けるのは、ちょっと恥ずかしいが、「そうですね、いずれ撮りたいです」。
 昨年11月から家族が増えた。インコの『チェム』。好きなデュオグループ『ゆず』から名づけた。カメラを向けると飛んでくる。「人が来ると歓迎してくれます」。

 小さい頃から夢として抱いてきた看護師。それも「子どもたちを笑顔にしたい」と小児科の看護師をめざす。「夢は絶対に叶えたいです」。母のような看護師をめざす。
                   (恩田昌美)


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