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2006年06月の妻有に生きる


過去の妻有に生きる
風巻永人さん 31歳 風巻木工所
「新築住宅に和室が少なくなって、比例して注文建具も少なくなっている。手づくり建具の良さが見直されてきているけど、まだまだ普及にはほど遠いのが現状だ。建築に携わる中で、良さを広めていきたい」。高卒後、長岡市の建築会社で4年間修行を積み、家業に。4年前に2級建築士の資格を取得。「来年以降、1級建築士の資格にチャレンジできるが、姉歯問題で資格取得は難しくなると聞いている。何とか取りたいと思っているのだが、ちょうど面倒な時期と重なりそうだ。建築で生きるためにも、大事な資格は取っていきたい」。
 その4年前から高校時代の「悪友」ら8人の仲間で、Uモールでのテント市に参加している。「秋山郷・萌木まつりのイベントに参加したのをきっかけに、テント市にも参加している。儲けはないが盛り上げ隊になっているのでは。中越地震の時には、後から『お菓子つかみで得たお菓子をポケットに入れて置いたおかげで、一晩しのいでいたよ。ありがとう』と言われ、あの時は感動しました」。7月2日のテント市にも出店する。「今回、お菓子のつかみ取りとダーツ、金魚すくいの3店舗出します。ぜひ足を運んでください。一緒に楽しみましょう」テント市を通して、地 域づくりにも関心が高ま っている。「津南でも何かやりたい。お盆には、津南観光物産館前でイベントを開きたいと計画を立てているところだ。ちょっとでもいいから、津南の盛り上げ役になっていけたらと思っている」
(2006.06.30)

保坂幸子さん 56歳 栄村泉平
「沖縄出身ということで、みなさんから『雪は大変でしょう』と言われますが、みなさんと一緒で特に変わりません。雪があれば、雪がある生活がそこにあるということ。そう思いますよ」。東京生活時代、就職先の印刷会社で栄村出身の夫・長司さんと知り合い結婚、23歳の時に夫の故郷へ。「この地域は四季がはっきりしていて、何と自然が豊かなんでしょうと思ったですね。今でもその気持ちは変わりません。本当に好きです、この地域」。村農業委員、公民館広報委員、そして野菜販売の婦人グループなど活動は活発。なかでも、道の駅での味噌汁は人気だ。「友人と2人で『なかよし会(安藤良子代表)』をつくり、毎週土、日と祝日に店開きしています。手づくり味噌、そして季節にあわせ、地元で採った新鮮なタケノコ汁やキノコ汁を出しています。8年ほどになりますが、人気なんですよ、ぜひ寄ってください」
 栄村に来た時から専業農家の「かあちゃん」として取り組んできた。「米とアスパラのほか、ズッキーニを90e作っているんです。もうすぐ花が咲きます。カボチャと同じような黄色い花を一斉に咲かすんです。とってもきれいです。ぜひ多くの人から見てほしいですね」 地域への眼。「婦人は特にそうですが、役職に就く人はほとんど同じ人。もっと輪を広げたい。またシルバー人材センターも栄村にほしいですね。人材センターをうまく農業に生かし、その上で若い人たちから農業に関心を持ってもらえるようなシステムができればいいと思いますね。農業って楽しいものなんだよと」
(2006.06.22)

