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2005年10月の妻有に生きる


過去の妻有に生きる
岩田 繁さん 31歳 オスポック
「もやしっ子で運動嫌いな自分が、こんなにも夢中になれるなんて考えられないことですね。面白くて仕方ない。津南だけの練習じゃ物足りなくて、上越などの練習場にも行っています。吹雪の日にも仕事を終えてから行ったりしたんですよ」
  津南柔術クラブ1年目。子ども時代からこれといった運動はしていなかった。昨年、体調を崩したのを契機に、運動に取り組みたいと、知り合いの紹介で門を叩いたのが同クラブだった。
 「初心者は初心者なりの運動ができ、自分にあった練習ができるので、無理なく入れましたね。いろんなクラスがあって、本格的な格闘技からダイエットなどまで子どもから高齢者までできるのにびっくりです」
 今春初めて大会に出場。6月にも富士の大会に出場した。いずれも1回戦敗退。それでも充実感を味わった。
 「自分が出場したのは、いわゆるブラジリアン柔術というもので、寝技中心の柔道といったもの。試合をするとやっぱり勝ちたい気が起きますね。練習にも気合が入ります」
 同クラブ員は十数人。練習は常時、5人程度。以前は1人、2人といったところだが、人数も増えている。
 「全国的にも、今一番競技人口が増えているのがこの柔術なんです。女性のダイエットから子どもたちの体作りなど、いろんな取り組みができます。津南でも、それぞれの年齢層から参加してほしいですね。クラブでも、女性クラブやキッズクラブを立ち上げようか、などと話も出ています」
 津南クラブでは、希望に応え、六日町中を会場にした魚沼柔術会の指導にも行っている。
 「もちろん私も行っています。それに十日町市六箇でのちびっこレスリングの指導にも顔を出しています。これだけでもあきません。いやあ、柔術、楽しくて楽しくて」
(2005.10.28)

清水 今日子さん  48歳 中深見きのこ組合
「仕事を終えたお母さんたちが、疲れた体で夕飯を作るのって大変ですよね。そういうことを考えて、手軽でおいしく、しかも栄養があるものを、と考えてみました」
 十日町市・津南町のナメコ生産者らによる「ナメコ料理コンクール」が19日、十日町市民会館で開かれ、最優秀賞に選ばれた。書類審査46点の中から優秀7品が選ばれ、実際に料理を作り、味や色彩、栄養など多角的な審 査が行われた。
 「仕事場で、アイデアがあったら出品をと言われ、料理は得意ではないけれど、キムチを使ったらどうだろうと思ったのです。本場のキムチを使いたかったのですが手に入りにくいので、一般のキムチの素を使いました」
 韓国ソウル市出身。得意のキムチを使っ た料理を考えた。
 「野菜はダイコン、キュウリ、タマネギ、万能ネギ。それに、炒りゴマが好きなのでそれも使っています。思った以上に色合いもよかったです。さっとゆがいたナメコは歯ごたえもよく、ゴマ風味とキムチの適度な辛さで食欲は進むし、お酒のつまみとしてもいいと思います」
 津南に住んで19年。
 「都会生活だったので、津南に来た時は、こんな田舎で暮らしていけるだろうかと不安だったですね。もう今は、もちろんこちらの方がいいですけど」
 同コンクールでは、同じ津南町から優秀賞に桑原洋子さん(貝坂)、アイデア賞に滝沢鏡子さん(割野)、努力賞に島田由香さん(割野きのこ組合)宮沢サクさん(同)も入った。
 「津南の人たち、みんな熱心ですね。こうした活動が地域づくりにつながるのでは」
  日ごろから感じている ことがある。
 「大学のキャンパスのような、学生らが集える図書館やテニスやボーリング場、公園散策できるような集中した施設ほしいですね」
(2005.10.21)

山田 恵子さん 53歳 萌木の里
「関東圏で有名な紅葉の場所といえば、日光いろは坂と答える人が大半ですが、秋山郷はいろは坂とは比べものにならないほど雄大ですばらしいです。みなさん、そう言います」
 苗場山麓の雄大な自然に抱かれた秋山郷。厳しい冬を前に、自然の一番の化粧ともいえる紅葉期を迎えた。
 「今年は例年より少し紅葉は遅いようです。周囲の山々を見ていると、いつもなら上のほうから紅葉してきますが、今年は一気に全山紅葉となるような感じです。この自然にふれてもらい、英気を養っていただきたいです」
 〜都て秋山の家々に戸鎖なしと聞く。当家などでは些か用心ありたしと云に、此処盗人と云ふ事なく、内へ盗賦這入た例もない〜実に知足の賢者の住処とやいはん〜(鈴木牧之)。 貧しくても人を疑う事のない、素晴らしさを伝えたかった気持ちが伝わる。人の真心に触 れたような温かさがある。
 「地域の手作りの温かさを伝えていきたいです。地元の庚申様の時の料理を定食にしたり、大根青菜の味噌和えや切り干し大根など地元の食材を生かしたあっぽ(あんぼ)など、なかなか人気なんです。これからは、館名にちなみ、トチあっぽなども作っていきたいですね。それに、木工芸などもできる人がいるので、そうした手作りの良さを行楽に訪れた人たちに伝えることができれば、とも思いますね」
 雄大な自然は紅葉ばかりではない。河岸段丘が織り成す見事な岩、歴史を刻んだ小道、可憐な花を咲かす小川など魅力たっぷりの場が所々に。
 「シシ穴と呼ばれる岩場と紅葉のコントラスト。そのそばを歩ける林道、使われなくなった畑での観光農園、冬にはクロカンスキーもできます。まだ夢ですが、何とか実現させたいですね」
 音楽祭をメインにした紅葉まつりもじき。
 「リフレッシュにぜひおいで下さい」
(2005.10.15)

