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2012年06月のねっとわーく

過去のネットワーク
福原 健之さん 25歳 JA津南町
 今の職場は3年目になった。米原の雪室施設で、ユリを担当。全国トップブランドの津南ユリ。「生産者の方の意識が高く凄いです。同世代の人も多いので、見習って頑張ろうと思いますね」。先日、『雪美人』を生産する町ユリ切花組合は20周年記念式典を開いたばかり。「記念の年に関われたのは嬉しい。20年、30年とトップを維持するため、農家の皆さんに信頼されるようになりたいです」。これから10月にかけてが出荷最盛期。忙しい日々が続いている。

 ピッチャー一筋13年。スポ少・笹沢ベアーズ、津南中野球部。「高校は新潟市で、通った某有名強豪校でも投手でした」。進学した北海道の大学でも続け、学生リーグで1年時に新人賞とベストナインに選出された。「高校時代の貯金で取りました。現在、残高はゼロですが」。忙しい勤務と並行し、町野球ナイターリーグに参加する『リンクス』に所属。ここでももちろん投手。「三振を取ると気持ちよく、気分は最高。常に狙っています」。10月までナイターリーグは続く。「初優勝がみんなの目標。今年こそは、ですね」。野球が趣味と明言するほど熱が入る。もう一つの楽しみが、試合後に仲間と飲む一杯。「勝ったら祝勝会、負けたら大反省会です」。気心の知れたチームメイトたちと過ごす時間が、貴重なリラックスタイムだ。

 来春、大学時代に北海道で知り合った、東京出身の彼女と結婚予定。「日本一の雪国に来るチャレンジ精神に感謝しています」。大学4年時、2人で北の国から車で太平洋側を巡りつつ、津南に帰ったことも。「結婚したら今度は西日本に行こうと思っています」。仕事と野球で充実している日々に、さらに幸せが増える。
(2012.06.29)

藤木直人さん 米原 25歳
 20周年を迎えた、津南町ユリ切花組合。その次代を担うひとり。「実家に戻り家業を手伝い始め、4年が過ぎました」。組合の広報活動で東京、中京、関西の市場に出向いたり、花屋に関わる機会が増えた。「様々な人と出会い、取組みなどを聞いていつも刺激を受けています」。全国トップブランド、津南産ユリ切花『雪美人』。農業者の高齢化が全国で問題となっているが、同組合員28人のうち、その3分の1は20代から30代の若手。後継者が育っている。「親の世代が創った日本一の津南ユリ。トップを維持し、さらに高品質を求め発展させたいですね」。先人の指導を受け、日々学ぶことが楽しい。

 グリーンピア津南が近い津南原。小学生からずっとアルペンスキーに取り組む。「目と鼻の先にスキー場がある。幸せな環境です」。冬は同津南インストラクターで活躍。もう一つ、続けているのが野球。津南中時代はスキー部と掛け持ちで野球部、大学でも野球サークルに所属。「昔からスキーと二束の草鞋です」。農協関係者らで作る『リンクス』で町ナイターリーグに出場。ポジションはキャッチャー。「実はうちのチームは優勝経験がないんです。そろっと俺らが、とみんな燃えています」。上は40代、下は20代の、世代を超えた仲間たち。「ただ野球するだけでなく礼儀など人間関係も学べるチーム。最高です」。今月初めから試合が始まり、志気は上がっている。

 新婚ホヤホヤ。中里出身の妻・春奈さんと4年間交際し1月に入籍、4月に結婚式。第一子は夏誕生予定だ。「嫁さんのお腹が大きくなるのを見て、親になるんだと実感しています」。家業が一番忙しいのも夏。「仕事も家庭も頑張りますよ」。
(2012.06.22)

石沢雄太さん 27歳 JA津南町
 農業に関わり9年が過ぎた。十日町総合高卒業後、新潟県農業大学校で2年間学ぶ。「野菜の栽培方法や土壌作りなどいろいろ学びましたね」。稲畑作の基礎知識を備え、農業現場の最前線、JA津南町に就職。「今は切花が主な担当です」。これから本格シーズン。シャクヤク、リアトリスなど出荷検査し、市場に出す。「津南の切花は『虫による障害もなく形がいい』と全国的にも評価が高く、抜群の品質なんですよ」。夏は1年で最も忙しい繁忙期だ。

 昼は農業、夜はスポーツな日々。運動好きで、バスケットボール歴は通算15年と長い。「ポジションはセンターです」。津南、十日町の仲間とチームを組み、秋の町民バスケ大会にも出場を続ける。「世代も問わず、好きなもの同士の集まりなので、気が楽で面白いです」。力を合わせ、ゴールをめざすチームプレーが醍醐味。「仲間と一緒に動きまわる。これが一番好きです」。週一回、貝野小での練習は大切なひと時。さらに今年は社会人野球チーム『リンクス』にも加盟。スポーツ漬けの生活は続く。

