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2006年12月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
県議選顔ぶれ揃う、連続無投票で「初出馬と同じ」  12月22日号
 来春の県議選十日町・津南選挙区(定数2)は、自民2人、民主、共産の各1人の4人の争いが濃厚。現職で4選めざす自民・尾身孝昭県議(53)、選挙区変更の自民・村松二郎県議(52、4期)、共産新人・桑原加代子氏(59)、民主新人・保坂道賢市議(40)。選挙区変更の村松県議の後援会・選対作り初会合を16日、津南町の自民党支部事務所(上村県議後援会事務所)で開いた。旧東頸の村松後援会幹部と上村県議後援会、自民支部幹部など20人余が初めて顔を合わせた。年内には旧町村5地区単位で後援会骨格を作ることを確認した。当面、全体の連絡役は津南支部・上村後援会事務所が行う方針だ。

 同席には、村松県議後援会・岩野虎治会長、松代・若井君男会長、松之山・石塚幸貞会長、安塚など旧東頸6町村後援会幹部が同席。旧中魚地区からは自民津南支部・高橋政徳支部長、上村県議後援会から津南・福原慶福会長、川西・平野正義会長、中里・高橋訓彦会長、小林町長後援会から山本三雄会長、事務局・滝沢秀雄助役などが出席。岩野会長が経過説明し、選挙区変更による十日町・津南地区の支援を要請した。

 
 民主公認で来春の県議選出馬が決った十日町市議・保坂道賢氏(40、十日町市)は20日、出馬会見を十日町市役所で開いた。筒井信隆衆院議員、黒岩宇洋参院議員らが同席する中、保坂氏は「地方政治は県が根幹を占め、国からの窓口は県であり、国への窓口は県である。すべて県が地方政治の中心にあり、国は発展が、そのまま地方の発展に結びつかなくなってきた。地方は地方で単独で政治家区画をし、政治的に自律していかなくてはならない。このような中で、県政への思いが深まった」と出馬決意を語った。今後、民主支部、筒井後援会、保坂氏の後見人・元十日町市長の諸里正典氏グループなどで支持母体を作り、活動を始める方針だ。

  会見には、民主の両国会議員、諸里氏、連合十日町地協・駒形尚秀議長、市議の小林正夫民主党県常任幹事ほか桑原清一市議、民主・大島清松十日町支部長、筒井後援会・佐藤一男会長、同金子味洋志津南会長、野上正一川西会長、小野嶋哲雄松代会長、鈴木辰雄中里会長らが出席。保坂氏は政策にも触れ、「県立病院問題を重点的に取り組む。赤字解消と県立統廃合は別問題。県立の存続意義がなくなっているのは都市部の病院。地域医療のあり方に、しっかり取り組みたい」と政策の一端を述べた。なお、市議職は、「新年度予算編成期にあり、目途がつきしだい辞職する」として、3月市議会までには辞職する意向だ。


写真は松代での村松後援会役員会(17日)

「震度8で調整池は決壊」、信濃川サミットで   12月22日号
 信濃川中流域の減水区間水量アップなど環境改善を訴える第8回信濃川水サミット「しなのがわ新・発見」が16日に開かれた。現況視察として宮中取水ダムや浅河原調整池、JR信濃川発電所などバスツアーで発電関連施設を回り、十日町情報館で報告・講演会も開き、改めて信濃川の水量アップの必要性を確認した。
 
信濃川をよみがえらせる会の樋熊政治会長は「信濃川と十日町地域の地下水」を演題に講演。樋熊氏は地下2百bを越える深井戸から飲料水を確保している現状を説明しながら「十日町の地下水は将来、必ず減る。信濃川に水を流し、浸透圧を高める必要がある」と危機感を示した。また信濃川流域一帯の地層について「泥が固まった弱い堆積層。中越地震が震度8だったら水路トンネルも浅河原調整池、山本山調整池も全部崩れた。国交省はそれを知っていながらなぜ放置しておくのか。小千谷市で4万人、十日町市で3万人の犠牲者を出す」と警鐘を鳴らした。
 さらに、清津川取水発電問題について「魚野川流域はわがままというもの。本当に水が足りなくなるのなら魚野川の水を揚げて使うべき。清津川の水を使うのは、お金を使わないというだけ」と南魚沼市長ら魚野側流域の対応を厳しく批判した。

