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2004年10月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
震度6、十日町直撃 1万3千人が避難   10月29日号
週末の土曜日、23日午後5時56分発生の大規模な「新潟中越地震」は28日現在、死者●34人、負傷●2568人を出し、連日の余震での避難は9万8千人余にのぼる大惨事となっている。十日町地域では崩落壁の下敷きで死亡するなど5人が犠牲となり、負傷者も250人を上回っている。被害が大きかった十日町市では、家屋の倒壊やヒビ割れなどにより、連日の余震で危険度が増し、小学校体育館など市内90ヵ所に1万人余が避難し、不便な避難生活を続けている。すでに1週間となる避難住民の疲労度は増している。この地震で比較的被害が少ない津南町や栄村では、毛布や食糧などの物資提供が行われ、被災地救援に動いている。

 夕食時を襲った23日の地震は、小千谷市付近を震源地に中越地域一帯で最近では最大規模の地震で、マグニチュード6・8と推定されている。被害が大きい十日町市では23日午後5時56分に震度6弱(津南5強)、6時12分震度6弱(津南5弱)、6時34分震度6強(津南5弱)と、十日町市では30分間余に震度6の地震が3度襲った。この強い揺れで市内本町5のスナックから出た男性が崩落壁の下敷きとなり死亡するなど5人の犠牲者が出ている。
 この地震で十日町地域はいっせいに停電し、水道がストップするなど、ライフラインが寸断。28日現在、電気は全地域で復旧したが、水道は十日町市の一部で断水が続いている。
 依然として続く余震を避け、十日町市、川西町では1万3千人を越える住民が避難生活をしている。特に十日町は、住宅被害が多く、家の片付けもできない状態。市内90ヶ所の避難所では、約1万人が不便な生活を送っている。車での避難者もいるが、疲労やストレスによる健康悪化が今後、心配される。


詳しくは10月29日号で。 

被災地に励み、国体で十日町高選手健闘  10月29日号
 第59回国体(彩の国まごころ国体)秋季大会は23日から28日まで、埼玉県で開催。十日町地域からは陸上と山岳競技に高校生などが出場。県代表で山岳・少年女子に出場した十日町高チームは、震災の痛手を乗り越え、5位入賞を果たした。活躍が期待された成年男子に出場の佐藤昭則選手(十日町地域消防本部)は、23日の震災発生で急きょ、十日町に帰り、震災救済にあたった。
 山岳は小鹿野町・観音山縦走協議コースで開催。少年女子は8`の重荷を背負い、山岳コース7・6`を縦走。十日町高チーム(奥村慶子監督)は、春日萌子(2年、縦走)、水落香菜(2年、クライミング)、恩田悠(1年、クライミング・縦走)のメンバー。22日埼玉入りし、23日の十日町地域の震災被害を宿舎で知る。選手らは、「電話が通じないで、心配しました。でも、メールが通じ、『こっちは大丈夫だから、頑張って』と励まされました」と協議に臨んだ。
 結果は、30チーム出場の中、縦走で頑張り5位入賞。1位は鳥取。十日町高の奥村監督は、「家が震災被害を受け、心配の中、十日町のためにも頑張ろうと、選手はよくやりました」と選手を労っている。26日の閉会式を待たず、25日の協議終了後、長野周りで帰宅した。

避難生活続く 車中避難の健康管理課題  10月29日号
 避難所は28日現在、市指定避難所が17カ所、一時避難所が24カ所、自主避難所が49カ所あり、合計90カ所に1万3000人が避難している。避難所には仮設トイレ40個や発電機20台など設置。給水車が6班体制で巡回、長野や富山などから災害応援で駆けつけ給水活動を行っている。対策本部では28日、70戸分の仮設住宅を市内数箇所に分散して設置する方針で準備に入った。
 また対策本部は28日午後から十日町市災害FM局を開局。地域の災害情報を発信している。周波数は76・6MHZ。さらに、被災した住宅の危険を心配する声が多いことから、市役所地下1階に住宅相談室を開設。相談は午前9時から午後5時までで、危険住宅等の相談や金融公庫の相談などを受け付けている。


