お問い合わせへジャンプ!
広告掲載のご案内へジャンプ!
購読のご案内へジャンプ!
トップページへジャンプ! 今週の津南新聞へジャンプ! テーマ別掲示板へジャンプ! なんでも掲示板へジャンプ! 妻有に生きるへジャンプ! ねっとわーくへジャンプ! リンク集へジャンプ!
home > 今週の津南新聞トピックス

2005年08月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
十日町病院改築、「公設民営」で早期に   8月26日号
 震災で早期の移転改築を求める地元の声を実現するため十日町広域で設置した「十日町地域中核病院問題懇談会」の初会合が13日、十日町市役所で開催。関係20人余の委員が出席し、今後の取り組みを協議した。県は、今年3月末に県立病院改革検討会議の答申を受け、「県立病院の改築後の運営は公設民営、独立行政法人化」などを方針で取り組んでいる。初会合では、「県立以外で医師確保ができるのか」や「地域医療機関とのネットワーク作りを」など、県方針をベースに意見交換。今後、「早期改築には公設民営で」の方向性が濃厚で、28日開催の第2回懇談会でどんな方向性がでるか注目される。
 震災を受けた県立十日町病院について、県は「修復工事で震災前と同等程度の構造耐震となり、立て替える必要性は少ない」と方針を示している。さらに、3月末の同改革検討会議の答申では、「再編・統合」「民間へ運営委託」「独立行政法人へ移行」など、改築後の運営形態について答申し、県も同検討会議の方針で進めている。13日の初会合で
田口市長は、「我々は公的な病院を想定し、求めている。公設は県が建設し、民営は公的な民間が経営すること、これが公設民営と考えている」と認識を示している。これは、「厚生連」の経営を視野に入れているものと見られ、今後、JA十日町との関係が注目される。


 同病院問題懇談会委員は次の通り。田口直人(十日町市長)小林三喜男(津南町長)県議・上村憲司・尾身孝昭・村松二郎、阿部俊幸(十日町振興局保健福祉部長)大熊達義(郡市医師会長)上村晃一(上村病院長)高橋滋(厚生連中条病院長)塚田芳久(十日町病院長)布施克也(松代病院長)高橋平八(市議長)小堺清司(市副議長)太田祐子(市議社文委員長)尾身昭雄(JA十日町組合長)吉澤慎一(商工会議所会頭)樋口誠(地区振興会連絡協議会長)須藤誠也(中条地区振興会長)池田和彦(JC理事長)

後世へ、「編布の発見」と「ツギイおばあちゃんの思い出」発刊  8月26日号
 「縄文の布」とも「幻の編布」ともいわれる「アンギン(編布)」。その全容解明に取り組んだ民俗研究者・滝沢秀一氏(津南町赤沢・日本民具学会会員)がまとめた「編布の発見ー織物以前の衣料」が今月発刊された。同著発刊は、中里出身の編集者が経営する「つなん出版」から発刊。今回、同時に津南町駒返りの山本ツギイさんの絵と文による「ツギイおばあちゃんの思い出ばなし」も発刊。共に今を生きる時代人への深いメッセージが込められている。
 滝沢秀一氏(1918年1月生まれ)の「編布の発見」は、約50年前、「幻の布」といわれたアンギンが津南町結東で、民俗研究の先駆者、小林存氏により見つかる。加えて昭和35年には、その製作工具と共に20代に実際に製作した体験者(当時92歳)が同町樽田で発見。当時、町教育委員会で文化財担当だった滝沢氏は、「アンギンの最後の残存地の真っ只中に居住していた」と研究・調査を進め、同時期に町内岡集落で濃紺染めの上質なアンギンを発見。多くの研究者と共に地域調査に入り、独自調査で製作技術や工程などを調査・研究し、その全容を解明した。同著は、そのアンギン発見から全容解明、さらに今も取り組むアンギン研究全般を著している。 
 さらに同著には、当時の研究者か発表した論文も掲載。小林存(新潟県民俗学会創始者)「アンギン考」、青木重孝(元日本民俗学会名誉会員)「アンギンの過程」、山口賢俊(元国立民族学博物館調査員)「アンギンに思う」、本山幸一(樽田での発見者、各種市町村史編さん委員)「アンギンに出会ったころ」、渡辺誠(山梨県考古博物館長)「編布の変遷」。
## ###
 「ツギイおばあちゃんの思い出ばなし」は、津南町駒返り生まれの山本ツギイさん(1919年11月生まれ)が50年余ぶりに生まれ故郷に帰った1986年(昭和61年)から描いた絵と文をまとめた思い出話し集。「忘れようたって、忘れられない子どもの頃の思い出」を、色えんぴつやクレパスで描き、そこに当時の思い出を方言豊かにしたためている。
 「なわとび」は清津橋での春一番の楽しみ。遠くに飯山線の鉄橋も見える。おぶい帯での「子守り」。冬支度に精を出す父の姿の「ワッツァバ割り」。母や姉が毎日やっていた「ランプのホヤみがき」。毎年回ってきた目の不自由な旅芸人「瞽女(ごぜ)」。白い布の包まれた遺骨が清津橋を渡って帰ってきた「出征兵士」。どのページを開いても、当時の山本さんの息づかい聞こえてきそうな一冊だ。
 今回、同著を発刊した「つなん出版」鈴木国英社長は「津南地域や周辺の歴史、文化、庶民の普通の暮らしなど、次代に伝えたいことがたくさんあります。その貴重な財産のひとつです」と話している。 
「編布の発見」、「ツギイおばあちゃんの思い出ばなし」、共に9百円(税別)。発行所は「つなん出版」(東京・新宿)。各書店で扱っている。本紙でも扱っている。

