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2006年08月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
渇水目前、大谷内ダム   8月25日号
 8月に入ってからの晴天続きで、津南町十二ノ木地区など苗場山麓第二地区の水田の主要水がめとなっている大谷地ダムの水量が底をつき、このままでは今月中に枯渇する心配が出てきた。同ダムを管理する津南郷土地改良区では21日、「緊急連絡」として間断かんがいを訴えるなど急きょ、節水を呼びかけた。稲作は、これから穂ばらみ期に入り、冠水などの必要はなくなってくるが、168fにのぼる畑地への影響が懸念され注意を促している。
 
 津南町津原のアメダスによると、今月に入ってからの降水量を記録したのは24日までのうちわずか4日で、22日の14_を最高に計25_だけとなっている。緊急連絡は中深見源内山調整池ができる9年ぶりという。
 大谷地ダムは釜川から取水、中深見源内山調整池のサポートダムとして120万dの貯水能力がある。対象農地は黒滝沢から取水する中深見源内山調整池と併せ水田443f、畑地168fの規模。雨が少ない天候で、大谷地ダムの水量は23日現在40万dと満水時の3分の1に激減。ダムの底が見え始めている。
 
 同ダムの1日使用量は約8dで、流入量は2・6d程度。今冬の豪雪で流入量は例年より毎秒0・1d程度多くなっているが、このまま雨が降らないと1週間程度で底をつく恐れがある。同土地改良区業務課の藤ノ木勤課長は「止水栓を調整して間断かんがいをお願いしたい」と話している。

着衣水泳の普及を、高橋指導員が講習会  8月25日号
 暑い夏が続き、全国で水難事故が相次いでいるなか、「命を守る着衣泳」の普及に務めている高橋憲一指導員(52、十日町市)は20日、市立鐙島小の希望親子を対象に「着衣泳教室」を開いた。高橋指導員は「着衣でも自己保身姿勢が取れるようになると、長い時間、浮いていることができ、助かる確率が格段に高まります。要望があれば津南でもどこでも行きます。ぜひ体験を」と呼びかけている。
 
 着衣泳は、海や川でおぼれそうになった時など、自分の生命を自分で守る「助かる救助法」として注目されている。高橋さんは、10年ほど前に救急救命の資格を取得、さらに水難事故防止にも力を入れたいと5年ほど前に着衣泳指導員の資格も得た。
 鐙島小では、実際に親子で着衣のままプールに入ってもらい、浮く姿勢を指導。「ランドセルなども浮き輪の代わりになります」などとアドバイスした。参加した保護者の一人は「本当に参考になった。万一のとき、子どもたちは慌てることなく救助を待つことができるでしょう」と話していた。高橋指導員は「子どもたちを水難事故から守るためにも、学校あげて取り組んでほしい」と話している。

アート探訪D 空家再生「小出の家」  8月25日号
 『小出の家』(作家・井出創太郎+高浜利也、日本)中里・小出。
 築後150年の歴史を刻む茅葺き民家。「空家再生プロジェクト」で作家が取り組んだ。銅版画家の井出氏が緑青を使って、襖や障子に自然素材を刷り込んだ。床板をはがし、「人の生活感」を出した枠組みを納めた高浜氏。過去から未来へ、時をつなぐ空間が、ここにある。

津南を変える熱き「サタ6」、ライブで町づくり   8月25日号
 初秋の涼風が吹き始めているが、津南町のライブスポット「サタ6」は、まだまだ熱く、暑い。「賑わう場を作ろう。若い者が集まる場を」。かつてのロック世代、フォーク世代の40代、50代の仲間が誕生させたライブスポット「サタ6」。今月5日から毎週土曜(サタデー)午後6時、ジャンルを問わない音楽ライブが続く。

 国道117号沿い、津南観光物産館駐車場に誕生した特設ステージ。その舞台前にサタ6協賛の民間スポンサー名がずらりと並ぶ。地元各社と共に、その中央に「Takashimaya(高島屋)」や「Isetan(伊勢丹)」の大手民間の名も。今回の世話役スタッフのひとり、米生産販売・ごはん社長の大島知美さん(51)。スポンサー集めに奔走した。「とにかく若い者が集まる場、それも気軽に、形に縛られずに、フリースペースのようなスポットを。なんとか活気ある津南に変えたい」。  
音響などPAレンタルやライブをプロデュースする村山勝さん(47)も世話役スタッフ。ステージ作りに取り組みながら、県内外から出演者を集め、これまでに20バンド余の出演を決めている。「音楽をやっている人は、どんな場でも発表の機会を求めている。この地にも色々な活動グループがある。発表の場ができればに、津南の雰囲気も、ちょっとは変わっていくのではないか」と村山さん。
  
