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2007年06月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
「津南ブランド」確立へ本腰   6月29日号
 津南ブランドの確立をめざし、地域内外で取り組みが始まっている中、津南農業のかなめ、JA津南町は今年度から「直販センター」を設け、専任職員が関東など消費地での営業活動に力を入れている。先週、東京の量販店スーパーで、人気が高まる津南アスパラの店頭試食営業に担当者が出向いた。「あまくて軟らかい」と評判を呼んだ。直販に本腰を入れたJA津南町(桑原達也組合長)。町内民間流通業者と共に、「津南ブランド」確立への一歩を踏み出している。
 

 JA津南町は今年4月、営農部内に「直販センター」を設置。専任職員は涌井正夫センター長。同部職員3人余が兼務する職員体制。今月18、19日、涌井センター長は東京・世田谷の食品量販店に出向いた。旬を迎えた津南アスパラを持参。前年から納品しているが、店頭では「新潟産アスパラ」と表示販売。昨年の評価を受け、今回から「津南アスパラ」と表示。津南風景やアスパラ収穫、出荷のパネル写真を持参、店頭の一画でゆでアスパラを提供。10種余のアスパラ料理レシピ集も配った。

 今後は7月トウモロコシ、8月トウモロコシと枝豆、9月枝豆、10月以降は新米など、直接消費者にアピールする方針。「直販は民間の多くが取り組んでいるが、組織体の農協が取り組むには課題も多い。だが1円でも多く生産者に還元したいので、直販分野を広げたい。直販は同時に消費動向も分かる。生産者に作物提案もしていきたい」と話す。消費者への営業活動は、市場リサーチでもある。『今の売れ筋、今後の期待作物』など、作物情報も提供するシステムを作る方針だ。


旬を迎えている「津南アスパラ」出荷風景(JA津南町・赤沢共選センター)

住民に刺激、20代の援農の緑のふるさと協力隊の若者たち  6月29日号
 「大いに村民の刺激になってほしい」と栄村・高橋村長が3年前から受け入れる「緑のふるさと協力隊(NPO法人地球緑化センター)」の今年度の派遣隊員2人は、村内で農作業を手伝うなど援農活動に取り組む。昨年まで女性だったが、今年度は20歳と22歳の男性2人。「なんでも経験したい」と意欲的に、栄村暮らしに挑戦している。
 

 「広い畑を、この少人数でやっていることに驚きました」。新潟・直江津生まれ、両親の転勤関係で現住所は北海道旭川市の吉田着(いたる)さんは、大阪の専門学校で環境学科を学び、今春卒業の20歳。「先輩が協力隊に入っており、影響を受けました」と協力隊登録。一方、東京・世田谷からの原島慎治さんは22歳。東京農大3年で1年間休学し協力隊へ。「大学2年の時、新潟の農家で研修し、もっといろいろな農業を経験したい」。2人は同協力隊第14期生。4月10日から栄村の住人、村内月岡で自炊生活を送っている。

 
 今月28日、2人は村内菅沢の広大な開発農場で、地元農家・山本一郎さん(村議)の手伝いに従事。ズッキーニ収穫やアスパラ畑の草取りなど、山本さんのアドバイスを受け、草取り鍬で畑に向かった。
「多くの体験の中で、ここでの生活や仕事、この風景を見て、自分が何か感じることができれば良いと思う。この経験は必ず将来、役に立つはず」と吉田さん。本格的な農業者をめざす原島さん。「農業全般を体験し、そのすべてを吸収したい。この体験は今でなければできない。とにかく何でも体験したい」。共に意欲的だ。
 

頼もしき若者たち、野外ライブや町づくり応援隊始動  6月29日号
 「河岸段丘を一望できる絶好の場所で夜通し楽しもう」と若者たちが来月15日、マウンテンパーク津南で野外音楽フェスティバル『NOHARA』を開く。午後6時〜午前5時。同津南のキャンプ場にステージを設置、生バンド演奏やDJによるクラブ系音楽を一晩中楽しむ企画。雨天時はカガンポート。当日の出店者や地元ボランティアスタッフも募集中だ。主催者は新潟市在住の石田大介さん(27)、内山蘭さん(26)。内山さんは十二ノ木出身で、石田さんは内山さんに連れられ初めて津南を訪れた時、河岸段丘など豊かな自然に感動。前売券は3千円、当日3500円。テント持参者は5百円返金。ロッジ宿泊プランもある。チケットは同津南、町観光協会などで販売。問合せは同協会рO25(765)5585、石田さんрO90‐7000‐9085。


 ○…若い世代の力で津南を盛り上げようと、津南町観光協会再編に伴い発足予定の「町づくり応援隊」の説明会を17日、紗和流で開いた。20代から60代と幅広い年代層の60人余が集まり、会場は満員。女性も15人余参加するなど、「津南の若者が集まる場」として定着しそうだ。同応援隊は正式発足前に来月28日開催の津南夏まつりに協力、まつり終了後再び説明会を開く方針。初代隊長は前文化部副部長の高橋直樹氏(28)。同応援隊への問合せは町観光協会пi765)5585。