高橋 紀道さん 33歳  有限会社ネクスト 
仕事部屋に自作のパソコンが9台ほど無造作に置かれている。2年ほど前まで大手企業の仕事を請け負ってきた痕跡でもある。「津南には都会にないものがいっぱいある。豪雪もそうだ。いかに観光に結びつけるか。ホームページなどITを活用した情報発信が大切で、そのお手伝いをしていきたい」東京で、26歳のときに立ち上げた有限会社ネクスト。ゼロからの出発ながら、その技術を活かし、昨年から生まれ故郷の津南で再スタートして いる。「もちろん厳しさはある。が、東京時代は石川島播磨重工業や日本テレコム、日産自動車など大手企業の本社で仕事をしてきたことが自信になっている。津南でも出来ることから始めたいと思っている」
 ホームページ作成からパソコン家庭教師など個人事業ならではの動きの取れた仕事からスタート。ベンチャー仲間との交流も生まれている。「私はどちらかというとプログラム系。そこで、デザイン系の地元の人との連携によるホームページ作成など、少しずつだが輪も広がっている。田舎にありながらも、内容は都会に負けてはいない」仲間の輪づくりを呼びかける。「若い世代の異業種交流が必要では。期待したい」
ITの波。その波をどう捉えていくか。全国の自治体の課題でもある。
「見る側から自ら発信していく、発信していかなければならない時代。ベンチャー仲間が集まって、津南の元気づくりを下から支えていく、そんな仕事もしていきたい」
(2006.06.16)

涌井 絹子さん 55歳 津南町相吉
残雪も消え、田畑に活気が戻ってきた赤沢台地。真夏のひまわり畑や涼を求めての竜ヶ窪など、これからがシーズン本番を迎える。「竜神の館も早いものでもう11年目なんですね。私が手伝い始めて8年目ですが、この露天風呂の良さをもっともっとアピールしていきたいです。本当にステキなんですよ」出身は糸魚川市。旧県農業教育センター(現・県農業大学校)を卒業、そこで夫・直さんと出会ったのが縁。「3姉妹の長女だったので、親は家を継がせたかったらしく、農業教育センターだったら行ってもいいということになったんです。結局、親の考え通りには行きませんでしたが。初めて津南に来た時、車で赤沢に向かう長坂で『こんな奥に集落があるの』と感じました。津南は広いですね」
 働き手と呼ばれるゆえんは、アスパラの収穫から始まる。朝4時半には収穫作業を開始。忙しい時はさすがに休業するが昼間は郵便局での保険料集金で走り回る。午後5時から9時まで竜神の館で厨房業務だ。「周りがみんな働き手ですから、私などまだまだ。みなさん野菜づくりが上手で、今は土日だけですが地域の野菜も販売しています。お風呂に入って新鮮な野菜も買えますよ」昨年から釣堀も設けた竜神の館。パートを含めたスタッフ12人のうち9人は女性。「女性ならではの心遣いでお迎えします。ぜひ、足を運んでみて下さい。また、女性のアイデアで、はねだしの野菜を使った加工品なども考えていきたいですね。一緒にどうですか」。
(2006.06.09)

宮川哲也さん 43歳 クアハウス津南水泳指導員
保育園児らの元気な声が響く。新生・クアハウス津南で始まっている親子水泳教室。また高齢者対象の水中散歩も。「寝たきりゼロ運動に取り組む津南をぜひ応援したい。水中での運動は、ふだん使っていない筋肉を使ったり、関節への負担を軽減したりと、本当に体づくりにいいんです」出身高は、ОBに五輪選手もいる水泳の名門、東京の日大豊山高。平泳ぎの選手としてインターハ イにも出場した。「全国優勝など、活躍していた高校でしたね。水泳が縁で今は競技選手育成というよりは、プールを使っての健康づくりに関心があります。プール運動を楽しく続けることは介護予防の考えにもつながるんです」所属は、日本水泳振興会。本社は東京だが、札幌の事業所に勤務し、4月から津南に単身赴任。
 「庭木や山の中の木が雪で倒れていたのを見て、本当に雪が多いんだなと思いました。札幌ももちろん雪は降りますが、多くはないですから。でも人の温かさ、やさしさは一番です」高齢者の姿勢のよさも 感じているという。「農作業などの仕事に携わっているからでしょうか、姿勢がいい人が多いです。さらに水泳で自然に肩を回したりすれば肩こり予防にもなるなど、簡単な運動を加えれば、健康間違いなしでしょう」クアハウスの魅力も感じている。「何と言っても温泉があることです。寒くなったらすぐに温泉で体を温められること、これはいいですね。温まって関節機能を高め、また運動することができる。こうした要素を生かしていきたい」
(2006.06.02)


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