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2008年08月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
十高定時制存続、泉田知事に直接要望  8月29日号
 様々な理由で学校へ行けない子たちの「学びの場」として存続要望が強まる定時制。県立十日町高校定時制を守る会(藤木晴夫会長)は23日、地元の尾身孝昭県議の後援会の集いに来賓出席した泉田裕彦知事に、クロス10会場で直接要望した。知事は「教育委員会から(存続の)対応が出てくれば問題なく対応する」と守る会の要望を受けとめ、定時制存続の方針を県教委が出せば、その方向で対応する意向を言明した。
 

 今回の直接要望は、同集会に泉田知事を招いた尾身県議のセッティングで実現した。会場最前列の泉田知事の席に、同守る会一行16人が尾身県議の案内で行き、その場で藤木会長や関口美智江事務局長らが十高定時制の存続を要望。同知事は一人ひとりと握手しながら「教育委員会の所管なので具体的には言えませんが、皆さんの思いはしっかり受けとめています」などと話し、同行した同定時制卒業生で新潟大3年の関口智博さんらと握手した。
藤木会長は「来年度は明るい見通しが抱けそうだが、その先はまったく不透明。私たちは数の問題ではなく、定時制の必要性を訴えているが、県にしてみればやはり学生数となるのだろう」と学生確保が課題としている。来月、県教委は定時制を含む来年度の県立高校の体制と新入学定員募集が発表する。同定時制がどう明記されるか注目される。

栄村体験を大学カリキュラムに、京都精華大  8月29日号
 大学カリキュラムに栄村体験プログラムを組み入れる京都精華大は今月22日から26日まで5日間、村祭りや農業体験、古道探訪、あるいは郷土食作りなどを体験し、最終26日、村民対象の報告会を開いた。あんぼなど伝統食作りを体験した女子生は「仕事の合間のお茶飲み会は、アイデア創出の場であり、とても大切な場」など新たな視点の報告があり、参加住民は関心を抱きながら、学生との体験交流を喜んでいる。
 

 同大学体験プログラムは4年前から取り組み、今回は人文科学部環境社会学科の1年から4年まで14人が参加。テーマ別4グループに分かれ、村職員や住民の協力を得て実施。東部地区極野集落の秋祭りに参加のグループは、祭り準備から本番、後片付けまで全工程を住民方に民泊し体験。報告会では「後継者が大きな課題に感じた。これは村内のどの地区でも抱える問題ではないか」などと指摘。後継者育成の早急な必要を提案した。


  古道の善光寺街道探訪グループは、地図に街道を記し、現在の道路との比較などを検証。農業体験グループは、専業農家で助け合い農業を体験。「人手不足の状態。外部から人手を入れる方策を探る必要がある」など意見。さらに郷土食グループは、アンボやユウゴのあんかけなど、10数品の伝統食に挑戦。学生からは「色々な世代が一緒に仕事しているのに共通の話題があり、特にお茶飲み会はアイデア創出の場。これは大切な場である」など住民の関心を引く意見も聞かれた。


  同プログラムを指導、アドバイスする同大学・松尾眞氏は「大学では学べない問題意識を、栄村での体験を通じて学べ、住民との交流で、さらに問題意識を抱いてほしい」と期待感を話している。

深夜の饗宴、月下美人が咲く   8月29日号
 ○…夜の貴婦人、月下美人が饗宴―。津南町押付の旅館・雪国で22日夜、月下美人が18個の純白の20a余の大輪を咲かせた。「なんとも神秘的。香りも魅力的」と関心を呼んでいた。
 

 ○…同館女将、風巻美恵子さん(52)が8年前、知人から贈られた株を育て、10鉢余にも増えている。株分けし友人に贈っている。「18個も咲いたのは初めて。月下美人が咲く時期に合わせて来るお客様もいます。今年も見事に咲いてくれました」。花は押し花にし館内に飾っている。

地域経済に刺激、ドラッグ店進出、富士薬品グループ店  8月22日号
 地域経済が低迷するなか、国道117号沿い、津南町正面地区にドラッグストアの出店が計画されている。大手薬品販売会社「富士薬品」のグループ会社「ジャストドラッグ」が出店を計画し、すでに用地造成、店舗建設を進めている。開店は12月中旬。薬や化粧品などのほか、日常品なども取り扱い、地域経済への影響が心配されるが、消費者にとっては利便性が増すことになる。
 