詳しくは10月29日号で。

連日おにぎり3000個 栄村が救援  10月29日号
○:村職員や村民からの提供米で26日から28日まで毎日、おにぎり3千個近くを十日町に搬送。職員や住民から1日約3俵(180`)の提供を受け、職員、住民ボランティア20人余が、さかえ倶楽部スキー場レストランで炊飯し、おにぎりを作り、1日2回、午前11時と午後4時の食糧締切に合わせ、村職員が毎日搬送。
 ○:栄村も震災地域で、地震による転倒などで3人が負傷。特産きのこ工場では約550万円の被害、さらに秋山郷の国道405号で崩落危険で夜間通行止めなど被害が出て、監視体制が続く。職員と住民ボラの救援活動は当面、26日から28日まで実施。村内ボランティアグループ「つくしんぼ」(島田正子代表、会員25人)は連日参加。村内箕作の島田トシエさん(63)は、「十日町の被害をテレビで見て、何かできないかと思っていました。1人の力は小さいですが、皆が集まれば大きな力になります。このおにぎりで元気になってほしいです」と炊きたてご飯を、手の熱さを気にせず、握り続けていた。村の桑原富平総務課長は、「村は幸い被害が少なく、職員らの自発活動で食糧運びが始まった。困っている時はお互いさま、協力したい」と話し今後も必要に応じ、救援活動を続ける方針だ。村職員や地元ボラグループは27日から川治小、十日町東小避難所などできのこ汁600人分提供など続けている。

今ごろいるの? オタマジャクシ    10月29日号
 ○:「今どき、オタマジャクシとは」ー。もうすぐ初雪が降る津南町で、オタマジャクシが育っている。町内貝坂の桑原よし子さん(53、桑原商店)は今月初め、自宅裏を片付けている時、「おやっ、オタマジャクシ?まさか」とよく見ると、水が入った四角ケースに動くものがいる。なんと、オタマジャクシ。うち1匹は後ろ足が少し生えている。「今年は変な天気だと思っていましたが、まさかオタマジャクシとは」と驚いている。
 ○:このオタマジャクシ、一見、普通に見える。両生類に詳しい自然観察指導員・南雲敏夫さんによると、「育つ環境により、1、2年かかってカエルになる場合もある。家で飼うなら麩(ふ)などを与えれば、越冬できるはず」という。季節はずれのオタマジャクシ。桑原さんは、「これから寒くなるので、家で飼ってみようと思います。育ってほしいですね」と、泳ぐオタマジャクシを見ている。

あわや流失 信濃川増水
 台風23号の雨で増水した信濃川(千曲川)は、20日深夜から21日にかけ警戒水位を超え、津南町押付・信濃川橋の観測所で21日午後1時、警戒水位を最大2・3b超え、一時は堤防を越え、同地の水田が冠水。上流の下足滝、栄村箕作地区でも逆流により水田などが冠水、地元消防団が出動し、排水作業にあたった。護岸がない町内灰雨地区では、人家のすぐわきまで水位が上がり、畑の盛り土部分が流失した。この増水による被害は、22日朝現在では報告されていない。
 昭和57、58年、2年続けて堤防を越えて集落まで冠水した津南町下足滝は、今度の増水で設置してあった逆流弁を押し戻して逆流し、水田が冠水。同地の寺石との町道は、完全に水没し、激しい流れにさらされた。さらに、同地を通るJR飯山線で、線路山側の樹木と共に土砂が崩れ、線路を被い、飯山線は不通。22日朝現在、復旧していない。町内大場ー所平間でも土砂崩れがあったが、同日のうちに復旧した。
人家わきまで増水した灰雨地区は、護岸がなく、水位上昇と共に、畑わきの盛り土が流れ始め、消防が出動し対応。地元の津端茂夫さん(79)は、「ここまで増水したのは20年くらい前についで2回目だ。すごい大水だ。護岸がないから、このまま削られたら人家も危なくなる」と同地の地形の不安を話している。
 今回の増水は、上流でかなりの雨が降り、大水となった。飯山市など上流域ではかなりの被害が出ているもようだ。

