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2008年11月のねっとわーく

過去のネットワーク
大口友一さん 61歳 津南原きのこ組合
 サルやイノシシ、クマなどによる農作物被害が広がっている。「被害報告を受け、すぐに現場に行くが、なかなか捕獲できない。特にサルは林に近い人家わきの畑を襲い、すぐに林に逃げ込み、追うのが難しい」。先月の津南町猟友会総会で会長に就任。狩猟歴26年余。事務局が町役場にあるのは県内でも稀という。
サル被害で思わぬ余波が出ている。「被害のほとんどが自家用の野菜畑。お年寄りが大切に育てた野菜。心配なのは、再三の被害で作る意欲がなくなり、楽しみがなくなることですね」。自宅近くのわずかな広さの畑。来月、県境を越えて栄村と合同でサル追い出し大作戦を行う計画だ。
 

 来年2月の新潟トキめき国体。マウンテンパーク津南で公開競技のバイアスロンを行う。地元猟友会に協力要請があり、開催の17日から19日まで標的の的中を確認する射線審判などを務める。「成功させたいですね」。
 猟銃の所持は年々厳しくなっている。県公安委員会が身辺調査を行い、ようやく許可が出る。「あの人は夫婦喧嘩をよくするや酒癖が悪い、すぐにカッとなるなど、普段の素行が悪いと許可が出ないんですよ。近所の評判が大事なんです」。猟友会への誤解も多い。「私たちは、熊など野生動物の生態を知っているから、その生態系を壊すことは絶対しない。ただ最近の被害を見ていると、根本的な問題があるように感じますね」。


  12年前。「まったく知りませんでした。えっ、でした」。友だちと話すように、世間話しをして出会った日本食研・大沢社長。「あれ以来、お付合いさせていただいています。人の思いを大事にする方ですね」。
(2008.11.28)

太田夕子さん 51歳 津南町森林組合
 受験生の母。高校3年の長男、1月のセンター試験めざし受験モード真っ最中。「息子が頑張っているのに私だけ自分の時間を楽しむことはできません」。数年前から始めたエアロビやヨガの活動を休止中。「息子の目標達成の時が私の活動再会の時です」。十日町小、十日町中時代、合唱コンクール全国大会に出場している。
 

 小学校の事務職も3年間経験。一軒を除きすべて尾身姓の十日町市鉢集落にあり、すでに閉校した真田小学校。「集落全戸で小学校を盛り上げる地区で、どんな行事も地域あげて取り組み、とても良い雰囲気の小学校でした。永六輔さんも何度か講演に来たことがあります。大地の芸術祭では毎回会場になっています」。閉校の校舎は絵本作家・田島征三さんの美術館に生まれ変わっている。
 

 津南町森林組合11年目。3年前、新潟県きのこ料理コンテストで最優秀賞獲得。『えっ、こんな料理方法があったんですか』と大反響があった「きのこのもちもち焼き」。同組合ホームページでレシピ公開中。「実は今年も出品しました。今回は料理専門学校の生徒などが多数応募したようで残念ながら選外でした。でも家では色々な料理にチャレンジしています」。試食担当は家族。あの大企業、日本食研・大沢社長とは、おしゃべり友だち。
 

 なめこの効用を実感している。20年来の花粉症に悩んでいた。だが料理コンで最優秀獲得後、きのこ料理の食生活が続き、花粉症が全治近くまで改善した。「なめこの、あのヌルヌルにふくまれるムキン成分が免疫力を高めます。私の場合、効果てきめんでした」。なめこのススメである。
(2008.11.21)

半戸正章さん 津南町中子 50歳
 全長3b、重さ30`余の無線ヘリコプターのオペレーター資格を取り11年。7月から8月中旬まで県内外へ出張し、ヘリコプター操縦した。「もっと若かったら、本物のヘリコプター免許にも挑戦してみたかったな」。無線ヘリ免許は国家試験。11年前、受講生募集を見て応募。難問の筆記・実技試験をクリアした。
 

 田植えが早い千葉県地域。1枚の田が5、6fの広大の田園風景が広がる。作業は夜明けと共に始まる。「朝は気流が比較的安定しているので、早朝からヘリを飛ばし午前中には終わる。4時半には作業に取りかかる」。指定した田んぼだけ防除するため、低空で効率よいフライトが求められる。「免許取立ての頃は、模型ヘリを買って、シーズン前によく練習した」。3bの機体のへりは飛行が安定しているが、模型はちょっとの操作で動きが急転する。「模型の方が難しいかな」。
 