 出店するのは、富士薬品グループの株式会社ジャストドラッグ(横内功社長、資本金5千万円、本社・群馬県館林市)。店名は「ドラッグセイムス津南町店」。国道117号、正面地区のパチンコキング敷地内の一画に出店。売場面積は約825平方b。駐車場はキングと共有する。すでに津南店の従業員採用は済んでおり、他店で研修に入っている。正社員・ハート含め10人体制を予定している。


  同社開発担当の片桐常務は「十日町にドラッグストアはありますが、津南地域の皆さんにとってはやはり遠いと思います。住民の皆さんは不便さを感じているはずです。豪雪地を本社サイドは心配していましたが、国道など生活道路の除雪は完備され、冬季の支障はありません。薬や化粧品を主体に、身近な日用品なども扱います。消費者メリットを第一に考えた出店です」と話している。化粧品はほぼメーカー全社を揃える方針で、ビューティーアドバイスも行う方針だ。
 

 ジャストドラッグは、「くすりの太陽」で昭和46年創業、同52年「ドラッグ太陽」に法人化。平成4年に富士薬品のグループ会社化。「ドラッグセイムス」の店名で関東地域7県エリアに378店を営業展開している。新潟では新潟市や長岡市、小千谷市、六日町などに出店、今月29日に塩沢店がオープンし、津南店は県内36店舗目となる。

田舎暮らし、まず体験を、栄村が体験ハウス開設  8月22日号
 栄村が進める定住促進の拠点、「田舎暮らし体験ハウス」が13日オープンし、埼玉・岩槻市の若い家族が、さっそく同日から18日まで栄村生活を体験した。「気に入りました。冬も経験した方がいいよと、地元の人たちからアドバイスを受けたので、ぜひ今度は冬に来たい」と、同村に好印象を抱き、今冬に再度訪れ、栄村への定住を考えたいとしている。


 『まず、栄村生活を体験してもらうことが必要』と村は、村内箕作の空家を借り上げ体験ハウスに活用。内装改修し、第一号となる岩槻市の雑誌編集者・加藤靖広さん(24)、可奈子さん、2歳8ヵ月の長男3人が入居。15日は同地区の秋祭り。祭り山車に続く住民の提灯行列に参加するなどすぐに住民と打解け合った。
 加藤さんは中学時代の同級生夫婦。「子どもはゆったりした田舎暮らしの中で育てたい」と共に考えている。今春からモータースポーツ雑誌の編集業務に就いた靖広さん。「求めていた職に就いたが、親子の時間が少なくなり、以前から考えていた田舎暮らしへの思いもあり、ここ栄村での生活体験を機に、移住を考えたい」。
可奈子さんも、「便利さの生活より、家族と共に気持ちよく暮らせることを求めたいですね。その気持ち良さは、その地域環境の良さにも通じます。栄村は、初めて来たその日に何かぴったりきました」。提灯行列で知り合った家族から朝食に誘われたり、近所から新鮮野菜の提供があったりなど、村の雰囲気をすっかり気に入っている。


 滞在期間中、車で村内を巡り、野田沢では一緒に魚取りにも参加。栄村の人と自然を丸ごと体験した。「移住は仕事関係など課題がありますが、雰囲気が合うことも大切。子どもが小さいうちに移住したいです。皆さんが『冬に一度来た方がいい』と言うので、ぜひ来たいと思います」と靖広さん。18日には近くの保育園を見学し、秋山郷などを回り、帰路についた。
 同村定住促進係では、「ありのままの栄村生活に触れ、住民の方々と交流してもらうことで、栄村の良さを感じ取っていただけるはずです」と話している。体験ハウス利用料は、水道光熱費代の1日千円だけ。同村には連日、定住・移住関係で問合せが入っている。

若さは最大の財産、可能性を求めて、成人式開催  8月22日号
 ★…真夏の成人式は15日、津南町と栄村で開き、両町村で191人が新成人の祝福を受けた。津南町は町文化センターホールで開き、該当者159人のうち117人が出席。終戦から64回目の記念日にあたり、開会冒頭、会場全体で黙祷。小林町長は「64年を迎え、平和のありようを考え、改めて不戦を誓い合いたい」と、意味ある日の成人式を述べ、「情報化、国際化、少子高齢化が21世紀の大きな課題。若い諸君の力が求められている時代だ」と自覚を促し、新成人を祝った。
 