半戸 義昭さん 57歳 ゲートボール監督
「子どもから高齢者まで、世代を超えて互角に試合ができることが面白い。どうしたら有利に試合運びができるか、なかなか頭も使う。決して高齢者だけのスポーツではない。もっともっと広めたい」
 体調を崩したのを契機に、20年ほど前から地元の誘いを受けて始め、すっかりのめり込んだ。
 「集落チームや、ゲートボールを通して知り合った寺泊や西山など県内の各地の仲間ともチームを作って大会に出たりもしている。自分らのチームが全国に出るより早く、指導に当たっている我が町の女性シニアチームのほうが出るようになってしまった」
 その女性シニアチーム・ビューティー津南は来年5月、優勝チームとして山口県で開かれる全国大会に出場、その監督を努める。
 「みんな本当にゲートボールが好きで、毎朝のように中子まで足を運んで練習に来るほど。サンビレッジや竜ヶ窪温泉など、冬期間も練習できる場所ができ、こうしたことが大きな成果につながっている」
 4年前からサンビレッジを会場に、毎年11月、「もちつきゲートボール大会」を開いている。
 「県内各地の大会でお世話になっているから、少しでも恩返しができればと企画したんだ。県内はじめ東京や埼玉などからも参加してくるんですよ。もちつきもそうだが、仲間のみんなが手作りの料理を持ち寄ってきてくれ、本当に喜ばれている大会になっている」
 その大会は今年5回目。早くも「楽しみにしているよ」というメッセージが届いている。そして今期から町ゲートボール連盟の役員にも名を連ねた。
 「ゲートボールに参加するようになって、『もっと早くやっていればよかった』という声をしょっちゅう聞きます。もう、若い世代からこの楽しみを味わってほしいですね。交流も全国区で輪も広がっています。楽しみ倍増ですよ」
(2005.10.08)

藤ノ木 鮎美さん  22歳  ミオンなかさと
「子どもから高齢者の方まで、いろんな来客を迎えるフロントが仕事なので、接客応対には気を使います。電話応対コンクールは勉強になりました」
 長岡市で今月22日に開かれた電話応対コンクール。中越地 域のホテルや旅館、一般事業所など、電話を受け付ける関係 者ら50人余りが参加。昨年に続き出場した。
 「残念ながら入賞はできませんでしたが、自分で納得がいく応対ができたと思っています。昨年は、あがってしまってうまくしゃべれなかったり、下を見て文章を読んでしまったりと大失敗でした。今回は、笑顔でスムースに話せ、自分なりに満足しています」
 高卒後、ミオンに就職。一貫してフロントを担当、今年4年目になる。
 「おじいちゃんやおばあちゃんと話をするのが好きなんです。耳の遠い方もおりますので、大きな声で、しかも笑顔で話すと、安心してもらえるようです。お客さんと施設との窓口役となっているので、何事も笑顔です」
 少しおっちょこちょい だと自己分析。
 「ナンバーの打ち込みを間違えたり、お客さんにクツのカギを渡し間違えたりと、結構怒られています。大失敗した日など、もう落ち込むだけ落ち込んで、ただ次の日になると、もういいやとサッパリすることが性分。О型のせいかな」
 子ども時代に樽囃子などを習ったこともあり、中学時代は吹奏楽部でパーカッションを担当。
 「高校時代には友だちがバンドを組んでいたので、ドラムを教えたりもしていました。今は演奏とかけ離れているけど、機会があれば楽しみとしてやってみたい気もあります」
  生涯、地元で。
 「家を継ぐかどうかは別として、親の面倒が見られるこの地域で暮らしていきたい。ミオンに来る高齢者が、我が家の祖父母に見えるんです。喜ばれる対応をしていきたい」 
(2005.10.02)

平井 順子さん  27歳 マウンテンパーク津南
「この河岸段丘はすばらしいですね。眺めを楽しみながら、仕事も楽しく行っています」
 北海道帯広市出身。今年7月からカガンポートで「フェイシャル・マッサージ」と障害者ウォーキング、冬は障害者スキーに取り組む。
 「パラリンピックをめざしている人を知り、障害者福祉に興味があり、6年間、帯広で福祉施設でケアマネージャーとして働いた経験があります。その経験も生かしていきたいですね」
 美と健康メニューがキャッチフレーズ。専門協会の日本エスティシャンプロコース中級。
 「ハンドマッサージで顔の肌の状態はすごくよくなります。精神的な健康にもつながります。女性ばかりでなく、男性もぜひどうぞ」
 目の前に広がる河 岸段丘。
 「北海道には美瑛町など、きれいな景色で有名な所もありますが、津南だってけして負けていませんね。すごい景色です。この景色だけで、美瑛のように観光に結びつくはずです。その仕掛けが少ないだけではないでしょうか」
 剣道3段の腕前。祖父が剣道の指導を行っていた関係で、物心ついたときには竹刀を持っていたという。
 「友だちをつくりたいと思い、十日町市の武道場に通い始めました。津南にも剣道があると聞いたので、ぜひ顔を出してみたいです。帯広では、子どもの時は冬になると毎日、校庭でスケートを行っています。こちらではスキーですよね。障害者スキーはもちろん、一般スキーなど、いろんな技術を磨いていきたい」
 車は帯広ナンバー。
 「このナンバーを見たら、きっと私の車です。辺り一面、平野から、山あり沢ありのところに来たので、運転には気を使います」
 マウンテンパークが母親の胸のように感じる。
「この津南の自然の中に抱かれて仕事ができる、うれしいですね。早く溶け込みたいです」
(2005.10.01)


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