小中高生が日韓交流深める    8月26日号
 友好交流を締結し6年を迎える津南町と韓国・驪州郡。これまでに270人余の小中学生が相互訪問し、交流を深めている。竹島問題や靖国参拝問題など両国間に不協和があるなか、16日から21日まで同郡から小中高生25人が津南を訪れ、同世代の家にホームスティし、交友を深め合った。
 津南を訪れたのは小中学生各10人、高校生5人の25人。驪州郡庁総務課長ら同郡関係者5人が同行。今回の訪日、一時は中止方針が出たが驪州郡の郡守判断で決った。2、3人グループで町内12戸にホームスティ。2日目は雪を保存する県農業技術高冷地センターを見学後、農と縄文体験実習館なじょもんで勾玉作りや縄文竪穴住居体験などいった。驪州女子中学3年でダンサーをめざしているキム・ウンジさん(14)は、「日本は初めて。山や川など景色がきれい。皆さんがとても優しいです。今日朝、初めて納豆を食べ、びっくりしました」などと津南滞在の感想。さらに「いろいろな問題がありますが、少しずつ協力し合って、友好関係を築いていけばいいと思います」と日韓問題にも触れていた。
 中学、高校3人がホームスティした津南中3年の上原望さんは、「思っていたイメージと違い、とても明るいので、すぐに友だちになりました。チャンスがあれば韓国を訪れたいです」と英語や身振りで交流し、両国の俳優などの話題で盛り上がっていた。

ふれあいでー、すみれ工房で交流   8月26日号
○…多彩な催しで交流―。精神的に障害を持つ人たちが社会復帰をめざして軽作業に取り組んでいる通所授産施設・すみれ工房で20日、地元の人たちなどを招いて交流する「ふれあいでー」が開かれた。会場では、訪れた人たちが通所者とともに作業体験やミニステージでの発表を楽しみ交流した。
 ○…地域との交流をねらいに、旧作業所時代から毎年開いているもので、今回で11回目。会場では、同工房の受託作業でもあるリサイクル封筒づくりや押し花のしおりなどを訪れた人たちが通所者とともに体験したり、自主製品・ラベンダーの壁掛けなどが並べられたバザーコーナーで品物を買い求めていた。バザーでは、ふくろうの壁掛けと草取りグッズが売切れる人気だった。また津南民謡同好会などによる歌と踊りのミニステージが幕を開けると、声援や拍手が響き、盛り上がった。風巻祐一施設長は「ふれあいでーの名の通りの交流になっています。今後も地域との交流を深めていきたい」と話し、来月開かれる彼岸市や10月の津南町健康まつりなどにも出店参加していく計画だ。