 ★…新成人を代表し、島田正樹さん、篠原美可子さんが「今まで育ててくれ、支えてくれた人たちに感謝し、悔いの残らない充実した人生を過ごします」とあいさつ。中村敬太さんと津端美咲さんが谷川俊太郎の「成人の日に」を朗読。雰囲気ある成人式となった。記念講演は、明治大・北野大教授と新潟薬科大・及川紀久雄教授が行い、北野教授は「私たちにはないが、皆さんにあるのは若さ。これは最大の財産。無限の可能性がある。若いということはやり直しがきく。20代で自分の方向性を決めればいい。そのためには人との出会いが大切。人脈が人生の大きな財産になる。そのためには筆まめになること。電話やメールがあるが、直筆の便りほど嬉しいものはない」と人生の先輩としてのアドバイスを語った。

「珍説桃太郎」、赤沢祭りで大爆笑、公民館委員一座  8月22日号
 ★…「桃を食べてしまったジサとバサ。若返って子どもが生まれ、その子が桃太朗」―。オリジナル物語を脚色し、大うけの爆笑を誘った人形劇が19日夜、津南町赤沢祭りで上演された。地元公民館委員15人が2ヵ月かけて製作した大作。人形は木を彫って作り、首と胴体が自由に動き、1体を2人で動かす歌舞伎風の本格派。後祭りのこの日、雨で会場を公民館に変更したが、70人余の住民がつめかけ、方言そのままの「珍説桃太朗」に大笑いし、祭りの夜を楽しんだ。
 

 ★…「赤沢に、こんなに芸達者がいっぱいいるとは」、笑いが止まらない70代の滝沢さんは話した。2年交替の同地の公民館委員。毎年祭り2日目は芸能大会などを開いてきた。4年前から創作演劇を始めた。その仕掛人が公民館長の滝沢満春さん(52)。今回も桃太朗の原作を脚色、「珍説桃太朗」にオリジナル化。公民館委員15人で地区内を流れる川にちなみ「島田川一座」として旗揚げ上演。
 

 ★…「苦労して同じ汗を流せば、自ずと気持ちが一つになる。赤沢の地域づくりも同じ。こうした催しは大変だが面白い」と滝沢館長。1b大の人形5体、背景の絵、小道具、舞台幕、ナレーションなどすべて手作り。若返った夫婦に見送られ、桃太郎が嫁探しに旅立ち、『この続きはまたの機会に』と幕引きになると大きな拍手が贈られ、多くの投げ銭が飛んだ。

30日間で6万7千人、津南ひまわり広場に来場  8月22日号
 ○…19年目の津南町沖ノ原のひまわり広場。今年初企画の1万台来場記念プレゼントは12日午前11時頃達成。群馬・草津町からの竹淵康弘さん(50)・浩子さん(48)夫婦家族が当選。浩子さんの実家の刈羽村への帰省中に寄った。康弘さんは「一度来てみたかったが、まさか1万台目とは」とびっくり。町観光協会推奨品である地酒「大吟醸・龍ヶ窪」やにんじんジュースなどが贈呈された。
 

 ○…先月19日〜今月17日の開園30日間で約6万7千人が来場。昨年より23%の増、最大入込みは今月3日の約5600人。渋滞はなかった。伊林康男観光協会長は「昨年は中越沖地震の風評被害で大幅減となったが、今年は順調。ガソリン高騰の影響もあるかと思ったが、安近短(安くて短期間で近場の旅のこと)の行楽地として今期の増加につながった」と見ている。

 
 ○…来場者は関東圏と県内で約7割。一方でリピーターが少ないのが課題。新企画で13日から17日の5日間、ライトアップを入場無料で実施。約1700人が訪れ好評だったが「昨年のような音楽イベントはないのか」と問合せも多く、ライトアップと組み合わせた誘客力強化に期待が寄せられている。

津南特産推奨品決まる、認証シールでお墨付き  8月13日号  
「この認証マーク、津南のイチ押し商品です」―。津南町観光協会(伊林康男会長)は、数多く出回る観光物産の差別化をはかるため、同協会推奨の特産品を選び、ひと目で分かるシールをはり、特産品販売のバックアップをする。第1回の特産品選定は6日発表。応募があった16点すべてを認定した。「津南を代表する観光特産品です。自信を持ってお勧めします」とアピールしている。すでに各店では、推奨シールを商品に貼り、アピールしている。
 

