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2007年05月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
若者交流を初企画、町内外から男女40人  5月25日号
 ◎…「たまには、知らない人と飲むのも、おもしろいよ」―。サーフィンやスノーボードなど津南町のプロショップ・ヴィルプ(WIRB)が企画したナイトパーティは18日、町内の居酒屋「むうみん」で開かれ、津南はじめ上越、長岡、湯沢などから男女40人余が参加。地元のベーシストのライブやスポンサー抽選会など5時間余りに渡って盛り上がった。主催のヴィルプ・板場ななえさんとプロボーダー・清水太志さん。「津南は若い人たちが集まれる場が少なく、こうした企画が、新しい交流の場になればと思いますね」。今後も企画する方針だ。
 

 ◎…板場さんらの呼びかけに賛同、協力したのはヴィルプの常連やその仲間たち。クラブ系の曲が響くなか、20、30代などの男女で会場は満員。津南中の英語教諭のトニー先生のギター、地元ベーシスト・高橋直樹さんのライブなどで盛り上がり、協賛各社の宿泊割引券や化粧品などが当たる抽選会など多彩に行われ、夜遅くまで交流を深めた。上越からの女性は「どんなパーティか興味があり参加しました。楽しいですね」と歓談していた。板場さんと清水さんは「誰でも気軽に参加できる場を、これからも企画したいです」と話している。来月下旬にバーベキューパーティを計画している。ヴィルプпi765)3575。

住民に衝撃、旧中里如来寺に遺体埋める  5月25日号
 十日町市如来寺の農道わき畑で21日、長野県在住の男性遺体が発見された。「どうしてこんな場所に遺体を埋めたのか。知っている人でなければ通らない道だ」。地元住民は、まさかの事態に驚いている。死体遺棄現場は、旧中里・如来時の国道117号から約1・3`山側に入った、豊里に向かう農道わきのクリ畑。遺体発見の同日、長野・松本署員が現場を掘り返し、地表から1・5bの地中で見つかった。


 この事件で同署は同日、死体遺棄容疑で指定暴力団山口組系科野会幹部・越山達也容疑者(34、長野・大町市)を逮捕。同組員の古川毅容疑者(25、別件恐喝罪起訴中、同市)を恐喝罪で再逮捕。遺体は大町市の無職・伊藤茂明さん(当時36)と判明。死因は外傷性ショック死。長野県警は同署に捜査本部を設置。古川容疑者の供述で畑を捜索。両容疑者は共謀し3月下旬頃、遺体を埋めたと見られる。伊藤さんは古川容疑者の組事務所に出入りしていたが、4月中旬から行方不明となっていた。
 

 遺体発見現場近くに畑を持つ女性(58)は「まさか遺体が埋まっているとは。ここで人が埋められる事件があるなんて」と不安そう。近隣に住む江口さん(62)は「夜は人通りがなく、冬は通行止になる場所。誰が来ても分からない。今年は雪が少なく、3月には通れた。こんな場所、知らなければ入れないはず」と話し

津南を、日本を担う人材育成を、津南RC30周年  5月25日号
 次代を担う子どもの育成をバックアップする基金を創設した津南ロータリークラブ(樋口賢一郎会長、会員30人)の創立30周年記念式は20日、ニューグリーンピア津南で開き、友好交流する三重・津南(つみなみ)ロータリークラブなど県内外から2百人余が参列し、30年の歩みを祝った。樋口会長は「ロータリーの理念である奉仕の理想のために、この30年を契機にさらなる活動に取り組みたい」と決意を述べた。
 

 津南RCが創設した「津南町子どもすこやか基金」は、3百万円の基金に、町内小中学生をなどを対象に、体験研修や音楽や演劇などの鑑賞、講演会、さらに登下校時の安全活動、健全育成など多分野に渡って、その活動を助成していく。式典で、基金創設を津南町・小林町長に寄贈した同記念式実行委員会の桑原宗一郎会長は「この津南を、日本を背負っていく人材を育てる一助になればと創設した。この基金を活用してほしい」と挨拶。来賓出席の中條耕二ガバナーは「他のロータリーでは見られない基金の創設。津南ロータリーメンバーの地域を思う強い思いを感じる」と基金創設を賞賛していた。
 