 「1年があっという間だな」。秋から春は9年目になるシイタケ栽培。「肉厚のシイタケができる。そのまま焼いて食べるのが一番だな」。春から米作りと稲作受託会社・コントラクター津南で働き、無線ヘリオペレーターもこなす。シイタケ栽培工場の脇にヘリ格納庫があり、来シーズンの出番までヘリは眠っている。


  地域活動が活発の中子地区。「3月の雪祭りで復活した手作りソリ大会に久々に出た。中子はいつも大型のソリを作り、今回も毎晩準備した。若い人が増え、結婚や誕生も増えている」。中子の池の桜を撮るカメラマンも増えている。「この春は、キャンピングカーで泊っていた人もいた」。湖面に靄(もや)が広がり、そのなかに浮かぶように桜が咲く。中子の名所の一つだ。
(2008.11.14)

滝沢厚子さん コントラクター津南  津南町中子
 連休の3日。中子地区は伝統の収穫祭を地域あげて開いた。婦人部役員として早朝から準備に駆け回った。「毎年すごいご馳走なんですよ。お年寄りの皆さんはじめ皆が楽しみにしています。でも今年は男衆がおとなしく帰って、婦人部の皆で顔を見合わせましたよ」。新婚や誕生などが紹介され全員で祝福する。「中子は若い人たちも多く、地域のまとまりを感じます。『中子は安泰』、その通りだと思います」。
 

 寅さんの葛飾・柴又生まれ。父・若井文男さんは津南町穴山出身。東京で家庭を持つ。厚子さんは生粋の東京下町生まれ。「小さな頃から父の実家の穴山には、お盆と暮れに必ず来ていました。主人の友だちが穴山にいて、小さい頃からよく一緒に遊びました」。夫・三男さんと小学6年から文通、19歳まで続いた。「今のように携帯電話があるわけではなく、手紙とメッセージを吹き込んだカセットの交換もしました」。幼少からの顔見知り。その後ブランクがあり、運命の出会いで、文通の手紙やカセットを、そのまま保存していることを知る。「その話しを聞き、ジーンと胸が熱くなりました。『お前には、後悔させない』とも言ってくれました。それに、これは内緒かもしれませんが、私が初恋だったと言っていました」。
 

 早朝から夜遅くまで会社経営を切り盛りする社長であり、夫であり、お父さんの三男さん。起業・法人化10年目の「コントラクター津南」。田植え、稲刈りシーズンは12人余の従業員のお弁当を厚子さんは作る。「私ができるのは皆さんを支えるくらい。皆が頑張ってくれ本当にありがたいです。今は自分より子どもたちの成長が楽しみです」。次女が難関を突破し来月、競艇選手デビューする。
(2008.11.07)

若井加津美さん 50歳 津南町穴山
 家族6人で唯一の男。父を10年前に亡くしてから、圧倒的な少数派。中学3年、小学6年、3年の三姉妹をわが娘たちに、日頃から言っていることがある。『オレを超えろ』。ここ数年、感じてる。「いやー、もうオレを超えていますよ。スポーツもしなかったし、勉強もしなかったオレを、もう超えていますよ」。男兄妹だけだった若井家。いきなり三姉妹。男にこだわってはいない。「自分の好きなことをやれ、と言っていますよ」。


 なめこ栽培は21年目になる。朝5時から夜9時頃まで働く。「この子たちを育てるまでは、頑張ろうと思っている。元日も休みなしの365日勤務だな」。働く父親の姿を、三姉妹はしっかり見ている。子どもたちが取り組むスポーツや勉強。送り迎えのため、晩酌はしない。「寝酒かな。寝る前の缶ビール一つ。今は、これが一番の楽しみだな」。一日が終わり、床に就く前の至福の時間だ。


 スキーが縁で知り合い、パートナーとなった邦子さんは千葉・八千代市出身。「危機感があった。このチャンスを逃したら…、と一生懸命アタックした」。栄養士として子どもたちの健康管理を担当する。「オレの主治医でもあるが、この通りだな」と腹をさする。結婚15年。良きパートナー、三姉妹の女性勢力に押され気味だが、エネルギッシュなフットワークは、若井家の原動力でもある。


 集落10戸の穴山。だが保育園から高校生まで11人おり、今年度2人が誕生予定。「町内でもきっと、平均年齢がかなり若い方じゃないかな。子ども3人は当たり前」という。上郷地区の三女の会は6家族。来年は幹事担当。「皆で集ることが楽しみだし、わが娘の成長も楽しみだな」。
(2008.11.04)


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