 今回推奨された商品は、町内9社から申請された雪下ニンジン加工品や地酒、お菓子など16点。先月30日、審査委員5人でサンプル試食などを行い決定。審査基準は、@郷土色豊かなA内容・品質の充実性B意匠・外装が良さC価格の適正さD関係法規に適合しているなどの項目で審査。


  初選考で全品を推奨品認定した点について、志田審査委員長は「どれも津南らしさが良く現れている商品で、この16品は非常に良いもの。推奨品認定が地産地消、地場産振興につながることを期待している」と話している。推奨品は、認定マークシールが添付でき、同観光協会ホームページに優先的に紹介、観光パンフなどに紹介されるなど特典がある。認証期間は3年。来年度も実施する方針だ。 同制度は15年前から全国で広まり、食の安全意識の高まりで関心が集まり、導入する自治体や観光協会が増えている。だが、いかに独自色が出せるかが大きな課題だ。県内では妙高市、小千谷市、柏崎市などが取組んでいる。
 

 推奨品16品は次の通り。
 ▼雪中にんじん酢(魚沼フーズ)▼こめ床(竜ヶ窪温泉)▼霧の塔本醸造(津南醸造)▼大吟醸龍ヶ窪(瀧澤酒造)▼生酒しぼりたて苗場山(同)▼特別本醸造苗場山(同)▼名水ゼリー(好月)▼津南のひまわり(同)▼にんじんジュース98%(フジミヤ)▼煎豆ミックス(同)▼にんじんミックスジュース(同)▼妻有の里(松屋)▼やまぶどう羊羹(同)▼とち蜜(生蜂園)▼座卓(山源木工)▼木鉢(同)。
 審査委員は次の通り。
 ◎審査委員長・志田中(前津南給食センター長)◎橋政徳(町商工会長)◎高橋信一(ブレイン社長)◎中沢伸子(食育工房サルビア)◎風巻由利江(旅館・雪国、同協会理事)

島田村長就任三ヶ月、「定住促進に本腰」  8月13日号  
 保守系同士の一騎打ちの村長選で初当選した栄村の島田茂樹村長(67)が就任し、今月15日で3ヶ月が経過。選挙公約の一つの集落懇談を6月19日の白鳥地区からはじめ村内24会場で実施し、今後4年間の島田村政方針述べ、村民要望を聞いた。平日の昼間ながら多数の村民が参加。「新村長への期待を感じる」と町幹部は話す。連日、公務で奔走する島田村長。「人口減少と高齢化は大きな課題。農業政策と共に定住人口のアップに取り組みたい」と積極姿勢を見せている。
 

 今月6日午後、集落懇談の最後となった秋山郷・上野原公民館。島田村長は課長らと共に、住民と向かい合った。「自律の栄村の基本となる村民自治条例を審議会を作り進めたい。村総合振興計画は住民代表の参加を受け、策定する」など村政方針を述べ、地域課題に触れながら、住民からの直接要望に聞き、対応策を探っていた。
 

 就任3ヶ月。連日、県内外へと公務を出向いている。すでに名刺は6百枚余りを越えている。やはり、気がかりは人口減少。「人口問題研究所が人口推計を出した。栄村は2025年には、高齢化率50・4%となり、いわゆる『限界自治体』になるという。人口も1470人と推計している。人口減少は全国的な現象だが、定住人口対策が大きな課題」と現状分析。さらに「農業を通じた定住化対策など研究したい。集落懇談を通じて、改めて高齢者が多いと感じている。だが、懇談会に出席した人たちは、村長が交代したということで、何かしらの期待感を抱いて、懇談会に出席してくれている。この思いに応えていきたい」と話している。
 就任後2回目の村議会定例会となる9月議会は、来月10日開会。就任以来、関心が集まる副村長人事は、「提案する方針だ」として、9月議会に、任期満了を迎える教育員と共に提案する方針だ。

統合問題・三箇校区、「統合推進、2年後早すぎ、統合は全町一斉に」など  8月13日号
 統合問題が浮上している津南町の三箇小校区は7日、同校PTAの呼びかけで小学生以下の子を持つ父母を対象に意見交換会を開いた。「今のままではなく、統合は必要と思うが、2年後は早すぎる。地元の話し合いや他地域の状況などをもっと知りたい」など親たちから率直な意見が聞かれた。
 