世界的知名度の「つなんポーク」、今度は駅弁に  6月29日号
 ◎…食肉加工品の世界的なコンテスト・国際トレードコンテストで5年連続優秀賞の佐渡市のハム・ソーセージ製造販売「へんじんもっこ」との取引で、その名が国内外に知られる津南町の涌井畜産(涌井好一社長)の「つなんポーク」。評判を呼ぶ同社の豚肉が今度は、上越新幹線・越後湯沢駅で来月9日発売の「駅弁」に使われる。この駅弁、歌手・香田晋さん企画担当のオリジナル駅弁。今年2月、香田さんは新曲「越後湯沢駅」を発表。『地元の力になりたい』と、料理人で知られる香田さんのアイデアで駅弁販売が決まった。発売開始の9日午前10時から1時間、香田さんも湯沢駅で駅弁販売を行い、涌井社長も津南のハッピを来てアピールする予定だ。
 

 ◎…この駅弁「越後 林道かまめし」は香田さんがネーミング。『忙しい毎日。時には林道(わき道)にそれ、自然とふれあい、心身をリフレッシュする釜めし』との思いを込める。製造は弁当専門店、南魚沼市塩沢の「川岳軒(せんがくけん)」(牧野雄一社長)。9日から試験販売。使用容器は、ひもを引くと加温の加熱機能付容器(新日本様式100選認定)を使用。同容器は堆肥化できる。つなんポーク・涌井畜産の涌井好一社長は「人との出会いや関東圏での営業など、思わぬ所でつなんポークの名前が広まっており、ありがたいこと」と感謝している。歳暮商戦に合わせ都内の食品会社がつなんポークを使い、三越や東急など大手デパートで商品化の話も進む。いも類のタピオカ、大豆粕、海藻や活性炭など独自飼料による「安心・安全こだわり養豚」の評価が、さらに高まっている。


7月9日発売の駅弁パッケージと涌井社長

太陽に輪、めずらしい日輪現象  6月22日号
 ○…太陽の周囲に虹の輪がかかる年に数回しか見られない珍しい「日傘現象」が17日、確認された。津南町船山の根津清さんは午前10時過ぎ、空を見上げると太陽の周りに輪が見えた。「初めて見た。なんとも不思議な感じ」。この「日傘現象」は、太陽に薄い雲(上空7千〜8千bの高層雲)がかかった時、光の輪が現れる大気光学現象。雲の中の氷晶がプリズムとなり、太陽の光を屈折させ、地上から虹の輪に見える。

撮影日 2007年6月17日午前11時過ぎ 津南町鹿渡新田で
 

 

津南町の遊休施設、民間がLLP方式で活用   6月22日号
 財政の圧迫を避けるため、津南町が老朽化した町有施設を条件付で譲渡する新たな方針を示したことを受け、町内の建設業者らが有限責任事業組合を設立して受け皿となるLLP方式に乗り出した。自治体は新たな改修費用などを抑えることができ、民間側でも施設の貸与や管理で事業の拡大が見込めるなど、財政問題に悩む自治体の活性化策として注目される。
 

 LLPは、いわゆる公共が直接施設を整備せずに、民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる「FPI」の手法に対応しようと、民間側がジョイントを組むために採用した。「出資者が出資額の範囲内で責任を負えばよい」などの特徴があり、国内では2年前に法律が制定されたばかりだ。町第1号となるLLP方式で取り組むのは今月5日に設立した「津南町自律促進有限責任事業組合」(桑原宗一郎組合長)。組合員は桑原工務店、中島設備、藤ノ木電機商会、柿崎板金、富沢塗装の計5社。今回、町が福祉機能を持たせるなどの条件付で譲渡したのは町内大割野の「福祉アパート」。町の公募に応募した2社のうち、条件提案したのは同組合だけで、今月11日に百万円で落札した。


 同アパートは昭和34年、地区集会所として建築された木造2階建て延べ約542平方b。これまで町商工会事務局やすみれ工房などに活用されてきた。同組合では総事業費約5千万をかけ、新たな福祉施設に改修、今秋にも再び町社会福祉協議会などに貸与する計画だ。

移住希望に対応、栄村が専門窓口開設   6月22日号
 栄村は今年4月から役場内に「定住促進係」を設け、村内の空家調査と共に、移住希望などに対応している。4月以降、すでに2件の紹介があり、1人は同係紹介の空家に先月から暮らしている。村定住促進係・斎藤文成係長は「まず村内の空家の実情を調べ、家の提供ができるかどうかなど、状況把握を進めたい」と取り組み方針を話している。これまでも空家照会や移住希望は、村に入っていたが、各課対応が実情だった。昨冬の豪雪時に、空家対策が問題となり、今回、空家対策と定住促進を結びつけ、専門窓口の開設となった。4月以降、同係は1ヵ月半をかけ村内全域を踏査し、空家85戸を把握した。
 