 新年度となる7月からの津南RC会長は、島田敬子氏(上村建設工業副社長)が就任する。女性会長は県内57RCの中で2人目となる。

大きく育てサフォーク赤ちゃん4頭  5月25日号
 ○…「たくさん食べて、大きくなれよ」―。栄村が昨年から取り組む羊のサフォーク牧場。冬場村内の農家に預けられていたが、18日にさかえ倶楽部スキー場ゲレンデに放牧。今年生まれた赤ちゃん4頭と合わせて8頭のサフォークはゲレンデ内の草をおいしそうに食べていた。
 

 ○…グリーンシーズンの動物とのふれあい観光、ゲレンデ除草、女性に人気のジンギスカンなど一石三鳥をねらって始まった同牧場。放牧は東部小の1、2年生7人も参加。冬場にたっぷり蓄えられた羊の毛刈りを手伝ったり、赤ちゃんサフォークを牧場に誘導したりとふれあいを楽しんだ。同小2年の福原伊吹君は刈ったばかりの羊毛を触り「すごくふわふわしてる」と嬉しそう。子どもたちは「また会いに来るからね」とサフォークに約束していた。

安心安全、EM菌でプール清掃、十日町下条小学校  5月25日号
 ◎…プール清掃を薬品や洗剤を使わず短時間に安全に行う方法に十日町市の下条小(高橋政子校長・213人)が取り組んでいる。農産物栽培や土壌浄化に効果があるEM菌(有用微生物)を活用。同方法でのプール清掃は、県内で4年前から新潟市の5校で実施中。高橋校長が早通小教頭時代、新潟市の環境ボランティア・北澤早苗さんと出合いEM菌清掃を知る。今春、下条小赴任した同校長、「中越地区ではまだ実施校がない。良いことは広めたい」と導入。14日に北澤さんが来校、総合学習で環境問題に取り組む5年28人にEM菌講義を行い、さっそくプールに同培養液を入れた。29日のプール清掃で、汚泥やぬめり、悪臭を除去するEM菌効果を体験する。


 ◎…プール清掃は、塩素など薬品や洗剤を大量に使用する学校が多い。14日の講義でEM菌や微生物について学び、実際にEM培養液を試飲、EM菌漬物も試食。「えー、食べられるの」が「うまーい」などと驚きに変わった。プールに5年生が作った培養液など230gを入れた。29日は5年生がプール清掃。北澤さんは「大量の洗剤や塩素を使う清掃方法はアレルギーを持つ子などへの影響が大きく、環境への負荷も大きい。EM菌は生態系への影響はなく、手間もコストも軽減できる」とメリットを話す。EM菌清掃の問合せは下条小・高橋校長пi755)2009、北澤さんрO25(381)7527。

新戦略、音楽ライブに「箱貸し」営業するマンパク  5月18日号
 標高6百bの高原地で、河岸段丘上部にある津南町のマウンテンパーク津南。40万平方b余の広大な自然、眼下の信濃川と中津川が造る扇状地に広がる国内有数の河岸段丘が一望できる。この高原地が音楽イベントやバンド合宿など関係者の関心を集めている。「大音響が出せ、夜通しイベントもできる。これだけの場所は、そうない」。同津南を経営するクロススマイル・辻本和男社長は、営業面で期待する。「この施設すべてが使え、雨でも対応できる。なにより河岸段丘の眺望が人気で、グリーンシーズンの営業展開の柱になる」。7月には、野外コンサートの貸切使用が予定され、人家から離れた里山が、音楽関係者の関心を集めている。

 先月6日、南魚沼の青年2人が企画した音楽イベント「サンカクサイ」が同所で開かれた。ヒップホップ、クラブ系音楽など、若者に人気の音楽を中心に、人気DJを招き、ワンフロアのカガンポートを会場に約2百人が夜通し踊り明かした。このイベントの成功が口コミで広がった。「夜から朝まで音量を気にせず、自由に使える。それに朝の河岸段丘の眺めが最高」。県内外から問合せや実際に来場した関係者もいる。
同津南では会場使用料、飲食、さらに宿泊など、参加数に応じた営業効果を感じている。特に音楽関係は、イベントにより誘客効果が大きく、経済的な波及効果も期待できるとしている。
 