台風、長雨で収量影響  10月22日号
 2004年産の魚沼コシヒカリは、当初予想の豊作傾向から、台風や秋雨で収穫期が遅れ、平年並み前後の傾向となっている。JA津南町では、20日時点での新米の等級比率は95%余りで、前年に比べ1、2ポイント程度の落込みとなっている。魚沼管内では、似たような状況で、収穫期に相次いで来襲した台風と、秋の長雨により、収穫期が遅れ、品質にも影響し、収量も夏段階の「豊作傾向」から後退する見通しだ。
 JA津南町の今シーズンの予約出荷量は約14万3300袋(1袋30`)。これまでに84%余の集荷状況で、1等米比率は95%にとどまっている。例年、この時期の等級比率は96、97%程度で、1、2ポイント後退している。この数ポイント後退は、収量では2800袋前後が1等米以外となる数字で、収入的にもダウンすることになる。
 自主検査開始の当初から有資格者として米検査を担当するJA津南町、米穀畜産課・八重沢光幸課長は、今期の見通しを話す。「台風と長雨、これが影響している。収穫期に収穫できず、1週間程度遅れた。それが品質にも影響し、収量的にも、いわれるような豊作ではない。魚沼管内、似たような状況だ」。さらに、「前年のような3万円代の高値にはならない。魚沼コシは、平年ベースを推移するのではないか」と見ている。

土砂崩落で2人犠牲   10月22日号
 21日午後2時半ごろ、十日町市三ツ山地区の用水路管理道路で、農業用水路のパイプを敷設するために作業員6人が作業していたところ、台風の影響による雨で緩んでいた山側斜面の土砂が崩落、2人が生き埋めになった。1時間後に救出されたが、2人とも間もなく死亡した。
 死亡したのは同市新水の土木作業員橋本定幸さん(62)と川西町木落の土木作業員保坂達憲さん(49)。現場は同市三ツ山集落からさらに2`ほど山側に入った山林で、急斜面を切り開いて作られた幅1・8bほどの同地区用水路管理道路。水路用パイプを敷設するため、道路に深さ1bほどの穴を掘り、この中で橋本さんら2人が作業をしていたところ、雨でぬかるんでいた山側斜面から高さ5b、幅7bの土砂が崩落した。

ばばばあちゃんとはないちもんめ 10月22日号
 ○:絵本から飛び出したような「ばばばあちゃん」が登場ー。16日、津南町・なじょもんの芝生広場で、人気絵本作家さとうわきこ氏が描くそのままの「ばばばあちゃん」を囲み、子どもたちが落ち葉を集め、焼きいもや「はないちもんめ」などで遊び、秋の一日を楽しんだ。今月末まで同館で開催中の「さとうさわこ原画展」の週末イベントのひとつで、町内外から親子など80人余が集まり、秋晴れのなか芝生広場で走り回っていた。
 ○:人気の「ばばばあちゃん」は町内駒返りの山本ツギイさん(84)。絵本からそのまま飛び出したようで、子どもたちの人気を集めていた。学童保育で時々、十日町から「なじょもん」を訪れている大谷宗禅さん(34)。この日、子どもたち9人と共に参加。「このしばふ広場がいいですね。安心して遊べるし、館内の展示も分かりやすく、子どもたちと時々、利用させてもらっています」と、80人余で行う「はないちもんめ」を楽しんでいた。地元から親子参加の女性は、「焼いもなど、久しぶりです。美味しいですね。この芝生広場、最高です。いろんなことができそうですね」と親子で焼きいもを頬張っていた。