松之山で大規模な地滑り、34戸に避難指示・勧告   8月19日号
16日午前11時ごろ、集中豪雨が襲った十日町市松之山・天水越地区で、越道川右岸の山斜面が高さ2百b、幅百bに渡って崩れ、近くで様子を見に来ていた同所、佐藤徳三郎さん(71)所有の軽トラを巻き込み、川を塞いだ。佐藤さんは、逃げて無事だった。土砂が押し寄せ、着の身着のままで逃げ出した佐藤登美子さん(51)は「バキバキという音ともに、山がゆっくりと動き出した。もうだめかと思った」と震える顔で語った。
     ○
 土砂は18日現在も、時折、小さな崩落を繰り返し、大量の土砂が少しずつ下流に押し出ている。当初、難を逃れたと思われた佐藤さんの自宅は、土砂に押されて倒壊した。
 十日町市は16日午前11時、現地に対策本部を設置。18日現在、地盤の流失で家屋倒壊の恐れがある天水越2世帯に避難指示を出す一方、天水越33世帯109人、雨水島1世帯5人の合わせて34世帯114人に避難勧告を継続している。同地区住民は近くの松里小に避難。そのひとり、雨水越の滝沢逸子さん(65)は「まさか下流まで避難勧告が出るとは思わなかった。こんなことは初めて。家財道具はそのままだ」と心配そうに話していた。
     ○
 土砂崩落現場は、津南町樽田に通じる国道405号線T字路から越道川上流約1`余り入った丸山橋近く。右岸は高さ2百bほどの切り立った山斜面で、中越地震で地盤が緩み、さらに集中雨で一気に抜け落ちたらしい。
 対策本部では、丸山橋下流にサイレン付センサーを3ヵ所に設置する一方、土砂が道路沿いに流出しないよう土留めブロックを設置。十日町地域整備部では18日から崩壊部分の上部で水抜きパイプの設置作業を始め、丸山橋下流に砂防堰堤を建設する方針。しかし現場は局地的な豪雨とさらなる土砂崩壊の危険があり、復旧のメドは立っていない。
     ○
 徳三郎さんはその日、前夜から朝にかけて大雨が降ったことから、所有する山の様子を見ようと現場近くに車を止め、林を見て回っていた。「突然、ミシミシという音がした。山を見ると、杉の木が揺れ、土砂がズズーンとゆっくり滑り出した。危ないと思い、とっさに上流の方に逃げた。車は土砂に埋まってしまった」とその時の様子を語った。
     ○
 倒壊した家の佐藤登美子さんは母親との2人暮らしだが、お盆で2人の子どもと妹夫婦の6人が家にいた。「お墓に行こうとみんなで外に出た時でした。バキバキという音がしたので、裏山を見ると、杉が大きく揺れ、あっというまに山がスローモーションで見ているように崩落していったんです。家のすぐ裏にまで土砂が押し寄せてきたので、もうだめかと思った」と青ざめた顔で語った。

8・16集中豪雨、お盆を直撃、多大な被害    8月19日号
 ◎…15日夕から16日朝にかけて新潟県南部の津南地域などを襲った集中豪雨は、大規模な土砂崩れ、中小河川の氾濫などで床上浸水、道路決壊、田畑崩落など大きな被害が出ている。町観測では15日午前9時から16日までの24時間に151_の集中豪雨となり、15日午後9時45分からの時間雨量35・5_の猛烈な豪雨を記録。津南町内の18日現在の被害状況は、床上浸水1棟(寺石)、床下浸水32軒、河川決壊(樽田沢川取水口、新田川、釜堀川、越手川)、土砂崩れ16ヶ所、田畑流失50件余など。
◎…秋山郷結東では、民家裏山の亀裂が動き、設置センサーが鳴り、住民7世帯24人が16日午前2時前、近くの克雪管理センターに自主避難。同時に直下の国道405号は通行止め。同日午後4時に自主避難は解除、国道も同日5時半に開通。同地の亀裂は先月2日見つかり、監視体制を続け今月12日、地滑りセンサーを設置。同時に町はセンサー感知時には自主避難する措置を通知。16日午前1時45分、センサーが鳴り、自主避難した。