「20歳になったら乾杯しよう」、名古屋夫婦と子どもたち交流  5月18日号
 ◎…2年前の出会いが、8年後への思いにつながったー。津南町上郷地区の子たちと名古屋の夫婦の交流が13日、記念植樹という形で実を結んだ。「8年後、皆が20歳になったら、この木の下で乾杯しよう」。名古屋の清水和夫さん(72)、和子さん(69)夫婦は、子どもたちとの約束の実現を楽しみにしている。
 

 ◎…和子さんは2年前、大きな手術を受け、回復したその年の秋、長野・菅平へ夫婦で来た。津南町まで足を伸ばし、津南観光物産館に寄った。そこで上郷小5年生が自分たちで作ったコシヒカリを販売していた。これが運命的な出会いとなった。その冬、記録的な豪雪。連日、全国ニュースで津南の豪雪が流れる。1月中旬、5年生17人に水野さんからマフラーと帽子の豪雪見舞いが届く。以来、文通が続き、6年の修学旅行は名古屋へ。水野さんの案内で思い出いっぱいの旅となった。
 

 ◎…今春、17人は卒業。今度は記念樹が届いた。「新緑の季節に皆で植えよう」。13日、その記念植樹が実現。上郷小校舎わきに水野さん夫婦、中学1年になった17人、保護者、当時の担任の石沢由美子教諭、望月正樹校長も顔を見せ、30人余で植樹。記念樹は赤が鮮やかな「陽光桜」。この桜、名古屋の金の鯱(しゃちほこ)にちなみ「上(かみ)シャチ桜」と子どもたちが命名。水野さん作詞の歌「上シャチ桜の樹の下で」も合唱。水野さん夫婦は「この記念樹には、皆の思いがある。この木の成長は、皆の思いも大きく育つことでもある。20歳になったら、この木の下で乾杯しよう」と誓い合った。

「津南の食材はすばらしい」、酒井シェフがフレンチ30種  5月18日号
 津南の食材を使った「フレンチディナー&料理講習会」が10日、ホテルオークラ新潟・酒井利一シェフを招き、ニューグリーンピア津南で開かれ、2百人余が酒井シェフが作り出すフレンチの品々を堪能した。
 津南生まれの酒井シェフ。現在は同新潟執行役員・調理担当支配人。「津南の素材はすばらしい」と雪下ニンジン、アスパラ、山菜、妻有ポーク、岩魚、津南牛、地酒、山ぶどうワインなど多彩な地元食材を活用し30種余のフレンチ料理をバイキング形式で提供した。
『津南が持つ食材を見直そう』と前ホクギン津南支店長・丸山清隆氏(現本店検査役)の企画に町観光協会が賛同、ニューグリーンピア津南が全面協力。チケット(6千円)は発売直後に完売の人気だった。
 

 農業女性グループで参加の志賀さん(50)は「家でも作れそうな料理もあり、とても参考になります。さすがプロの味ですね」、地元の寿司職人は「我々は和食だが、この岩魚料理(コンフィ香草ソース)は美味しい。参考になる」など。地元旅館富田屋・風巻文雄社長は「薄味だがしっかり香りがあり、プロの味付けだ。ヒントになる料理がいくつかあり良い企画。レシピが公開されれば、津南の食文化に大いに参考になるのでは」と話している。酒井シェフは、「多くの方々から来ていただき感激している。津南の食材はどれも素晴らしい。津南の食をどう提供するか、ヒントになればありがたい。今後もお呼びがかかれば、いつでも協力します」と話している。

学生が村民を刺激、京都精華大と栄村交流  5月18日号
 栄村をフィールドに暮らしや自然など「地元学」に取り組む京都精華大から学生23人が2日から6日まで来村、長野県文化財指定(県宝)の阿部家訪問や水路掃除、伝統工芸・猫つぐら作り体験、秋山郷マタギや伝統の熊取り話しなどを聴いた。今回の来村は今夏、本格的に取り組むテーマを決める事前研修。学生は「自然と関わりながらの暮らしは奥深く、さらに研究したい」など体験、訪問で得た課題に関心を示していた。

