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2006年10月のねっとわーく

過去のネットワーク
恩田卓茂さん 67歳 津南町鹿渡新田
 収穫の秋。玄関や廊下には刈り取ったそばやアワ、キビなど雑穀が所狭しとある。そば栽培は15年余り。4年前から地元三箇小で『鹿渡流そば打ち』を伝授。「ヤマゴボウとフノリ、これが昔から伝わる鹿渡流。充分にこね、薄く延ばし、細切りではなく、少し広めに切る。そばの味が引き立つ。後片付けも大事」。友人のもてなしに必ず打つ。アワ、キビ、玄米食など教職退職後、取り入れ、自分でも栽培。「あの頃74`あり、『ここままだと先がないよ』と言われた」。今、夏場は63`余で体調が良い。
 
川西・千手小校長を退職して10年。その前任地は秋山郷・津南町大赤沢小。「忘れられない学校だ。今も年に3、4回は訪れ、地元の人たちを訪ねている」。校長赴任時、全校8人。翌年5人、最後の年は3人。だが「全校で取り組んだリコーダーで毎年全国大会に出場した。地域皆で子どもを育てる、この言葉そのままだった」。山村留学も地域と共に取り組んだ。「小規模の良さ、大きな学校の良さ、両方に良さがあるが、小さな学校の良さは否定できない。地域が子を育むことの大切さを感じる」。
 
10年前から発行する「雑木林」。全国各地の友知人に配布。週刊金曜日、辻元清美議員にも送る。そこで連載する「鹿渡弁」を収集中。「地元の人から時々集まってもらって、世間話をしてもらい、その中で記録している。できれば音声でも残したい」。長男が今年結婚した。7月、息子夫婦が暮らすアメリカ・ユタ州・ソルトレイクへ夫婦2人旅。東京外語大卒の英語で、なんとかたどり着いた。「これからの親戚づきあいが大変だ」。60年安保世代。最近、当時の友だち関係が広がり、行き来をしている。「来月もそばを食いに来る」。
(2006.10.27)

恩田 テルミさん 49歳  津南町鹿渡
 社会人や学生で家を離れた子たち3人が8月のお盆に、久々に顔を揃えた。我が家の庭で家族揃って夕食バーベキュー。片づけが終わり、庭にシートを広げ、寝転がった。空には満天の星。2時間余り、みんなで星空を見上げた。「北から南に流れる天の川がよく見えました。麻由(長女)は流れ星を3つも見たと言っていました。私は3個でした。息子がポツリとつぶやいたんです。『お母さん、津南ですごいね』と。あの星空を見ると、本当に津南はすごいと思いましたね」。
 
 さいたま市の出身。もう津南での暮らしの方が長くなった。高校卒業の3月、友だち8人と卒業旅行でマウンテンパーク津南スキー場へ。その時、スキーを教えてくれたのが夫・輝次さん。5年交際を経て23歳で結婚。もちろん雪国生活は初めて。今ほど除雪が進んでいなかった当時。「道路から家に入る道に、数十段もの雪の階段ができるんですが、それが高くて、ちょっと怖かったですね。今では信じられないような光景です」。仲間づくりで始めたバレーボール。17年のキャリアになる。地域の屋号など、バレーを通じて地域に馴染み、「おまえさん、婿取りかい」と言われるまでに、地域に溶け込んでいる。その三箇地区のバレー。今年春の大会では、40歳以上の壮年バレー出場の2チームが優勝、準優勝。成人・婦人バレーではA・C部門で優勝、B部門で準優勝を好成績。「秋(来月5日)も頑張りますよ」。スポーツと音楽が好き。先日、森山良子コンサートに行ってきた。「フォーク世代です。先月の吉田拓郎、かぐや姫の嬬恋ライブにも行きたかったですね」。今月29日、衛星放送での再放送を楽しみにしている。
(2006.10.20)

恩田秀樹さん 45歳 東京電設サービス 
 一升瓶を抱えて酔いつぶれている戌(いぬ)や酉(とり)など、干支をモチーフに、微細までこだわった雪像。毎冬3月の津南雪まつり雪の彫刻コンテストで、鹿渡・島地区グループは8年連続で金賞を獲得している。「干支がひと回りする12年間は、作ろうと話しています」。20代から50代の地元の若衆(わけしょ)20人余が、2週間余りかけて取り組む。「地元の人たちが差し入れや出来栄えを評価してくれるので、それが張り合いになっています。それに、雪像を肴に、地域の人たちが集まって一献やれる場にもなり、それが一番の良さかもしれません」。
 

そのグループは「金乃虎の会」。9年前の寅年に雪像作りを始めたためのネーミング。「一升瓶と干支、これが毎年共通しています。一升瓶は外せませんね」。構想を練り、それを粘土で具体的な形、ミニチュアモデルにするのを担当。「雪像作りで大事なのは、皆が共通のイメージを抱くことです」。鹿渡地区の雪像作りは、地域コミュニティーの場になっている。雪像わきに「かまくら居酒屋」を作り、地域の人たちをもてなす。ここはメンバーの女性陣の出番。「皆が集まれる場、最近少なくなっています。それだけにこうした場は大切」。
 

184aの長身、「メタボリックがちょっと心配…」。存在感たっぷり、同時に頼もしさも。バレーボールでは21歳で青年大会全国出場、クラブチーム「津南舞クラブ」でも全国出場。今年の40歳以上マスターズ大会で北信越大会出場だったが「メンバーが集まらず、今回は辞退しました」。中学女子のコーチスタッフの一員。「自分の健康管理にもなるんですが、最近、なかなかできません」。東京電力系列会社・東京電設サービスの発電課長。湯沢を含む8基の発電所の管理を担当する多忙の日々。「ちょっと運動不足です」。
(2006.10.13)

田中繁夫さん 65歳 津南町中深見
 今年1月、104歳で長寿を全うした父・丑蔵さん。母・ヒデさんは6年前、95歳で生涯を閉じた。「健康な両親に恵まれたことに、感謝しています」。丑蔵さんは町内では知られた「からすおどり」の音頭取り。2年前までほぼ毎年、グリーンピア津南で開く高齢者スポーツ大会のフィナーレで、からすおどりの音頭取りを務めた。最後となった2年前、102歳とは思えない張りのある声が、体育館に響き渡った。「私も同級会などで音頭を取りますが、地元にはまだまだ先輩が多くいます」。
 
九州大の教授などが提唱し、設立された日本健康増進研究会に所属し20年余り。その津南営業所を自宅に開設。「健康がすべての基本です。子どもの躾(しつけ)も健康から。そして家庭からです」。7年前、整体師資格を取得し、日本整体療術師協会に加盟。町内外への出張が多い。特別な看板は下げていない。「多くが口コミです。おかげさまで『深見の田中さんの所へ行ってみらっしゃい』と、皆さんから紹介してもらっています」。家に伺い、療術後、お茶飲み話しになる。あれこれと様々な話しが出る。「人の話を聞き、人と話すことが楽しいですね。元気になります」。

最近の世相を思う。「何か狂っている。土台から直す必要がある。その基本は家庭です」。その第一歩は『靴を揃える』ことと言う。少年補導員を10数年務めた経験から、社会が見えている。JA津南町理事、監事を長年務めた。「いまの趣味は、この仕事と田んぼです」。自身の健康づくりは、丑蔵さん伝来の『腹八分目』。研究会で静岡や東北でのセミナーに参加する。「人と会って話す、それが健康づくりです」。
   
(2006.10.06)


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