栄村にそば工場進出か、松代そば善屋  12月22日
 信州そばブランドの人気を活用し、栄村に現地法人を作り、工場進出を計画する十日町市松代の「株式会社松代そば善屋」(関谷則雄社長)について13日、栄村議会の全員協議会で高橋彦芳村長が現状を説明した。

 計画方針では、村内白鳥の国道117号沿いの千曲川側、飯栄建設協同組合(コンクリートプラント工場)隣り約2千平方bを用地に、鉄筋2階、延べ3百坪の工場を建設。同社や取引関係にある一部上場・日本製粉、さらに栄村内から出資を募り、現地法人を設立し、経
営する方針。事業費約3億円を予定し、県と栄村が保証人となる融資を財源にする予定。村は出資を予定していない。事業は来年着手するが、地元雇用の拡大につながるため、高橋村長は「働く場につながるため、誘致したいと考える」と前向きに取り組む方針を示している。現地法人設立後、操業準備に入る方針だ。

愛情たっぷり「ふれあい味噌」作り、最盛期  12月22日号
 かあちゃんの愛情たっぷりの手づくり「ふれあい味噌」、今年も―。JA津南町女性部の味噌加工委員(滝沢さだ枝代表、12人)では、先月上旬から人気のふれあい味噌づくりに取り組んでいる。作業は3月中旬まで続けられ、1斗缶で5百個分余りを生産する予定だ。お母さんたちは「大変喜んでいただいてありがたいです。今シーズンもおいしい味噌を作りますよ」と張り切っている。
 
 ふれあい味噌は今シーズンで18年目。町内上段の農協加工施設で仕込み作業を行っている。よく洗った米を蒸して麹菌を混ぜ、育成器の中で3日間ねかせる。その後、出来上がった麹と潰した大豆を混ぜ、塩を加えて味噌のもとが出来上がる。作業場は米を蒸す蒸気とお母さんたちの熱気でムンムンだ。材料の米と大豆は、それぞれ6dほどの量になるというふれあい味噌、食べごろになる来年9月頃まで桶の中でゆっくりと熟成される。完成品は注文先の町内保育園や一般家庭、お土産用として販売される。滝沢代表は「お母さんたちの笑顔がこの味噌に詰まっています。ご愛顧、お願いします」と話している。

シーズンイン、職員総出ゲレンデ作り、ニューGP  12月15日号 
 ○…スキー場開きを明日に控えるニュー・グリーンピア津南は、職員総出で雪の敷き詰め作業を行っている。12月に入り気温が高い日が続き、ゲレンデの平均積雪は約20a。山頂部で約40aと記録的な少なさ。オープン当日、4百人近い宿泊予約が入り、「お客様のためにも、せめて一つのゲレンデでも」と第4ゲレンデを滑走可能にするため、重機やダンプを使い懸命に雪を集めている。
 
 ○…4dダンプ約30台の雪を14日には運搬。山頂部や駐車場から集めた。リフト乗り場付近に約40a積み安全を確保。斜面中央部はスノーダンプと圧雪車で固め、滑走可能にした。第4ゲレンデリフトまでは代行バスで対応する。大平俊弘支配人は「雪がオープン前にこれほど少ないのは初めて。お客様はスキーを楽しみにしている。天候には勝てないが、できる限り対応したい」と話している。

栄村絵手紙館、議会確執に翻弄、設置条例否決、不信生む  12月15日号
 「絵手紙のむら・栄村」が全国ブランドになっている同村に、日本絵手紙協会(小池邦夫会長、本部東京)と月刊誌発行や関連商品販売の絵手紙株式会社(島田幸吉社長=栄村青倉出身、本社東京)が、絵手紙収蔵館(タイムカプセル舘)を建設し、絵手紙活動の拠点にする方針。同協会・会社は、この建設資金1億円を同村に寄付、村は今秋から収蔵館建設に取りかかり、来年1月末には外壁吹きつけを残し完成する。ところが12日の村議会本会議に提出の「栄村国際絵手紙タイムカプセル館」設置条例は、1票差で否決された。絵手紙活動関係者からは「建設を決めた議会が、なぜ開館するための条例設置に反対なのか、理解できない」と議会決議に強い不信感を抱いている。高橋村長は「人材確保など開館準備もあり、来月再度提案したい」と方針を話している。