 今季から同大学は、継続的に学生を栄村に送り込み、カリキュラムとして「地元学」を設け、学生が個々のテーマに取り組む。5年前から学生と共に栄村に入り、そのフィールドの魅力を指摘する同大人文学部・松尾眞教授。「学生がここで何を感じるか。地元の人たちと関わり、何を得るか。ここで暮らしたいと思う学生が出てくればおもしろい」と話す。当面、栄村に張り付いて暮らす方針だ。


 県宝・阿部家では、ひとり暮らしで同家を守る阿部マスミさん(73)の生活ぶりに興味を示す学生。同家は1750年建設。250年以上前の茅葺き中門造り。同学部3年の西原いづみさんは「4回目の栄村。雪国の暮らし、自然との暮らしで生まれた民具に関心があります」と阿部さんの言葉をメモしていた。2年・秦裕太郎さんは「自然と人間の共存をテーマに考えている。特に食、ここ栄村の食文化を研究したい」とテーマを話している。

30`完歩、「自信がついた」  5月18日号
 ◎…「やったー、ゴールだ」。県立津南中等教育学校の新学期恒例、「30`チャレンジウォーク」は12日、絶好の五月晴れの中、1、2年143人が挑戦。学年別4、5人グループ14班は朝8時40分スタート。津南特有の河岸段丘のアップダウン、信濃川河畔路など起伏に富んだコース30`を全員が歩き通した。初挑戦の1年・小柳大君は「ゴールの瞬間、とにかく嬉しかった。歩き通したという自信がつきました」と、級友と完歩を喜び合った。


 ◎…コースは学校から信濃川左岸に渡り、辰ノ口・豊船橋から国道117号清津橋、再び左岸・貝野へ、十日町市姿橋から水沢、117号を経て学校へ。保護者70人余が役員参加し、35人が学生と一緒に歩いた。津南町の外丸本村では集落の家並みの背景に、信濃川、残雪で真っ白な苗場山系が真っ青な五月晴れに映え、ロケーションも最高。昨年より早いタイム6時間23分で完歩した2年・小林佳吾君は「1年の時より今回の方が辛かった。でもタイムは早かったです。歩き通した達成感があります」と話す。途中、沿道の住民から声援などが飛んでいた。同中等校・小熊牧久校長は「このチャレンジはとにかく楽しくが第一。辛い部分もあるが、友だち作りにもなるはず」と話している。

津南・栄広域ネットワーク、両町村職員、早くも本格論議  5が11日号
 自律を求める津南町と栄村の「津南・栄広域ネットワーク」設立後の初の全体会を9日、栄村中条温泉・トマトの国で開き、両町村代表職員ら30人余が出席、今後の取り組みを話し合った。テーマ別4班に分かれ、両町村が直面する課題など意見交換。8月中には2回目の全体会を開き、年末までに両町村長に第一次提言をする方針。テーマ別ワーキングチームは「産業振興(農林商工観光)」「医療・保健・福祉」「建設・防災」「教育・文化」の4班。両町村の班長級3、4人で構成し、1チーム6、8人。

 
教育・文化チームでは、昨年津南に開校の県立津南中等教育学校が話題に上った。栄村からは「全校で40人規模の栄中。今後さらに中等校への入学が増えると、中学校存続への影響は大きい。県を越えた取り組みが求められ、研究が必要」と現状と課題。津南からは「上郷中はあと5年で複式となる。中学校の複式の影響は大きく、現実問題として迫っている。小学校も同様で隣接の上郷小、東部小、さらに秋山郷ちいきなど、一緒に取り組めるかどうかなど研究したい」と両職員から積極的な意見が相次いだ。

 
建設・防災チームでは、両町村の消防団出動エリアの確認などが出た。昨冬の豪雪で交通止めとなった国道405号。防災面では「両町村の防災情報を共有できるシステムも必要」。産業振興チームでは、「両町村の観光地や観光要素を、お互いが見て、体験し、知る機会が必要。観光担当者会議や見地視察を」、「映画ロケが津南では相次いでいる。両地域での取り組みで、さらにロケ地の魅力が増す」など。

