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2004年12月のねっとわーく

過去のネットワーク
藤ノ木聖治さん 24歳  津南町大割野
 津南に帰って6ヶ月余り。「3度のご飯が美味しいですね。おばあちゃんが作る煮物が好きなんです」。84歳になる祖母、シゲノさんは目を細める。小学6年の時に亡くなった苗場自動車の創業者、梅太郎さん。「可愛がってもらいました」。学生、社会人時代、ずっと自炊生活。「本当にご飯がうまいです」。
 東京の自動車整備専門学校卒業後、新潟トヨペット本社で整備業務の修業を積み、今年6月、津南へ。「新潟では車のコンピュータ関係など、専門的な部門も手がけましたが、ここではすべてが求められるわけで、先輩の仕事から勉強させてもらっています。車全般を見ることは、運転者に安心、安全を提供するわけですから、今の自分は、まだまだ『へなちょこ』ですね。本当に良き先輩に恵まれています」。3代目。「まだまだ勉強が必要です」。検査員資格をめざしている。
 2人の姉がクロカンスキーに取り組み、自然に自分も取り組む。中学3年で県大会リレー優勝、全中出場、高校では1、2年ともインターハイ出場。3年の冬、腰を痛め、残念ながらリタイア。「これまで支えていただいた恩返しをしたいと考えています」。クロカンのジュニア育成、大会スタッフなど協力したいと考えている。
 時々、父・忠夫さんと飲みに行く。「お金がないので、父から誘われると、ついて行きます」。同級生も帰ってきている。仲間とスノーボードなど楽しむ。夜出かけることも増えたが、「付き合いも大切なこと」と家族は見守っている。
 津南の自然を気に入っている。「環境に関心が向き、車も環境が第一になっています。利用者が安心、安全に乗れる車を提供すること、それが信頼につながります。責任ある仕事と思っています」。祖母と孫の会話。「一緒に写真を撮ろう」、『いやだなー』、「大丈夫だよ、俺と一緒なら」。
(2004.12.24)

関口 淳さん  24歳  津南町卯ノ木
小さい頃の写真を見ると、「どっちだっけ」と、見分けがつかないほど似ていた双子兄弟。兄は今、埼玉・草加でトラック整備会社。実は、今もよく似ている。「この間、知り合いの結婚式にスーツで出席したんですが、髪型もひげも同じようだったので、そうとう似ていたようです。外国人の神父さんがびっくりしていました」。共に小学から県道に取り組み、中学から共に推薦で帝京長岡に進み、1年の時、2段取得。「ちょっと事情があり、1年で2人とも止めてしまいました」。淳さんは、津南町剣道スポーツ少年団の指導員を務める。「小さい頃は、競い合っていました。だから剣道も強くなれたのだともいます。今は、親友以上の親友ですね」。
 父が開業した●板金、塗装事業所を3年前、全国ネットのフランチャイズ、「カーコンビニ倶楽部」系列に入り、東京で同社勤務していた所に、父から一報が入り、帰ってきた。全国ネットの同社でのライセンススタッフ資格を持つ。「板金、塗装分野なら、専門ですから、なんでも対応できますし、コスト的にもお徳だとおもいます」とピーアール。CMでおなじみのかーコンビニだ。
 高校時代などの交友関係から、長岡や新潟、上越などと幅広く、友人らとの飲み会も、そうした場所で飲む。「居酒屋が好きですね。いろいろな人との出会いがあり、楽しいです」。かなりの酒豪。「じいちゃんも父も、酒は強いです。家系のようです」。兄・優さんとも時々、出かける。双子だけに、すぐに話題になり、「その点、ちょっと得をしていますね」。
 今の仕事、「自分の結果を出したいです。そのためにも、マネージメントの勉強をしたい。経営理念は同じでも、どこにポイントを置くか、それにより事業成果は違ってきます。勉強して経営ポイントをつなんでいきたい」。仕事、プライベート共に、積極的。マイライフをめざしている。
(2004.12.17)

福原 正臣さん  19歳  津南町外丸
 中越地震が起きてた先月23日、ちょうど風呂に入っていた。突然グラッときた。停電の真っ暗の中、服を急いで着始めたら、「あーっ」と、おばあちゃんを声がした。祖母・ミヨノさんは82歳。真っ暗のなか、廊下を走り、おばあちゃんの部屋に行くと、仏壇の前に座っていた。手をとり、外に出たら、2度目の激しい揺れがきた。「あの時、家にはおばちゃんと妹と、3人しかいませんでした。妹は、あぜんとしていました。おばあちゃんの声が聞こえたら、自然に体が動いていました」。その夜は、車の中で過ごした。
 実はこの日の夜、緊急出動した。松之山に抜ける国道405号、途中の町内樽田までの間で土砂崩れがあり、樽田に3人がいたことから、崩れた土砂排除への出動要請だった。「社長(父)と2人で行きましたが、余震が続き、その度に崩れてきて、危険な状態でした」。その土砂を片付けると、さらに奥で土砂崩れがあり、この夜、結局2回緊急出動した。冬場、除雪車のオペレーターを務める経験が役立った。20歳になる来年4月、大型免許を取る。「これがないと仕事になりませんから」。
 マイカーを自分好みに装飾するグループ「越後美装車軍団」のメンバー。全国各地でのイベントに参加し、特別賞などトロフィーを獲得している。今の車「VIPセダン」のマンバーは「5555」。十日町地域の車好き仲間と「5」のゾロ目ナンバー仲間を作る。「ちょっとした遊びですね」という。
 今年1月19日、可愛がってくれた祖父で創業者の徳三郎さんが死去。「亡くなる2日前、手を握り『正臣、がんばれ』と言ってくれました。あの言葉があるから、今の自分があると思います」。創業56年目の3代目、「津南を住みよい町に、若い人が暮せる町にしたい」。
(2004.12.10)


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