 絵手紙収蔵館は、さかえ倶楽部スキー場駐車場に建設。鉄筋3階延べ478平方b、玄関ホール、販売コーナー、多目室、事務室、収蔵スペースを設ける。展示館は併設して建設予定。同協会・会社が建設し、村にそのまま寄付する方針。直径180a余の杉の大木を活用し、特徴ある建物にしたい意向だ。
 
 12日提案の同設置条例は、運営を「指定管理者」に委託、利用料金設定などを条例化。質疑では「事業名は収蔵館。国際絵手紙タイムカプセル館に名称変更か」や「展示館完成後に条例設置すべき」、あるいは「運営は別会社を作るという覚書があるが」など、建設同意した議員から疑義が続出。採決の結果「賛成5、反対6」で原案否決。

  高橋村長は「建物の完成前に設置条例を作るケースは多々ある。設置条例が出来ないと、指定管理者も決められず、開館に向けての準備が出来ない。開館までに展示館を絵手紙株式会社・絵手紙協会が建て、それを村に寄付し、収蔵館との一体経営をする方針。ただ、村としては同館の運営委員会設置を求め、その中に村の人間を入れて、村の意見を反映するよう申し入れている。来月再度、臨時議会を開き再提案したい」と話す。

詳しくは12月15日号で

地産地消で津南型食育を   12月15日号
 津南らしい「食」で、楽しい食卓と明るい家庭を築こうと11日、町役場で県農村地域生活アドバイザー津南連絡会(尾池三佐子代表、10人)が主催する「みんなで参加する食育フォーラム」が開かれた。同アドバイザー5組がそれぞれ「地産地消」や「食の安全性」などについて提言。「安心、安全の地元野菜で食事をしよう」などと呼びかけ、実際に「津南のごっつぉ」のバイキングも行った。
 
 フォーラムでは、地産地消について石沢和さんと桑原幸枝さんは「土地があったら先ず、自分で野菜を作ってみよう。楽しみながら育て、旬を知ったり、家族で食に対する話をしよう」などと提言。また滝沢綾子さんと島田玲子さんは、寸劇を交えながら「朝食は1日の活動力を高めるための必須の食事です」などと1日3食の大切さを強調した。
 
 会場には保育園児らの母親ら60人余りが参加。昼食時には同アドバイザーが地元の野菜で作った「ヤーコンきんぴら」や「切り干し大根煮」「むかごの白和え」など「津南のごっつぉ」11品を舌鼓。

「ゆれる」西川監督、津南で「感謝」あいさつ  12月15日号
 〇…秋山郷の吊り橋・見倉橋がロケ地の話題作「ゆれる」(西川美和監督)現地上映会は9、10日、津南町文化センターで開催。町内外や東京などから660人余が来場。タイトル通り揺れる見倉吊り橋が、人間の深層心理を描いた作品テーマに大きく関っていた。舞台あいさつで西川監督は「この映画が、自分の人生や大切な人、家族との関係をもう一度考え直す機会になればと思います。また機会があれば、津南に来たいですね」と話し、ロケでの協力に感謝していた。
 
 〇…黒ファッションで登場の同監督。ロケ協力した町観光協会・滝沢武士さんとトーク。ロケ中、スズメバチに襲われ、地元結東住民が退治した逸話や見倉橋に決めた経過など製作裏話しなど披露。9日の上映会に来場した町内上野の石沢和巳さん(20)は「自分が暮らす町がロケ地になった映画ができ、私にとっても思い出になりました。とても印象深い映画でした」と感想。映画エンディング字幕に協力で「新潟県津南町、津南町のみなさん、滝沢武士」が流れた。町観光局協会・町地域振興課・滝沢武士さん。「地元でも見倉橋を知らない人が多くいた。この映画が津南再発見のきっかけになれば」。津南観光協会は新潟フィルム・コミッションに所属。「ゆれる」は来年2月23日DVD発売。見倉橋を表紙写真に使った同小説は発売中。