 
高橋栄村長は「津南と栄村は歴史的にも行政を超えて密接な関係にある。ただ県が同じでないという壁がある。そこに、どんな智恵を出し合っていくかである」と期待感。小林津南町長は「道州制の議論も出ているなか、交流で新たな展望、展開が開かれると確信する」と同様に期待感を述べた。
 
 
なお、津南・栄広域ネットワークは両副町村長、教育長、総務課長、ワーキングチームリーダー、サブリーダーで構成。両町村の全職員には、各課長を通じて取り組み状況を流し、共通理解を深める。12月には第一次提言を行い、両町村20年度新年度予算で実施できる事業は、取り入れていく方針だ。

放送界の権威・ギャラクシー賞入賞、FMとおかまち快挙   5月11日号
 放送界の権威「ギャラクシー賞」ラジオ部門に開局1年の「FMとおかまち」がノミネートされ、今月31日発表の最終選考で大賞などトップ8賞入りが決まった。作品は「震災復興キャンペーン〜心に太陽を」。震災被害が大きかった同市池谷と願入地区の住民の今を取り上げた。

 
FMとおかまち(78・3MHz)は昨年2月4日、新潟県内10番目のコミュニティーFMとして開局。十日町エリア約5万人、1万3千世帯余をカバー。同賞応募番組は、昨年8月7日から11日までの5日間、毎回5分にまとめ放送。番組では、池谷と願入の両地区住民にスポットを当て、中越震災を通じた住民の思い、絆、支援グループとの交流、さらに大地の芸術祭参加など住民密着の取材を行い、5回シリーズで放送。  
 
取材・編集は同局パーソナリティー・佐藤広樹さん、早見純子さんの両アナウンサー。1回5分の放送に、7月初めから取材し、2週間余り現地入り。佐藤アナは、7戸15人が暮らす池谷地区に入った。同地でボラ活動する国際NGO・JENを通じて「復興ボランティア・都会からの若者達」、「夢を語る老人達」の2本を制作。
 
 
大地の芸術祭で日本を代表する陶芸家が入った願入地区。6戸の集落が地震後、5個になった同地区に入った早見アナ。『里山にうまれた願入集落の絆』、『避難所からうまれたもの 女性達の絆』、『地域活性会へ 青空市への取り組み』の3本を制作。

 
第44回ギャラクシー賞贈賞式・最終発表会は今月31日、ウェスティンホテル東京で開催。ラジオ部門ノミネート8作品から大賞1本、優秀賞3本、選奨4本が決まる。ラジオ部門の他のノミネートは、ニッポン放送、NHK、毎日放送、TBSなど大手放送局ばかりのなか「FMとおかまち」が注目を集める。DJパーソナリティ賞は久米宏氏、テレビ部門個人賞は篠原涼子氏の受賞が決まっている。

高原が育む優良牛、県営妙法牧場ーズンイン   5月11日号  
 ○…小雪の影響で例年より2週間早く津南町の県営妙法育成牧場(勝海喜一場長)は8日、今シーズンの放牧を開始。牛舎から広々とした牧草地に開放された75頭の預託牛は、バイクに乗った職員に先導され2`余り丘を登り、青々と茂った10a余の牧草をおいしそうに食べていた。同牧場は17日に57頭、来月約20頭をさらに放牧。今シーズンの預託牛は150頭余を予定。3百`余の牛の体重は放牧終了の11月上旬には5百`、受精卵移植を受け、農家に戻される。
 
 
○…昭和47年に開設、35年目。標高630〜950bの丘陵地にあり、総面積は約367fと県内最大級。佐渡や新発田など県内全域の酪農家から乳牛を預かる。「能力の高い牛を育て、受精して増やすのがこの牧場。牧草をいっぱい食べ、丘で足腰を丈夫にすると乳量が上がる。良い牛を育てたい」と勝海場長。同牧場は新潟大など大学生インターンシップ、地元中学校の職場体験、小学校職場見学なども受入れている。рO25(766)2638。

新成人705人、きもので街にくりだす   5月11日号
 ○…「20歳は新しい人生の始まり」―。十日町市の成人式が十日町きものまつりの日の3日、クロス10で開かれ、会場は華やかなきもの姿に包まれた。式典では新成人を代表し松代地区の西方正則さんと鈴木久代さんが、それぞれ「成人としての自覚を持ち行動したい」「20歳が新しい人生の始まりではないかと思います。それぞれの夢に向かって歩んでいきたい」などと抱負を語り、胸を膨らませていた。
 