 ◎…16日朝までに150_を超える豪雨で、津南町越手集落内を流れる1級河川・越手川が増水。護岸を破り土砂流失で3b余の川をせき止め、わきの町道をえぐり、下流の民家一帯が水つきになった。同川わきの石沢新太郎さん(82)方は、玄関部の下の土砂がえぐられ、家前の町道が深さ2b余陥没、すさまじい激流の跡が残っている。石沢さんは、「午前6時頃から急に川が増水し、6時半頃、下流がオーバーした。この道(家前の町道)は去年、下水道工事をしたばかり。家の下の土もえぐられたようだ。昭和42年以来の大水だ」という。下水管は寸断され、町道はアスファルトが歪み、激流の強さを物語っている。下流の商店付近には上流からの大小の石と土砂が堆積し、川を埋めつくしている。

軟弱な動脈、新トンネル実現を   8月19日号
中越地方を中心に降った強い雨の影響で13日、十日町圏域と南魚沼市側を結ぶ国道253号、同353号、さらに主要地方道十日町当間塩沢線の3路線が一時、不通になった。3路線同時の不通は初めてで、このため、お盆の帰省客や行楽客から「どこを通ったらいいのか」と関係機関に問合せが殺到、交通に大きな影響が出た。
 国道253号は雨量が80_を超えたことから交通規制が敷かれ、13日午前8時50分から午後5時まで通行止め。国道353号は、塩沢側の土砂崩れなどで同日午前11時から午後3時半まで通行止めとなった。また十日町と塩沢を結ぶ主要地方道も塩沢側の土砂崩れなどで同日午前11時半から翌14日午後1時まで通行止めとなるなど、十日町圏域と南魚沼市側を結ぶ路線はずたずたとなった。
 さらに、15日夜からの集中豪雨で16日にも国道253号八箇峠付近で土砂崩れが起き一時通行止めとなったほか、国道353号では中里側の猿倉トンネル付近の土砂崩れで午前1時過ぎから午後6時半まで通行止め。現在も片側交互通行となっている。
 この交通止めで、観光関連の施設などに大きな影響が出、清津峡温泉入口のレストラン・ラピーヌ雪街道では、お盆の期間は通常2百人余りが訪れていたが、通行止めで50人余りに激減。渓谷トンネルにも影響がでた。運営する株式会社なかさとの鈴木邦俊専務は「通行止めの影響は余りにも大きい。早急な対策を求めたい」と話し、温泉関係者からも「危険な道路ということでお客さんへの影響も大きい。早く新トンネルを実現してほしい」と訴えている。

津南はなぜ自律? 新成人が小林町長に  8月19日号
真夏の成人式―。終戦の日、15日に津南町と栄村で成人式が開かれた。両町村で180人が成人の仲間入りし、町村長など関係者から祝福を受けた。
 津南町は、昨年の成人者らの要望で会場変更、町文化センターホールで開催。対象者155人(男80、女75)のうち130人が出席。新成人の要望で従来の立食パーティーを止め講演会に変更。講師に衆院議員・田中真紀子氏を希望したが、「日程調整が合わなかった」(町教育委員会)。小林町長講話は新成人の要望で「津南町はなぜ合併しないのか」と「新成人に何を期待するか」を語った。
 小林町長は終戦の日にあたり「小学2年に戦争が始まり小学6年で終戦。厳しく辛い青年時代だった。しかし希望に燃えていた。この希望の灯を灯し続ける、それが諸君の大いなる責任」。自律選択は「民主主義の原則に従った」と述べ、「都市が滅びても地方は滅びない。地方が滅びると中央も滅びる。地方のしっかりとした根が日本を支えている」と持論。さらに人の道として「質素、倹約、忍耐」と掲げ、「小さな勇気を持ち続けてほしい」と体験からの言葉を贈った。
 新成人代表の大学生、津端圭佑さんと桑原大知さんが「仲間と過ごした時間を大切に、わが道を歩んでいきたい」と決意を述べた。講演は桂文也師匠が「オンナの自立、男のジリツ」について語り、落語を一席行い、新成人を励ました。