県予選中越駅伝、津南女子準優勝、男子8位入賞 10月15日号
 県大会予選をかねた第14回中越地区中学校駅伝大会は14日、長岡市・越後丘陵公園特設コースで男子56校(6区18・2`)、女子51校(5区13・2`)が出場して開催。女子は前評判通り前年優勝の小千谷南が連覇、後半追い上げた津南が準優勝。男子も同様に前年優勝の小千谷南が逆転優勝し、長岡・西が準優勝、十日町が追い上げ3位、津南は8位入賞と健闘。津南の山本仁士監督は「津南の伝統であるチームワークの走りを見せてくれた。県大会に向け、課題に取り組みたい」と話す。全国への県大会は11月5日、刈羽村で開催する。(メンバーHP掲載)
 女子は1区で小千谷南のエース廣井佑紀が飛び出し、そのまま逃げ切りゴール。津南は各区間で順位を上げ、3区、5区の3年2人が区間賞の走りを見せ、3位で受けたアンカー藤ノ木美代子が20秒差を引っくり返す力走で2位ゴール。陸上部1人の中里が健闘。バスケ、バレー、吹奏楽の各部から応援を頼んでの出場ながら4区で村山絵理が区間賞の走りで9位に入った。
 一方、男子はスピードランナーが揃った1区で津南はエース後藤優太が8位の力走を見せ、順位を維持し入賞。2年5人の力走で県大会につなげた。十日町は後半の力走で3位。健闘が光ったのは1、2年主体チームの上郷。女子(久保田愛2、若井夏実1、森口麻弥1、上村麻衣子1、島田梨沙1)、男子(小林繁樹2、柳沢徹1、佐藤壮太郎3、鳴海渉1、久保田幸1、西澤大海1)。来年につながる力走を見せた。  
結果は次の通り(選手名は区間順、数字は学年)
 女子(12位まで県大会出場)◆優勝・小千谷南A津南(滝沢春菜2、恩田真弓2、恩田紫央里3、福原綾香1、藤ノ木美代子3)B長岡岡南C東小千谷D十日町下条E見附F小出G堀之内H中里I十日町J十日町南K長岡東北。
 男子(14位まで県大会出場)◆優勝・小千谷南A長岡西B十日町C小千谷D堀之内E中里F宮内G津南(後藤優太2、滝沢亮太2、小島翔吾2、高橋友真2、緑川翔太2、滝沢勇樹3)H大和I長岡岡南J十日町吉田K十日町下条L小出M東小千谷。

中等教育学校、地元熱意が課題 18年度津南高校に開校予定 10月15日号
中学と高校を一体化した6年制の中高一貫校「中等教育学校」は、県内では「村上中等教育学校」(平成14年度開校)、「阿賀黎明・中高一貫校」(同年、併設型)、「柏崎翔洋中等教育学校」(15年度開校)、「燕中等教育学校」(17年度開校)の4校が具体化している。県は、全県の8通学学区に8校を予定し、今後、魚沼、上越、長岡、佐渡の4地区に設置する方針。津南高での18年度開校は魚沼地区での設置となる。
 この日の勉強会では、これまでの経過と中高一貫校の役割、すでに開校している先発校の現状などを説明。木村室長は、生徒減の現状を指摘。「今年と来年の中学卒業生数では、前年比847人減、40人学級では21クラスの減少。今の小学1年が中学卒業の時は、16年度比で3740人減、95クラス減となる。十日町高は8クラスだから、十日町高規模が11校不要になる減少数。当然、生徒定数や教員定数の改善も必要になるが、この減少数はおそるべき状況にある」と少子化を危惧している。
 一貫校は、「6年間一貫して生徒を見ることができ、教科内容の上げ下げができる。生徒の奪い合いという指摘があるが、この地域の教育をどうするかであり、成績の良し悪しより、やる気を持ち、しっかりと夢を持っている子たちが来ている」など、村上や柏崎の状況を説明した。


詳しくは10月15日号で。

細密の世界、篆刻に挑戦 鈴木敏書さん
 書の世界と共に創造芸術の「篆刻」(落款などの刻印)に、津南町正面の鈴木敏書さん(56)が取り組んでいる。「まだ始めたばかりですが、一緒に取り組んで見ませんか」と仲間作りを呼びかけている。
中国から嫁ぎ11年目の敏書さん。篆刻は今春から始め、指導受ける先生は中学、高校の同級生で、中国内では著名な「費名瑶」氏。中国の元主席・朱鎔基氏や韓国の元大統領・金泳三氏、あるいは昭和天皇の通訳・真崎秀樹氏などの刻印を制作している国際的な芸術家。篆刻は、書などその作品と共に芸術性が高く評価されるもの。費氏は現在、中国・上海で創作活動を行っている。今春から通信指導を受けている鈴木さんは毎週、作品を作り、上海に送っている。「始めたばかりですが、自分発見につながります。今は、二十四節季の言葉を練習中です。なかなかうまくいきませんが、おもしろいですね」。