 
○…該当者は十日町市が495人、川西が97人、中里62人、松代29人、松之山22人の合わせて705人(男性365人、女性340人)。新成人を前に田口市長は「夢と目的を持ち、他人に対する思いやりを持ってほしい。変化が激しい社会で、自分の能力を発揮し、人々に感動や喜びを与えられるよう活躍してほしい」と呼びかけていた。式典終了後、新成人たちはきものまつりの歩行者天国に繰り出し、街頭でのイベントを楽しんでいた。

癒しの絶景、秋山郷のよさの里   5月3日号
 ◎…深い秋山郷渓谷から鋭く立ちあがる雄姿を見せる鳥甲山(2037b)。白と黒の雪形を見せ、雪は8月頃まで雪渓で残る。まだ早春。渓谷を流れる中津川沿いにブナやナラ、カラマツなどが新緑の芽吹き、切り立った断崖に、ちぎり絵のように濃ピンクのオオヤマザクラが咲く。この春色渓谷を見下ろすように鳥甲山と苗場山(2145b)の雄姿が立つ。鳥甲山を正面に望む標高1千bの栄村温泉宿「のよさの里」。露天風呂からは、手が届くそうな迫力の鳥甲山が迫る。
 
 ◎…「年々、写真を撮りに来られるグループが増えています」。のよさの里・石田修二主任は話す。連休中も、自然写真家で栄村の写真グループと交流する丹地敏明氏が、東京から25人余を連れ、連泊して秋山郷を撮影した。「これからが本格的な春の山菜シーズン。新緑と残雪、最高のシーズンです。ぜひどうぞ」と石田主任。シラカバに囲まれた渡り廊下でつながる小屋風宿泊施設、大きな石組みの露天風呂、昼食時の小鉢そばセットなども人気。のよさの里рO25(767)2345。

100歳を祝う、リバーサイドみさとの涌井国重さん   5月3日号
 ◎…「明治40年4月28日生まれ。今日が100歳の誕生日です」―。今春4月で開園10周年を迎えた津南町のケアハウス「リバーサイドみさと」で28日、4月生まれ誕生会が開かれ、5人の対象者が住居者や職員らから祝福を受けた。そのひとり涌井国重さんはこの日、100歳・卒寿を迎えた。吉野利代子施設長は「リバーサイドみさとで、100歳を迎えた人がいるということをとても誇りに思います。これからも元気に暮らせるように、私たちも頑張っていきたいです」と祝福。津南民謡同好会が歌や三味線、踊りなどで誕生会を盛り上げた。
 
 ◎…同所50人の中で最高齢の涌井さん。4年前に入所。津南町穴藤出身。農業のかたわら、同集落で長年、豆腐屋を営む。東京電力の発電所工事でも働く。「工事中、人が川(中津川)に流された。土砂貯めの取水口に吸い込まれる寸前、ハシゴを投げて助けた事もあったし、石の下になった小学生を助けた事もあった。おかげで長生きしているんかな」など。誕生会ではネクタイを締め、「ありがとうございます」としっかり挨拶。とても100歳には見えない。我が子、孫、ひ孫含める一族は40人余り。部屋にはカラオケがあり、時々、好きな北国の春などを歌っている。

観光拠点オープン、「サロンの場に」  5月3日号

津南の観光拠点がオープン―。津南町観光協会(伊林康男会長)の再編に伴う新事務所開所式が1日開かれた。小林町長、伊林会長、同会理事ら12人余が参加、新たなスタートを祝った。伊林会長は「観光客だけでなく、協会員、住民が気軽に集まり議論できるサロン的な場にしたい」と観光案内に留まらない空間作りに取り組む方針だ。常駐職員は5人減の2人体制となり、スムーズな運営ができるかが課題となっている。
 
