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2007年11月の妻有に生きる


過去の妻有に生きる
涌井蓮さん 72歳 津南町割野
1枚の色紙に色とりどりの和紙が貼られ、温かみのある絵が浮き出る。ちぎり絵ならではの表現だ。「もともと細かい手仕事が好きだったので、取り組んでいます。ボケ防止にもなると思って。飾ると素敵です」
長生学園では、ちぎり絵に参加している人は20人余り。それぞれが空いた時間を活用して作品作りに精を出している。
 

 「農作業に取り組んでいる人も多く、冬場だけ参加する人も結構います。それでいいんです、自分のペースでやっていくということが大事だと思います。時々、年賀状にも貼って出すこともあるのですが、喜ばれますね」もう11月も下旬。年賀が気になる、そんな時期を迎えている。
「初心者でも下絵を元に作ることができるセットが販売されていますし、慣れてくれば、すべて自分で創作できますから、奥が深いです。高齢者でも取り組めるのがいいですね」
 

 農業に励んできたことから、野菜をうまく使っての漬物など、アイデア豊かな手づくり食品も。「今の時期では、ネギの葉を使ったキムチ風漬物ですね。本場の唐辛子を使い、余った野菜など、20種類以上を刻み込んで作るんです。家族から好評ですし、友だちなどにも分けてあげますが、とっても喜んでもらえます。福神漬けや野菜の佃煮、キャラブキなど、1年中作っていますよ」


 娘との会話で忘れられない一言がある。「私、趣味がないからと言ったら、娘が『自分が楽しんで作って人を喜ばせてる漬物、これは最高の趣味だよ』って。それからは大威張りで作っています。漬物もちぎり絵も、手づくりの温もりを伝えていきたいです」
(2007.11.22)

滝沢義人さん 58歳 津南町田中
 「いい仲間がいたから、ら、ここまで続けられたのだと思う」当時の下船渡中校舎に、もらってきた畳を敷いて3人だけで始めた社会人柔道。それが今の津南柔道会の始まりになる。「あの当時は、東電や農政局などに経験者が多くいて、練習にはいつも10人くらい集まっていた。強い連中もいて、いやぁ、いつも真剣勝負だった」
 

 柔道は上郷中に入学して、迷うことなく選んだ。「集落の先輩の大半が柔道をやっていて、もう柔道に入るのが当たり前といった感じだった。あの当時、同級生だけで120人くらいいたし、部活もいっぱい種目があった」これまでの試合の中で、いちばん、記憶に残っている試合。「中学2年の時だったと思うが、大会で強い相手に送り足で勝った時の事を今でも鮮明に覚えている。うれしかったなぁ。まあ、それほど強かったわけじゃなかったから」


  今月11日、津南で開かれた第50回3魚沼地区柔道大会、開会式の席上、永年功労者の一人として表彰を受けた。「津南から国体出場選手が出てほしい、それが今の夢ですね。なんとか実現してほしいな」
 
(2007.11.16)

江村たか さん 76歳 太井平そば工房
  ヤマゴボウの葉の繊維とフノリを加えて打つ、この地方独特の「手打ちそば」。週末営業以外は、予約とそば打ち体験を受け入れている「大井平そば・そば工房」。今秋、10周年を迎えている。


 「あっという間ですね、10年は。いろいろな人と知り合え、いろんな話ができて、それが楽しみですね。以前訪れた大学の先生が、ヤマゴボウを入れるのは、この限られた地域だけ、と話していました。このヤマゴボウが大変なんですよ」。先日来店した東京の内科医の先生。「かたからず、やわらかからず、このなんとも言えない素朴な味がいいね」と感想。ここ数年、県外、特に関東圏からの来店が増えている。この店、4年前に亡くなった夫で元津南郷土地改良区理事長だった武雄さんが残した。『これは、俺がお前に残す唯一の宝物だ』と。 


 「見よう見まねでしたね。武雄さんは、農水省や金沢の北陸農政局などでそば打ちをした。『百万回の陳情より効き目がある』とそば
外交をやったんです。伊勢丹や料亭などにも呼ばれたりし、あっちこっちでそばを打ち、それを見ながら、自然に自分も打つようになりました」
 

 お店は土日営業だが、そば打ち体験は予約で平日受け入れており、小学校の総合学習の場にもなっている。「支えてくれている皆さんのおかげです。皆さん、ここはのんびりできていいと言ってくださり、そんな会話をしながらワイワイやっているのが楽しいですね」
(2007.11.09)

藤野健さん 38歳 津南町大割野
「何て言ったらいいのかな、人柄も雰囲気もよく、津南は私の肌に合っているという感じがしますね」新聞広告やCM、ウェブデザインを含め東京の広告現場で忙しい毎日を送ってきた。今春から津南の住人。出身は岐阜。「ちょっと今は充電期間中。まあ転校生みたいなものですよ。いろんなことを考えながら、津南でお手伝いできることがあれば協力していきたいと思っています」
 

 千葉大工業デザイン科で学んだ。そんな関係から大地の芸術祭にも関心が。「東京の人たちは、芸術祭を通してこの妻有地域がこれからどうなっていくんだろうと、注目していますね。津南に来て、逆に都会の人たちがこの地域に魅力を感じていると気付かされたりしています。私も、そんな人たちとのつなぎ役ができればいいな、と思ったりしますね」 津南に、大地の芸術祭のような核ステージがあればと思っている。「芸術作品の展示はじめ、演劇や音楽会などができる場があればいいと思いますね。なじょもんをもう少し活用できるような」


  自然にも感心が高い。町森林セラピー推進協議会が主催するブナ林ガイド養成の「フォレスト・ ナビゲーター講座」にも 参加している。「森林の活用など、町にとってチャンスに出来る気がしますね。私も、そういう面を知っておきたいと思い、参加しました」
 
(2007.11.02)


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