記念樹に集い、タイムカプセル開封   8月19日号
 14年前、保育園の卒園記念にタイムカプセルを埋めた津南町の中津保育園卒園生14人は、成人式の前日の14日、全員が集まって園庭からカプセルを掘り出し、あの頃の「自分の宝物」と再会。「えー、こんなもの入れたっけ」や「懐かしい」など歓声を上げながら、久しぶりに会った級友たちと歓談していた。
1991年・平成3年12月8日、「皆で遊べる赤い葉の木がいい」と50a余のメグスリノキの苗を記念植樹。その根元に「私の宝物」や折り紙、当時の新聞などを入れた筒状のカプセル2本を埋設。当時の卒園文集に「20歳の成人式を迎える2007年8月14日午前10時に集まり、タイムカプセルを開封」と約束を記載。14年後の同日時、全員が集まり、4b余に成長したメグスリノキの根元からカプセルを掘り出した。
 「あの時、この木を囲んで歌った唄を今日も歌い、涙が出ました。きっと、あの子たちにとっても今日は記念の日、再出発の日になったと思います」と当時の担任で現在ひまわり保育園保育士の河田サキ子さん(52)。当時、真っ赤なイヤリングをカプセルに入れた藤ノ木千恵美さんは、東京で管理栄養士をめざす大学生。「感動しました。14年、早いですね。みんなに会え、エネルギーをもらいました」と話す。新潟市でパテシエをめざす学生、樋口雅史さんは、「みんな変わっていないなぁ、ですね。やっぱり幼馴染はいいですね」と話していた。

猛暑も平気、縄文人の家づくり   8月12日号
 ○…縄文人は、夏も快適に過ごしていたようだ。津南町卯ノ木の農と縄文体験実習館「なじょもん」の広場に復元された縄文期の竪穴住居。中はひんやりと涼しく、猛暑を感じさせない。夏休み中、ここで石器作りや土器作りなど様々な体験活動が行われている。
 ○…この竪穴住居は、町内沖ノ原にある国の重要文化財指定の縄文中期「沖ノ原遺跡」出土の住居跡の図面通りに復元。内部には全国的に知られ、社会科の教科書や全国レベルの資料集に載っている細かな石を組み合わせ、配列した複式炉も再現され、日中は薪などを燃やしている。住居は6b×4・4bのやや楕円形。地元の70代を越える手仕事師たち、宮沢幸一さん(72)ら5人が1ヶ月余りで完成させた。
 ○…この復元住居は、10年計画で10棟作る方針。昨年1棟作り、2棟完成している。なじょもん館では「縄文時代の環状集落を復元したい。縄文人が四季折々に行っていたであろう祭事などを、ここで再現したい」などの構想を描いている。同館では、この復元住居の活用を呼びかけている。なお、広場前のひまわりが満開を迎えている。問合せはなじょもんрO25(765)5511。

栄村平滝に特養ホーム、来年秋開業、雇用期待  8月12日号
 福祉の拠点と共に就業の場として期待が集まる栄村平滝に建設が計画の特別養護老人ホームは、今年9月末には着工の見通しとなった。北信広域連合の事業だが、民間が建設し、民間の社会福祉法人が経営する広域では初めての「民設民営」福祉施設となる。70床規模で45人前後の職員雇用が見込まれ、村では定住人口のアップにつながると、職員採用などの早急な具体化を、経営する民間に要請している。
 建設場所は、同村平滝集落の平滝郵便局の、国道117号をはさみ千曲川側の平坦地。すでに村が建設用地約1・7fを確保し、無償貸与する。水源も提供する。経営は長野市周辺で特養ホームやケアハウス、グループホームなど5施設を経営する社会福祉法人博悠会(法人本部・長野市)。栄村に建設する施設の名称は、「特別養護老人ホーム・フランセーズ悠さかえ」と決っている。
 同ホームの定員70人、ショートスティ5人。すべてユニット型個室。建設事業費は約12億円を見込み、国や県の交付金は約3億円、北信広域連合の補助金1億4500万円余りで、以外は博悠会が捻出する。事業見通しでは、9月末に建設工事の入札を行い、着工。開業は1年後を見込んでいる。これに伴う職員は45人余りが見込む。栄村では、「地元雇用を最優先に」と要望しており、早急な人員の具体化を要請している。地元平滝では、食材などの提供体制を村と共に検討を考えているが、具体化していないが、定住人口のアップと共に、施設での消費物資の供給など、地域経済への還元を期待している。