 同校PTA(高橋直文会長)は先月、校区の小学生以下の子を持つ父母(22戸)を対象に記述アンケートを実施。アンケートでは、「統合を進めてほしい」、「児童数が少なく、統合は仕方ない」とする意見が多数だった。だが、津南原校区と同様に「町全体の再編を考え、2校体制、3校体制の検討も必要」、「小学生のうちは感性を豊かにする時間が大切。あらゆる体験ができる環境が三箇小にある」など子育て論、価値観の違いに通じる意見も随所に見られる。
 

 意見交換会には、父母ら30人余のほか町教育委員会・根津教育長、藤ノ木議長なども出席。アンケート記述と同様な意見が出たが、「津南小に統合するなら、全町一斉に実施してほしい。三箇、津南原が先に統合し、その実態を後の外丸、中津、芦ヶ崎などは見ることができる。これは不公平。統合は一斉にすべきだ」、あるいは「統合は仕方ない面があるが、2年後は早すぎる。地元の話し合い、思いがまとまらず、地域としての心構えや地域づくりのあり方なども必要」など、参加者全員が意見を述べた。
 

 中でもアンケート以上に出たのが「2年後は早すぎる。9月議会提出は見送るべきだ」、「統合なら全町一斉」論。根津教育長は、「統合を決める前に合同交流などできる。全町一斉は津南小の校舎規模から現実的ではない」などと答えた。
 三箇小後援会(五十嵐英教会長)は、校区全体の意見交換会を今月21日午後7時半から三箇小体育館で開く計画だ。

県内最大規模のクラフトフェア、来月ニュー・GP津南で、全国から75人の作家 8月13日号
 全国の手づくり職人(クラフトマン)が一堂に会し、作品を展示販売する新潟県では最大規模となる「越後妻有クラフトフェア」が来月20、21日、ニュー・グリーンピア津南で開かれる。陶芸、木工、染織、彫金、ガラス、革細工など多様な素材を使ったクラフト作家75人が、自作の逸品などを展示販売する。
 

 十日町や津南の陶芸、木工、染織家らで作る実行委員会が主催。昨年から全国4百の工房や作家に参加を依頼。これまでに全国23都府県から75人の作家の参加が決まっている。十日町・津南からは8人が参加。地元伝統工芸コーナーも設置し、ワラ細工や木工こね鉢などを出品する。


  実行委員長・高野秋則さん(56、清津陶房七ツ窯)は「様々な素材で様々なクラフトを手がける作家が全国にいる。そうした世界を地域の子どもたちや住民に知っていただきたいということと、この地域の文化的な活動への刺激になるはず。一般の店では見られない物ばかり。キラッと輝く逸品に出会えるはず」と同フェアの魅力を話す。
 

 同フェアは、同津南ホテル前の芝生地、小川が流れる広場にクラフト工房テントが並び、自由に散策できる。作家との会話も楽しめる。同展問合せは副実行委員長・モリクラフト(山田和雄さん)025‐765‐4934。

あと一歩、頑張った三宅選手、合宿のニューGP津南で応援  8月13日号
 「勝たせたかった。お疲れ様という言葉では足りないが、また訪れた時はねぎらいたい」。北京五輪重量挙げ女子48`級出場の三宅宏実選手(22)。三宅選手が出場の9日、5年前から合宿に訪れているニュー・グリーンピア津南は玄関ロビーにプロジェクターを設置。午前11時から女子重量挙げを放映し、職員や宿泊客が応援。「宏実ちゃん、がんばれ」と声を上げたが、三宅選手は前回のアテネ五輪の9位を上回る6位入賞したが、期待のメダルには届かなかった。
 

 三宅選手は五輪直前の先月末、父でコーチの義行さん(62)と同津南で調整合宿。5年前から合宿をサポートする上村光夫営業課長は「調子があがらず直前に来たようだ。何とか本番は行けるかと思ったが…」と声を詰まらせた。三宅選手は本番、スナッチ1回目で80`に成功。その後記録が伸びず、ジャークも105`どまり。正午半頃、最後の試技に失敗すると「あー」と悲鳴が漏れた。上村さんは「5年間、トップアスリートを間近で見てきた。みんなで応援すれば三宅さんの力になれると思ったが、一瞬の勝負、ベストは尽くしたと思う。ただ、残念」と肩を落としていた。