 同事務所は役場駐車場内倉庫1階に開設。約20畳の部屋に8人余が座れる談話スペースも設置。同会事務職員は福原章子さん(36)、臨時職員の石澤ユカリさん(28)。2人は「地域の方も気軽に来て下さい。誰でもくつろげる場所にします」と声を揃える。土日・祭日も営業(年末年始除く)し、積極的な情報発信に当たる。営業時間は午前8時半から午後5時半まで。ホームページ、電話番号は継続する。津南町観光協会рO25(765)5585。

泉谷さん、形見の車イスを寄贈  5月3日号
 津南町野球スポーツ少年団の生みの親で、30年余り町内の小学校で教鞭を取った泉谷十七三さん(66、大分県在住)が1日、オープンしたばかりのケアホーム「恵福園なかつ」を訪れ、3年前に亡くなった妻が使用していた車椅子をリフォーム、「長年、お世話になった津南に少しでも恩返しができれば」と寄贈した。
 
 泉谷さんは昭和48年、上郷小中子分校を皮切りに、平成7年まで小学校教諭として津南町に過ごした。その間、49年に小学生を対象にした野球教室を開設、53年には町スポ少を立ち上げて加盟、少年野球の指導にも尽力した。妻の筆子さんは15年前にパーキンソン病を患って闘病生活を続け、十七三さんが献身的な介護を行ってきたが、3年前の4月に他界した。車椅子は亡き妻の形見でもあったが、「思い出多い津南に」と傷んでいた箇所を改修し、この日の恵福園への寄贈となった。泉谷さんは「津南は第2のふるさと。妻も喜んでいるはず」と話している。  

連休で好評、直売市や酒まつり   5月3日号
 ○…「この町には、ふたつも造り酒屋があるんですか」。津南を訪れる行楽客は驚く。老舗銘柄「苗場山」瀧澤酒造。酒米農家などが共同出資して酒造権を取得し、今季で11シーズンを迎える銘柄「霧の塔」の津南醸造。伝統の深味と清新な味で、両蔵元とも人気を集める。「霧の塔」は毎年春秋、「蔵元酒まつり」を開催。連休の6日まで今季も実施。利き酒コーナーでは、昨年の新酒鑑評会金賞受賞の吟醸酒も提供。訪れた人たちは「これは旨い。いいねぇ、この酒は」と求めていた。
 
 ○…同祭りでは、蔵元ならではの成分無調整・大吟醸原酒も用意され、滝沢昌哉杜氏(34)が吟醸酒の説明をしながら試飲を勧めていた。埼玉からの若い夫婦は、運転の夫に代わり女性が試飲。「この大吟醸は美味しいですね。お父さんのお土産にします」とさっそく購入。JA女性部の協力で雪下ニンジンやジュース、ふれあい味噌など加工品なども販売。同蔵元・半戸正部長は「最近、東京など関東地域で小料理屋や小さな居酒屋をやっている人たちが顔を出すようになった。各店とも個性ある酒を求めているようだ。そうしたニーズにも応えていきたい」と営業方針を話している。

貴重な民族資料、松之山郷民俗資料館再建  5月3日号
 昨冬の豪雪で屋根が倒壊し、貴重な民具や古文書などが被害を受け、休館中だった十日町市松之山湯山の「松之山郷民俗資料館」は28日、修復を終えリニューアル開館した。村松、尾身両県議など関係者30人余が出席。井口カズ子教育長は「この資料館には松之山の歴史民俗が詰まっている。合併して3年目、連携し合い、圏外の皆さんの目を引ければ」と期待感を示した。今後は住民の協力を得て「くつろぎ古民家」として誘客をはかる方針だ。
 
 同館は102年前、明治38年、地主の佐藤家が松之山藤内名に建造。昭和48年、旧松之山町管理となり湯山に縮小移転し同52年開館。豪雪被害後、約1130万円をかけ屋根や内装、展示品を修理。展示物は民具や作家・坂口安吾の資料など約3百点を所蔵、常時2百点余を展示する。佐藤家の子孫で元所有者・佐藤明彦さん(同市松之山藤内名在住)は「生まれてから30年住んだ家がこうして残るのは嬉しい」と感慨深そうだった。
 
 入館料2百円、中学生以下無料。営業午前10時から午後4時、火水曜休館。付近には隠れキリシタン信仰の拠り所のマリア観音(松陰寺)がある。рO25(596)2041。


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