私の主張、最優秀に津南中3年・大平健弘くん  8月12日号
 わたしの主張・十日町、中魚沼地区大会が11日、十日町市民会館で開かれ、新市誕生により新たに松代、松之山の中学校代表など、12校から12人の代表が出場し、中越地震体験や家族、自分の夢などをテーマに発表。最優秀賞には津南中3年、大平健弘君が選ばれ、来月17日、新潟市ユニゾンプラザでの県大会に出場する。大平君は「県代表になれるように頑張りたいです」と話している。
 合併による新市誕生で今回から松代、松之山の両中学代表が初めて出場。最優秀の大平君は、「発明の先に輝く僕の夢」をテーマに、小学時代からの発明、研究への思いと、将来の夢であるロボット開発研究のエンジニアへの夢を述べ、「自分が取り組む問題に対する訴えが明確である」(審査員長・井口カズ子十日町市教育長)などの講評で、みごと最優秀を獲得した。大平君の目標は、「人に役立つロボット開発をしたい」。長岡高専に進み、基礎研究を積み、ロボットコンテスト(ロボコン)世界大会への出場をめざし、ロボット研究エンジニアへの道を目標としている。
各受賞者は次の通り(全員3年)。
▼最優秀賞・大平健宏(津南中3年)▼優秀賞・宮嶋葵(水沢)、小島亮(下条)▼奨励賞・久保田愛(上郷)羽鳥絵里加(川西)柳笑里菜(吉田)涌井晴菜(松之山)古谷結花(南)南雲加奈子(中里)栗林沙織(中条)高橋まりも(十日町)若井千恵(松代)。

任期満了まで1年の小林町長、15年前の決意  8月5日号
 15年前の1990年(平成2年)6月24日、小林三喜男氏は、津南町長に初当選した。当時56歳。以来、4期在職中。来年7月8日、その4期の任期満了をむかえる。1年後に迫った改選。「今年は自律元年」と市町村合併の流れのなか、自律宣言をした小林町長(71)。具体的な動き、言葉はないが、周辺の声を聞いた。

 4年前の3期在職中の6月定例議会。4期目への出馬を聞く一般質問があった。今年の6月定例議会では、来年の改選に関する質問は、まったくなかった。議員のひとりは、「まだ早いし、微妙な時期だ。自律元年というが、自律の方向性が見えてこない」という。ただ一方、来年の改選に向け、取り沙汰される名前が聞こえる。
 支援組織、小林後援会はどうか。「昨年の新潟中越地震で、予定していた後援会総会は延期のままで、その後、集まりは開いていない」と山本三雄後援会長。死去した幹事長の後任人事もまだで、昨年来、後援会は休止状態にある。
 「1年後ではあるが、私の所には『もうやめるべきだ』という声は届いていない。逆に、自律元年のなか、しっかりした土台を作る責務がある。特に、国や県への働きかけがより重要になり、これから大変な時期をむかえるだけに、トップの責務は重要だ」と、続投を示唆する山本会長。一方で、「本人の意思が一番。何も話しを聞いていない。考えていると思う」という。
 3年前の前回、新人2人が立ち、「争点なき選挙戦」といわれた。来年の改選は、やはり「津南の自律」が争点のひとつになるだろう。市町村合併で新・十日町市が誕生。隣接地の津南町との人口差は歴然。独自の取り組みが求められ、国や県との直接折衝は、トップの力量にかかっている。
 町議のひとりは話す。「自律の道筋が、明確でありそうで、具体論では不明確だ。財政的に大変な時期を向かえ、この難局をどう開いていくか、トップの力による部分が大きい」と言う。
 15年前の初当選時、小林町長は「地方の反乱」という言葉をよく使った。当選後の本紙インタビューに答えている。「これからの時代、人マネでは進歩がなく、多くの人による議論を積み重ね、その中から『津南のにおい』、『津南の味』がする独自性を生み出していきたい。そのためにも、『町長、オレはこう思う、こうしたどうだ』という声が必要。町がやること、進めることに疑問を持ったら、どんどん町を突き上げてほしい」。
 現場を重視する小林町長。15年前の津南町、そして自律の道を選択した今の津南町。1年後に改選が迫り、その検証が求められる。