そば打ち体験、三箇小総合学習
 ○…昔ながらのそば栽培、そば打ちを体験する津南町三箇小(大山明雄校長、19人)の体験学習は14日開いた。地元のそば職人・恩田卓茂さん(67、鹿渡)を講師に迎え3年目。今年は三箇分園の園児9人も参加。子どもたちは「うわぁ、変な感触」と声をあげながら、力を合わせ手作りそば打ちに挑戦した。
 
 ○…恩田さんは「薄く伸ばして、幅を広く切るのが鹿渡流。細いものよりも歯ざわりがよくなる」などフノリとヤマゴボウを使った伝統の打ち方を指導。子どもたちは「すごい、あんなに薄く伸びるんだ」と歓声。4年廣川晃君は「2年の時からやってるけど、なかなかうまくできない。でも、いつも食べる時、どんな味か楽しみ」とそば作りに熱中していた。

日本食研、津南商品販売課を設置、大沢社長が全社体制で  12月8日号
「津南町森林組合を日本一に」と、取引関係にある大手食品会社・日本食研は、今月から社内に、津南担当の専任部門「津南商品販売課」を設け、全社あげて同組合の業績アップに乗り出している。今月3、4日、同組合理事が同社の四国・愛媛本社(今治市)を訪問。大沢一彦社長は「津南の風景の、人情味あふれる津南を、なんとか私の力、日本食研の力で、日本一の森林組合にしたい。津南ブランドができれば、津南産品は売れる。皆さんがやる気を出すなら、こちらも真剣出してやる」と熱意ある姿勢を見せて、日本食研の「本気度」を見せた。
 
 同森林組合と日本食研は20年余り前から取引し、森林組合が調味材料など約1億7千万円を仕入れ、製品化して日本食研に出荷し、その販売額は約8億3千万円になっている。森林組合販売額の5割に達している。今度の「津南商品販売課」設置は、これまでの津南担当8人を、15人に増強する方針で、将来的にはさらに増やしたい方針だ。
 
 4日、愛媛本社で懇談した同森林組合長である小林三喜男町長は、「日本一の森林組合への目標、私どももこれに応えていきたい。津南全体の底上げ、活性化になる。常勤理事が不在で、来年2月から新体制を作り、日本食研さんの思いに応えていきたい」と感謝し、目標への取り組みを約束した。

田口市長の更新回答に抗議、清津川水問題  12月8日号
 清津川の取水発電問題で、東京電力湯沢発電所の水利権更新に反対している清津川流水問題懇談会(会長・山本茂穂旧中里村長)は1日、十日町市の田口直人市長が県土木部長あてに「今回の水利権更新はやむをえない」と回答したことに対し、市役所で撤回を申し入れた。これに対し田口市長は、「問題を検討している協議会で決めた5年間の試験放流の間についてのこと。協議会の結論によっては、もちろん認められない」と理解を求めたのに留まり、水利権をめぐる基本姿勢の相違が浮き彫りになった。
 
 回答は「取水制限流量が地域住民の納得しうる流量ではなく、容認できる内容ではないが、5年間という暫定的な許可期間であること等をふまえ、今回の水利権更新はやむをえない」とし、「『清津川の水は清津川へ』という地域住民の積年の思いに応えられるよう、取り組んでいただくよう強く要望する」と結んでいる。

 申し入れには同懇談会メンバーら20人余りが出席。池田初治副会長が「われわれ下流住民は地域あげて実情を訴え『期間更新の見直しノー』と言い続けてきた。市長の回答を訂正し、信頼関係を築いてほしい」と訴えた。また出席者からも「水利権は試験放流とは別問題」や「水利権更新許可に異議を唱えるつもりだったが、市長が認めていては文句が言えなくなる」「水利権更新はしないという姿勢を貫いて欲しい」などと抗議や要望の声が上がった。
 