少年の主張地区大会 最優秀は小澤さん、記者クラブ賞は石澤君  8月13日号
 新潟県少年の主張・十日町、津南町「わたしの主張」大会は8日、十日町市民会館ホールで開き、広域内の13中学(津南中等校含む)の代表が自分の目標や出会い、悩み、自然との関わりなど多様なテーマを発表。最優秀には吉田中1年・小澤僚(つかさ)さんの「文章で伝えたい」が選ばれ、来月23日、新潟市で開催の県大会に出場する。


  同主張は今年で29回目。広域13中学、1810点が参加し、各中学代表13人(男子4人、女子9人)がホールの3百人余を前に発表。緊張ぎみながら、ともだち関係や家族の事、中越地震を通じての体験、自然における人と動物の関係などを主張した。


 審査の結果、最優秀のほか優秀賞には、人間の自然破壊により里に出没する熊など動物との関わりで、共生を訴えた津南中3年・大口渓さんの「自然との共生を考える」と、中越地震時に祖父から教えられた助け合いをテーマにした南中2年・相澤花泉(かすみ)さんの「たてじいが教えてくれたこと」の2人が選ばれた。今回から新設された特別賞(十日町記者クラブ賞、本社など19社加盟)には新聞記者になる思いを発表した上郷中3年・石澤辰次くんの「幸せを運ぶ人」が選ばれ、記念のクリスタル盾が贈られた。

農業助成10人で新会社「ふれあい工房」設立、農産加工製造販売を  8月8日号
 津南産農産物を活用し、加工品製造・販売する女性だけの会社が誕生した。農業女性10人で設立した「株式会社ふれあい工房」。先月9日法人登記。メンバーはJA津南町女性部・味噌加工部の女性たち。同部の味噌ブランド「ふれあい」を社名にし、味噌製造、加工品販売の活動をそのまま会社組織にした。地場産業の起業が求められている中、地元農業女性たちが立ち上がった。


 20年の伝統を持つ「ふれあい味噌」。今回の独立、法人化は、ブランド化している同味噌販売をさらに伸ばし、地元産農産物の加工品製造も手がけ、事業開拓する方針。同味噌加工部の10人が8万円出資し、資本金80万円で設立。事務所は町内上段のJA加工センター。代表取締役には中澤伸子さんが就任し、出資者10人が従業員となり、味噌作り、農産加工品づくりに取り組む計画だ。
 営業方針はすべて津南産の「ふれあい味噌」製造・販売をメインに、味噌漬、オリジナル二五八漬など独自商品で営業拡大をはかる。中澤社長(中深見)は話す。「平成元年に始まった味噌作りは、材料はすべて津南産。県外からも注文があり人気は高まっている。営業開拓も必要だが、『うんめぇ味噌を食わしてぇ』という想いが一番。しばらくは試行錯誤は続きますが、頑張ります」と意欲を見せる。
 

 法人化構想は、前組合長の指示で昨年からJA内部で検討。「JA内の部会活動ではなく、安心安全意識を高めるためにも、組織を明確化した法人に」とプランが浮上。同加工部で検討し、「やめよう」という声も上がったが、「ここでやめれば手作り味噌を愛してくれる消費者に失礼。安全な食への意識が高まるなか、地産地消を進めよう」と、4月の女性部臨時総会で同加工部を解散、法人化を決めた。同部の独立についてJA津南町・瀧澤優組合長は「食の安全が叫ばれるなか、津南の食材にこだわった味噌の価値は高い。こうした企業化は、必要な動きでもあり、できる限り支援したい」と、従来通り生活センターの店舗販売やJAの回覧注文などで支援する方針だ。
 

 「ふれあい味噌」は、一昨年741万円、昨年743万円販売。昨年度みそ加工17d、二五八5d、味噌漬け50`、煎り豆240`を製造。今期も同量を製造する方針。現在、町内中学2校、小学6校、5保育園の給食すべてで「ふれあい味噌」を使用。安全で美味しい味噌として高い評価を得ている。女性だけの会社「ふれあい工房」の今後の活動に関心と期待が集る。ふれあい工房рO25(755)8355。