 
 定住促進係設置後、移住第1号となった奈良・柏原市からの有田よし江さん(59)。先月2日から村内中条の空家に居を構えた。「定年後は、自分のテーマに合った生き方をしたいと、永住の地を探していました。インターネットなどで栄村を知り、何度か訪ねるうちに、とても気に入り、私の心のふるさとを見つけた思いでした。この村は、人情の質が違いますね」。ブログ(IT日記)『かたくり日記』を発信している。


 移住希望情報は、長野県観光協会内に事務局がある「田舎暮らし『楽園信州』推進協議会」や全国組織のNPOふるさと情報回帰センターなどに、栄村居住情報を流したい方針だ。なお、栄村人口は5月末で2498人(男1179、女1319)、世帯数934戸、独り暮らし世帯160人余、うち80歳以上が70人余いる。この定住促進係の活動、村の定住人口アップに大きな期待がかかっている。

県立津南高、最後の体育祭、感動、感謝   6月22日号
 ◎…「一生忘れられない体育祭になりました」―。優勝旗を手渡した村山克史生徒会長は、感動のフィナーレの余韻のなか、晴れやかな表情で話した。創立57年の歴史に来年3月幕を下ろす県立津南高(小熊牧久校長)の最後の体育祭は16日、快晴に恵まれ、在校生94人は、チームカラーの手作り衣装で競技や応援に、熱いパフォーマンスを繰り広げた。3クラス対抗にPTAや住民も参加。記念種目で企画した幼児レースには80人余が出場し、カラフル衣装の生徒とジャンケンし、手をつないで一緒にゴールするなどした。


 ◎…体育祭の華、応援合戦は各チームとも1ヶ月前から企画、演出、練習。青軍「青雲之志」がリズム感よく踊り、黒軍「オルターナ(海賊)」は雰囲気ある演出、ピンク軍「うる星やつら」が華やかに舞い、3軍趣向あふれる10分間パフォーマンスを展開、5百人余の観衆は大きな拍手を送った。
 ◎…3軍には個性派チームリーダーがいた。「1人の失敗は皆でカバーしようと声を掛け合い、チームワークを大切にした」とピンク軍・藤ノ木一起団長。常に声を出し、海賊ファッションで存在感を示した黒軍・山田智也団長、「3年間で一番楽しい体育祭にしよう、自分たちが満足できる体育祭にしよう、と皆で話し合った」。立候補し女性団長として声を振り絞った青軍・斎木ひとみ団長、「とにかく楽しもう、最高の思い出作り、と声を掛け合った」。フィナーレは3軍一緒のダンスパフォーマンス。
 

 ◎…昼食時、PTA豚汁サービスが登場。2百人分大釜で煮込み、生徒や一般来場者に振舞った。「最後の生徒たちも頑張り、保護者も頑張っている。学校が良い雰囲気。来年3月の卒業式まで様々な企画を立て思い出深い最後の年にしたい」と林トシ子PTA会長。
 ◎…最後の体育祭、最高のプレゼントとなった快晴の青空。真っ赤に日焼けした生徒たち。閉会式で小熊校長、「人の輪の素晴らしさに感動した。津南高として今日が最後の体育祭、その最後に最高の体育祭を見せてくれた。すばらしい一日だった。ありがとう」と話すと、会場は大きな拍手に包まれた。自主企画・運営した生徒会実行委員会。村山会長は話す。「僕にとっても、一生忘れられない体育祭になりました。地域やPTAの皆さんの支援に感謝します」。日焼けした顔は、満足感にあふれていた。

最後の夏、津南高野球部「照明は工事用電灯」、1回戦決る 6月22日号
 春の地区予選を前に、就任したばかりの津幡監督は、部員を集めた。
「お前たちは、どういう野球をしたい。適当でいいんだったら適当にやる。勝つ野球をしたいんだったら、徹底的にやる。どうだ」。ざわついていた場が静かになった。中島主将は目に涙を浮かべてこう言った。「先生、オレ、勝つ野球がしたい」。
    

 ひと口に「勝つ野球」といっても、そう簡単にはいかない。「守備も、バッティングも、みんな技術的に足りないことばかり。ひとつ一つ積み重ねていくより仕方ない」と津幡監督。すでに月3回ほどの練習試合が組まれていたが、さらに空いていた日曜日にも試合を組んだ。3月末からの練習試合は、本大会が始まる7月上旬まで13回に上る。1日2回試合を行えば、その倍だ。「これでもまだ足りないくらい。スライディングキャッチやダイビングキャッチなど、普通にできてやっと同じ土俵に立てるというものだ」。
    