文化活動で「栄村再発見」   12月8日号
 ◎…栄村の文化団体13グループが一堂に会し、活動発表する栄村制50周年記念「みちばた芸文協(栄村芸術文化団体連絡協議会)発表会・栄村の四季」が2日、村文化会館ホールで開かれた。写団フォトくにさかえの写真と俳句会作品をスクリーンに写すなど相互連携した発表会となり、会場の2百人余にとって「栄村再発見」になった。 


 ◎…発表会は、小中生の栄ふるさと太鼓で開幕。書道・桂雪会、奥信濃俳句会作品をスクリーン投写し、フォトくにさかえの季節の写真を添え、桐の葉コーラスが盛り上げるなど活動をミックスして発表。お話しの会は「野々海伝説」を語り、絵手紙芽吹きの会は作品を投写。村内バンドのジョン☆ノビと東京、津南メンバーが加わるハサンオールスターズのライブ演奏。盆踊り保存会がからす踊りを披露し、月夜のコンサート実行員会、音楽にふれる会―ゆたかが活動ビデオ上映。栄カラオケクラブは「どじょうすくい」を披露し、ラストは榮太鼓が勇壮に締めくくった。お話しの会(樋口しのぶ代表、会員7人)の樋口松子さん(月岡)、平塚和加子さん(原向)は「いい雰囲気ですね。お互いの活動を見られるのがいいですね」などと発表に大きな拍手を送っていた。

全国米食味コンクール6年連続金賞、グリーンアース津南  12月8日号
 「これからも、いい米を作り続けるよ」―。津南町貝坂のグリーンアース津南(桑原健太郎代表)が先月25日、米・食味鑑定士協会が8年前から実施する「全国米・食味分析鑑定コンクール」で全国名稲会・ダイヤモンド褒章を受章。桑原代表は「他の産地に負けないよう、安全でおいしい米作りの取り組みが評価されて嬉しい」と受賞を喜ぶ。同褒章は全国でも3受賞だけの快挙だ。
 
 グリーンアース津南は毎年全国から1700余の産地米が集まる同コンクールに7年前から出品。初回こそ落選したものの、以後毎年、金賞
を6連続受賞。その功績で今年新設の金賞5回以上の生産者で構成する「全国名稲会」に殿堂入り。  

 桑原代表は「ただ魚沼コシヒカリを作るだけでなく、さらにおいしい米をめざしてきた。受賞で追われる立場になった。今、山形コシヒカリなど魚沼に追いつけ、追い越せを目標に伸びてきている。その流れに負けず、先へと挑戦するのが原点であり結論。挑戦者であり続ける」と決意を新たにしていた。なお、今年の同コンクールでは津南町亀岡の河田強一さんが津南町2人目の金賞を受賞している。

里にも雪、松之山で60a   12月8日号
 ◎…今冬一番の強い寒波で2日夜から本格的な降雪となり、3日朝9時に津南町役場前20a、結東25a、津南原アメダス43aを記録。一方、4日朝に松之山支所で60a、六箇・塩ノ又70a、十日町市・森林総合研究所試験地31aなど局地的な降雪となった。
 

 ◎…今シーズンのスキー場オープンは、ニュー・グリーンピア津南は16日、マウンテンパーク津南23日、さかえ倶楽部スキー場23日に、それぞれオープンする予定だ。

前期50%増の営業努力、津南醸造  12月1日号
 酒米生産農家が出資し、蔵元酒造権を確保し、酒造する津南町の津南醸造(高橋友清社長、資本金2億6千百万円)の第53回株主総会は26日、JA津南町で開き、前期比150%増の営業実績を報告した。PB(プライベートブランド)商品の実績向上、今季3千人余の観光客来場など業績アップの状況を見せている。
 
 今季の営業回復は、大株主のJA津南町が職員派遣の半戸正特産販売部長はじめ蔵人、役職員の営業努力の成果。前期比5割増の売上5800万円の実績。営業報告で半戸部長は、「減価償却の見直しで損益分岐点を7900万円にし、売上目標は8千万円。3百石、5千4百g、製品は370石作る。仕込み米は地元農家から全体の80%を仕入れた。前期からのPB・神楽峰が好評で、さらに今季、新たなPB取り扱いを進めている」と営業方針。
 