 津南観光物産館を経営し駐車場を提供、協賛集めにも取り組んだフジミヤ・宮沢金作専務。「人が集い、賑わう場が津南には必要。そこに集まるエネルギーを、町づくりに結びつけることができれば、津南はもっと変わるのでは」と話す。
 
 サタ6ライブ日程はhttp://www12.ocn.ne.jp/~sound21/

新成人独自企画・フリートーク「自律できるのか」  8月18日号
 新成人が津南町の将来を考える企画、「新成人からの質問・フリートーク」が15日、同町成人式で行われた。事前提出の質問のほか、会場から「少子高齢化対策の具体案はあるのか」などの質問も飛び出し、来賓出席の小林町長、町議など言葉を選びながら返答し、ひと味違った成人式となった。企画した新成人らは、「自律の津南町だが少子高齢化が進み、本当に津南は自律ができるのか、町長や議員から直接聞きたかった」と話す。次代を担う新成人に小林町長は「町づくりは役場がやるのではなく、皆さんがやるもの、そう感じて欲しい」と話した。
 
 今期の該当者は144人(男77、女67)。当日は108人が出席。会場は町文化センタホール。ゆかたや袴姿、タンクトップなど夏らしい軽装で出席。小林町長や上村県議などから祝福と激励を受けた。
新成人の希望で、昨年に続き立食パーティーは中止。該当者で町内在住は12人。うち7人グループで「黙って話を聞いているより、意見交換をしたい」とフリートークを企画。 
 
 質問は「4月開校の津南中等教育学校は、どんな学校なのか」や「20歳の頃、皆さんは何をしていたか」、「町長、議員にどうしてなろうと思ったのか」など多岐。小林町長は、33歳で町議に出た経過などを話し、「無理やり町長に引っ張り出され、自分の人生は簡単に変わるんだと思った」、さらに「自律して2年目、ふるさと津南をいっそう作っていかねばならない。皆さん若い力に期待している」と新成人へ期待感を述べた。

アート探訪C 青空に映える真っ赤な「はぜ」  8月18日号
『はぜ』=スー・ぺドレー(オーストラリア)、松之山キョロロ付近。
 妻有の民具などをモチーフに、地元の人たちが考え、作った模様を、作家が暮らすオーストラリアのウール地に刺繍した真っ赤なタペストリーが、里山の風景には欠かせない「はぜ」にかかり、そよぐ風を受けている。茅葺き民家の前で、真っ青の空に、真っ赤なタペストリーが揺れている。

涼味満点、そうめん流しで交流   8月18日号
 ◎…『夏を楽しもう』。涼感たっぷりの「そうめん流し」をお盆初日の13日、津南町巻下で行った。同地の住吉神社の急な階段が会場。今冬の豪雪で枝折れした孟宗竹を活用し、長さ20b余の流しトヨ、器、ハシ、さらに掃除用ホウキなど竹で製作。子どもからお年寄りまで40人余が参加し、『急流』を流れ下るそうめんを次々とすくい上げ、スルスルと美味そうに食べた。
 ◎…「楽しそうでしょう。楽しいことが好きなんです」と昨年から始めたそうめん流しの世話役、江村一男さん(57)。神社階段の落差5b余に竹トヨを伸ばし、流れる冷水にそうめんを流す。『下流』で待つ子どもたちは歓声を上げながら取り合い、美味しそうに食べた。外丸小4年・江村伊織さんは「とっても美味しい。食べすぎちゃった。またやりたいです」と友だちと賑やかに楽しんでいた。同地区は24戸。30年余り続くバーベキュー大会、芋煮会など地域活動が活発。「やっぱり皆が楽しまなくちゃ。それが一番」と江村さん。

秋山郷の生活文化を後世に    8月18日号
 「秋山郷の自然と暮らしを学ぶ」―。第13回秋山郷常民大学は5、6日、栄村小赤沢・秋山郷総合センターとねんぼで開催。県内外から百人余の受講者が参加。東京学芸大・市川健夫名誉教授の「秋山郷・豪雪地の知恵の暮らし」や地元民の熊狩猟や保存食、伝統生活など、参加者は興味深い講話に聞き入り、昼食時には伝統食「はやソバ」を試食。6日には長野県無形文化財指定「焼畑」の火入れを行い、秋山郷の自然と暮らしの奥深さを体感した。