 練習は、専用の第2グラウンド。専用とはいってもレフト側は60bほどしかなく、ナイター設備もない。5月までは夕方6時頃になるともう薄暗くなった。照明に、工事用のライトを4灯ほど付けたが、とても白球を追うような明るさにはならない。暗くなってからは、わずかな明かりを頼りにベースランニングと素振り。とくに、素振りは毎日5百回続けた。「最初は驚いたが、これくらいやらないと打撃力は上がらない。打てないことには点が取れない」と4番打者・柿崎大介。打撃力は確かに向上、今後は練習試合で課題がみつかった緩いボールでも確実に打てることだ。
    

 きのう21日、対戦相手を決める全県1区の抽選会が行われ、初戦は7月15日第1試合、新潟東と長岡・悠久山球場で対戦することが決まった。4回戦までのブロックには強豪・中越や柏崎も入っている。「初戦突破が先ず目標。相手にとって不足はない」。苦笑いしながらも選手たちの顔に緊張が走った。ただ、一方で不安も残る。それは、これまでの敗れた練習試合で必ずといっていいほど浮上した問題だった。


 十日町勢の初戦日程は次の通り(丸印は試合順)。
 ◆十日町―見附(14日、鳥屋野B)◆松代―小千谷西(同、佐藤池A)◆十日町総合―分水(15日、同A)◆川西―新潟南・柿崎久比岐の勝者(17日、三条

常勤医師派遣、東京慈恵会医大が、疫学調査充実で  6月15日号
 町立津南病院(石川眞一郎院長、114床)は、東京慈恵会医大と連携し、生活習慣病のひとつ、糖尿病の疫学調査に取り組んでいる。同調査充実のため、同大学は内科医師1人を津南病院への常勤派遣を決めた。常勤は来月1日からで、このため同病院の内科医師は5人体制が復活し、診療態勢の充実が期待される。6月定例議会の藤ノ木富有氏の一般質問で小林町長が明らかにした。
 

 東京慈恵会医大理事で医学科長の田嶼尚子教授は、2年前から津南町での疫学調査に取り組んでいる。昨年から町民検診データなどで研究を進めている。田嶼教授の専門は「糖尿病代謝内分泌内科」。日本糖尿病学会長を歴任するなど同分野の権威。7月から常勤派遣で来町するのは、田嶼教授教室からの荏原太医師。同教授が研究する糖尿病疫学調査に取り組んでいる。
 

 津南病院・関谷事務長は「要望していた医師常勤の実現は、さらなる医療体制の充実になる。疫学調査により、生活習慣病の発生要因などがデータとしてつかめ、石川院長が進める予防医療の充実に結びつき、常勤医師の増員で、さらに地域医療の充実にもなるはず」と話している。同病院は昨年4月から東京慈恵会医大の協力で「糖尿病専門外来」を毎週水曜に開設、専門医師が対応している。


 津南町におけるこれまでの田嶼教授の研究で、65歳以上の町内男性は、糖尿病の率が全国平均より低い数値が出ているなど、疫学調査によるデータ研究で、津南における健康づくりの方向性が探れる状況になっている。津南町は来年、「日本一の健康づくり推進宣言」をする方針だ。

ほくほく線トンネル陥没問題、公判で「ずさん工事」主張  6月15日号
 中越地震で北越急行ほくほく線十日町トンネル上部の地盤が陥没するなどで家屋に被害が出た問題で、被害は同トンネル建設や保守管理に欠陥があったためなどとして、地元住民ら10人が北越急行と独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(旧日本国有鉄道建設公団)を相手取り、慰謝料など約3億5877万円の支払いを求めた損害賠償訴訟の第1回口頭弁論が13日、地裁長岡支部(北村史雄裁判長)であった。被告側は請求棄却を求める答弁書を提出し、全面的に争う構えを示した。
 

 意見陳述で、原告団の金子八郎代表は「住宅被害は、トンネルの建設により住宅地盤としての安定性を欠き、緩んだ状態となったまま放置されてきたことから必然的に生じた」と主張。また住宅移転を余儀なくされた斎木文夫さんは「2年近くの仮設住宅での暮らし、妻の病気と退職、母を施設に預けた日々、移転新築での新たな多額のローンなど、それまで予想もしない暮らしとなった」などと思いを語った。さらに弁護団側から同トンネル建設当時の工事記録などをスライド使用で示しながら「ずさんな工事で、工事後も地盤の安定性に問題があることを知っていたのに根本的な対策をとらなかった」などとして、「地上権設定契約に基づく債務不履行」や「賃貸借契約に基づく債務不履行」「民法717条に基づく不法行為」「民法709条に基づく不法行為」による責任を主張した。
 