詳しくは10月15日号で。

サケ、ふるさとに続々と    10月15日号
 サケ、続々ふるさとに―。減水区間の河川環境改善に向け、JR東日本・中里村宮中ダムと東京電力西大滝ダム(飯山市)で今月12日からサケ回帰に合わせた増放流を実施。宮中魚道で翌13日、今シーズン初の雌サケ1匹を捕獲した。さらに14日には体長70a余りの18匹(雌雄各9匹)が捕獲されるなど、調査2日で早くも昨年の22匹に迫る勢いだ。捕獲確認を担当している中魚漁協では「仕掛けをした翌日に捕獲したのは今年が初めて。雨天で水量が多く、今シーズンも回帰に期待できるのでは」と話している。
 増放流は、信濃川中流域水環境改善検討協議会とJR東日本、東電との合意事項で、サケの遡上時期に合わせ3年前から実施している。最大放流量は西大滝ダムで従来の75倍、宮中ダムでも3倍に増やしている。両ダムで昨年22匹のサケが捕獲されている。


詳しくは10月15日号で。

秋に桜咲く 津南と栄村で  10月8日号
 ○:気象変動の影響か、季節外れの桜が先月末から咲き、話題を呼んでいる。津南町灰雨の津端鉄男さん(49)方と栄村箕作の久保田喜美子さん方で、ソメイヨシノ桜が先月20日過ぎから花をつけ、今も咲いている。先月末にはかなり咲いていた津端さんでは、「昨年は咲かなかった。咲いているのが最近まで気づかなかった」と話し、久保田さんも「この春、見事な満開だったのに、また咲いて、来年春に咲くか心配です」と話している。
 ○:久保田さん方の桜は夏、毛虫に葉をすべて食べられ、新葉が出始め、先月20日頃から咲き始めたという。一方、これから咲く「四季桜」が津南町赤沢にある。島田一夫さん方の四季桜は春5月、秋11月、冬2月の年3回咲く。11月中旬に咲く四季桜、12月始めの初雪の頃までが見ごろとなる。


詳しくは10月8日号で、

清津川、ようやく環境優先  中里村VS東京電力 10月8日号
東京電力が清津川から取水発電後、全量、魚野川に放流している水利権更新(平成17年12月)に反対している中里村の山本村長らは5日、国土交通省と東電本社を訪れ、改めて「清津川の水は清津川に戻してほしい」と訴えた。東電側は「発電を止める考えはないが、維持流量は優先させる」と回答、水量については年内に報告する意向を示した。山本村長は「決して満足できる内容ではないが、ある程度の進展はあった。年内中に納得できる回答をもらいたい」と今後も強く要望していく方針だ。
 同村では、清津川の改善要求に対し、東電が調査の遅れなどを理由に回答が遅れていることから、今年3月の要望に続き、改めて東電本社と国交省を訪れて要望したもの。同村からは山本村長はじめ上原正孝収入役、山岸角太郎議長ら村議会水問題特別委の委員ら10人が出席。事前陳情した民主党・筒井信隆衆院議員も同席した。
 東電の白川進常務は「2回に渡る回答の延期など、期待に添えず心苦しく思っている」と陳情、清津川に放流する維持流量については「管理者の国交省と最終的な検証を行っている最中。もう少し猶予を」と理解を求めた。山本村長は「回答を意図的に引き延ばしているのでは」と詰め寄ると「夏場は雨で水量が多く、適切な調査ができなかった」と説明した。同席した船津睦夫用地部長は「取水発電を止めるつもりはない。しかし許可条件として維持流量を優先する」と渇水期に維持流量が不足した場合、河川環境を優先させる考えを示し、「12月の回答に向け努力し、国にも働きかけたい」と語った。


詳しくは10月8日号で。

長大ヘチマ、15本余りも  10月8日号
 ○:今ではめずらしい「糸瓜(ヘチマ)」が、津南町正面の鈴木俊一さん(56、鈴木建築、樹木医)方で、太いバットのような大きな実を何個もつけ、棚から下がっている。「以前はよく見かけたが、最近、見なくなった」。庭先に下がっているヘチマ、今年は豊作。このヘチマ、入浴時の体洗いや、「洗い物の時、タワシより使いやすく、傷も付かず便利だ」という。
 ○:ヘチマは8年前、初めて作った。今回が3回目。「こんなに大きくなったのは初めて。このヘチマの棚が、夏にはちょうど日除けにもなりました」。長さ50aから80a余りに成長したヘチマが、棚から15本余り下がっている。