新十日町病院は現在地に、市中央振興会が市長陳情  8月8日号
 県立十日町病院の中核病院化に伴う改築・建設地問題で先月31日、現在の病院の場所での改築・建設を求め、同病院地域の代表組織、地区振興会長8人が田口市長に現在地での新築を求める陳情書を提出した。要望では、「市街地の商業圏衰退、空洞化、高齢者などの通院への利便性、交通機関の多様性などを考えると、現在の移転新築議論は、今後の十日町市発展に見合った方向とは言い難い大きな課題」として、市街地中央地区の8地区振興会長の連名で、西部地区・庭野鉄雄会長が代表して「市街地の活性化、高齢者などの福祉の向上を進めるためにも、県立十日町病院の現在地に新築・存続を求める」と、現位置での改築を初めて要望した。


  陳情書を受理した田口市長は「公設民営で建設の新十日町病院は、民営母体の意向が大きく影響する状況。(建設場所は)今後、県と市と民間の3者で検討すべきと思う。住民が使いやすい場所、仕組みを作る必要がある」と経営を受ける『厚生連』の意向が建設地に大きく影響するという従来の方針を述べた。
 ただ、「4箇所の候補地が挙がっている。他は頭の中にはない。どこがいいか、総合評価的に決めていくことになる。この陳情書、地元の気持ちをはかる意味で重要視している。ただ現位置は、駐車場の狭さがあり、これがクリアーできるかどうか。クリアーできれば私も現位置がいいと思っている」と、一歩踏み込んだ発言をし、注目を集めた。
 

 建設候補の4地区は、現位置、土市の小黒沢地区、大型ショッピング街がある下島地区、下島バイパス沿いの四日町地区。

陶芸産業の拠点、十日町で登り窯に火入れ  8月8日号
 妻有の土と釉薬で作る「妻有焼」で新産業創出をめざす十日町市。その拠点で今秋10月4日に本格オープンの同市野中「妻有焼陶芸センター」登窯火入れ式を3日開いた。百人余が見守るなか、泉田知事、田口市長、妻有焼に取組む吉田明さん(野中在住)が火入れ。半農半陶の技術者育成、交流人口増加など、焼物を核とする地域活性化が本格的にスタートする。妻有焼提唱者で指導に当たる吉田さん(60)は「どの陶芸産地も最初誰かが始めた。全てはこれから。弟子を育て、妻有焼を根付かせたい」と意欲を見せる。
 

 同センターは県地域モデルプロジェクトを導入。今年度までの2ヵ年で3千万円補助を受け、予算約6千7百万円で事業を進める。世界的に珍しい屋内の登窯は長さ約8b、幅2・5b。同日は地元陶芸家や住民が作った器など千個余が焼かれた。田口市長は「陶芸体験だけでなく技術者養成も考えている。新しい特産を産む産業として期待している」話し、泉田知事は「この地から多くの陶芸家を輩出し、地場産業発展につなげてほしい。モデル事業が成功すると県全体が元気になる。県もできることは協力する」とエールを送った。
 

 火入れ式主催は地元「明日を考える会」。佐藤三代治会長(66)は「地元入間地区のシンボルだった野中小が生まれ変わり、感謝している。地域住民も最大の努力をする」と話す。同地区では田舎レストラン開業や野菜直売所開設など、同センターを軸に地域振興を計画。佐藤会長は今年3月設立の株式会社夢妻有(資本金1千万円、発起人10人)の代表取締役を兼務。市から同センター運営委託を受ける方針だ。

野趣たっぷり、サバイバルキャンプで五右衛門風呂  8月8日号
 ○…総面積百万平方bの山伏山・無印良品津南キャンプ場をベースキャンプに、先月31日から3日まで、津南町サバイバルキャンプを開いた。津南、十日町の小学4年から6年34人が挑戦。食事はすべて現地で揃える人気の過酷な同キャンプ。子どもたちはタラノメやオオバコ、山ブドウの実を採り、釣った魚など料理。2日には小松原湿原登山、キャンプファイヤーなど、高原地で夏を思いっきり楽しんだ。
 

 ○…今回初チャレンジしたのが「五右衛門風呂」。ドラム缶に水を入れ、集めた薪で湯を沸かす。自然の風を感じる野性あふれる露天風呂に子どもたちは大喜び。初参加の外丸小5年・村山ひなたさんは「いろいろな友だちができました。ドラム缶風呂は最初暑かったけど、慣れるとおもしろかった。また来年も来たいな」と4日間のサバイバル生活を満喫した。