最後の夏A 保護者らが部員集めで力結集  県立津南高野球部  6月15日号
 津南高に入学した2年前の春、すでに同高は津南中等教育学校に移行する方針が固まり、最後の卒業生となることが分かっていた。「3年生になっても大会に出場できるようにするなら、新入生だけで最低9人のメンバーが必要だ」、中島孝太の父・道夫さん(現48)はその時、そう思った。道夫さんは、孝太の2歳年上の兄が同校野球部員だった関係から、保護者会や部員に「何とか新入部員を見つけてほしい」と懇願。当時の保護者会長を先頭に、「部員獲得作戦」を展開した。「中里中ではだれが野球部だったのか。水沢中ではどうか」。手探りでの部員探しの毎日だった。
 

 部を挙げての熱い思いが通じ、高校に入って初めて野球をするという新入生まで現れた。「こうした取り組みをしなかったら、部員は4、5人ほどだったのではないか」と昨年度から保護者会長を務める、エースの宮嶋郁巳の父・秀夫さん(45)は振り返る。集まったメンバーは当初12人。保護者会も、入部したばかりの選手たちにも、笑顔が広がった2年前の春だった。
     
 
 昨秋、同校野球部の監督を通算25年余り努めた高橋春夫教諭が長岡商業に転勤することが内定。同部に衝撃が走った。「野球部はどうなってしまうのか。面倒を見てくれる監督はいるのか。最後の年になるのに」。部員や保護者会が不安を抱える中、受け継いだのは美術科の津幡教諭(41)。高田高野球部出身だったことから、白羽の矢が当てられた。「突然の指名で慌てた。しかし、選ばれたからにはやるしかない。美術と同じように、野球も形は違うがひとつの作品づくり。難しいなりに面白さもある」。
   

 就任したばかりの津幡監督は、選手たちを前にこう言った。「お前たちに、先ず聞かなければならないことがある」。その「問い」が選手たちの気持ちに火をつけることになった。(つづく)

不安抱きつつ「分院案」に合、松代病院問題  6月15日号  
 県立松代病院の今後を協議する懇談会が14日夜、松代ふるさと会館ホールで開いた。先月29日の懇談会では結論持ち越しとなり、この夜再度、田口市長は「公設民営による十日町病院の分院」構想を示し、地元は「県営でなくなる」不安を抱きつつも、田口市長提案に合意した形となった。


 同市長は公設民営のあり方を具体的に述べた。「公設とは県が作り県で設け、県の責任で残すということ。民営は民間への丸投げではなく、民間のノウハウを活かし、病院設置の目的を果たしていくということ」と理解を促した。さらに「設置目的の医療を行うには、県が財政的補てんをする病院となる。市内の公的病院であり市も支援策を講じる。そうならないためにも日赤、厚生連、済生会など公的病院から運営をお願いしたい」など改めて公設民営の必要性を述べた。
 

 懇談会では、「経営体制が変われば、布施院長の運営体制の維持が難しくなる」、「金がないから松代病院を止めるという県は余りにも冷たい」などの一方で、「この地に病院を残すことで一致し、先に進む事が必要」など多様な意見が出たが、分院案に同意した。近く県に地元合意を報告するが、県が「分院化」を受入れるかどうかが大きな課題だ。さらに中核病院に整備する十日町病院改築の場所選定、受ける民間なども大きな課題で、十日町エリアにおける県立病院再編問題は、さらなる曲折が予想される。

開く教育格差「山間地こそ教育力が必要」、津南中等校・小熊校長  6月8日号
 開校2年目を迎えている県立津南中等教育学校。今春の選抜では、定数80人に対し、65人の出願で定員割した。「説明不足があった」(小熊牧久校長)と、新年度早々から学校紹介に積極的に乗り出している。7日には津南町役場で町議や町教育委員、PTA関係者や一般などを対象に「津南中等教育学校1年間精華報告会」を開いた。
 

 報告会では、今年1月実施の全県学力調査の結果などを説明。5教科で70点以上の取得割合は、津南中等校は平均98・4%(県平均52・3%)と全県トップの数値。県内の中等校4校(直江津は今春開校)すべてが県内上位にある。同校1期、2期生143人は、津南62、旧十日町36、旧中里32、栄村4。南魚沼、魚沼、旧川西などからも入学し、毎日2時間かけて通学している生徒もいる。学校生活にメリハリをつけるため、英語、数学、漢字の各検定を生徒の自主性で受けている。すでに英検3級、漢検準2級(高校在学程度)取得者も現れている。
 英語・数学は少人数(クラスを二分割)で実施。学校生活も3年次で国内修学旅行、4年次(高校1年相当)で2週間外国ホームスティの海外研修がある。部活は陸上、女子バレー、サッカー、吹奏楽があり、今期さらに2部を増設予定。
 

 小熊校長は「教育機会の不均衡がますます広がり、山間地こそしっかりした教育機関が必要。余り知られていないが、明治・大正時代、東京大学(当時帝国大学)入学数は、新潟県が全国3位だった。それが戦後には、後ろから数えた方が早い状況に変わっている。 今、2年生には偏差値70を超える生徒が5、6人いる。これは今後の学習にもよるが東京大、京都大に入れる数値。61、62を上回る生徒が過半数おり、国公立に入れる学力を持っている生徒が育っている」と1年間の成果を話している。「必要最小限のお金で、最大限の効果を出すのが我々の役目である」と教育への取り組み姿勢を明確に述べた。
 