郷土色豊かに県給食コンクールで最優秀賞   8月5日号
 学校給食は県ナンバー1。今年度の学校給食調理コンクールが先月29日、県学校給食総合センターで開かれ、初出場の津南町学校給食センターが「献立のねらい、味のバランスなどすべてよい」と高い評価を受け、最優秀賞を獲得した。
 同コンクールは学校給食の充実向上や多様化を図ろうと毎年実施。栄養評価はじめ3百人から5百人程度の大量調理が可能なもの、一食あたり260円以内など細かな基準はもちろん、調理技術やチームワークなど調理状況でも厳しい審査が行われることから、参加は県内でもトップクラスの出場となり、今回は8チームが参加した。
 津南は、「津南町へこらっしゃい」をテーマに、志田中栄養士が献立を作成。調理は村山政幸主任をチーフに、6人の女性調理員が息を合わせて調理、盛付を行った。津南特産アスパラガスと妻有ポークを使い、地元観光の目玉にもなっているひまわり畑を活かしたアイデア豊かな「ひまわり焼き」をはじめ、地元の山タケノコにワラビやウド、身欠きニシンを加えた郷土色たっぷりの「根曲タケノコのお汁」、地場産の新鮮なキャベツを用いた「キャベツのアーモンド和え」をご飯とデザートのオレンジとともに並べた。
審査評では「食材、味などすべてにおいてバランスがよい」と高い評価。志田栄養士は「地元で生産される食材や、昔から食べられている食材をふんだんに使い、子どもたちが地産地消と地場産物、さらに津南の食文化を考える機会になってもらえればと献立を考えた。受賞できてうれしい」と話している。志田栄養士は十日町中や水沢中時代にも最優秀賞や優秀賞などを受賞している。

「世界の小柴、中村」、栄村で中高生に語る   8月5日号
ノーベル物理学賞の小柴昌俊・東大特別栄誉教授と青色発光ダイオードを開発した中村修二・カリフォルニア大サンタバーバラ校教授の世界的な2人が揃って講演する世紀の講演会が29日、栄村で開かれた。栄村名誉研究員の久保謙一東京都立大名誉教授の交友で、「農山村の子どもたちに夢と感動を」と講演依頼。両氏とも快諾し、この日の世界的な講演会が実現した。
 
中村氏は、参加者と共に簡単な発電装置をつくり、ダイオードが一般電球より少ない発電量で光り、発電量により色が変わる実験を通じて、世界的な発明の青色発光ダイオード(LED)開発への苦労談や学生時代の逸話などを話した。「高校まで社会や国語など文系の科目で50点以上を取ったことがない」と話すと、中高生からどよめき。「好きな事をするために大学(徳島大)に入ったが一般教養をやらされた。物理がやりたいと、1週間大学に行かず部屋に閉じこもり、好きな物理の本を読みあさった。あの1週間で目が覚めた」と学生時代の体験。
「アメリカは幼稚園から選択科目制で、自分が好きなことをずっとやっていられる。だから好きな分野の勉強が嫌いになるわけがない。皆さんも小学の頃は夢、やりたいことがはっきりしているでしょ。それが中学、高校と進むうちにはっきりしなくなる。大学受験が皆のやる気をなくしている。今の日本、今の大学受験を廃止しない限り、何も変わらないだろう。先生方も個性的なことをやりたいと考えているが、できない。今の日本の教育は、ロボット人間を生んでいる」と日本の教育環境の問題点を厳しく指摘した。
 ・・・・  ・・・・
 小柴氏は、ノーベル物理学賞受賞の「ニュートリノ」を分かりやすく、プロジェクターを使いながら講演。物質の最小単位の素粒子の性質や役割などを解説。岐阜県の宇宙素粒子観測装置「カミオカンデ」でのニュートリノ発見などを話しながら、「新しい発見をすると、その先にまた新たな謎が出てくる。いくら科学研究が進んでも、分からない事、謎は出てくる」と体験談。さらに素粒子の引き合いを話し、「自然の中の力はすべて電磁気的な力で作用している。中でも一番弱いのは重力」なとど研究の一端を話した。
 会場からの質問で「今、研究していることは何ですか」に、「それは秘密です」と会場の笑いを誘った。小柴氏は、「自分が本当にやりたいことをやっている時は、疲れを感じない。やめたいと思うことはなく、逆に困難を乗り越えようと思う」と話し、「やりたい事がいつ見つかるか分からないが、大事なことは、常に積極的にいろいろ経験し、自分がやれると実感できるものを見つけることが大切」と中高生にメッセージを送った。