県代表で西関東大会出場、津南小音楽サークル  8月8日号
 津南小音楽サークル金賞獲得、西関東大会へ―。第49回県吹奏楽コンクール県大会は今月3日まで県内各地会場で開催。小学校の部は3日、新潟県民会館で開き、津南小(桑原正校長)音楽サークルは金賞獲得し4年ぶりに県代表として来月6日、同館で開く西関東大会(新潟・山梨・群馬の6校)に出場する。
 

 県大会小学の部は5校出場。同音楽サークルは4年から6年までの37人で編成。出場曲はシューネンビーク作曲「アーサー王」。演奏では「リズムののりが良く、特にドラムセットが良かった。合奏はよく練習していた」と高評価を受け、新潟市新通小と共に県代表に選ばれた。同サークルリーダーでトロンボーン担当の6年・山下京香さんは「嬉しいです。まだ間違いやリードミスがあり、もっと練習して、最高の演奏がしたいです」と西関東大会への意気込みを見せている。
 

 顧問の片桐忠雄教諭(47)は、平成7年まで7年間、同サークルを指導し、実力校の堀之内小に赴任、金賞4回獲得。今春、再度同小勤務の実力派。「津南小に赴任して早々、6年生7人から『西関東大会に行きたい』と言われたのが全ての始まり。週4回、土曜は3時間の練習でやる気が違った。会場に向かうバスでも楽譜を見て歌い、意識を高めていました」と児童の活躍を称えている。津南小は平成16年まで県大会で3連続金賞の快挙を成し遂げている。なお、十日町地域から県大会に十日町小が出場し、銀賞受賞している。

国立音大生、癒しをプレゼント    8月1日号
 ★…津南町出身の国立音大の女子学生5人が、夏休みを活用し、町内の福祉施設をボランティア訪問し、歌や演奏を披露し、楽しいひと時を入所者と共に過ごした。町内鹿渡出身の国立音大3年の樋口マキさん(21)ら5人が27日、「みさと苑」を訪れ、モーツァルトのオペラ曲やなじみの童謡、もののけ姫、川の流れのようになど45分余りに渡り演奏。最後の「津南あい唄」では入所者から手拍子が起り、会場は楽しいひと時に包まれた。
 

 ★…樋口さんは、津南中から国立音大付属高校、同音大へ進み、声楽科を専攻。同行した学友は、同じ声楽科とオーボエ、ファゴット。クラリネットの4人。先日、津南入りし、5人でゆたかを着て津南まつりを楽しんだ。津南は初めての女子学生らは「良い所ですね。川があり、食べ物も美味しく、祭りも楽しかったです」と感想。樋口さんは「地震や豪雪で大変な時、何もできませんでしたので、この夏休みはぜひと思っていました。自分たちとっても勉強になり、良い経験をさせていただきました」と話す。この日は、みさと苑内のホールと同通所施設で午前、午後2回演奏。管楽器の演奏が管内に響き、樋口さんらの声楽がさらに響き渡り、入所者にとって、しばしの癒しの時間となった。

夏休みに体験ボランティア、中学生が福祉施設実習  8月1日号
 独自企画で15年目を迎える津南町ボランティア・サマースクールは今年も29日から1日まで、福祉施設などで実習体験し、福祉の現場の厳しさを体感した。
 

 今年の参加者は地元津南中の5人。初日は、なかまの家・高橋みゆき氏や恵福園・桑原治施設福祉課長、みさと苑・藤木俊行介護主任を講師に勉強会。介護の心づかいや食事の介助、あるいは車イス体験も行い、受講生が取り組んだ。
 

 車イス実習では、藤木介護主任が「車イスに乗っている人の立場になることが大切。動く時や曲がる時など常に声をかける。車イスを使う時は、乗っている方の命を預かっているという自覚が必要」など、具体的にアドバイスしながら、町社協前の道路で実習体験。 
津南中2年の廣川哲哉君は「初めて車イスを動かし、自分で初めて乗ってみました。ちょっと怖かったです」と感想。実習でなかまの家、恵福園、みさと苑で1日まで体験実習し、福祉現場を、学んだ。


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