 なお教育活動報告会を今月21日・六日町地区館、22日・十日町市民会館、26日・津南町文化センターでそれぞれ午後6時から開く。

写真は今年4月の入学式で。

連載、最後の夏、県立津南高野球部  6月8日号
 「へたくそ」「それじゃ補欠だ」―。津南高第2グラウンドの野球練習場で、情け容赦ない声が飛ぶ。メンバー11人、1年生から変わらない気心知れた3年生だけのチームだからだ。津南高は、昨年開校した中等教育学校に伴い、今年度で創立57年の歴史に幕を閉じる。最後の卒業生となる最後の津南高野球部。「夏」に挑む同校球児の汗を大会まで連載で追った。

 
 「ひとつでもふたつでも勝ち上がれるチームになりたい」。春の選抜大会につながる昨秋の大会で、初戦の相手・見附に1対8の8回コールド負けを喫した時、中島孝太(現主将)はそう誓った。
 1学年上の先輩部員は1人だけだった。そのため昨年は2年生主体のチーム。試合を行うたびに確かにチーム力は向上した。しかし「いつでも試合に出られる」という甘えが選手に植え付けられてしまったと津幡潔監督(42)は振り返る。「選手はやる気があるようだ。それなら最後の年、勝てるチームをめざそう」。新たなチームづくりがスタートした。
    
 
 中島主将は「最後の大会で有終の美を飾り、津南高の名を響かせたい。目標はベスト8」と意気込みを見せる。三条東はその後、地区予選を勝ち上がり、ベスト16に。練習試合で破った高田農業はベスト4まで勝ちあがったチームだった。、毎年のように人数不足が課題に挙げられた同校野球部だが、この年代は11人。その陰には「閉校となる最後の年にも、大会に出してやりたい。そのためには最低9人は必要」という保護者らの熱い思いと取り組みがあった。

1銭f山林資源で産業化、栄村極野地区
 1千fの山林資源を持つ栄村極野地区。3年前、「山菜やキノコなど山の幸で地域振興を」と集落全25戸で『極野山菜生産販売組合』(藤木寅勝組合長)を設立。初年度から埼玉・川口市の住民グループとの交流が実現し毎春、極野で山菜交流会を開催。今年も3日、30人余の同市民が来村。今年はさらに交流の輪が広がり、昨秋結成の「栄村ファンクラブ」の一行25人も参加、百人余が新緑に囲まれた極野広場で、地元お母さんたち手作りの山菜料理を囲み交流を深めた。
 

 極野地区と新たに交流が始まった「栄村ファンクラブ」。8年前、同村生産のアワ、キビなど雑穀販売を商会・販売する「食べもの通信社」の前社長・大川登美子さんが昨秋立ち上げた。今回、「栄村新緑&山菜まつりツアー」を呼びかけ、女性中心に25人が参加。毎年2回ツアーを組み、栄養士グループなどに呼びかけ、さらに栄村を訪れる計画だ。
 
 
 初回から参加の川口市民。代表の岸波誠さんは「ここを訪れるとほっとする。その栄村を応援しようと今年、川口でNPOを立ち上げ、栄村の特産販売を行う計画。極野の人たちの人情味がいいね」と話す。 
藤木組合長は「1千fの山林資源を活用しない手はない。山菜、キノコ、さらに木材など提供したい。都市部と交流することで、ここの住民も元気になる。これが大事だ」など、交流効果に期待を寄せている。

救急活動、精鋭たちの訓練  6月8日号
 県消防救助技術大会に向けた十日町消防本部の「署内予選会」が5日、津南町の南分署訓練場で開かれ、精鋭隊員によるスピーディーで迫力ある救助技術が披露された。県大会は来月4日、新潟市消防訓練場で開催、隊員たちは東北大会や全国大会出場をめざす。
 

 救助種目は高さ15bの垂直はしごを一気に上る「はしご登はん」や、空気呼吸器を着装して煙道を検索し救助者を助け出す「ほふく救出」、5箇所の障害を次々に乗り越える「障害突破」など7種目。いずれも標準所要時間を大きくクリアー、技術の高さを見せていた。当日は上郷小児童が見学会に訪れ、「ロープ1本で移動するなんてすごい。さすが消防隊員だと思った」などと驚いていた。久保田初男署長は「昨年の県大会に勝るとも劣らない立派な記録だった。今年の県大会では今以上の記録を出し、入賞をめざしてほしい」と講評、「こうした訓練が、スピーディーな現場活動につながる」と話している。

