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2009年06月の妻有に生きる


過去の妻有に生きる
鈴木エミコさん 61歳 十日町市荒屋
「大地の芸術祭が来月26日から始まります。それに合わせ米土里夢を店開きしたいです」…地域ならではの味ともいえる「あんぼ」。そして笹の風味豊かな「ちまき」。真心こめた伝統食の試作に懸命だ。「あんぼは、小豆のあんこが中心ですが、大根菜や季節の風味を生かしたフキノトウ味噌、ジャムなども入れ研究しています」
 

 …地域づくりグループ・なかさと夢ネットの米粉工房班。米粉を使った「玄米ちまき」と季節の素材を生かした「あんぼ」の製造販売をめざす。「栄村から十日町などの地域でつくる信越あんぼ保存会の副会長を任せられています。会員のみなさんは起業家として実際に製造販売されているんですね。それに刺激を受けました。私たちもやってみたいと」…メンバーは20人余り。玄米あんぼは80代女性のアイデア。またあんぼの皮の量をどれくらいにするか、試食しながら検討した。
 

 「やはり、おいしいと思うものを作らないと。それに米粉はすべて手でこねています。スローフードの原点は守っていきたいと思っています」…昨年末に閉店した製菓店の好意を受け、同店仕事場をグループの製造場にしていく。「私より代表適任者がいたのですが忙しいからと、主婦専業だった私が力がないのに受けました。時々、この先、大丈夫だろうかと不安で夜中に目が覚めることもあります」出身は群馬県嬬恋村。「銀行転勤族の夫の関係で、中里に腰を据えてまだ15年です。これまで地域に役立つことなどしてこなかったので、ここでいいものを作って少しでも地域貢献していきたいです」
(2009.06.26)

江村玉江さん 49歳 おはなしお母さん  
…キラキラ輝く子どもたちの目がいっぱい。食い入るように見つめている。「子どもたちの喜ぶ顔が何よりの励みになっています。とくに愉快な場面で笑う顔がいいですね」
 …津南町の読み聞かせの会「おはなしおかあさん」。結成20年になる。今年4月には「子どもの読書活動優秀実践団体」として文部科学大臣表彰を受けるなど評価されている。「先輩メンバーのように、本を見ないで読み聞かせができる『語り』ができたら最高でしょうね。まだまだ上手にいきません。毎回が勉強ですね」
 

 …地域の友だちの誘いが入会するきっかけに。「初めの頃は話をすることが恥ずかしくて、赤面しながら読んでいた気がします。その後は仲間のアドバイスを受けながら徐々に落ち着いて話すことができるようになりましたが、私自身も楽しみながらやっているようなものです」
 …読み聞かせは町内の全小学校などが対象。朝8時15分頃から実質10〜15分で、メンバー15人が分散して行っている。一人あたり月2〜3回のペース。「学校の、子どもたちの時間に合わせなくてはならないので、時間を取るのが結構大変なんです。メンバーの大半は勤め人ですから。何とかやりくりしていますが、こうした活動に地域の理解がもっと深まってくれれば、やり安くなってありがたいですけどね」
 

 …文部科学大臣表彰後、和気あいあいとした祝いの会を開いた。
 「みんな気さくで、本当に、いいメンバーなんです。異種多彩って感じ。この関係は絶対、壊されたくないですね。それと、平均年齢がちょっと上がり気味なので、若い人を募集中です。気軽に入ってきて下さい」
(2009.06.19)

桑原志穂さん 36歳 津南町船山
…水平線が見える大海原に向かってテイクオフ。絶好の波が迎えてくれる。すべてを忘れてチャレンジできるそんな時だ。
 「サーフィンで私はクリアーになれるんです。生きていく力をも与えてくれる感じなんです。もう欠かせない存在ですね」
 …今年も、そのシーズンがやってきた。初乗りは5月末。よく行く柏崎の大湊。夫・裕行さん(39)もサーファーだ。
 「東京でのOL時代、友だちの誘いを受け、湘南海岸で乗ったのが初めてのサーフィンだったんです。それ以来、病み付きですね。夫も仕事で東京にいて、そこでやはりサーフィンを楽しんでいたようです。22歳の頃、津南に来てからサーフィンが縁で知り合ったという訳です」
 

 …毎年のことながら、これから毎週のように海に通う日が続く。
 「本当に、海が呼んでいる、って感じです。あの広い海、もう言葉ではいい表せない魅力があります。決して上手ではありませんが、どんどんうまくなりたい、技を決めたい、そう思わせるものがあります」
 …車は、長さ3bのサーフィンボードが入るワンボックスカー。シャワーなども付けた。ナンバーは「11-73」で「いい波」。
 「波に叩き付けられ、痛い思いをしたこともあります。決して侮れないですね。これからはショートボードにも挑戦していきたい」
 

 …海が、波が呼んでいる。
 「子どもたちも連れて、一緒に海に入っています。小学生になると、覚えも早いですね。バランス感覚にもいいし、よい運動になっているようです。チャンスがあったらハワイやカリフォルニアあたりの波にも乗ってみたいですね」
(2009.06.12)

島田秀則さん 41歳 津南町観光協会事務局長
…少しご無沙汰気味だが、渓流でも海でも仲間と釣りに出かけるのが楽しみ。家族とのキャンプをはじめ、自然の中で楽しむことが好きなアウトドア派だ。「四季に恵まれた津南の自然、本当にいいと思うんですよ。この津南を何とかもっとPRしていきたい。どの自治体でも観光で四苦八苦しているようですが、ちょっとした何かがポイントになることがあると思うんです」
 

…企業のソフト開発などの仕事から一転、今春から町観光協会事務局に。「ここに入って、すごい大勢の人に会い、知ることができました。いやあ、意見や考えも様々。ですが私にとっては大きな財産だと思っています。熱意をもらっている感じで、これを発信力にしていきたいですね」 …先月21日から3日間、横浜で開かれた全国規模の「旅フェア」に参加。『つなっぺ』の着ぐるみで津南をアピールしてきた。「暑くて目まいがしそうでした。会場では、魚沼コシ1合を来訪者らにプレゼントし、これを持って津南で宿泊したら5合に代えますと配ったんです。効果があるといいのですが」


 …事務局長に就いて感じたことを、まず取り組んでみる考えだ。
 「旅館は旅館、飲食は飲食といった具合に、それぞれの小さな団体での活動はあるのですが、そのつながりが見えてきていません。連携がとれるようにしていきたい。そうすれば、もっと広がりが出てくるでしょう。それと、地元が楽しむ祭りのほかに、町外に目を向けたイベントも必要だと思います」…今後はどんどん呼びかけていく予定だ。「アイデアを持っている人もいるはず。ぜひ引き出していきたい」
(2009.06.05)


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