もうひとつの津南の民俗史、町婦人会取り組む    8月5日号
 東京オリンピックの翌年、昭和40年にスタートした津南町婦人会。創立40年を迎えた今年、激変する生活様式、消え行く伝統行事や郷土食などを女性の視点で記録しようと、40周年記念誌づくりに取り組んでいる。この記念誌「津南の暮し今昔ー四季の農業と行事料理」は11月発刊予定。限定発刊のため、予約販売となり、入手申込み受付を始めている。
 現在の婦人会員(半戸ヨシイ会長)は42人。記念誌編集委員11人で取り組む。1月元旦行事から12月末の年取りまで、季節感ある年中行事と解説、その季節ごとの農作業風景、さらに行事の時に作る郷土料理など、生活に密着した記録をカラー写真やイラストで掲載。昭和40年代の懐かしい農作業風景の貴重な写真もあり、各月には婦人会員の「つなんに生きて」の思い出話しも載っている。
衣・食・住など項目別にも掲載。「生活」「結婚」「出産」「葬儀」「商業」「農業」「食」に分け、女性の視点で体験談を交えて掲載。生活の「もらい湯」や「昔の住まい」では、懐かしい情景が浮かぶ。結婚では昭和初期の様子と今の結婚を対比させ、思い出談も掲載。出産は会員の体験談が多く寄せられ、葬儀は年代ごとの変化を記録している。
 なかでも「食」は、保存版の貴重な資料となっている。季節ごとの食材の加工方法、20品余りの郷土料理では、調理方法と出来上がり写真を載せ、貴重なレシピ集になっている。
 記念誌作りに取り組む半戸会長は、「伝承してきた生活、風習、文化などが忘れ去られようとしています。先人たちの暮らしぶりを通じて、今の私たちの生活、生き方を見直し、考えるきっかけになればと思っています」と話す。表紙写真は懐かしい共同田植え。消えつつある地域の生活文化、女性の視点でまとめた集大成といえる。発刊が待たれる。限定販売で一冊1200円(送料別)。予約申込みは津南町公民館内、婦人会事務局・山田さんрO25(765)3134、Fax025(765)4991。

ひまわりブライダル    7月29日号
○…真夏の風物詩、津南町のひわまり広場で24日、新潟市の「国際ホテル・ブライダル専門学校」の学生企画の「ひまわりブライダル」が行われた。真っ白なウェディングドレスとタキシードのカップルは、大輪とひまわりに囲まれ、参列者から祝福を受けた。学生がカップルを公募し、幸運を射止めたのは津南町出身で柏崎市で暮らす根津寿之さん(26)、友美さん(26)カップル。高校時代から付き合い、「デートの場所でした」という思い出の地での挙式となり、喜びいっぱいで、参列者の「ひまわりの種」のライスシャワーを浴びていた。
 ○:新潟ビッグスワンなどでブライダル実習の結婚式を挙げている同専門学校。ブライダルプランそものもを授業カリキュラムに取り入れ、学生にとっては実習教科の一環。今回、プレゼンテーションが採用された3人グループのひとり、佐藤喜人さん(19)は「不安はありましたが、最高の結婚式ができて感激です。津南はこのひまわりのイメージをもっと全面に出したらいいと思います」と感想。祝福された根津さんたちは、「この感動を、これからの人生の糧として、2人で歩いていきたいです」と喜びいっぱいで話していた。このひまわりブライダルの様子は、来月6日午前10時半から、Tenyで特集番組で放送される。


COPYRIGHT (C)2004 TSUNANSHINBUN-ONLINE. ALL RIGHTS RESERVED
!-->