津南産アスパラ、セブンイレブンが採用  6月8日号
 ◎…食味と品質が評判の津南高原産「アスパラ」がコンビニ大手「セブン・イレブン」の新潟全県と群馬県内一部の各店商品に使われている。昨年から導入され、今季も先月からサラダやパスタ、醤油漬けなどの商品に使われ、パッケージには「津南産アスパラ」が明記され、津南ブランドが目を引いている。津南産の旬の素材がセブン・イレブンに採用されるのは初めてで、生産関係者は「大手のセブン・イレブンが取り扱うのは大きなアピール効果がある」と今後の津南特産への波及効果に期待を寄せている。
 

 ◎…昨年春、セブン・イレブンと取引がある長野の卸業者がJA津南町にアスパラ納入を打診。昨年は1・5d余の出荷だったが、今季は5月から今月末まで約5dの出荷を見込む。商品は、アスパラ天ぷら入りの冷やしかき揚げうどん、豚肉巻き、エビピラフ、さらにグルーンサラダ、パスタなどに素材利用している。供給するJA津南町営農部・内山優課長は「品質の良さと食味が評価されている。このつながりが他の農産物に波及することを期待したい」と話す。契約出荷のため市場より高値出荷となっている。津南のアスパラ栽培面積は約75f、180戸余りが栽培している。

すすむ複式化、どうする小中学校の今後  6月1日号
 津南町は複式学級が進む小学校、生徒数が減少する中学校の今後のあり方を住民代表や学校関係者らで研究する町長の諮問機関「津南町立小中学校適正規模検討委員会」を設置し、来年3月には町立小中学校の将来を展望した答申を受ける方針だ。30日の初会合で小林町長は「町立小学校7校のうち5校が複式校となり、4年後の平成23年度には、津南小以外、すべて複式校となる。小中学校の適正規模について検討し、施設環境の整備が必要」と同委員会の草津進委員長に諮問した。今後、5回以上の委員会を開き、適正規模のありかたを研究する。同会は公開され、一般傍聴できる。


 現在、小学校で複式校は外丸、三箇、上郷、芦ヶ崎、津南原の5校で、4年後には中津も複式となる。独立学級が維持できるのは津南小だけとなる。児童数も減少し、今年度590人が3年後には498人、6年後には455人となる見込み。
 一方、町立中学は、昨春の県立津南中等教育学校の開校で、小学卒業の約3割が中等校に進学している。この推移でいくと5年後には上郷中が複式となる。中学全体では、今年度288人が6年後には258人、中等校進学が3割の場合、181人と激減することが予想されている。
 

 なお、委員は次の通り。
▼委員長・草津進(町議)▼副委員長・江村宗一郎(外丸)▼地域代表委員・藤ノ木富有(町議)吉野徹(同)五十嵐英教(同)宮澤清(卯ノ木)伏見ノリ(大割野)高橋信一(辰ノ口)保坂信司(太井平)島田幸江(寺石)滝沢芳則(赤沢)半戸ヨシイ(中子)駒形正美(船山)桑原弘道(反里口)大口博幸(米原)山田隆栄(所平)▼PTA代表委員・丸山茂利(外丸小)恩田秀樹(三箇小)石川威(上郷小)滝沢拓(芦ヶ崎小)富澤肇(中津小)石澤今朝勇(津南原小)石沢修(津南小)若井加津美(上郷中)山田泰(津南中)▼学校代表・尾身辰二(津南中校長)中川玄忍(津南小校長)

雪の山頂、苗場山シーズンイン、1日山開き  6月1日号
 ○…日本百名山「苗場山」、登山シーズン到来―。山頂付近に全国トップクラスの約600fの大湿原が広がり、谷川連峰や越後三山など名山を一望できる眺望が多くの登山家を魅了する苗場山(標高2140b)は1日、待望の山開き。シーズン開幕の神事を小赤沢の苗場神社で開き、苗場山、鳥甲山、佐武流山の安全祈願を行った。
 

 ○…山頂小屋「苗場山自然体験交流センター」は山開きに合わせ営業開始。先月28日にはチャーターヘリで荷揚げ作業を行い、早朝から20往復余り運搬、水や食料など約16dを貯蔵した。センター前は今冬小雪にも関わらず2b余りの積雪に覆われ、管理人9年目の林浩二さん(53)は「山に来る人はみな優しく、親切になる。苗場山は空気も、眺めも良い。良い山です」と山開きを喜んでいた。
 
 
 ○…高山植物は150種以上群生、山腹は美しいブナ林が覆う苗場山。毎年3千人余訪れていた同センターだが、昨年は週末に雨が降るなど天候不順で1100人余がキャンセル。今年は巻き返しを狙う。経営する苗場山観光の福原孝平社長は「天候ばかりは仕方がないが、昨年は残念な結果。地元の誇りである苗場山、外の人も地元の人も多く登って欲しいね」と話している。宿泊予約、問合せは秋山郷観光協会рO25(767)2202。