 受講者の関心が集まったのは地元の熊獲り名人・福原直一さんの話し。今春、捕獲した熊の胆(胆嚢)を披露。「これは18匁ある。いま私は78歳、これまで71頭の熊を獲っている。熊は秋山郷の生活そのもの。この胆1匁と米2俵を交換した時代があった」とマタギの継承を紹介。さらにワラビ、ウド、タケノコなど保存食も披露。千葉・鎌ヶ谷市から参加の武蔵野美術大4年・佐藤洋平さん(23)は、マタギや焼畑に関心を抱き、「初めて秋山郷に来たが、この山に囲まれた生活が新鮮で、興味深い。ここでの焼畑の意味がよく分かり、またぜひ訪れたい」と秋山郷の生活文化の奥深さに関心を示していた。

ひまわり広場、過去最高の入込み   8月18日号
 ○…開花が10日余り遅れたが、今月に入り客足は好調。14、15日は今期最高の7千人が訪れ、石坂橋付近まで約2`渋滞。「1時間半待った」という人も。16日までに来場者約6万人。昨年5万人を大きく上回る人気。
 ○…「今月に入り晴天が続いたのが大きい。口コミで津南のひまわりが定着してきたのもあると思う」と町観光協会。県内各民放や新聞などメディアに取り上げられ、「県内のお客が増えた」と見ている。ひまわり畑は20日まで開園。17日から駐車無料。19日午前10時から午後4時まで地元有志によるフリーマーケットを開催する。

ひまわりウェデイング、幸せ満開   8月11日号
 ○…満開のひまわり畑で、永遠の愛を誓う―。津南町沖ノ原ひまわり広場で新潟市の「国際ホテル・ブライダル専門学校」主催の「ひまわりウェディング」が6日行われた。新郎新婦は純白のドレスとタキシードに身を包み、大輪のひまわりに囲まれ、参列者から祝福を受けた。

○…公募選出で挙式を上げたのは、昨年入籍している横浜市の林大雅さん(22)、新潟市出身の裕美さん(23)のカップル。「花に囲まれて式を挙げたかった。実現して嬉しい」と感動しきり。長雨で挙式は一週間遅れたが、この日は快晴でひまわりも満開。「この大きなひまわりのような明るい家庭を作りたいです」とふたり。来月から新潟市で新生活を始める。町がプレゼントのタイムカプセルは、10年後に手渡す計画だ。

○…同専門学校は新潟ビッグスワンでもブライダル企画を実施、ひまわりウェディングは2回目。「ぜひまた津南で」と学校側の強い要望で実現。企画グループ代表のブライダルプロデュース科2年・渡部祥子さん(19)は「ひまわりの良さを生かした会場設定が大変でしたが、喜んでもらえて嬉しいです」と笑顔。同校・阿部朋子事務局長は「学生にとっては重要な実習。来年もぜひ開きたいです」と今後も町と協力連携していきたい方針だ。

高橋栄村長、知事選結果を語る   8月11日号
脱ダム宣言やガラス張り知事室など「改革の田中知事」で全国に長野を発信した田中康夫知事は、その個性的な県政、特にトップダウン県政の政治手法が批判の的となり、6日投開票の知事選では69歳の新人、村井仁氏に7万8千票余の差で3選を阻まれた。田中氏と連携関係を続け、自律の村づくりに取り組む栄村・高橋彦芳村長は、「(知事交代の)影響はそれほどないだろう。新知事の村井氏は市町村の姿勢を重視していくと明言している。ただ、70%が支持する県会の圧倒的与党との関係が表面化してくるだろう。官僚出身、自民党系だけに、国の方針に沿った県政体制を作っていくことが予想されるが、まずスタートしてみないと分からない部分が多い」と村井県政に関心を寄せている。今度の知事選結果について高橋村長に聞いた。