詳しくは10月8日号で。

業者営業をシャットアウト      10月8日号
○:「業者の方の入室、ご遠慮ください」。津南町は1日、課、係の統廃合など大幅な機構改革を実施。これに伴い、これまで出入り自由だった民間業者の営業回りをシャットアウトした。組織変えと共に職員配置のレイアウトも大きく変え、全職員が住民に向かう配列。来庁住民が座って受付できる低いカウンターも設置。さらに課別に色分けし、案内しやすいように課別ナンバーも設けた。町では、「職員の職務意識のさらなる向上をめざし、一方で業者との関係に一線を引いた。住民の方は最初戸惑うかもしれないが、職員に気軽に声をかけ、相談してください」(大平健太郎総務課長)と話している。民間の営業回りの入室禁止は、県や県地域振興局などでは実施しているが、市町村レベルでは、まだ少ない。


詳しくは10月8日号で。

マイクロ、バイオマス、風力で発電を  10月1日号
自然が育んだ河岸段丘のまち、津南町。この段丘地形を活用した「小水力発電」(マイクロ発電)の取組みが本格化している。さらに、畜産農業で出る糞尿など有機質資源、あるいは木質廃材を活用した「バイオマス発電」の研究も同時に進めている。こうした取り組みに横浜のNPO法人が関心を示し、津南の自然環境を活用した「風力発電」の研究、調査に乗り出している。津南町では、「自律の町をめざす以上、資源の活用が重要課題。クリーンエネルギーでクリーン環境の町づくりをめざしたい」と、電力資源の開発による財源確保、さらに循環型社会づくりをめざしている。
 マイクロ発電は現在、町内4箇所で、水量や発電能力などの調査を実施中。主に農業用水路で取り組み、町内秋成の正面ヶ原水路(石坂橋右岸上付近)、グリーンピア津南近くの大谷地ダム下流地点、源内山調整ダム周辺で2箇所で調査によるデータ収集を行っている。計画では、落差14bから83b余りで出力合計6百〜7百KW余りが想定されている。


詳しくは10月1日号で。

ケニヤの孤児たちに家を  10月1日号
 「ケニアに孤児たちの家を」―。アフリカ・ケニアで10年前からストリート・チルドレンの自立支援や教育支援などを行っている松下照美さんと、ケニア人でナイロビ大学に在籍しながら幼稚園・小学低学年を対象にした小さな学校を運営しているジョージ・オワデさんを招いた講演会「アフリカに10年、子どもたちとともに生きて」が18日、津南町文化センターで開かれた。公演では、スライドを交えながら路上で暮らす子どもたちの実態を報告、一日も早い孤児たちの家「モヨ(魂)・チルドレン・センター」建設の必要性を訴えた。


詳しくは10月1日号で。

「農家民宿でどぶろく」、栄村が特区申請 10月1日号
 全国特区となっている「農家民宿」と「民衆の酒どぶろく」をセットにした事業を栄村が進めている。今月初め、「秘境の里・秋山郷どぶろく特区」を国の構造改革特区に申請する。どぶろく特区は、新潟・東頸城で実施するなど各地で事業化している。栄村は、農家民宿でどぶろくを提供するが、この農家民宿における消防法の緩和措置も特区申請に盛り込む。農家民宿は、すでに村内3軒が取り組む方針で、高橋彦芳村長も自宅改築の中で、「先ず自分が取り組み、できることを証明したい」と老朽化した自宅を改築し、今冬から空き部屋を提供する「農家民宿」に取り組む方針だ。
 今週29日、栄村役場庁舎で「特定農業者による濁酒(どぶろく)の製造および提供事業の説明会」が開かれた。秋山郷など村内から15人余りが参加。関東信越国税局、長野税務署、北信保健所、県経営戦略局など、許認可が必要となる関係機関が説明。村民サイドの視点でアドバイスする名誉研究員、児玉徹農学博士(東京大名誉教授)も同席した。


詳しくは10月1日号で。


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