女性2人含む新体制、津南町観光協会   6月1日号
 組織の全面見直しを行い4月から事務局独立を実施している津南町観光協会総会(会員235人)は30日、雪国で開催。役員改選では理事3人削減、部会制廃止など運営体制を大幅に刷新した。再選された伊林康男会長は「新体制となり、人心一新で汗を流していきたい」と今後の活動への決意を見せた。
 

 同協会再編は2年前から検討委員会を儲け取り組み、答申にもあった事務局独立が4月実現。町役場前の車庫倉庫棟の1階部分を改造し、無休体制の協会事務局を開設。総会では、さらに組織再編で自ら考え、自ら行動する積極的な連携が必要」と部会制廃止、理事削減を打ち出した。注目の役員改選では、選考委員に2人が立候補し、選考時間を要したが、初の女性理事2人を含む10人が決まった。理事互選で伊林会長を再選し、副会長2人を決めた。なお今後、理事の中から事務局長(非常勤)を設置する方針だ。
 

 同協会新体制は次の通り。
 ▼会長・伊林康男(前会長、町議)▼副会長・宮近作(フジミヤ)草津進(町議)▼会員・石沢哲(山源木工)磯部悌冶(ニューグリーンピア津南)尾池三佐子(農家民宿サンベリー)風巻由利江(雪国)中山弘(美工社)藤ノ木剛(森林組合)山岸博之(森宮交通)
▼監事・山本篤(ホクギン津南支店長)半戸淑郎(JA津南町総務部長)

東京都心ビル屋上で田植え、津南・栄村住民が協力  6月1日号
 東京の真ん中に、田んぼができたよ―。昨年の豪雪を契機に津南町・栄村の住民有志で設立したNPO(申請中)「雪の都・GO雪共和国」(相澤博文理事長)は「小さな里山実験田」を中央区立城東小(千葉家門校長)を舞台に開始。28日津南の土約1.5dを屋上に運び、花壇を改造した約9平方bの田んぼを製作。津南産コガネモチを31日5年生8人と植えた。屋上水田はメンバーと連絡を取り合い、児童らが管理する。
 

 同小は東京駅から徒歩5分、児童は56人。校舎は10階以上のビルに囲まれた「コンクリートジャングル」内にある。屋上水田は千葉校長が「都心にある城東小で、本物の田んぼを作り、自然を学ばせたい」と以前から構想があり、同共和国が2年連続実施した東京イベントに協力した八重洲商店街が橋渡し。「米所である我々が役立てれば」と3月から協議を重ねていた。相澤理事長は「アスファルトやコンクリで固められ、土が見えない都心に本物の田んぼができた。東京の子どもたちにこちらの生活を知ってもらう良い機会」と話す。今後は子どもたちを両町村に招待、実際の水田風景を見てもらう計画。新たな誘客を図ると共に、東京でのNPO活動アピールの場としても期待を寄せる。
  

 田植えはメンバー4人が指導。子どもたちはメンバーがプレゼントした手ぬぐいを頭に巻き、初めての田植えに挑戦。泥に入り歓声上げ「けっこう難しい」と手足を泥だらけにしながら楽しそうに作業。北岸華奈さんは「泥に入るの最初は怖かったけど、けっこう気持ちいい」と満面の笑み。藤岡龍樹君は「どう成長するか、収穫が楽しみ」と水面から顔を出す苗を見て嬉しそう。アメンボやカエルの卵なども放し、実際の田に近づけた。
 

最後の体育祭、「楽しく」、県立津南高生徒会  6月1日号
 来年3月、創立57年の歴史に幕を下ろす県立津南高で、最後の体育祭を今月16日、同校グラウンドで開く。生徒会主催の同体育祭。「多くの方から最後の体育祭を見に来ていただきたい」と開催日を土曜に設定した。生徒会役員は準備に忙しい。村山克史生徒会長は、「最後は楽しく、思い出深い体育祭にしたいです」と取り組んでいる。
 

 同校体育祭は普通科、商業科の各学年5学級時代、全学年15チーム対抗で行い、学級減少、商業科廃止で学年縦割チーム対抗となった。同体育祭は競技種目と共に応援バックボードや応援合戦などのパフォーマンスが見所。最後の在校生3年3クラス対抗戦で行う今回の体育祭。先月初めから生徒会役員8人が放課後集まり、大会スローガンや種目、運営方法など準備を進め、美術部がポスター製作で協力するなど学校全体で取り組んでいる。
 
 地域や保護者など多数が参加できるよう土曜開催にした。綱引きはPTA多数が参加し、幼児レースでは参加賞を用意し、多くの参加を呼びかける。伝統の男子棒倒し、女子の棒引き、最後はチーム対抗リレーで締めくくる計画だ。体育祭テーマは『今すぎゆくこの瞬間(とき)―太陽の下で燃えつきろ』。16日午前9時15分入場行進で競技開始。


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