 ==田中敗北の要因をどう見るか。
「脱ダム宣言などを通じた公共事業のあり方、さらに県政改革など、人に分からせることが大切だったが、田中は節足な面があり、人間関係の築き方がきちんとできなかった。その行政手法に違和感を感じた人が多く、それが選挙結果につながった」。
==田中県政のトップダウン手法に批判が集まっていたようだが。
「田中はトップ(首長)を超えて、住民がどう思っているか、これを重視してやってきた。統率力がない首長は、無視されてしまい、そうゆうやり方がひんしゅくをかった。だが、田中は県政全体を理論的に見ており、その手法も論理的には分からないというものではない。特に、知事を身近に感じさせ、県民との距離を縮め、県政への関心を増したのは田中である」。

==村井新知事に期待することは。
「実直な人である。地方議会における政党性を難しい。究極的には住民の自治であるべきだ。市町村の姿勢を重視するというが、その市町村の中身が問題。議会と首長の馴れ合いを尊重していくのであれば、それは旧来型のまま、元に戻ることになる。住民自治に立った市町村の姿勢、個々の住民がいかに生き生きと暮らしていくか、これを重視してほしい」と要望している。

写真は告示に栄村を訪れた村井仁氏

大地の芸術祭 アート探訪B   「残華ー松之山分校」
 『残華ー松之山分校』=阪田清子(日本)、松之山、県立安塚高校松之山分校。
 
 昭和初期に建てられた分校。新校舎のわきにある分校跡。今もレンガ張りの校門が残る。物置にあった農機具類、旧書体で書かれた教科書など「忘れ去られた日常の記憶」が、そこにある。教室でスポットに照らされた品々。その陰影に、あの日、あの時が写されている。「物の記憶、人の記憶」が再生される。

雄大な自然満喫、グルッと栄村100`    8月11日号
 ◎…全国から180人余が参加した栄村の「グルッとまるごと栄村100`サイクリング」は5、6日、真夏の陽ざしの中、起伏に富んだ自然豊かなコースを堪能し、標高差千bを走破。途中の給水所では地元中学生や住民がボランティア協力し、冷水に入れた新鮮トマトやキュウリを提供、大会を盛り上げた。6時間余で百`走破した東京から参加の男性は「地形そのままのアップダウンはきつかったが、この自然は最高。来年も参加したい」と完走の満足感に浸っていた。

 ◎…初企画の同大会には関東や関西などから小学6年から65歳まで181人が出場。さかえ倶楽部スタート・ゴールの百`に130人余、秋山郷のよさの里スタートの50`に50人余。コース最高点は苗場山2合目の標高1260b。標高差1千bの起伏と自然に富んだコースに参加者はチャレンジ。途中、菅沢と北野天満温泉、五宝木、小赤沢に給水所を設け、中学生や地元民が採れたて野菜をサービス。秋山郷コースは特に起伏に富み、上野原集落では雪渓が残る鳥甲山(2045b)が背後に迫り、2合目からは秋山郷渓谷が一望でき、最高の眺めを参加者は堪能した。主催の村では「村全体で取り組んだ今回の大会。ボランティアも多く参加し、選手の評判も良かった。また来年もという声が多く、ファミリーで楽しめるコースなどを設け、第2回を考えていきたい」としている。

豪雪支援に感謝、純白のユリ1万本  8月4日号
 ◎…純白のユリ。「まるで雪のようですね」―。豪雪で連帯感が深まった津南と栄村の住民らは、真夏の今月、豪雪で支援を受けた感謝を込め、「豪雪ご支援ありがとうキャンペーンin夏」を今月末まで、津南町のメインストリート国道117号・大割野商店街に、雪をイメージする真っ白な1万本のユリ(カサブランカ)を飾り、感謝の思いを表している。同キャンペーン実行委員長・中山弘さん(54)は「津南に来た人も、住民も見て楽しめるように花を飾った。ユリがきっかけで商店街を見てくれる人が増えれば嬉しい」と話す。ユリ販売も期間中、行う。
 
 ◎…同実行グループの主体は、今冬の3月、東京八重洲で豪雪反撃キャンペーンを実施した津南・栄村観光協議会の「GO雪共和国」のメンバーたち。「大地の芸術祭で多くの人が訪れるこの時期、豪雪で知れ渡った津南、栄村の元気な姿を発信しよう」と企画。同商店街の空店舗3軒を借り、ユリや地元芸術家の作品を展示。ホクギン津南支店
前には、同メンバーのユリ栽培・藤木園芸が提供した約3千本のカサブランカで作った「ユリのスクリーン」が登場。雪を思わせる純白、香りが漂い、雰囲気あるスポットになっている。
 