 3人姉弟の末っ子。姉と兄は結婚を契機に町外に出た。「お前も早くしろ、と言われますが、まあおいおいと…」。実家はコメを中心に雪下ニンジン、アスパラガスなど作る専業農家。休日は家の仕事を手伝う。「いずれは家業を継ぐので、もっと農業について学ぼうと思っています」。土と共に過ごす生活も悪くないと感じている。マイペースな性格もその一因。「何を言われても動じず、気にしません」。実は父親と同じ性格だとか。「ただ譲らない所は譲らないので、一歩間違えれば頑固かな」。常にゆったり構えながら、将来もしっかり見据える津南の若者のひとり。
(2012.06.15)

田中圭祐さん 34歳 農事組合法人 友里
 京都・福知山市出身。「未だに車は京都ナンバーです」。津南に来て4年目。「未だに悪い人と出会っていません。みんな気さく」。関東の友人と共に町内の寿司屋に行くと、たまたま地元蔵元の専務が後ろの席にいて話を聞き『遠くからよく来たな』と自社の地酒をおごってくれたエピソードも忘れられない。「人があったかいんです。落ち着きますね」。今は津南に家が欲しいと思うほど、すっかり馴染む。

 元々はスノーボードをするため新潟にやってきた。「中学、高校はバスケ部だったのですが、スノボにはまって。高卒後はサラリーマンを3年間続けました」。だがプロボーダーをめざし職場退職。妙高市の全日本ウィンタースポーツ専門学校に進み、3年間しっかり技術を学び卒業。夏場に実家や横浜で働き稼ぎ、冬はスノボ中心の生活。「主にハーフパイプを取り組みました。28歳の時にプロ資格も取ったんですよ」。いまは競技の一線からは離れ、冬はスキー場スノーパークを整備する『ディガー』で活躍している。

 津南との縁。「働いていたかぐらスキー場の職場仲間に、相吉の方がいたんです」。移住を誘われ、意を決し住居と職探し。「実は雪があればどこでもよかったんですが」。新規就農制度の紹介を受け、ユリ栽培の農事組合法人・友里に就職。「雇ってくれたことが嬉しくて、やっていたらいつの間にか楽しくなっちゃって」。健康的に焼けた肌。今ではすっかり農業者の顔。もともと風など自然環境を相手にするのがスノボ。農業とも繋がるものがあります」。
スノボ、バスケ、農業。津南に来て、仲間の輪はどんどん広がっている。「今後は町のイベントなどにも積極的に関わりたいですね」。
(2012.06.08)

桑原孝紀さん 24歳 津南町図書室
 「ようやく津南に戻れました」。3月に新潟大工学部を卒業、今春に生まれ故郷に帰ってきた。「仲間が多く、人との繋がりが深い津南に最初から戻ると決めていました」。3人きょうだいの真ん中で長男。姉はすでに津南で働いており、妹も一緒に春に戻り、全員が生家に再び集った。「家族7人、6年ぶりに勢ぞろいしたんですよ」。ひとつ屋根の下、賑やかにすごしている。

 スポーツが好きで、津南小、津南中では野球に汗を流した。「ポジションはサード、ショート、センターといろいろ変わりました」。ただ十日町高時代は「坊主が義務になっていたので、その時はお休みしました」。代わりに友人に誘われてバスケットボール部に所属。「なぜか中学の時、バスケ部の朝練に参加していたせいもあるかな」。この時読んだ、漫画『スラムダンク』は今でも愛読書のひとつ。「バスケに熱中し、気合を入れるため体育館で部員全員がバリカンで頭を刈り、結局嫌だった丸坊主になったんです。勢いですね」。今でも鮮明に残る思い出だ。

 津南町図書室に勤務し2ヵ月余。「実は今まで、漫画以外はほとんど読んだことがありませんでした」。利用者から本について尋ねられても答えられず、一念発起し読書を開始。面白さに目覚める。「今は暇さえあれば活字を追っています。人生で一番本を読んでいる時期かも」。人気作家・東野圭吾のミステリに夢中。「これからは実用書など、いろんなジャンルに挑戦したいですね」。本に囲まれる職場、知識欲は以前よりはるかに増している。

 大自然に囲まれた津南。「自分を育ててくれた町に、今度は恩返しする番。故郷がもっと元気になるよう、貢献したいですね」。
(2012.06.01)


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