 さらに経営体制強化で増資(1460万円、第三者譲渡制限付)を実施。営業面は東京総合生協、温泉地のPBブランド酒、さらにワンカップ手詰め機、雪貯蔵タンク設置場所など、増資で整備を進める方針。津南醸造はJA津南町7千8百万円(出資比率29・9%)、津南町5千万円(同19・2%)など両団体で出資比率49%の3セク企業。津南産酒米・五百万石使用で今春の全国新酒鑑評会で金賞を受賞している。

豪雪の音色、全国へ、貝野小、連続20年全国へ  12月1日号
 第32回県リコーダーコンテストが25日、長岡リリックホールで開かれ、十日町市・津南町から6小学校、一般4団体が出場。息の合った演奏で、うち5団体が全国大会出場権を獲得した。来年3月28日、東京・江戸川区総合文化センターで開催予定の全日本コンテストに出場する。
 
 連続20回目の全国大会出場を決めた貝野小(石塚彰雄校長、児童48人)は合奏で金賞。今回も4年生以上の24人全員参加で出場し、合奏(キャリー作曲「トレインズ」)のほか、5重奏にも2団体編成して臨んだ。リコーダー部の中島大輔部長は「全国を目標に頑張ってきたので、本当にうれしい」と大喜び。吉楽拓真副部長は「全国でも金を取りたい」と胸を膨らませている。
 
 十日町地域の全国出場校◆小学校◎4重奏=東◎5重奏以上=馬場◎合奏=馬場、貝野、東◆一般◎合奏=十日町リコーダーアンサンブル。

 ○…津南町から唯一参加の三箇小(大山明雄校長、児童19人)は創部5年目。3年生以上16人全員による合奏と重奏3部門に挑んだ。出場31団体の中で、3年生からの出場は今回も三箇小だけ。3年と6年では息の強さや肺活量が違いすぎ、ハーモニーを合わせることは至難の技といわれているからだ。結果は両部とも銀賞で、もう一歩で全国出場を逃したが、指導者の小林敦子教諭は「3年生では音を出せないパートを、高学年がフォローするなど工夫して合わせた。昨年以上にレベルアップした演奏で、金賞並みの演奏だった」と子どもたちを称えた。板場亮太部長(6年)は「いい音を出せてよかったです。来年は金賞をとって全国に行ってほしいです」と下級生にエールを送っている。

写真・三箇小リコーダー部

そばで交流、上郷地区館で初企画   12月1日号
 ○…手作りそばで、住民交流―。上郷地区公民館は26日、羽倉集会所で初のそば打ち体験交流会を開催。こだわりのそば粉生産者の高波敏日彦さん(56、穴山)とそば打ち歴40年余の職人・涌井春男さん(74、羽倉)を講師に、住民18人がそば打ち。津南に伝わるフノリ、ヤマゴボウを混ぜたそばを「難しいけど、結構おもしろいな」と真剣な表情で打っていた。
 
 ○…同地区の大井平、羽倉集落は減反によりそばを転作した農家が多く、特産品のひとつとなっている。参加者たちは自分で打ったそばを食べ、満足そう。初体験の冨沢信さん(56、加用)は「一度やってみたかったが、自分なりにうまくできて、家でもやりたくなった。また、挑戦するよ」と笑顔。小林肇公民館長(52)は「今は少子化が進み、地域の人が集まることが減ったので、企画した。これから毎年続け、地域興しにつながれば面白いと思う」と話している。

茅文化を守る    12月1日号
 ○…初秋の木枯らしの下、茅刈りに汗―。秋山郷小赤沢の保存民家や長野県指定文化財・阿部家の茅屋根修復用の茅を集めようと23日、栄村各地でボランティアが茅刈りを実施。栄村は保存民家の茅屋根修復のため、2年前から住民が協力し茅を準備。集めた茅は8百束を越え、来夏に両民家の修復作業を行う計画だ。

 ○…天地地区では社会教育委員ら7人がカマや草刈り機で作業。自分の身長よりはるかに高い約3b余の茅を「重てぇなあ」などと話しながら、百束余りを刈り取り。茅刈りボラ初体験の阿部真津恵さんは「思ったより重くてびっくり。なかなか大変ですね」と真剣に作業、心地よい汗を流していた。


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