問合せは事務局・滝沢さん090(2337)6307、同共和国アドレスhttp://www.go-setsu.com。

ヒロシマへ、津南町が中学4人派遣  8月4日号
平和の大切さを伝えてほしいー。津南町は6日の広島平和記念式典に中学生4人の「平和の大使」を今年も派遣する。津南、上郷の両中学生が折った千羽鶴や町民が寄せた義援金が託され、5日、広島に出発する。
 
「平和の大使」は5年前から実施し、平和記念式典の出席や原爆養護ホームやすらぎ園、平和記念資料館などを訪問する予定。2日には4人の壮行式を町役場町民ロビーで開き、小林町長は「私は小学6年の時、終戦を向かえた。長岡空襲では空が真っ赤になったのが津南の大地から見えた。二度と戦争をしない誓いのもとに61年が過ぎた。広島で見て、感じた思いを、皆さんの友だちや町民に伝えてほしい」と平和への思いを託した。
 
今回派遣される4人は、上郷中から西澤大海君、若井夏実さん、津南中から板場健太君、関谷祥子さん。上郷中の2人は小学6年の時、自分たちが企画して修学旅行で広島訪問をしており、西澤君は「実際の被爆した人から戦争の悲惨さ、核兵器への恐怖を感じた。今回、津南の皆さんの平和への思いを届け、祈ってきます」と話している。

アート探訪A  風のスクリーン   8月4日号
 『風のスクリーン』=作家・杉浦康益(日本)、旧松代・木和田原。
 傾斜地に広がる棚田。豊穣な恵をかたどって焼いた陶のブロック2千個余りが、万里の長城のように、棚田のへりに沿うように百b余り、スクリーンとなって風を受けている。ブロックは高さ35a、左右25aほどの茶褐色。高さ2・5b余りに積み上げられたスクリーンの向こうには、棚田の中の民家、里山の山並みが透けて見える。

開校初の快挙、十日町総合高・吹奏楽部、西関東大会へ  8月4日号
 第47回県吹奏楽コンクールの県大会は先月29日から7日まで小中高校、一般など編成別に行われている。29日、長岡市立劇場での高校B部(35人まで)で県立十日町総合高・吹奏楽部は、「童(わらべ)」でみごと金賞を獲得。県代表で来月8日、新潟県民会館での西関東大会に出場する。部員21人ながら、全員が中学時代に吹奏楽活動をした実績を持ち、県大会では部員の思いが一つになる演奏で、県代表を獲得した。

 同部の県代表は、総合高校の95年開校以来、初の快挙。総部員数21人の同部にとって、35人フルメンバー出場の他校との課題は、音量とハーモニー。同部顧問の石黒きよみ教諭は、「音の量感で負けないように、生徒たちはここ一番の力を出し、良い演奏をしてくれました。コンクールで評価を受けることも大切ですが、なにより音楽を楽しむこと、これを忘れないように、日頃の練習に取り組んでいます」と、本番での部員全員の演奏を称えている。

 同部は1年6人、2年11人、3年4人で男子は3人だけ。津南中時代、西関東出場経験を持ち、トランペット担当の板場彩香部長は「結果発表を聞き、信じられない思いでした。最後の3年で西関東に出られ、本当に嬉しいです。県代表としての自覚を持ち、西関東では悔いの残らない演奏をしたいです」と話している。
思いを話している。

ようやく咲いた、津南のひまわり  8月4日号
 ◎…やっと咲きました―。真夏の人気スポットになっている津南町沖ノ原の「ひまわり広場」がようやく大輪の「笑顔」を見せてくれた。第1畑は4日現在、7部咲きで5日のライブ、6日のひまわりウェディングには満開を迎える。初めて訪れた長岡市の丸山理沙さん(19)。「友だちから聞いて、一度見てみたいと思っていました。たくさんのひまわりが、とてもきれいですね」と、黄色が一面に広がるひまわり広場を見つめていた。
 
 ◎…長雨、日照不足で開花が遅れていたひまわり。町観光協会には先月末から「ひまわりは咲いていますか」など連日80件余の問合せがあった。関係者が待ちに待った開花、同協会では、「これほど遅れたのは初めて。だが、ようやく咲いてくれた」と胸をなでおろしている。今月に入り大型バスやマイカーなど連日百台以上訪れ、広場は活況を見せ始めている。駐車場は3百台収容、料金は普通車2百円、マイクロバス千円、大型2千円。町観光協会025(765)5585。


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